ニューヨークでの再会
スピーカー 2
Ryoheiです。 Ayakaです。
スピーカー 1
研エンの仲は、
準備してなかった。
スピーカー 2
Ryoheiです。 Ayakaです。
スピーカー 1
研エンの仲は、エンジニアのRyoheiと、研究者のAyakaが、その時々で好きなことを話すポッドキャストです。
というわけで、私は今ニューヨークに来ております。
スピーカー 2
おかえりなさい。
スピーカー 1
久しぶりに、半年ぶりかな、ニューヨークで集合しました。
スピーカー 2
そうですね、なんか、この半年の間も、私が日本に帰っている時期と、あとは、前回収録した西海岸旅行で一晩ではいたんですけど、
スピーカー 1
今回ね、しばらく長期で、Ryoheiさんがニューヨークでいるということで、
今回は、1か月ほどこっちで滞在して、仕事しながら一緒に過ごせるということで、すごい楽しみにしてました。
ちょうどいい天気の時期に来たし、
スピーカー 2
なんか、Ryoheiさんは冬には絶対来ないっていう。
スピーカー 1
雨かね。
スピーカー 2
いい時期。
スピーカー 1
日が長くて、日本が梅雨でっていう時期を狙って、今回も来ました。
前回この時期がすごい良かったなっていう思い出があったから、
その時に実は1年後のね、マイルで取れる特典航空券みたいなやつを予約してたんだよね。
スピーカー 2
おー、先見のめい。
スピーカー 1
それは、なんか、投稿、前回1年前に投稿した瞬間に、
あ、この時期いいじゃん。
スピーカー 2
しめしめみたいな。
スピーカー 1
しめしめ。日本の梅雨も回避できるし。
っていうことで、入っとって。
スピーカー 2
でもなんか、先週すごい蒸し暑かったんですよ、ニューヨークが。
あー、そうだな。
めっちゃ暑ってなって、なんならまだ5月だけどって思いながら、
ちょっとシュブシュブ冷房を入れざるを得ないくらい暑かったんですよ。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
うん、でもなんか、れいさんが来たタイミングが急にちょうどいい気候になって、
冷房もいらないし、
スピーカー 1
ずっとこんな感じだと思ってた。
スピーカー 2
ずっとなんか涼しくて、日がすごい出ててっていう感じ。
スピーカー 1
去年来た時もね、周りの人に、すごいいい時期に来たねみたいな、
先週までめっちゃ寒かったよみたいなこと言ってて、
マジで?みたいな。
毎日晴れてめっちゃ気持ちいいやんって思ってたけど。
スピーカー 2
そう、れいさんがその、別に晴れてたのは晴れてたんだけど、先週も。
でもなんかタイミングはね、いい天気は引きやすい。
スピーカー 1
ラッキー。
スピーカー 2
この感じで1ヶ月続いてくれるといいなと思いつつ、
今はすごい本当に気候が良いです。
スピーカー 1
でも今回はちょっと大荷物で、引っ越しかと思うぐらいの。
スピーカー 2
確かにね。ありがとうございます。
いろいろ持ってきていただいて、
昨日ね、持ってきてくれた救援物資っていうか、
私、日本からいろんな素敵なものを持ってきてくれましたね。
それをこう一覧でソファに並べて眺めて。
スピーカー 1
開封してたね。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
いろいろね、ゾゾタウンとかで買った服とか。
スピーカー 2
そうですね、私が日本で買ってた服を持ってきてもらったり。
スピーカー 1
日用品とか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
食べ物とか。
スピーカー 2
やっぱドラッグストアで売ってるものとかね、なんだかんだ恋しくなりますよね。
スピーカー 1
そうだね。
こっちで買えなくもないのはラッキーというかありがたいことだけど。
スピーカー 2
そうですね、めちゃくちゃ日本の物へのアクセスはよくって、
それはニューヨークだからそういう日系のお店がいっぱいあるっていうのもあるし、
あとその通販でいろいろ買えたりとかもするんですけど。
スピーカー 1
結構高いもんね。
スピーカー 2
そうそうそう。
今回やってよかったのは、電話つないでテレビ電話しながら、
レイトさんがドラッグストアで買い物してくれたのがあって、
それは結構よかったですね。
スピーカー 1
棚をこうカメラで見せながらドラッグつって。
スピーカー 2
あそこの棚にあるあれが欲しいなって。
スピーカー 1
そうだね、行ったことあるお店だったから。
そうですね、私もレイアウトを覚えてたから。
それを買ってきて、なんだかんだもう段ボールいっぱいプラススーツケースと。
スピーカー 2
そうですね、ありがとうございます、本当に。
いろいろ持ってきて。
スピーカー 1
初めて今回税関で止められたって。
そうそうそうそう。
かなりカートに一人で押してて怪しかったからだと思うんだけど。
スピーカー 2
そっかそっか。
私はまだ一回もないんだよな、税関で止められたって。
スピーカー 1
引っ越しの時止められなかったのは本当ラッキーだったね。
スピーカー 2
確かに。止められたら大変だったと思う。
スピーカー 1
しかも開けろとか言われてたら一番怪しかったもんね。
スピーカー 2
今回も段ボールを開けて済んだんですよね。
そうだね。
段ボール開けちゃうとね、閉じるのも大変だし。
スピーカー 1
そうそうそう、もう閉じるのも不可能だから。
スピーカー 2
確かに。
なんかでもそのポッドキャスト用の機材を持ってきたらYouTuberなのかって聞かれたんですよ。
スピーカー 1
そうそうそう、なんかコンテンツクリエーターかって言われて、
コンテンツクリエーター、YouTuberとかそういう人のこと、なんかアメリカではそう言うんですよね。
で、そのポッドキャスト収録用のマイクを見て、結構YouTuberも使ってるようなモデルだったので、
そうやって聞かれましたね。
スピーカー 2
なんてことですか?
スピーカー 1
いや違うよ、普通にエンジニアやってるよって。
でもそういえばポッドキャスト、そもそもなんでそんなこと言われたのかわかんなくて、
スーツケースをガサガサされてた途中にコンテンツクリエーターかって言われて、
え、なんでそう思ったの?って思ったけど、
あ、マイクかと思って、そのポッドキャストを日本語でやってるんだよって言ったら、
ふーんみたいな。
聞いたんだったらもっと興味持てると思った。
スピーカー 2
向こうもね、仕事だから。
スピーカー 1
こっちで仕事してんのかっていうのも若干質問の意図としてはあったのかなと思いますけど。
確かに確かに。
特に問題のあるものは見つからず、良かったですね。
スピーカー 2
良かったです。ありがとうございます。
今回色々持ってきてくれたものの中に結構山関係の道具もね、たくさんありましたよね。
スピーカー 1
そうだね、そういうのも今回滞在の終盤というか、最後にまたカリフォルニアに飛んで。
スピーカー 2
まさか私、年に2回も西海外に行くことになるとは、しかもプライベートで。
スピーカー 1
そうだね、確かに。
スピーカー 2
でも日本に帰る途中っていうのもあるのかな、今回は。
乗り換え、乗り換えついてという意味もあるんだけど。
スピーカー 1
だいぶ遠いけど、何をするかというと、どうぞ。
ジョン・ミューア・トレイルの歩行計画
スピーカー 2
ジョン・ミューア・トレイルという、すごい全長何メートルなんだろう。
スピーカー 1
300キロ以上かな。
おーすごい。
そんなところを歩くことになりました。
300キロは歩けません。
300キロは歩けません。
スピーカー 2
セクションハイクって言って、多分そっちでやってる人がスルーハイクって言って、全部一気にスタートからゴールまで行くっていう人は少数派だよね、すごいね。
セクションハイクの人が多いと思うんですけど。
スピーカー 1
ジョン・ミューア・トレイルの一部、計画では今80キロ、90キロぐらいかな、を歩いてきます。
スピーカー 2
そんな長いの?
スピーカー 1
そんな長いよ。
やば。
ちょっと大丈夫?後悔してない?
いや、けっこう長ってなった。
スピーカー 2
だって私たち最長が。
スピーカー 1
今まで歩いたのは、アイスランドのゴイガメイグルトレイルが56キロですね。
それより長い。
うそ。
いけるかなって。
スピーカー 2
今けっこうびっくりした。
スピーカー 1
後悔してる?
スピーカー 2
同じぐらいだと勝手に思った。
白数的にはだってそんなに変わらないじゃないですか。
そうだね。
だからそこまでだと思ってなかった。
スピーカー 1
今回のほうがより平らではあるとは思う。
なるほど。
けども、そこは実はけっこう狭きもんなんですよね。
歩こうと思って歩けるようなところではなくて、パーミットっていう許可書が必要なんですね。
で、そのことと、そもそもジョン・ミューア・トレイル、僕はけっこう歩きたいってずっと言ってたのを。
スピーカー 2
ずっとね、言ってたよね。
スピーカー 1
うん。
早川さんが覚えてくれてて。
で、たまたまこの時期だったら一人でニューヨークから帰る途中にその休みをちょっと延長というか付け足して一部歩くことができるなと思って。
で、いろいろリロードしながら、サイトがあるんですね。
そのパーミットの予約状況が見れるサイトがあって。
で、ちらちら定期的に見てたんですよ。
そしたらたまたまその2人分かなの空きが出てて、たぶん誰かがキャンセルしたのが出てて。
しかも2人分だったのが1人じゃなくて。
で、これはと思って。
で、一応その確保は10ドルあればできるんですよ。
だからとりあえず2人取ってみようと思って。
で、ところでみたいな取れたんだけど、どうかな?
スピーカー 2
だってそれすごいパーミット取るの難しいんですよ。
しかも自分たちが行ける日程でめっちゃ限られます。
スピーカー 1
一応ね、半年とか6ヶ月、7ヶ月ぐらいかな。
前に応募したら抽選に参加できるんですよ。
で、今見えてるのはキャンセルした人のチケットだけで直前に開放されるのは。
なので、抽選に参加すると一番高い確率、確実に取れるんですけど、
それも倍率がたぶん何倍何十倍とかあるのかな。
スピーカー 2
すごい。
めちゃめちゃラッキーだったんじゃないかな。
スピーカー 1
僕がゲットしたのは途中から途中までみたいなところなんで、
そこまで倍率高くないと思うけど、スルーハイクっていう最初から最後まで、
ジョン・ミュートレイルの支店とされてるとこから終点まで300キロ歩くってところは、
たぶんね、1日に15人だけしかパーミットは出ないと言われてて。
なるほど。
なので、そういうチケット、レアチケットをゲットしまして、
これは歩いて雇用じゃないかと。
こんな機会なかなかないのでね。
スピーカー 2
ということで、あやかさんに相談したところ、いいよ。
スピーカー 1
一緒に歩いてくれるということ。
スピーカー 2
一人だと心配だなと思って。
スピーカー 1
確かに。
携帯の電波もないですからね。
スピーカー 2
クマもいるしね。
スピーカー 1
確かに。2人だったら対峙できるし。
スピーカー 2
対峙できないよ。
2人でもなすすべないから。
一応クマ缶とか色々、
食料を避けておくためのものとか色々、
装備は準備してしつつ、
でも何かいざとなったとき、
もう1人いたほうが安心だし。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
というのもあり。
私も普通にハイキング自体は好きなので。
スピーカー 1
僕らはどっちかと言うと、
登山とかってよりは、
わりとロングハイキングみたいなものは結構やってきたよね。
アイスランドのロイガベーグルもそうだし、
ネパールのアンナプルナベースキャンプも、
結構旅しながら歩くみたいな。
どっちかと言うと、
キリモンジャの山登りますとか、
富士山登りますとかよりは、
スピーカー 2
標高を稼ぐよりは、
足じゃないと入れないエリアの景色を見ることを目的とした感じの、
ハイキングのほうが好みっていう感じですかね。
スピーカー 1
ジョン・ミュアトレイルは結構代表みたいなところで、
アメリカでもすごい一番人気と言っていいぐらいの、
長い目のトレイルなんですね。
今日はちょっとそういう、
アメリカの登山文化、
ハイキング文化っていうのの中でも、
結構長い距離を歩く、
ロングトレイルって呼ばれるものをやってる人たちが、
どういう人たちなのか、
どういう文化があって、
どういう人たちが歩いてるのか、
ジョン・ミュアトレイルとは
スピーカー 1
っていうことをちょっと紹介しようかなと思って、
なので今回ジョン・ミュアトレイルを歩くにあたって、
ちょっと調べたこととかを話そうと思います。
ジョン・ミュアトレイルっていうのはさっき言った、
結構有名なカリフォルニアの、
アメリカの西海岸かな、
西海岸にあるトレイルなんですけど、
それは実は、
より長いパシフィッククレストトレイルっていう、
アメリカはほんとに、
南の端から北の端まで歩く、
だから3000キロ以上歩くんじゃないか、
数ヶ月かかるんだよね。
ジョン・ミュアトレイルは300キロなんで、
パシフィッククレストトレイル
スピーカー 1
だいたい標準的なプランで、
20日ぐらいかかるって言われてるんですけど、
パシフィッククレストレイルっていう、
ジョン・ミュアトレイルを含む、
一番長いルートっていうのは、
3000キロあると言われていて、
これを年に多分数百人ぐらいかな、
歩く人がいるんですよね。
すごい文化ですよね。
多分4月ぐらいに歩き始めないと、
秋になって冬になって、
雪が降り始めるまでにゴールできないから、
だいたいみんな同じ週とか、
同じ月ぐらいに歩き始めて、
だんだんペースがばらけたり、
一緒になったり、
気が合う人と一緒に歩いてたりとかもする。
で、最後9月ぐらいにゴールっていうのがあるらしい。
だから僕らももしかしたら、
パシフィッククレストレイルを歩く人にも、
スピーカー 2
合うかもしれないですね。
でもなんかペースがすごそうだよね。
スピーカー 1
そうだよね。
ジョン・ミュアは結構中盤後半ぐらいに、
差し掛かるところにあるので、
だいぶ比較的北のほうなのかな。
真ん中ぐらいか。
スピーカー 2
ジョン・ミュアはどの辺なんですか、エリア的に。
スピーカー 1
ジョン・ミュアはカリフォルニアのヨセミテっていう、
国立公園有名なところがあるんですけど、
そことアメリカの最高峰って、
実はカリフォルニアにあって、
ホイットニー山、ホイットニー山って言うんですけど、
そこですね、カリフォルニア州なのかな。
そのジョン・ミュアの中にあります。
スピーカー 2
だから比較的移動としては、
西海岸全体のほうでは、
真ん中よりちょい上ぐらいかな。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
なるほど、すごいな。
あれ全部歩こうってならないですよね、なかなか。
スピーカー 1
すごいよね、地図で、
そもそも日本に比べて相当でかい国なわけじゃないですか、
最初から最後まで歩くっていうのは、
たまに日本でも石をかけてみたいな、
ちょいちょい休憩しながらやるっていう人はいるかもしれないけど、
一気に歩くっていう。
たぶん食べ物とかは、
途中レストランとかあるわけじゃないから、
全部持っていくわけですね。
でも3ヶ月分持っていくわけにはいかないから、
ところどころ郵便局とか、
街をつなぐようなルートにしておいて、
スピーカー 2
そこに局止めで送っておいたりするらしいです。
で、郵便局によってそこで食料ゲットして、
スピーカー 1
もちろんスーパーとかある街だったら、
そこで補給して、
でまた歩き始めるっていうことで、
一回も家というか、中断せず歩くことをスルーハイクっていうふうに思います。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
さすがPCTのスルーハイクは、
1ヶ月働いたり家に戻ったりしてっていう人もいるのかもしれないけど、
とにかくワンシーズンで最初から最後まで歩くっていうのがスルーハイク。
スピーカー 2
すごい、みんな仕事何してんだろうね。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 2
もう本当にだって、おそらく辞めざるを得ないですね。
スピーカー 1
普通のフルタイムの仕事をしてる人だったら。
スピーカー 2
トレイルトラベラーさんっていう、
日本のハイキングが好きなご夫婦がいて、
私たち結構ブログ参考にしてるんですけど、
そういう人たちはコンサル的な仕事をされてて、
2人とも2年ぐらい休職して、
世界中いろんなところをトレイルして回るっていう旅されてましたよね。
スピーカー 1
仕事的に可能だったらね、それは。
生きるかもしれない。
意外と生活費は安かったりするらしいですけどね。
ホテルはいらないから。
確かに確かに。
1年間世界一周旅行するよりは全然。
スピーカー 2
確かにそれよりは全然安くせに。
スピーカー 1
移動費もだって自分の足だけだから。
交通費ゼロだからね。
確かに。
食費とだけで済むっていう。
スピーカー 2
すごいね。
他にもいろいろトレイルあるんですか?
スピーカー 1
そうですね。
アメリカ三大ロングトレイルって言われているのが、
1つがパシフィックレストトレイルっていうジョン・ミュア含むトレイル、
西海岸のところで、
あと東海岸にアパラチアントレイル、
それが真ん中にコンチネンタル・ディバイドトレイルっていう、
どれもアメリカの南端と北の端。
1個は確かカナダに突入するんじゃなかったかな。
国境のなんか、
なんていうか、けんもんがない場所を歩くので、
アメリカとカナダの間って、
基本的にけんもんないじゃないですか。
森がずっと続いていて、
でも一応ラインを示すために、
切られてるらしいですけど、伐採されてて、
そこから見ると国境のラインが見えるって聞いたことがあります。
そこを通過する人は、
専用のカナダ入国審査事前積みみたいな感じのパーミットがあって、
それを持ってると自由にそこを歩いて渡れることができるらしいです。
すげー。
そんな国からも特別扱いされてる配下って面白い文化ね。
スピーカー 2
ね、確かに。
スピーカー 1
すごいね。
日本の山登りとの違い
スピーカー 1
日本にそういうトレイルがあるかっていうと、
たぶん日本を縦断するような一本のトレイルっていうのは基本的にないと言われていて、
日本の登山文化、ハイキング文化って、
どっちかというと山登りってよく言われるけど、
ピークを目指す、山の頂上を目指すっていうのは基本じゃないですか。
僕らも日本でしてきた登山って、
何々山に登ろうっていう感じ。
だけどロングトレイルって結構そういうのはあんまりないんだよね。
スピーカー 2
山に登る。
スピーカー 1
山に登る、このピークに登るっていうのはあんまり意識しないっていうか。
スピーカー 2
確かに。長く歩くときも重曹みたいな感じで、
山と山の間を尾根でつないで歩くみたいな感じが多くて、
山の中が中心って感じですよね。
スピーカー 1
それはどこから来てるかっていうと、
日本がそういう地形っていうのもあるし、
登山文化が発祥した明治時代っていうのに、
ヨーロッパとかからすごい影響を受けてたわけですね。
その中でヨーロッパのアルピリンズムを参考に、
日本の山岳文化っていうのはできてきた。
ヨーロッパアルプス、モンブランに初登頂しましたみたいな。
登頂をすごく大事にする。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
そのためにチームを組んで、いろんなとこに小屋を設置して、
結構探検に近いような文化ですよね。
スピーカー 2
エベレストとかその辺のネパール系も、
やっぱヨーロッパの山岳が多いですよね。
だからもともとは多分ヨーロッパの山でやってた人たちが、
どこに来てっていうのがあって、
スピーカー 1
その文化が日本にも入ってきてっていう感じかな。
山の頂上をつながない、ずっと歩くだけの道っていうのは、
あんまり整備されてないことが比較的多くて、
やっぱ人気が集まるのは、
それこそ今オーバーツーリズムとかで話題になってる富士山とかは、
すごく人気だし、槍畑、立山とか。
人気の山とそのふもとの町にある小屋とかホテルをつなぐようなルートっていうのは、
結構日本では盛んなったり人気だったりするんですよね。
そのトレイルとかハイキングとか、
アメリカのハイキング文化っていうのは結構違う文脈から来てて、
どっちかというと、
結構自然保護みたいなところが結構メインというか、
切り離せないと言われることが多いです。
基本的にその豪華なホテルとか山小屋とかは、
あんまり設置しなくて、
自分で持っていけるだけの食料を持って歩く。
スピーカー 2
テント持って歩く。
スピーカー 1
テントと食料を持って歩くっていうのは基本で、
水も現地調達が多い。
水道が引いてあってそれが止めますよみたいなことはなくて、
なるべく生態系とか自然への影響を減らしながら歩いていくっていうのが、
まず原則にあります。
文明の力を持ってしてそれを強力にサポートするみたいな。
例えばヘリで小屋に食料を運んで、
そこで日本の山だと3000m超えるような小屋だけど、
カレーとか普通の卵を食べられますみたいな。
スピーカー 2
結構すごいですよね、日本の山小屋文化というか。
スピーカー 1
里山とかあんなに標高高いのにめっちゃ観光地だし、温泉まであるし。
スピーカー 2
その辺はアルピーニズム、ヨーロッパのアルピーニズムっていうのもあるし、
もともと山岳信仰的なノリというか、
そこに神社があったりっていうのも結構あって、
人がそこに長期間滞在できるようにしようみたいな感覚が結構あったからっていうのもあるのかな。
スピーカー 1
そうですね、やっぱ巡礼とかの対象だったり、
巡礼と言いつつ観光地だったりっていうのは、
観光地化されてたっていうのは江戸時代とか、
富士山を見るとか、
里山はよりアクセス良かったですから、
そこに行くっていうのは割とあったみたいに。
だからアルピーニズム入ってくる前から山を観光するみたいなのは、
比較的民衆の中でも日本であったっていうふうに聞いてますね。
スピーカー 2
なるほど。
だからあくまでもピークありきの日本とかヨーロッパの文化と、
ただピーク、だから山があってもスルーにするってことですか?
アメリカのロングハイク。
スピーカー 1
どうなんだろう。
山のピークを踏むっていうこともルートの途中にあるかもしれないけど、
どっちかというとどの道を歩くかっていう選択して、
この道にはこのピークがあります。
でもそうじゃないトレイルもありますみたいな感じで、
その登山道を選んで歩くみたいなのがあります。
スピーカー 2
ピークを選ぶんじゃない。
スピーカー 1
そうそう。
日本だとやっぱこの山に登ろうって言ってからどの道を歩くかってなるけど、
アメリカはどっちかというとこの道、
こういうルート上にこういうものがあるらしいっていうのを調べてから、
この道を選ぼうみたいな。
で、その途中に何があるらしい。
だから僕らはジョンミュアトレイルって呼んでて、
ヨセミテトレイルとは呼んでなかったりするわけです。
他のトレイルの名前もどっちかというと、
途中で通るところの道だったりして、
山の名前がついてる道ってそんなに多くはなくて。
スピーカー 2
そのジョンミュアトレイルはジョンミュアさんが名付けたと思うんですけど、
どんな人なんですかジョンミュアさん。
スピーカー 1
ジョンミュアさんはかなり昔のナチュラリスト、
自然保護活動家みたいな人の代表的な人かな。
この周りの自然が好きすぎて山ごもりをしながら、
自然保護活動をしていたと。
ヨセミテとかが国立公園化されるときに運動推進して、
自然保護家の尊敬されている人
スピーカー 1
国会に呼ばれてこんなに美しいんだみたいなことを主張するのを手助けしたみたいな感じで、
偉大な自然保護家だということになってますね。
僕もそんなに詳しく知ってるわけじゃないですけど、
でも有名なトレイルの名前になるぐらい結構尊敬されてる人ですね。
そのエリアに開発の手が入らないようにするみたいな。
スピーカー 2
そういうのもあってパーミット性っていうのもあるんですかね。
人がたくさん、山小屋とかがあったら、
ある程度逆に人の流れがないと維持できないじゃないですか、そういうインフラって。
こういうのって何も人が作ったインフラを残さない方にどっちかという取引点があるから。
スピーカー 1
富士山とかは対照的ですけど、
とにかくたくさんの人が登れるようにいろいろ商業的な力もあり、いろいろ整備されていて、
それはそれで気軽に観光で訪れた人が登れる、
しかも一泊二日でとか弾丸でとかっていうのはできるのは、
そういうインフラのおかげっていうのもあるんで、
それはそれで多くの人にっていう意味ではいいですけど、
人工インフラを残さない方向性
スピーカー 1
どっちかというと、
常備用トレイルは割と絞るというか、
自然に任せて維持できるぐらいの人数に絞る。
それをしないと、例えばトイレ問題とか、
ゴミの問題とかで維持できなくなっちゃうので、
それ以上は入れないようにしちゃうっていう、そういう発想。
ただ、それでめちゃめちゃお金取るとかっていうよりは、
中前とか幅広い人が、ちょっと運任せにはなっちゃうけど、
アクセスできるように、平等にアクセスできるようにっていうのは、
スピーカー 2
それもすごいなと思いました。
そんな人気なのに、値段的には全然安いじゃないですか。
お金で解決するんじゃなくて、運で解決しなければならないという。
そういう意味では海外から来る人にはちょっとハードルが高いですよね。
スピーカー 1
そうだね。
ウルトラライトのスタイル
スピーカー 2
そのタイミングに行けないといけないから。
スピーカー 1
たぶん6ヶ月前に抽選ってなってるのは、
スピーカー 2
そういう準備がしやすいっていうのもあるのかもしれない。
スピーカー 1
シーズンが完全に始まる前。
6ヶ月あったらね、結構日本からでも、
それから取れてから航空券取ったりとかしやすいですし。
スピーカー 2
で、十分間に合うから、確かに確かに。
そうですね、それでいうと私たちはもう、
りょうさんここに来るにって決まった状態で、
たまたまキャンセルを見つけてっていう感じだから、
スピーカー 1
この日だったら歩けるなっていう何日か候補があって、
そこに空きが出てたんで、めちゃめちゃラッキーでした。
僕は結構日本の登山文化もすごい好きで、
山小屋で食べられるご飯とか。
スピーカー 2
私もめっちゃ好きです。山小屋めっちゃ好き。
スピーカー 1
山の中なのにベッドとか。
スピーカー 2
ベッドがある山小屋はそんなに多くないですけど、
ここにご飯すごくないですか?
スピーカー 1
普通に炊きたてご飯が食べられるっていうのはすごいですね。
スピーカー 2
おでんとかビールとかあるじゃないですか。
やばいですよね、日本の山小屋。
あれに慣らされてしまうと、
全部を背負わないといけないっていうのは、
だから私もそのタイプの、
途中に山小屋的なものが全くないっていうのは、
アイスランドが一番近くて、
アイスランドですら、
でも一応山小屋的なテントサイトあったじゃないですか。
ご飯とかそういうのは出してないっていうか、
若干なんか乾燥ドライフードみたいなのが、
すごい高く売ってる以外は特になんもなくて、
基本的に全員自分たちで料理できる装備とか持ってきてるっていう感じで、
それがだから一番近いですよね、今回のやつに。
でも今回は本当になんかゼロって感じだから、
小屋がないっていう。
スピーカー 1
そうだね、途中にそういう営業してる小屋がないっていうのは、
結構なんかよりチャレンジングかもしれない。
それができたらもう日本、世界中どこでも歩けちゃう。
スピーカー 2
確かに移住職全部揃ってるわけですね。
あと個人的にはすごいウェアとか、
あとその持ってるギア系が、
やっぱアイスランドって私たちにとって初めての海外ロングハイク。
ロングハイク、私は日本ですらたぶん知ってたことない。
6年前じゃない?
スピーカー 1
6年前。
スピーカー 2
で、それがたぶん一番なんだろう、
私は初めてだったんで、
そう、なんか、たぶん前回のアイスランドのときは、
いろいろもう慣れてなさすぎて、
装備が全体的にすごい重かったんですよね。
うん、そうだね。
なんか全く不必要な重さのスキューウェアとか持っててたし、
あれなんか本当に、
スピーカー 1
寝袋も結構大きかったしね。
スピーカー 2
そうそう、寝袋もたぶんスペックの割に重くてっていうやつで、
今かなりウェア面も、服もそうだし、
あとギアもそうだけど、
かなりいろいろと日本の山、
日本にいたときにりょうさんといろんな山に行って、
方向性がある程度最適化されてきたっていうところもあったし、
今回、旅に向けて、
本当に日差しがすごいっていうのがわかってるので、
UV対策みたいなところに力を入れたり、
その辺のギアとかウェアに関する意識が、
前より格段には上がってると思うから、
それでリベンジしたい気持ちはある。
スピーカー 1
楽に歩けたらいいですね。
スピーカー 2
めっちゃアイスランドにも荷物が重くて、
とにかく荷物が重かったっていう記憶があるんだよね。
スピーカー 1
それも海外トレイルが初めてで不安だったから、
もうとんでもないで、
20、多分30キロ弱ぐらいあったのかな。
スピーカー 2
それぐらいあった。
2人ともそれぐらいあったし、
20キロよりは30キロ近く持って歩いてて、
スピーカー 1
だんだん減っていくみたいな。
スピーカー 2
食料でだんだん減っていくんだけど、
それでもすごい重かった。
スピーカー 1
そのときに比べると、僕もかなり軽量化できたし、
今回は結構、ルート的にも選択する人が多くて、
僕らもそうしていこうかなと思うんですけど、
そしたらだいぶまた着替えも減らせるし。
スピーカー 2
そうですね。減るから、確かに。
スピーカー 1
っていうことで、その差も成長を感じられるといいな。
スピーカー 2
そうですね。
あとやっぱり結構軽さが大事っていうのもあって、
靴もトレルランのシューズを履いてる人が多かったり、
あとはウルトラライトっていうスタイルがあるって聞いたことがあるんですけど、
ちょっと説明してもらってもいいですか?
スピーカー 1
そうそう。結構ロングトレイル、パシフィックレストトレイルとかを
3ヶ月とか歩く人にとっては、
重さを削ることが一番長く歩き続けることに、
体力的に楽になるので大事だっていうことで、
とにかく装備を軽くしていく技術みたいなのが伝承で伝わっていくようなのがあるらしくて、
もちろんギアを売る側がそういうふうに売り出す。
これはウルトラライトですっていうふうに売り出すっていうのもそうだけど、
結構みんなそういう工夫で何とかしていく。
例えばバックパックとかも歩いてる人たちが、
次に歩くトレイルのためにカスタムして自分で作って、
それを売るっていう、
スピーカー 2
自作ギアを売り出して、それがブランドになるみたいなのが結構あるらしくて。
スピーカー 1
ガレージブランドって言うんですけど、
ガレージで作ったような自作ギアがだんだん広まっていくみたいな。
それで結構今人気になって、
ジョン・ミュートレイルとかでもよく使われているリュックとかありますし、
そういう創意工夫の文化の集大成みたいなのがウルトラライトって言われてるらしいです。
この道はなんか深いらしくて、
広まっていくと、だんだん10キロ、8キロ、6キロとか、
テント含めた重量がどんどん軽くなっていく。
スピーカー 2
テントだけで1キロぐらい。
スピーカー 1
2キロか、あれ。
僕らのテントってダブルウォールって言って、
外側の膜と内側のネットみたいなのが2つになってるじゃないですか、
あれのおかげで結露とかが防げたりするんですけど、
それもういらん、シングルウォールでいいとか、
あともう床がいらないとか。
スピーカー 2
床欲しいな。
スピーカー 1
床欲しいですね。
でも床にちょくマットで、その上に寝袋で、
雨さえしのげればいいじゃんって言う歯の人もいて、
はまっていくとすごいですよ。
個人的には自転車の軽量化のあれにも近い沼感というか。
スピーカー 2
なるほどね。
あらゆる工夫で軽くしていくための方法が、
それは素材を選ぶっていうのもあるし、
何を削っても自分は快適に過ごせるかみたいなのの対話でもあるわけですよね。
スピーカー 1
食器とかもいらない、アルファ米とか入ってるやつとか、
スピーカー 2
ジップロックとか究極には、ジップロック大活躍なんですよ。
スピーカー 1
ジップロックにアルファ米入れてお湯を注げば、
スピーカー 2
それがご飯になって食器にもなってゴミ袋になったらいいじゃんっていうことで、
そうやってる人もいるし。
でもその日本のアルファ米のパッケージみたいなやつって、
そのまま食べて、そのまま捨てれます。
スピーカー 1
だからそれと同じような感じかな。
あとは何だろう。
ウルトラライトの行き続いた人がみんなやる伝統っていうのが、
歯ブラシを持っていくんだけど、
歯ブラシの絵の部分ってあんな長くなくていいじゃないですか。
だからポキって折って半分の長さにして、
すっごい短い歯ブラシを持っていく。
歯磨きするっていうのは、
これはもはやミームというか、
そういう礼儀みたいな。
ウルトラライトの開拓者に経由表して、
そこまでやるんだ。
俺はここまで軽量化したんだっていうことの象徴として、
半分にした歯ブラシを持っていくっていうのをみんなやってるらしい。
スピーカー 2
おもろ。
私は長い絵の歯ブラシ欲しい。
スピーカー 1
だって2グラムだよ。そんなって。
そこはもう気合を見せるためのものであって、
意味じゃないんですよ。
これ以上軽量化するのはきりがないから、
ここでやめるっていう意味合いもあるわけです。
歯ブラシ折るっていう。
ここまで頑張ったぞっていう。
スピーカー 2
すごいね。やっぱりそれだけ自然との一体感みたいなものを求めてるのかな。
軽くして、
身軽にして、どこまで削っても、
自分の快適にいながら自然の中に出過ごせるのかっていうのを、
スピーカー 1
バランスを見つけるみたいな、そういう文化っていうことができる。
スピーカー 2
そうでもあるんじゃないかなと思います。
例えば私は床等にマット置くの嫌なのね。
床は欲しい、テントの。
で、なんかその感覚って結構人によって違うのかなっていう感じがする。
まあテントじゃなくて、
テントにするみたいな人もたぶんいるんだよね。
スピーカー 1
そうだね。
ポールがなくて、トレッキングポールを使う。
ポールの代わりにするようなものもあったりとか、
スピーカー 2
半目で寝るよみたいな人もいたりとか。
スピーカー 1
確かに確かに。木があるところを選んで。
どこまで自然と一体化したいかっていうのは正直好みだし、
別にウルトラライトもそうしなきゃ歩けないってことは全然ないわけで、
そこはまあそのみんながよくやってるトレンドみたいな感じで、
必ずしもそれに従わないといけないってわけじゃないけど、
そのベストプラクティス集大成みたいなのがあるわけですね。
ロングトレイルの準備と水の問題
スピーカー 2
こういうのをやると軽くなって楽だよっていう。
スピーカー 1
そうですね。私たちもそれを参考にしつつ、自分たちが快適に過ごせるラインみたいな。
これを守るラインみたいな。歯ブラシはちゃんとフルサイズとかね。
あとあれかな、水が、水道がないんで、
どう入手するかっていうのは結構長く歩く人にとっては問題で、
スピーカー 1
80キロ弱ぐらいかな、のルートは2回に分けて、
1回その途中で帰って、だから200日プラス200日みたいな感じで、
当初歩こうというふうに計画して、ちょっとまた修正するかもしれないんですけど、
そういう計画でいるので、3日間だったらその分の水を持って歩くっていうのは一応可能。
スピーカー 2
可能ではありますね。
スピーカー 1
可能ではあるけど、加熱して沸騰させるような用途のものに関しては、
浄水器を使って作った水を、つまりルート上にある川とか湖とかの水がそのままでは飲めないので、
結構みんな浄水器を使って飲み水にして飲んだりすることが多いらしくて、
それも取り入れようかなと思っています。
スピーカー 2
それも私は多分初めての経験なので、どうなることやらみたいな。
スピーカー 1
でもアイスランドは結構水を飲むってことはやったけど、
あそこは結構汚染が少ないエリアだから、みんな普通に飲んでいったよね、アイスランドに関しては。
スピーカー 2
アイスランドはそういう意味ではすごく初心者におすすめ感が強いです。
まず野生動物がいない、水が綺麗っていう意味で、
あらゆる危険を排除した上でできるっていう意味で。
スピーカー 1
予約も必要ないし。
スピーカー 2
予約も必要ないし、景色もすごい綺麗だし、
別に山小屋に日本みたいにちゃんとしたご飯があるわけではないけど、
一応小屋があって人がいるっていう安心感もあって、
だからこういうスタイルの、もう全部自分で移住職全部背負うスタイルで、
最初に行く場所としてはめちゃめちゃおすすめです。
スピーカー 1
確かに、アイスランド。アイスランドはいいぞという。
スピーカー 2
アイスランドはいいぞと。
スピーカー 1
いいことですね。
その浄水器ってのも結構チャレンジだよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そのおかげで結構持ち歩かなきゃいけない水の量がかなり減るはずなので、
それも割と荷物を軽くして歩くっていう点では貢献大きいですね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういう意味では浄水器もじゃあまた軽いやつを選ばなきゃいけないとかあって、
スピーカー 2
そう、水筒タイプのでっかいやつ、でっかい浄水器にするのか、
それともチューブみたいなのでそこを通すと綺麗になるみたいな、
そういうスタイルにするのかみたいので、
いろいろね、私たちも探したりとかしてましたよね。
スピーカー 1
ギア選びってのも結構楽しいっちゃ楽しい。
スピーカー 2
確かに。
山好きの人の中でもギア好きみたいな人も結構いますね。
スピーカー 1
最近お友達ポッドキャストと自分を勝手に思ってるアンダーキャストさんの
お定田さんがめっちゃその山道具にハマってるらしくて、
お便りもこの前送ったんですけど、
ハイドレーション、結構水をいっぱい飲むらしくて、
チューブでこっちのところまでホースが伸びて、
背中に背負った水をこっち。
スピーカー 2
見かけますか?日本の山登りとか。
スピーカー 1
なんか普段からこれ導入したらめっちゃ水分復帰できる。
スピーカー 2
街であれかせよって人見たらびっくりするな。
山だと結構見かけますよね。
特に多分日本の夏山ってすごい暑いんで、
やっぱ水分量すごい求められる。
うちのも一回足りなくなったことあったよね。
そうだね。結構怖かったよね。
最終的にはなんとかなったけど、
ここまで暑くなると思ってなくて、
水の消費量がすごい激しかったことが1回あって。
スピーカー 1
陽性状だとね、水の補給が難しいから。
スピーカー 2
その時はね、重曹である山から山に移動するって感じだったのもあって、
そんなに大量に水を持ってなかったんですよね。
スピーカー 1
今回はそれに関してはね、
もう本当にうんざりするほどかもしれない。
湖と川があるんで、そこまで不安がないかもしれないですけどね。
クマ缶と食料の管理
スピーカー 1
あとは、なんか最初にクマ缶ってさらっと言ってましたけど、
何のことなんですか?
スピーカー 2
なんか食料を全部入れてテントから離しておいて、
クマに襲われないようにするための缶。
スピーカー 1
そうだね。缶といっても金属製なわけじゃなくて、
ポリカーボネートってすごい丈夫な分厚いプラスチックでできてる。
一応軽量化はしたんだけど、それでもそれなりの重さはあるよね。
っていうバケツみたいな形の缶で、
そこにいろんな食料とかを入れて、
クマが開けられないような構造になってるっていうね。
人間は開けられるらしいけど、結構大変だったよね。
スピーカー 2
そう、うちらクマやんって言いながら。
スピーカー 1
ちょっと複雑な形があって、
それでクマみたいな、手がない人には開けられない。
手はあるよ、クマ。
手はあるけど。
スピーカー 2
でもその細かい指の動きが求められる。
スピーカー 1
指の動きが求められるんですよね。
果たして僕は人間なのか。
スピーカー 2
人間テストがあったね。
スピーカー 1
人間はYouTubeで開け方の動画を見ることで、
開けられます。
スピーカー 2
よかった。
スピーカー 1
クマじゃなくて。
それはクマに食料を取られないためでもあるし、
クマが人間の食料を覚えて、
人間を襲わないようにっていうこともあるわけですね。
っていうクマと共存する。
クマといっても日本の被害がよく言われてるヒグマとかではなくて、
ブラックベアっていう、より攻撃性とかそんなに高くない。
実際ブラックベアの被害でアメリカで死んだ人は今までいないって言われてるんで、
日本のまたクマ被害とかって言ってるのとはまた違う。
スピーカー 2
ヒグマとはまたちょっと違う。
スピーカー 1
感じなんですけど、それでもやっぱ覚えちゃうと大変なんで、
人間の食料の。
スピーカー 2
殺処分とかしなきゃいけなくなっちゃうんですよね。
人を襲うようになっちゃうと。
スピーカー 1
だからよく言われてるのは人間を守るためでもあるし、
クマを守るためでもある。
そういうベアボルトって呼ばれてるクマ缶に食料を入れて歩くんです。
このもんで結構持ち歩ける食料に限度はあるんだよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
それもあって1回の補給のて1週間ぐらいを上限に歩くっていう人が多いみたいです。
それ以上クマ缶に入らないって言うのもあるし、
そもそも食料とか持って歩く限界もあるだろうから、
その辺でまた補給をしてっていう風な人が2週間とか3週間とか以上歩く人にとってはあるみたいです。
スピーカー 2
私でも何もないようなところに行くのを結構好きなのは、
星がすごい綺麗とか、やっぱ景色がすごいなんだろうな、
歩いてきたからこそ見れるクライマックスみたいな感じの景色に結構出会えることかな、
割と好きなポイントなんだろう。
山の景色と文明への感謝
スピーカー 2
私、無になれるというか、そこと一体感があるみたいな、そういう感じですかね、今ちょっと思ったけど。
あとそれと文明に帰ってた時の文明に感謝みたいな、
スピーカー 1
それのためにちょっと。
温度差で、めっちゃ文明大好きみたいな。
スピーカー 2
文明最高!インターネット最高!
スピーカー 1
シャワー最高!みたいな。
そういう基本的な社会を成り立たせているものに感謝みたいなことも強く感じられる。
ショックが大きい。
スピーカー 2
じゃあ何はしたいの?
スピーカー 1
そうだね、文明から、文明的なものは嫌いで、そこから距離をとるために歩くって人もいるけど、
僕らはどっちかというとそういうタイプじゃない。
スピーカー 2
確かに文明好きだし都会も好きだよね。
スピーカー 1
そういうサウナタイプの人間かもしれないですね。
あとはやっぱ、歩いてきたからこそ最後にある景色とかがよく感じられるっていうのは確かにわかるし、
そこに至るまでの物語みたいなのを感じられるのもいいよね。
アイスランドとかはまさにそういう感じだった気がする。
それぞれ1日ごとに思い出あるもんね。
ここはこういう景色だった、この期間はこういう景色だったみたいな。
だんだんこう、植生が変わっていって、緑が増えていくのも地球の進化、歴史を感じるようでよかったよね。
スピーカー 2
確かに、なんかだんだん木の背が高くなっていく。
スピーカー 1
最初はその火山活動がもりもりしてて、真っ黒の火山灰に覆われて、ところどころ地面から蒸気が噴出して、
かなりディズニーランドみたいなアトラクション感だった。
スピーカー 2
確かに確かに、そこからだんだん苔が生えてきて、苔が草になっていって、最後木になるっていうのを。
スピーカー 1
で、花が咲いていって。
で、そこの最後に家があって、街があって、バス停があって、で、街に帰れるわけです。
人間の人類の歴史のようだ。
スピーカー 2
営みをね、感じて。
スピーカー 1
それはね、道によって違いますけど、そういうものも解釈する余地があるぐらい長い時間を過ごすので、
そういう普通の景色に見えて、そこにすごい気持ちとか思い出を乗せられるだけ長い時間を過ごせるっていうのは、
すごい贅沢なことでもあるし、魅力でもありますね。
やっぱその間撮った写真とか見るだけで、その時の気持ちとか思い出せる気もするし。
スピーカー 2
まあそういう感じで、なんかでもやっぱり山に何を求めるかによって、そういうギアとかスタイルみたいなのがそれぞれ異なってくるっていう感じはありますね。
スピーカー 1
そう、まあやっぱその高い山とかでしか見られない、その全方位のなんか眺めとか景色みたいな。
日本あるとさ、やっぱ独特の、その、なんだろう、こう、威厳がありますよね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
アメリカの山は一個一個名前がついてなかったりして、まあでもそれもやっぱそのそこから見える景色が、なんか他の山に比べてすごい全然違うかっていうと、
まあそんなことはない。なんか一個ずつ登っていく、で、そこに個性を見出すってことはあんましてこなかった。
なんか比べて、日本の山って本当に一個一個個性があって、一個一個から見える景色も違うし、
名前もね、一個ずつみんなこだわって、なんか個性的な名前というか文化、歴史が残ってるし。
スピーカー 2
やっぱあの、私日本の山の、山から山が見えるのめっちゃ好きです。山がかなり密集してて、
その、私もそんなにアメリカでまだ登山の経験がないからあれですけど、どっちかというとやっぱ山と山が離れてて平地が多いじゃないですか、
なんかその辺でやっぱりなんか登山文化の違いみたいな、トレイル文化の違いみたいなのもあるのかなっていうのは思います。
日本は山と山がなんかギュギュギュって一箇所にあって、で、ある山から全部の山が見えて、
で、この山から今度こっちを見たらどうなるんだろうみたいな、そういう楽しみ方があるというか。
スピーカー 1
確かにね、結構その違うものを求めて歩いてる人がもしかしたらいるかもしれないし。
ね、今回はでも割とどんな感じになるのか私も楽しみというか。
ね、でもたまに思うのはなんでみんな歩くんだっていうことですね。
スピーカー 2
いや、ほんとだよね、ほんとだよね。
スピーカー 1
頂上の景色が見たいんだったらヘリコプターで行ってもいいわけじゃないですか、原理的にはね。
でもじゃあ想像してヘリコプターで行って楽しいかっていうと、なんかちょっと違う気はする。
で、その2つになんかどういう差があるんだろうみたいなことは思いますよね。
スピーカー 2
確かに、なんで歩いてるんですか?
スピーカー 1
なんで歩いてるんだ。
ね、まあなんかいろんな答えがそのね、今までその俳科たちによって考えられてきたわけですけど、
自分はなんで長く歩くのかっていうのは。
ジョン・ミュートレイルの魅力と自然の機微
スピーカー 1
なんか飛行機の中で読んだ加藤則義さんかなっていう人の本を読んで、
その人はジョン・ミュートレイルとかをすごい昔に歩いて日本に翻訳したり、本を翻訳したりして紹介した人とも言われてるんですけど、
その人はやっぱ歩く速度でしか得られない自然の機微があると。
歩くことでしか得られない風景の展開があるっていうふうに言ってて、確かになと思いました。
その時間を過ごすからこそわかる自然の良さとかもあったり、
あと風景が変わっていくっていうことが大事だったり、楽しかったりっていうのもあるなっていうふうに思うし、
映画とかって似てるかなと思います。
映画ってストーリーも大事だけど、
ストーリーを要約したダイジェストを見て、2時間の映画を30分に要約することできるかもしれないけど、
それ見て同じものが得られるかっていうとそうじゃないし、
テキストとかファスト映画で映画と同じ感動が得られないみたいなのもそうだし、
あとは他の人と話せないみたいなのもありますよね。
そこを歩いた、その山に登ったみたいな人とこの山はどうだこうだって話せるのは、
同じだけの時間、同じだけの距離を歩いているからこそ話せる。
共通した体験ができて文化が生まれていくっていうのは、
これは別に加藤さんが言ってたっていうかどっちかっていうと僕はそう思ってるって感じですけど、
それはあるかなと思いました。
漁民がとりあえずもう車で行けるようになったら、
歩いた人と同じ感想を持つことは多分難しいわけですよ。
スピーカー 2
実際同じルートを車で行くことも迂回すればできるけど、
スピーカー 1
結局人たちがパーミント取って歩くエリアはもちろん足じゃないといけないところだからということですよね。
だし、もし家庭として車が入れるようになったとか、
一人乗りヘリコプターみたいなのがあってルートを辿れるようになったとして、
全く同じ景色の展開みたいなのが分かるわけですけど、
例えばYouTubeとかではそれはすでにできるわけだけど。
スピーカー 2
まあ確かに三角形YouTuberの景色を見ればより…
スピーカー 1
でもそれ見て僕ら満足しないのは不思議っちゃ不思議ですけどね。
スピーカー 2
まあ確かにね。
でもなんか最初イタリアのドロミテっていう別のルートを考えたときは、
すごい良いYouTuberの人の映像があって、
でもまあそれを見てうちらも歩きたいってなったからな。
スピーカー 1
それを見て満足にはならない。
スピーカー 2
やっぱりでも山は私的には結構一映があるからっていうのもあるかな。
すごい朝焼け夕焼けとかもそうだし、
こういうタイミングじゃないと、
このタイミングにここを歩いてないと見れなかった景色みたいなのってあって、
それはなんかもちろんYouTuberの人が狙ってめっちゃいい映像を撮ったのを見るのも、
それはそれでなんか好きだけど、
なんか一方で自分たちで歩いてそこにたどり着いて見るっていうのはなんか別物だよね。
スピーカー 1
そうだね。
その後またそれを同じ動画を見たらまた違う感想になるだろうし、
それもなんか楽しみだよね。
スピーカー 2
なんかここはうちらラッキーでよりいい景色見れたなとか、
逆にこれ見たかったけど見れなかったとかもいろいろあるだろうしね。
そうだね。
スピーカー 1
まあそういう意味でジョン・ミュートリオルはすごく人気なだけあって、
いろんな人が歩いてここはこうだったとかいう感想を残してくれてるので、
それをまた歩いたときに振り返って、
こんなところもあったんだ、見逃してたとかって思うかもしれないし、
それもすごいなんか自分がそういう連綿とつむがれている文化の中に入っていく感じもして、
それはやっぱ特別な感覚かなと思います。
日本の山とかでも同じ感覚持つことあるような気がする。
スピーカー 2
重曹とかってこと?
スピーカー 1
重曹とかもそうだし、
でもその文化の中に入っているのは、日本はそれこそアルピニズムとかで、
すごい昔から、それこそ日本百名山。
スピーカー 2
たしかに百名山ってそういうのある。
スピーカー 1
深田さんがいろいろエッセイを残してるわけじゃないですか。
そこに書いてあることって、普通に今見ても、
たとえば100年前とかにその本が書かれたとしていて、
同じものを見れるわけですよね。
同じような感想を抱けたり、ちょっとここは意見合わないなって、
100年を越えて話し合えるというか、感じ合えるわけですよ。
それは不思議というか面白い感覚かなとは思います。
たしかに。
映画と歩くことの共通点
スピーカー 1
なぜ歩くのかっていう。
スピーカー 2
なぜ歩くのか。
スピーカー 1
あやかさんはどうですか?
さっき言ったその一期一会の感覚みたいな。
スピーカー 2
うん、そうだね。
それはさっき話してて気づいたことだったんですけど、
それ以外なんだろうな。
やっぱりチャレンジしてる感じ、冒険感が楽しいみたいなのもあるかな。
やっぱり毎日もうそのことしか考えないみたいな感じじゃないですか。
次のゴールにたどり着いて、このトレイルをやる気ることだけ考えるみたいな時間にいっぱいになるから、
それってけっこういいですよね、なんだろうな。
なんかデトックス感あるというか。
そうだね。
スピーカー 1
一応そんな集中することって一つのことにないから、
それで忘れられるっていう。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
忘れざるを得ない。
スピーカー 2
そう、忘れざるを得ない。
もうその空間のことだけを考えるし、
共通した体験と文化の形成
スピーカー 2
その後ご飯をいつ食べてどこで寝てとか、
そういうことを考えてたら一日あっという間に過ぎていってみたいな。
その感覚は旅行にも近いものはもちろんあるんだけど、
なんかそれを自分の足で全部やらなきゃいけないし、
自分で持ってるもので全部どうにかしないといけないし、
その辺の感覚やっぱなんかいろいろ違いますよね。
スピーカー 1
やっぱり旅はある意味他者に頼りきりながら、
いいとこだけを見るみたいなところもあるわけじゃないですか。
なんかじゃあ実際バスが運行やめますって言ったら困っちゃうみたいなことあるわけですね。
ヒカテツがもしなかったらここは行けないかもしれないみたいな。
トレイルとか山はある程度当然そこに行くまではあるけれども、
歩いてる途中は本当にもう自分次第っていうか、
自分が歩むのをやめちゃったらもうそこで終わりみたいな。
そういうチャレンジ感ともそうだし、
自分一人で、自分たちだけで歩いていくっていう独特の感覚と、
スピーカー 2
その旅の楽しさっていうのが同時に得られるっていうのは結構面白い体験だなと思います。
確かに。
でもレオさんは何かコンプリートするのが好きみたいなのもあるんじゃないですか。
スピーカー 1
なるほどね。
最初から最後まで歩くみたいな。
確かに旅の中でもここに行くだけみたいなそういう旅よりは、
それこそアメリカ横断とかシベリア鉄を乗ったりとか。
スピーカー 2
アメリカ横断の話ってしたことある?
スピーカー 1
あんまり何か詳しくはしたことないかもしれない。
フォトゲストではたまにない。
車で友達とサンフランシスコからニューヨークまで車で行ったことあるんですけど。
スピーカー 2
それはすごい。
スピーカー 1
それはね楽しかったね。結構忙しかったよね。
1週間プラスちょっとぐらいで。
スピーカー 2
もうずっと運転してるみたいな。
スピーカー 1
結構ねみんなで交代で運転して。
その中でも国立公園いろいろ巡ったりとかしたんですけど。
スピーカー 2
あとなんかその島並海道とか電車で行ってみたりとかそういうのも好きだし。
スピーカー 1
なんかある地点からある地点まで移動するみたいな旅が好きなのかもしれない。
スピーカー 2
なるほどね。確かに。
スピーカー 1
だから旅行を考えるときもやっぱ点じゃなくて線でつながるような旅行が好きみたいな。
スピーカー 2
できればそうしたいんだよな。
実際この前の私たちの西海岸旅行もそうだったもんね。
同じ場所に戻らなかったから。
性癖が出てる。
スピーカー 1
サンフランシスコ行って帰ってくるみたいなのはちょっともったいないと思う。
スピーカー 2
サンフランシスコをスタートしてグランドキャニオンとか見てLAから解散するみたいな。
スピーカー 1
生まれたところが違ったら鉄道ゴタクとかになってたのかもしれないけど。
スピーカー 2
なんで?どういうこと?生まれたところ。
スピーカー 1
他の人もそういう気質を持ってる人多くないですか?
線で考える人。
スピーカー 2
ここを乗り潰すみたいな。全部乗るみたいな。
スピーカー 1
他そんな鉄道は今のところ興味ないんで、そういうのはしてないですけど。
でもハマりそうだよね。老後とかに。
スピーカー 2
ハマるかもしれない。
スピーカー 1
今はさ、自分で歩けるから歩いちゃってるけどさ、自分で歩けなくなったらさ、今度は鉄道でじゃあここからここまで行こうみたいな。
鉄道はね、自分でルートを考えるか。
スピーカー 2
考えることもあるんじゃない?
スピーカー 1
自分で歩くというのは今のところどっちかというと興味があるんで。
スピーカー 2
やっぱり人生の中でそれだけの休みが取れたりとか、お子さんがいる人とか結構難しいだろうし、
トレイルができる体力があってみたいな期間ってそんなにね、リタイアしてからできるような感じのことじゃないからね、たぶんね、こういうのって。
やっぱテント生活はちょっと思っちゃうかもしれないし。
ね、たしかにね。
スピーカー 1
まあね、どういう人が歩いてるのかっていうのは実際に見てみれるわけで。
あとやっぱり人生の中のリスク共同度みたいなものがある程度あってないと、私例えば今もう1回ネパールで歩けるかって言われたら結構怖いって思っちゃう。
スピーカー 2
だよね。
なんか最近事故があったから、飛行機で事故があったかなっていうのもあるし、今同じことやれって言われて大丈夫かなって思って、経験したからこそ結構思っちゃうけど、でもあの時はいけたわけですよ。
で、それもそうだし旅行も、さっきちょっと100年前の人とも対話できる、それ山が100年後もあるからっていうのもあるけど、
でも今行こうとしてる海外トレック的なものって、その国に行けるかどうかわかんなかったりするじゃないですか。
だから行けるうちに行くっていうのは結構大事なのかなっていうのは思ったりします。
たしかに。
ね、まあアメリカは行けなくなるってことはあんまり想像しづらいけど、他の国って日々コクコクと状況変わってるわけで。
私たちたぶん今までで最高峰、一番高い標高に行ったのってチベットだったと思いますけど、5000mぐらいまで車でね、行ってもうかなり空気が薄くなることが判明しましたけど、
特に体を慣らしながら行ってないからね。
まあでもチベットってそもそも着いた時点で3000mなんで、そういう意味では体を慣らしは済んでるんだけど、
スピーカー 1
でもたぶん5000は結構息苦しい。
スピーカー 2
息苦しい、結構あれはびっくりした。
歩いて行った最高がたぶんネパールの4000m、4200mっていう感じなんですけど、
どっちもね、また行くってなって同じような景色が見えるかっていうとまた分かんないし、
それはなんか開発で変わっていくっていうのもあるし、
なんかそれはなんだろう、一期一会感がやっぱりありますよね、その時にしか見れなかったものっていうのもあるし、
まあでも一方で山の形って100年ぐらいじゃ変わんないから、
その100年前の百名山を描いた人と気持ちが一緒になるっていうのもあるから、
まあいろいろその普遍なものとその状況が変わっていくものっていうのはいろいろあるんだろうけど、
スピーカー 1
ね、そういうわけで2人が歩く理由という話ですけど。
スピーカー 2
あれじゃん、あのくるりのさ、僕が旅に出る理由はっていう曲あるじゃん。
ロングトレイルの魅力と理由
スピーカー 1
あ、分かんない、聞いたことない。
どういう歌詞なんですか?
スピーカー 2
だいたい100個ぐらいあるらしい。
スピーカー 1
まあ旅に出る理由は旅ごとに違うなあ。
それは列挙しているってこと?
1つ目があって書いてある。
じゃあ、どうも、息も詰まりそうになった。
なるほどね。
あ、車旅なんだね。
スピーカー 2
そうです。
なんかでも3つしか、100個ぐらいあるけど3つしか言ってない。
車旅はまた独特の魅力はあるけどね。
スピーカー 1
前回結構ね、体験できましたよね。
行く先を決めずに行く旅ってのもいいのかもしれない。
スピーカー 2
それはまだやったことないね。
結局、私たち、なんだろう、
そうやってトリッキーな旅の予定にしちゃうと、
要するに行きと帰りでマッチが違うと、
どうしても飛行機っていうかなり、
スピーカー 1
事前に予約していく。
スピーカー 2
ここからここに行かなきゃいけないっていうのがはっきり決まるから、
それでそこまでランダムな旅はしたことがない。
スピーカー 1
要するに帰りのチケットを取らない旅っていうのはやったことはない。
日本だとね、しやすいし、
アメリカに住んでいる状況だと、
スピーカー 2
アメリカでそういうことを一応考えることは可能ではある。
旅とは何なのか。
別に、なんだろう、
普通に生活してるだけでもいいはずなんだけどね。
私たちは何を求め、
わざわざテント生活をしながら何を求めているのか。
それはね、考える時間いっぱいありますから。
スピーカー 1
歩いてるのか。
歩いてみた後でどう変わるのかとか、
周りの人がどういう感じで暮らしているのかっていうのは、
結構面白そうですね。
確かに。
というわけで結構つらつらと、
ロングトレイルとかトレイル文化とか、
日本文化とかの話をしてきましたが、
楽しみですね。
スピーカー 2
楽しみですね。
今回結構ニューギアもあるし、
それを試すっていう意味でも結構楽しみですね。
新しいネルマットも、
スピーカー 1
ちょっと新調して、
テンション上げるためにっていうのもあって、
スピーカー 2
あとそのUVカットのウェア的なのも、
スピーカー 1
実際どんなもんなのかとか、
スピーカー 2
いろいろその、
パラメーターがいろいろあるのがやっぱり面白いですよね。
軽さもそうだし、
あと速感性みたいなのもあるし、
そういうのを考えながら、
日々毎日、いかに快適にこの道を歩くかということだけを考え続けるっていうのが、
スピーカー 1
結構楽しみです。
あとですね、結構ロングトレイルの中の面白い文化として、
トレイルエンジルっていう人がいるらしい。
天使?
そう。トレイルを歩いていると、
突然家が登場して、
そのお家は、昔は多分そこにたまたま建った家なんだけど、
トレイル上に建ってる女だから、
しょうがないなって家を開放してあげて、
休めるようになってたりとか、
ご飯を作って出してくれたりとかして、
そのトレイルを歩く人たちは、ちょっと寄付をして、
活動が維持できるようにお返しをするとか、
掃除とかするボランティアをして、
お金がない人は助けたりとか、
スピーカー 2
そういうのもあるらしいです。
それは何かトレイルエンジルっていうのは、
マップがあるんですか?どこにあるとか。
スピーカー 1
そうだね。パスフィッククレストトレイルとか、
有名なトレイルだったら、
ここのこの人は今シーズン、
家を使えるように開放してくれるらしいです、みたいな。
あと電話番号が載ってて、連絡したら、
そこに泊まらせてくれたりとかっていうのもあるらしいです。
スピーカー 2
すごい。だから山小屋みたいに、
その人たちのために何か営業したり、
誰かが働いてるわけじゃなくて、
もうただそのこそこ生活してる普通の人の家ってことですよね。
スピーカー 1
あとは途中のルート上で、
靴を修理してくれたりとか、
スポーツマッサージとかをして、
体の不調を避難をしてくれたりとか、
っていうのは、そこを歩いて、
この文化を支えたいって思った人が、
スピーカー 2
そこに住んで、そういうことになるとかっていうのもあるらしいです。
なんかいろんな人に支えられてる。
まあそうですよね。
できるだけその人の手を入れないようにしてたとしても、
周りでそれを支えるというか、
トレイルの中に家を建てないくても、
近くに建てることで、
そうやってサポートするっていうのは、すごいいいですね。
スピーカー 1
日本の山小屋とかも、
登山道とかも、すごいいろんなボランティアの人に支えられているんで、
アメリカだけがこういうね、
登山文化ボランティア支えてるってのはあるわけではないですけど、
名前がおもしろいですね。
トレイルエンジンっていう。
スピーカー 2
かわいい。
そうそうそう。
スピーカー 1
でもやっぱ天使のような存在感じるんだろうな。
スピーカー 2
いやあ、そうだろうね、ほんとにね。
スピーカー 1
だって1週間何も補給せず歩いてたら、
急に家が現れて、シャワー使っていいよって。
あったかいご飯出してあげるよって言って、
雨風しのげるところで。
スピーカー 2
エンジェル屋。
スピーカー 1
そう、エンジェル屋って思ったんでしょうね、きっとね。
たしかに。
トレイルエンジルとトレイルサポート
スピーカー 1
あとはウォーターキャッシュみたいなの、
っていうの聞いたことあります?
スピーカー 2
いや、わかんない。
スピーカー 1
ジョン・ミューガトレイルはさっき言ったように、
けっこう川とか湖とか多いので、
そこで水が補給できて浄水したらできるんですけど、
けっこう砂漠の真ん中みたいなのがあって、
普通にその南の端から北の端までなんで、
その途中にそういう区間もあるわけ。
砂漠区間。
そうそう、そういうところには水がとにかく補給難しいので、
途中の目立つところに、
ウォーターサーバーみたいなのの、
水が入った容器みたいなのを、
たくさんトラックとかで運んで置いといてくれて、
そこからその人は水を補給して、
そのまま飲むっていうよりは多分浄水さかして飲むのかな。
そういうのがないと多分旅を続けられないけども、
ちょうどいいところに水を置いておいたりしてくれる人は登場して、
それもまたトレイルエンジェルのあり方。
スピーカー 2
なるほどね。
だからすでにトレイルがどんな感じかとか、
必要なものをある程度認識してる人たちが支えてるっていうことなのか、
すごいね、それは。
スピーカー 1
あとはそういうところは、
歩く人は当然みんな通るので、
そこにノートを用意して、
逆向きから歩いてきた人が、
ここに水あるよとか、
ここにトレイルエンジェルのここあるよ、
逆にここは橋が壊れてしまってるよとかっていうのを書き残してあげたりとかっていうのもあるらしいですね。
スピーカー 2
確かに。
あとレンジャーの人たちも一応いるんですよね。
スピーカー 1
そうだね。
国立公園に関しては管理されてるのでレンジャーはいます。
パシフィックレストレイルとかは、
多分大半は国立公園とか、
誰かが管理してるところではないところを歩くので、
そういう場合はレンジャーっていうのはいないですね。
スピーカー 2
なるほど。
そういうときにエンジェルが助けてくれたりするわけだ、
そんな困ったら。
そうそう。
すごいね。
なんかやっぱちょっと巡礼っぽさもあるよね。
あとにイタリアとかにあるトレイルは、
レイさんが前行きたいって言ってたやつ。
スピーカー 1
そうだね。
なんていうとこだっけ。
アルタビアワンか。
アルタビアワンは確か巡礼路ではないのかな。
でもキリスト教文化圏の中では結構有名なところがいます。
なんだっけ。
多分有名なのはスペインとフランスにかけて
引かれている巡礼路で、
エルカミーノでサンティアゴっていうところですね。
サンティアゴでコンポステーラっていうところで終わる巡礼路。
そこにたどるいくつかのルートがあって、
そのうち一番有名なのはさっき言ったやつ。
そこは30日ぐらい、1ヶ月ぐらいかけて歩く、
780キロかっていうルートを歩く人っていうのは結構いるみたいですね。
これは12世紀ぐらいからずっと歩かれている、
そういう伝統があるところで、
日本にもありますね、若いもの。
巡礼文化との類似性
スピーカー 1
なんだっけ、熊野古土場。
熊野古土場も結構有名な巡礼路だと思いますけど、
歴史あるルートっていうのは世界各地にあるっていうことですね。
そこも巡礼をする人を助けてくれる人っていうのがいるらしくて。
熊野古土とか、昔の日本で行われた旅も結構そういう人に支えられているっていうところは要素があったのかなと思います。
スピーカー 2
なんかでもお辺路とかありますね。
スピーカー 1
確かに確かに。
いろんなところのそういう長い道歩き文化は独特のものがあって、
でもみんな成前伝説に捧げられている感じがあるし、
そういう人の温かさみたいなのを感じられるところに魅力を感じる人もいるのかもしれないですね。
スピーカー 2
確かに確かに、そうかも。
スピーカー 1
なぜ人は歩くんでしょうね。
スピーカー 2
でもやっぱりそれを支えたいと思う人がいるから成立していることでもあるよね。
その人たちはやっぱりさ、自分が歩いてよかったとか、
自分が歩いた経験を他の人たちに還元したいみたいな思いがあったからやってるわけで、
何だろう、確かに冷静に何で歩くのかわかんないっていうのもあるけど、
でもそれだけ多くの人を引きつけられている何かでもあるから、
スピーカー 1
その魅力を理解したい気持ちも結構あるかな。
結構なんかちょっと宗教とかと似てるところあるのかもしれないかな。
なんか良さを実感した人が、
でもその同じことをしないとやっぱりそれが伝わらないと信じるからこそ、
他の人に歩いてほしいって思うわけで、
スピーカー 2
なんか不思議な文化ですよね。
スピーカー 1
確かにね。
はい、というわけで今回は、
アメリカと日本の登山文化、ハイキング文化についてとか、
僕らがジョン・ミュア・トレイルのセクションハイクを、
この7月の最初の週に計画してるというのもあって、
その時に調べ物したことを中心に話させていただきましたが、
スピーカー 2
いかがでしたでしょうか。
なかなか珍しいですよね。
スピーカー 1
行った旅じゃなくて、これから行こうとする旅の話をするっていうのは。
でも今までの旅に比べても相当計画というか準備が必要だから。
スピーカー 2
でも楽しみですね。
スピーカー 1
楽しみですね。
何が起こるのか。
スピーカー 1
途中の道中の写真とかは共有できるタイミングで、
僕らがやってるXのアカウント、
県の中のアカウントで発信したいと思いますので、
もしまだフォローされてない方は、
よかったらフォローしていただけると嬉しいです。
あとは、ハッシュタグ県営の中、
それからGoogleフォームのお便りフォームでも、
感想などお待ちしております。
それもよかったらお願いします。
というわけで次回もまた聞いてください。
さようなら。
さようなら。