1. 研エンの仲
  2. #102 作曲家ってどんな仕事? A..

ep100 でお披露目した研エンの仲の新オープニング・エンディングの作曲を依頼した、作編曲家の赤澤佑さんをゲストに招き、新OP/EDのラフから完成までの作曲過程、作曲家ってどんな仕事?、フリーランスエンジニアの仕事との両立、AIを用いた / AIによる作曲技術などについて聞きました。


  • 赤澤佑さん (⁠⁠プロフィール⁠⁠⁠⁠Twitter⁠⁠)
  • 赤澤さんによる 今回話したトピックのまとめ note
  • MusicLM - テキストから音楽を生成する機械学習モデル。55,000の音楽とテキストのペアを用いて学習された。(エピソード中にサンプル音声を引用)
  • Riffusion - Stable Diffusion (テキストから画像を生成するモデル) を用いてスペクトログラムを生成することで、テキストから音声の生成を実証した生成モデル。(エピソード中に生成結果を引用)
  • Bark - テキストから人の話し声・効果音・音楽などの音声を生成する機械学習モデル。(エピソード中に生成結果を引用)
00:12
研エンの仲は、エンジニアのRyoheiと研究者のAyakaが、その時々で好きなことを話すポッドキャストです。
本日はですね、特別なゲストにお越しいただいています。作編曲家の関澤裕さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
関澤裕さんには、現在まさに流れているオープニング、それからエンディングの作曲をしていただきました。
関澤さんは今、フリーランスのITエンジニアと作曲編曲家の兼業をされているということで、まずは作曲家編曲家ってどんな仕事なのとか、
あとはこのオープニング、それからエンディング作曲のうろ話、それから最近は機械学習などのテクノロジーがどのように作曲に活かされているかとか、
作曲家としてのAIとの付き合い方などなど、ザクバラにいろいろ聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ、ちょっと軽く自己紹介をしていただいてもいいでしょうか。
作編曲家の関澤裕と申します。
普段、歌系の曲を作ることが多いんですけれども、今回このポッドキャストのオープニング、エンディングを作るという機会をいただいて、曲を作らせていただきました。
おそらく今裏側で流れているんですかね。
そうですね。徐々にフェードアウトしていくところかな。
どうもありがとうございました。
本当にありがとうございました。
結構いろんな方からすごい良い曲ですねって言われてて、音源欲しいですみたいなお便りを置いてらっしゃってますね。
作業BGMとかのためにフルバージョンを聴きたいですみたいな方もいらっしゃって、とても良い曲が出来上がりましたということで。
ちなみに関澤さんはこういうポッドキャストのジングルとかオープニングとかっていうのは今までにもやってたんですか。初めてですか。
今回のが初めてで、今まで普段は歌系、いわゆるJ-POPみたいな曲を作ることが多いんですけれども、
他に小っちゃいBGMみたいなものも作ることはあるっちゃあるんですけど、特にこういうポッドキャストのとか、そういったものを作ることはなかったので、すごく良い経験になりました。
じゃあその曲があるという、歌がある曲が多くて、こういうメロディだけは結構珍しいっていう感じなんですか。
そうですね。メロディだけをインストの曲はなかなかやることはないのでって感じですね。
元々作曲をちなみに始めたきっかけっていうのはどういうところだったんですか。
作曲始めたきっかけは、なんだろうな。元々はベーシストとして、音楽活動とかをちょこちょこやってはいたんですけれども、
03:04
まあなんかその延長で、その延長で作曲って楽しいねって思う機会があって、こっちの道に進んで。
じゃあバンドとかで演奏するところから入って、徐々に曲を作る方にも興味が湧いたっていう、そういう感じなんですか。
そんな感じです。
それはベースって言ってるのは、なんだろう、ロック系なのか、それともうちょいジャズとかの大きいやつなのか。
もともと、あ、そうなの。亮平さんとは、実は大学の時に、ジャズのサークル、ビッグバンドサークルと実は一緒で。
いろいろ実は一緒だよね。学部学科も一個違いだけど一緒だし、その後の研究室も同じところに行ったりとかしていて、
実はでもいろんな繋がりがあるから、何の知り合いというか友達だっけっていうのが、パッと出てこないけど、そうなんですよね。
で、ジャズサークルが一番最初の出会いかな。
そうなんです。そんな感じで、ジャズサークルやってて、ビッグバンドジャズを私はやってて、その延長でコンボジャズっていう小さい編成でやるジャズをやっててとか、
それで、社会人は普通にITエンジニアのお仕事に入ったんですけれども、その時にも趣味でやってたバンド活動とかがあって、
バンドにはジャズ系のバンドをやってたりして、その一環ってわけではないんですけれども、その延長で友達も作曲やってるし、
ちょっと手を出してみようかなみたいな感じで、手を出してみたら、なんか楽しいぞって思って、こっちの道にちょっと進んでみたっていう。
どうやって最初に何があれば始められるんですか?作曲って。
たしかに。
でも、最近は、いわゆるiPhoneがあれば、基本誰でも曲が作れてしまう時代になったんですね。
たぶんiPhone持ってる方でも、ガレージバンドっていうアプリが入ってるかなとは思うんですけれども、
それ使うと、実はポチポチやるだけで曲が作れる。
で、やっぱ最近の若い子とか、TikTok上げてる若い世代の人たちは、やっぱそういうガレージバンドでゴリゴリいろんな曲作って。
いや、もしかしたら人によってはもう楽器やったことないよと。iPhone1本で作曲始めて、めっちゃ100万再生みたいな人もいるかもしれないですね。
全然あると思います。そろそろもう出てきてるぐらいだと思います。
そうなんだ、すごい。
でも、ジャズっていう活動の中で、結構アレンジとかもあるし、ある曲を演奏するために譜面に起こしたりって、自分でやったりも結構多いから。
06:03
そうなんですね。
たぶん他の音楽のジャンルよりは、関澤さんの場合は、もしかしたら作曲の絵の距離が近かったのかな、もともとっていうふうには、ちょっと聞きながら想像してました。
ジャズっていう形態が。
そうですね。
確かに、結構ベースって聞いて納得というか、その割とベースがかっこいい曲、なんか、聴いた印象としては可愛らしかったり、キラキラした感じがするんだけど、
ベースがかっこいいなっていうのが、私がいくつか曲を聴かせていただいたときの感想だったんですけど、
なんか、オープニングとかもね、そんな感じで、割と、ジャズじゃないけど、なんか意識されてるのかなっていうのをちょっと思ったりしたんですけど、
どういう感じでそのオープニングっていうのは、こういう方向にしようってなったんでしたっけ?
オープニング、そう。
あの、オーダーいただいたときに、こう、なんかドライブしてるときに聴けるような感じとか、おしゃれな感じっていうのを、
そうですね。
オーダーでいただいてたので、なるべくそういうおしゃれコード感とか、なんかちょっとこう、おしゃれなビート感みたいなのを出せればいいなって思って作った感じですね。
なんかその、おしゃれな、おしゃれ感を出すためにはどういう条件があるというか、なんかそのコードとかどういうのを選んだらいいとかってありますか?
そうですね。そのコード進行、今回、ここのオープニングで採用したコード進行は、みんな大好きな、あいかつからだとトラップ・オブ・ラブとかサマー・マジックっていう、
あいかつ知ってる人は知っている曲って感じなんですけども、そういった曲で使われてるおしゃれ進行。
あれ、実はその、ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス進行とか、日本人だと丸の内サディスティック進行、丸さ進行。
丸さ進行。
よく言われるやつ。
そうなんです。結構世の中の曲も、かなりその丸さ進行が多くて、やっぱこう、おしゃれと言ったら、これ使っておけば問題はないよねっていう。
確かに、最初はその、あいかつの曲の中でトラップ・オブ・ラブっていう感じで話してたんですけど、その後、ジャスト・ザ・トゥ・オブ・アス進行だって言われて、聞いたら、確かにこれだってなったし、丸さって言われても、確かにって言われて。
そうなんですよね。
あんまり意識してないですけど、結構ね、コードで共通性がありますよね。
有名なコード進行ってのは、代表する曲の名前とかが付けられているっていうことなのかな。
そうですね。
ちなみに、さらっとあいかつの話が混ざってきてますけど、僕らは共通の、この共通点としては、3人の共通点としては、あいかつというアニメが大好きで。
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で、僕がもともと多分、あやかさんにあいかつを布教したというか、いいぞって言ったんですけど、その元を例えれば、関澤さんとか同じジャズサークルの人たちが、あいかついいぞっていうのを僕に伝えてくれて、そこから始まっております。
なので、元祖というか、僕らがあいかつ好き、あいかつの輪を最初に始めてくれたのが、1人が関澤さんということで。
あいかつって結構、知らない方には申し訳ないんですけど、結構複雑なコード進行というか、意外とこれ攻めてるなっていうコード進行の曲が多かったりするイメージなんですよね。
なんて言うんだろう。
アイドル曲とかJ-POPみたいな感じだけじゃなくて、結構いろいろな方向、ロックな方向に行ったりとかもするし、それこそそういうまるさ進行みたいなものもあるから、作曲家の目から見ての、見たあいかつの曲について、少し伺えたらなと思ったんですけど。
いや、そのやっぱり、すごい良い曲が良いみたいな、知る人と知るみたいな感じで、出てくる曲やっぱり、いろんなバラエティに富んでいるし、それこそさっき言ったコード進行がかっこいいとか、そういうのもあるので、やっぱりそこからあいかつというコンテンツに入っていった人は多いよなって思いますね。
じゃあ、音楽好きからそっちに入っていく、アニメに入るっていうケースもある。
それも全然あると思います。
面白い。
じゃあ、その作曲家になった今から振り返っても、結構そのあいかつの曲っていうのは攻めているなというか、いろんなバラエティがあって。
素晴らしいですね。
なんかジャンルも本当に多様ですよね、あいかつ。
なんかボヘミアンみたいなのもそれこそあるし、昔の歌謡曲みたいな。
ありますね、夏メロっぽいやつもあるし。
夏メロっぽいやつもあったりとかするし。
なんかあれですよね、作曲家の方がインタビューとかで言ったのは、その幼い子が聴いた時にいろんなジャンルをこれから聴いてみたいなと思えるような、例えばロックとかでも割とビギナーの人にも面白く聴いてもらえるような曲で、でもかっこよさも残しつつみたいな。
なんかめっちゃギターをギュイーンってするようなのとかもあるじゃないですか。
ああいうのってね、なんかアイドル曲のイメージではないから、その辺なんかすごくそういういろんな音楽に触れてほしいって思いで作られてるっていうのも読んで、わあ、すごーって思った記憶があります。
いや、素晴らしい作品ですね。
ちょっとあいかつの話ですよね。
そうですね、あいかつの話、そりゃそうになってしまう。
そうですね。
というのは、この話を出したのはあれですね、僕らはあいかつという共通の曲のライブラリーがあるわけで、結構打ち合わせの中でもこういうイメージとか、なんかあいかつの劇版、劇版BGMの中で言うとこういうイメージとかっていうのが結構伝えやすかったっていうのもあって。
12:05
そうですね、はい。
あとはその場で、例えばこうトラップオブラブっぽい雰囲気でって言った時に、ゆうさんがこう弾いてくださってて、それがすごい楽しかったです。
いや、なんかこちらもこういろいろこう、普段はやっぱりこう、なんか曲を送って採用、非採用みたいな、ちょっとそういうシビアな世界ではあるので、逆に今回みたいにこう、わきあいあいと喋りながらこういう案はどうとか、やりながらこう作れたのは、まあすごく楽しかったなと思いますね。
なんかこういう感じで、今もリモートで収録してますけど、そこにこう弾いてもらった曲を、まあ僕らにも聴けるように、こう声と同時に聴くえるようにしてもらって、ライブみたいな感じでね、作曲してもらいながら。
そうそうそう。
打ち合わせができたのは、すごい楽しかったし、目の前で、なんだろう、新しい曲が生まれていく過程みたいな、そこに僕らがこういうのをもうちょっと足してほしいって言ったら、それが本当にできていくっていうのは、すごく感動的だったね。
なんかこう、いきなり多分、ちょっとエレクトロニックピアノの感じでって言って、こうさらっと弾いてもらったところから膨らませていったみたいな感じでしたよね。
そうですね。それで、今日はその時の、当時のデモを、実は持ってきていますので、それをみなさんに聴かせながら話せたらなって感じです。
で、早速そのオープニングで、そのパッと弾いた時の曲がこちらになります。こんな感じですね。
なんかこれを最初聴いて、なんか何パターンか弾いてもらった時に、これが一番いいねっていう話になって、割とここからいろいろ肉付けしたりとかして作っていったみたいな感じでしたよね。
なんかこういう、なんかどう、これは本当に即興でその場で弾かれたと思うんですけど、なんかこう、どういう感じで、なんだろう、考えて弾いているのかなっていう。
頭の中でどういうことが起こっているのか。
これは逆にその、コードありきでいろいろこう、この時は提案してたので、なんかコードにプラスなんか自分のこう、指のこう、癖みたいな。
自分はそのピアニストじゃないんで、あんまり上手くはないんですけれども、まあ、それっぽいこうリズム感を出しながら、なんかそれっぽさを出すみたいな感じで弾いてみました。
すごいな、そのそれっぽさを出すって感じ。
全然わかんない。
それが一番難しい。
そうそう、それが一番難しい。
15:01
今回このオープニングは、ここでは割とコードっぽさとか、なんかその雰囲気なんとなくぐらいしか出てなくて、割と今回がっつり肉付けしたなっていう印象ではありましたかね。
今回このオープニングの、あたわのイントロのところで使った音色っていうのは、その笛みたいな音色の、そのメロトロンっていうシンセサイザーの音なんですけれども、なんかその、お二人こう、吹奏楽系のところにもこう、結構近いところにいたっていうところもあって、
おしゃべりしてるときに、最初はなんかフルートとかドーとか、なんかそういう話もしてたんですけれども、なんかフルートだとちょっと微妙かもね、なんかその、いわゆるそのBGMではあるので、こう耳についちゃうよねとか、なんかそういう話をしたりしてる中で、
ちょっと近めのシンセの音で、メロトロンっていうのを採用して、ちょっとこう、秀愛のある音というか、ちょっとこう、独特な、あんまりこうやっぱりありきたりな、いわゆるそのYouTubeでよく使われてる曲みたいには、あんまりしたくなかったっていうのもあるので、こんな音を使ってみましたみたいなところで、
まあ、だいぶこう、ラフからは変わった。
確かに。
あ、じゃあなんか、この辺で実際のオープニングを聞かせてもらえたらなって思うんですけど、いいですか?
はい、じゃあちょっと流します。
はい。
っていう感じですね。
なるほど、なるほど。
この笛っぽい部分がメロトロン?
一番最初の、パッパッパッパッパッみたいな。
あそこに乗った。
ところの。
なるほど、なるほど。
その意味では一番最初に出る音なので、結構こう考えたっていうところがありますね。
ありがとうございます。その辺のこだわりとかは、たぶん私たちと最初に一緒に聴いてもらいながら聴いてる時には、たぶん我々も知らなかったかもしれないですね。
その後に、肉付けの部分でいろいろ盛り込んでいったアイディアの一つ。
あとはもう一つオーダーしたことで覚えてるのは、話し声が乗るので、周波数的にちょっと同じ帯域でかぶっちゃうと、ちょっと聞きづらくなっちゃうかなみたいなのもあって、ちょっとそこをずらしてもらうみたいなこともお願いして、
で、実際たぶんね、下で流しながら僕らが喋ってるのを聞いて、結構違和感なく仕上げてもらったんじゃないかなと思うんですけど、その辺はどうでした実際、普段の曲との違いとか。
18:00
普段との違いというのはまさにそこで、やっぱりBGMに徹するし、しかもその声が人の上に乗ってるっていうのは、なかなか初めての機会だったので、いろいろ試行錯誤してっていうところはありましたかね。
ありがとうございます。
特に、例えばエレピの音色をちょっとうるさすぎないようなものにしたりとか、そのあとは実は今音流して気づいた方もいるかもしれないんですけれども、調が変わってるんですね。
一番最初のデモからっていう。
デモの調はAの単調、ラの音の単調の曲だったんですけれども、今回オープニングになった時にはソの音の単調で、要は前音下、2個下みたいな感じですね。ちょっとだけ下げてるんですね。
で、下げたことによって、割と下げると全体の楽器の位置、ピアノの位置がちょっと下がるので、そうすると重心が下がって、いわゆる乗りやすいとか、あとちょっと最初は可愛すぎたところもあったので、ちょっと重心を下げることで、ちょっと大人らしい感じを演出してみたとかはありますかね。
なるほど。
なんかその、さっき声とのバランスとかどう合わせるかって話だったと思うんですけど、それ歌だとどう違うんですか?それは興味になって聞いてるんですけど。
歌だと逆にそのもう歌が主役になるので、もう歌を軸に考えるというか、それこそ例えば歌の裏にある、いらない体験はもうごっそり削っちゃうとか、そういうことはしたりしますかね。
なるほど。
LRに振るみたいな。最近だと、ギターがすごい右から聞こえるとか、右からのギターと左からのギターがみたいな。
ああいうのも、そういう右からギター、左からギターで真ん中にボーカルみたいな感じになって、すみやけがすごいしやすくなってっていうので、最近のポップスではよく聞くなって。
なるほど。それはステレオを活かすっていうことですね。
そうですね。ステレオを活かして、ボーカルが聞きやすい音にしてあげてるみたいな。
なるほどな。いや、全然そういうの考えて聞いてなかったから新鮮ですね。
それ考えて聞くと意外と面白いというか、曲のギミックとか考えながら聞くだけでも、作り手がどういうことを考えて曲を作ったかがわかるっていう面白さありますね。
なるほど。なんかエンディングの方は工夫とかこだわりがあれば教えていただけますか?
21:00
エンディングの方はオーダーとしては寝る前に聞けるような、ゆったり感とか。
寝れる曲お願いします。
寝れる曲。寝落ちできる曲っていうところだったので、そういう落ち着いたイメージで作ったっていうところですね。
確かに、なんかちょっとねオルゴール感があって、ただこれ結構あれですよね、最初に出していただいた案がちょっとフェミニーな感じがするから、もうちょいこう、なんだろう、ニュートラルにしてくださいみたいな、たぶん依頼が我々からあったかなっていう感じがします。
あとはコード進行的にもちょっと僕らの共通の言語であるワイカツに思い出してしまう感じで泣けてしまう。
逆に目が覚めてしまうかもしれないみたいなフィードバックをお伝えしたような気がするんですけど。
泣きになりすぎないとか。
ただ意外とエンディングは作り手としては割とラフの結構延長でできたかなって。
なるほど、オープニングの方はいろいろ肉付けをしてもらったけど、エンディングは割とラフの。
ラフアイディアをそのままもう使ったみたいな感じです。
確かに、オープニングはブレイクを入れてもらったりとかも。
そうですね、確かに確かに。
肉付けで大きく出してもらったドラム数もあるし。
確かに。
じゃあエンディングの方もちょっと泣かせていただいていいですか?
はい、そしたらラフの時に作ったエンディングはこちらになります。
こうして聞くと、なんか今流れてるバージョンとちょっとずつ違いがあるね。
確かに。
なんかニュアンスは近いけど、ちょっとずつ違うという。
より今のバージョンはちょっと落ち着いて、よりその本来お願いした、なんだろうな、ちょっと寝落ちができる感じみたいなのに似ているかもしれないですね。
そうですね、今のやつもラフのやつもどちらもなんか眠気が誘われるなって、この眠気はどこからくるのかわからないですけど、
落ち着いた感じを出すためにはどうしたらいいとかそういうのってあるんですかね?
落ち着いて、まあ単純にこの曲はBPMが少しさっきのオープニングよりはちょっと遅いっていうのと、
あとは単純に刻みすぎない?いわゆる体が乗れるビートを出さずに、
用語的にはアルペジオみたいな、ポロロンみたいな音をなるべく入れてゆったりと聴かせるみたいな、そういうところで作ってましたかね。
24:06
ありがとうございます。本当にね、オープニングもエンディングもいろいろ我々の要望を反映しながら作っていただいて、すごいありがたいです。
こんな音楽業界も全然知らない素人のご注文に応えていただけるとは思ってなかったんで、すごい楽しかったです。
こちらこそ楽しかったです。
じゃあ、ここまで経営の中のオープニング、エンディングの制作の裏話ということで、いろいろ振り返って話していただいたんですけど、
ちょっと話を広げてというか、今関澤さんが活動されている作曲家、編曲家っていう肩書きあるんですけど、
もしかしたらリスナーの方はこの違いって何なのっていうのは、僕もあんまりわかってないんで、
ちょっとそういうところから、今のお仕事はどういう仕事をする仕事なのかっていうことについて話を聞けるのはなと思うんですけど。
まずその作曲編曲って何って話だと、いわゆる定義としては作曲は歌、J-POPを例にとると、J-POPの歌のメロディーラインを作る人が作曲家。
それに対してカラオケとか裏の音を作る人が編曲家みたいな。一応そういう役割分担にはなってるっていう感じです。
ただこれは昔は、例えばギターを弾き語りしながら作った曲、作曲家が作った曲を編曲家の人に渡してゴージャスなアレンジにしてもらうみたいなことが多かったんですけども、
最近だと、いわゆるパソコンとかで曲が作れる時代なので、割とこの作曲編曲がごっちゃになってることは多いですね。
昔は結構その分担が多かったってことですか?
そうですね。分担が分かりやすかったみたいな感じですね。
ただ、最近はその、いわゆる先方というか、こういう曲が欲しいですっていうところも結構仕上がったものを求めているみたいなところがあって、
それで作曲家だけど、ありともほぼほぼ編曲も80%ぐらいは編曲して出してるみたいな、そういうことが多いかなっていう印象です。
なるほど、なるほど。
最近は結構ね、作編曲同じ人っていうパターンがクレジットにはよく出てくるような気はするんですけど、そういうことだったのかな。
同じ人もあるし、特に最近だと、K-POP系とかああいう曲だと、クレジットが8人ぐらい並んでるみたいな曲って実は、
あれはちょっとまたその作編曲と別で、コライトンっていう共同で曲を書くっていうものが一応主流というか、そういうのも流行っていて、
27:09
いわゆる作曲編曲の垣根が最近ないよっていう話だったので、その要は垣根がないのに、実はこれ作曲家は著作権っていうお金をもらえるんですけど、編曲家って著作権をもらえないんですね。
それってやっぱり不平等というか、やっぱり編曲家にとってはせっかく頑張って出したのに、編曲料っていうお金はもらえるんですけど、著作にはならないので、
例えば、メガヒットしても入ってこないっていうのはやっぱり不平等だっていうので、最近は編曲する人とか、詩を書く人とか、仮で声、歌を歌ってくれる人とか、すべてワンチーム、チームとして来来としてっていうのがあり通いので、
バリバリに、ガッツリ仕上げられた曲として、そういうコンペティションに出す人が多くて、それでもそのまま作った人8人みたいな感じで、テレビとかに出てくると、なんだこれって思う人が多いみたいな。
へー、全然知らなかったんで、ずっとへーってなったんですけど、そもそもお金と著作っていうのは違うもので、著作だと曲が使用されるたびに権利料が入るっていう仕組みなんでしょうか。
そうですね、その認識です。
なるほど、それで編曲の人は、一回作った時に編曲料をもらって、それ以降はいくら売れても、それ以上のお金はもらえないっていうこと。
そうなんです。
なるほどな、じゃあそういう意味では、今は割とチームとして同じように、それで例えば8人いたら、8人で権利料を丸分けするみたいなことができるってことなのかな。
そういうことですね。
丸分け?
山分けとか。
まあなんかその辺は山分けじゃない説もあったりとか、ちょっとプロデューサーがいっぱい持ってくるのもあったはずなんですけど。
おおむねそういう山分けする。
なるほど。
へー、なんかその辺で、なんか権利関係とかもかなり状況が分かれてるんだなっていうのを知って、面白いなと思いました。
でもやっぱりなんか、編曲がこそ肝である感じの曲とかもあるじゃないですか。
そうですね。
そういう意味ではなんか、あれなんか元のメロディー作曲したけど、みたいなこともまあそういうことが今までトラブルとしてあったから、そういうシステムにだんだんなってきてるっていうことなんですかね。
まあそれもありますかね、トラブルとかもあるし、そうですね。
30:02
まあもしかしたら、なんかメロディーがあってそれに肉付けして曲を作るっていうやり方が昔は主流だったけど、最近はそうでもなくなってきてるというか、
その音から作っていくみたいなのもできてきたんで、だんだんその垣根がこう薄くなってきてるっていうのもあるのかなって聞いてて、ちょっと思いました。
そうですね。
じゃあ今は関座さんはもう作編曲家ってことでどっちもやるよというスタンスでお仕事をされる。
そうですね、どっちもやるスタンスでやってます。
ちなみになんかこの普段の、まあどちらもされるっていうことだったんですけど、そのプロセスにかかる時間ってどのぐらいだったりするかとか聞いてもいいですか。
普段は歌物、J-POPみたいなものを作る時とかは、だいたい目標にしてる時間みたいなのがあって、20時間とか、ちょっと私は結構遅め、書くのが遅いタイプなんですけれども、
1曲というか1コーラス、カラオケで1番を作るっていうので、20時間、25時間ぐらいを目安に動いたりはします。
なんかでも、われわれは作ったことがないので、どれぐらいかかるのが早くて遅いのか。
そうなんですよね。
わかんないんですけど、なるほど。
20か25ぐらいだと、多分遅いなって。
そうなんですね。
バリバリ早い人は、ほんとなんか5時間ぐらいで書ける人も4人はいるらしい。
5時間、もうほんと数時間みたいな。
なので、この辺はそういう早書きが得意なタイプと、みたいなのがあったりするっていう。
ゆうさん的にはどの作業が好きとかありますか?
アレンジの部分なのか、それともメインのメロディ作成の部分なのかとか。
大変なのはやっぱり、1番時間もかかってるって思ってるメロディ作る部分とか。
あとは一応メロディに、普段の仮でボーカルみたいなのを、自分は作詞家ではないんですけれども、
仮で作詞はしなきゃいけないっていうのが、最近の主流というかオーダーだったりするので。
そういうメロディと仮の歌詞っていうのをつける作業が、今はちょっと一番時間かかるなって。
仮の歌詞っていうのは、もうじゃあ書いちゃうっていうことですか?
書いちゃいますね。
テーマは与えられてるけど、それに合わせて。
最終的には作詞家さんが入ってきて、それをリライトしてくれるけど、自分で作詞をまずはして、作曲のための詞を作るっていう。
すごい、それは結構マルチタレントが求められるというか。
もちろん最終的に出る歌詞ではないとはいえ。
それはあれですよね、多分どういう歌詞なら入れられそうかっていうメロディの感じとか、言葉の感じが欲しいからってことなんですかね。
33:02
そうですね、おっしゃる通りそのメロディが、例えば一番極端な言い方すると、たぶんサビのド頭とかで、
うーんみたいな、うーんが例えば入っちゃうと最悪じゃないですか。
みたいな、そういうのにならないような言葉を組み合わせていくみたいな感じですかね。
大変だ。
なのでメロディを、これも人に本当によるんですけれども、私の場合はそのメロディを作りながら、仮でそれっぽい歌詞を入れてみながら、
この歌詞ならちょっとこのメロディ変えちゃった方が通りやすいなだったら、少しメロの方も変えちゃったりとか、いろいろ双方向でやってるっていう。
なるほど、そういうプロセスなんだ。
逆に簡単というか、編曲とかだと、こうやるみたいなのはある程度決まっているものもあったりするので、
割とサックサックと進められたり、特にあとは最後に仕上げの作業の、混ぜる作業、ミックスの作業っていうのがあるんですけど、
そういうとこ結構もう、あんまちょっと時間、自分はそのミックスの専門ではないんで、時間かけすぎてもあんまり良くないなっていうので、もうサクッと2時間ぐらいで終わらせるとか。
これはその後のそのAIの話にもつながるかなと思うんですけど、最近だとそのAIがミックスしてくれるツール出てたりして。
そうなんだ。
じゃあ複数音源用意して、あとはなんかバランスよく組み合わせて。
バランスを調整してくれるとか、またその最後に、要は曲を聴かせてあげると、この曲低音がもっと出てもいいですよみたいなのを言ってくれても勝手にこう、
EQっていう低音をブーストしてくれるものを勝手にかけてくれるとか、そういうのをやってくれるので、自分としてはすごい助かってるなと。
なるほど。
自分が普段ITのエンジニア、フリーランスのITのエンジニアも兼業としてやってるので、こういうなるべくカットできるようなところはカットして、そういう両方のお仕事できるような時間を確保したいっていう風に思います。
確かにすごい。
やってるって感じです。
なんかさっきお話の中に出てきて気になってたのは、そのミキシングにAIが最近は活用されているというか、それは結構プラグインとかの形であったりするのかな。
なんかそういうAIを使った作曲の補助のツールみたいなのって、最近どうなってるのかなっていうのは、結構エンジニア、そうしても働かれている関田さんならではの話が聞けるのかなと思って、
ちょっと聞いてみたいっていう話をね、事前にちょっとお話したら結構いろいろ調べてきていただいて、ご紹介していただけるということだったんで、ちょっとその辺の話を聞いてもいいでしょうか。
36:11
はい。やっぱり最近AI作曲ツールって、おそらく業界でもかなりホットなワードになってて、いろいろなものが出ていて、ただ従来的なものから最近流行りの作曲限らず、膨大なデータから学習して何でもできるよみたいな、
そういったツールもやっぱりAI系にも出てきているので、その辺をお伝えできたらなというふうに思っています。最初紹介する、ちょっと名前だけになっちゃうんですけれども、従来型だと自分は持ってるっていうところなんですけれども、
そのいわゆる教師、学教的なデータを渡してあげたいと。いわゆるアプリを作る人がきっとこういう感じだよねみたいな、例えば作曲だったらこういうリズムが欲しいよねとかこういうメロディの流れだよねみたいな、
そういった、ある程度学習を補助してあげて作っていったタイプのAIだと、ちょっと自分が持ってるものとしては、オブプロデューサースイートっていうものだったりとか、あと自分がちょっとお仕事でも関わりはしたんですけど、フィミグラムっていうものだったり、っていうのが最近だと出てきてるかなっていうところ。他にももちろんたくさんありますと。
この教師データっていう、教師データというか、こうしたらいいよってこう示すのは誰がやってる感じなんですか?すでにプロの人。
ソフト作ってる方が、いわゆる多分音楽だとこうミディのデータっていうのがあって、そのいわゆるメロディのラインがこうデータとして作れるので、そのデータを元にみたいな、いくつかそのデータを学習させてあげて、それに禁じさせるみたいな。
そういうタイプなんじゃないかなってちょっと自分は思ってます。
そうか、人間が作曲したデータっていうのがコンピューターに読める形で、ここにこの音がありますというのを、楽譜データみたいな形なのかな、ミディっていうのがあって。
そうですね、楽譜に近いですね。
それを大量に集めてくれば、人間の作曲しそうなパターンっていうのが学習できるかもしれないと。そういう仕組みなのかなって感じで思いました。
逆に今の楽譜にするっていうのが、例えばJ-POPを楽譜にした際に、これって楽譜からJ-POPに戻せないというか、要は情報量として落ちちゃってるんですね。
なので、いわゆる従来型だと思ってるアプリだと、情報量落とした上で学習させるっていうことをしなきゃいけなかったので、もちろんいいものもあるんですけれども、めちゃめちゃバリエーションに長けているとか、
39:15
それこそそのまま曲として出せるようなものかっていうと、まだまだちょっと改善の余地があるかなっていうところが今までのところだったかなと思います。
逆に、最近の主流で大規模言語モデルとか、大規模言語モデルっていうのは、チャットGPTとかそういったものとかで、あとは拡散モデルって、これはステーブルディフュージョンとかのある
お絵かき系のAIとかであるような拡散モデルを使ったものが、AIの作曲の中でもいくつか出てきてるなっていうふうに見受けていて、いくつか出てるかなっていうふうに思っていて。
一つ目ちょっとご紹介させていただきたいのが、拡散モデルのディフュージョンっていうもので、ちょっと1個曲を生成してみたので、聴きいただければ。
ありがとうございます。
流しますね。これがちょっとオシャレ系な。
なんかちょっと不安になるメロディーですね。
ちょっとだけ怖いですね。
これって、なんかこういう感じの音楽にしてくださいって入力して出てくる感じ?
そうですね。これはそのテキストプロンプトっていう形で、そのテキストを入力して、日曜日に聴くLo-Fi音楽みたいな、そんな感じでとりあえず入れてみたら出てきたものっていう感じですね。
すごい。
ちょっとさっき言ったハイが出ちゃってっていうのは、これはさっきのお絵かきツールのステーブルディフュージョンみたいな感じの系統で、いわゆる波形の画像データ、音楽を波形画像データにしたものに対してやるみたいな処理をしているらしくて、
多分それ絡みでちょっとハイが出すぎちゃうとか、そういうこともあるのかなみたいな。
なるほど。じゃあこのモデルに関しては、もともとは画像用に作られてたモデルの形だとかを、無理やり音を画像に変換してあげることで使えるようにしたっていう、そういうアイデアが。
そうですね。この人は、この作られた方はそういうアイデアで作られたみたいですね。
それでもこんなものができるって、なかなかすごい。
確かに。今まであんまりそのポッドキャストで、チャットGPTの話とかは結構あげられてたりとかするんですけど、画像はね、やっぱりなんかこう、なんだろう、ポッドキャストで話題にしづらいじゃないですか。
42:12
だってこんなものができましたって全部見せることができないから。でも音楽はこう聞いてもらうことができるっていうのが面白いですね。
面白い。他にもなんか調べていただいたものがあるみたいですけど。
他には、あとはミュージックLMっていうものがあって、これは拡散モデルではない、ちょっと別のものらしくて、ちょっと難しすぎてわからなかったんですけれども。
こちらのサンプルもいくつか持ってきました。
ありがとうございます。
じゃあ一つ目聞いていただければと。結構壮大な。
いい感じですね。壮大だし、いい感じです。
これもテキストを最初に入力するタイプらしくて、これが立ち上がるシンセがリバーブを多用したアルペジオを奏でてて、バックにパッド、ベースライン、ドラムが鳴っていますとか。
あとは癒しの雰囲気、フェスの2曲の間、フェスって曲と曲繋げるものがあるんですけど、そういう繋ぎで使えるかもしれない曲みたいな、そんなオーダーを書いたらこの曲が出てきたみたいです。
でもなんかオーダーが高度だなって思いました。
そうですね。
でも前のモデルに比べたら、より複雑なテキストを処理できるようになってるっていうのもあるのかな、もしかしたら。
確かに。
ここのこのMusic LMでは、5000かな、5500の音楽とテキストのペアのデータセットから学習をしたみたいな感じなので、おそらくそれで結構いい精度が出てるっていうところなのかなと。
なるほど、じゃあそれは別に5000の曲から一番似たやつを取ってきてるとかではなくて、新しいやつをそれを元に生成するっていうことなんですかね。
そうですね。
すごいな。
すごいです。
あと他のサンプルとしては、鼻歌みたいなものをメロディーを足すみたいなこともできるので、
それがこの一つ目の鼻歌の音が、
なんなんなんなんなんなんなんーなーっていう鼻歌というか口ずさんだ音があるのに対して
45:07
ここに対してドラムとフルートの音を足してみてください、みたいな要討を出すと、こんな曲になったっていうのがこちらです。
確かに。
ちゃんと、さっきの口ずさんだ歌に沿っているっていう。
沿ってます、沿ってます。
すごいな。
しかもフルートに完全に変わってた。
確かに。
余興の付き方とかは微妙に鼻歌が残ってるのも、なんか面白いですね。
逆にだからこういうツールがあったら、本当誰でも曲が作れる時代だなと思います。
これはなんかあれですね、打ち込みで誰でも作れるよというのとはまた違うというか、
なんか細かい歌い方っていうんですかね、そのイントネーションというかの付け方とか、
もうハミングで歌ったらそれがその変換できちゃうっていうのは、
割と違う次元のツールな気がします。
本当に簡単になりそう。
誰でも作れるっていうのはありますね。
これはなんか音声で入力したデータ、その鼻歌のデータに色々設定を足すみたいなことが、
ニューラルネットの中で起こってるっていうことなんですか?
だと思います。すみません、ちょっとそこまでわからなかったので。
ちなみにさっきのモデルと同じものを基本的には使ってる?
基本的には使っているみたいですね。
すごい。
論文が出てるみたいなので、ぜひ気になる方はご覧いただければと思います。
概要欄にリンクを貼っておきます。
やっぱりなんかまぁ、他の生成愛系でやっぱ、
言語で指定してそれがなんかお絵かきなり音楽の形で返ってくるっていうのはまだなんかイメージが湧いてたんですけど、
鼻歌を歌うと、それのメロディーとか変えてくれるっていうのはなんかめちゃくちゃすごいなと思ってしまいました。
最近にお絵かき系でもなんか線画とかを与えると、それを書き足してくれるとか、背景を書いてくれるとか。
確かに。写真を上げると、ありますよね、それをアニメ風にしてくれるとか。
確かに。
まぁね、ちょっと論文読んでみたいとって感じですけども、
もしかしたらそういうのと同じような仕組みが使われているのかもしれないですね。
かもしれないですね、確かに。
いやーすごいな、面白い。
あとこのミュージックLMだと、そのストーリーをこう書いてあげると、
例えば、いついつのタイミングにこの曲を盛り上げてくださいみたいなのを書くと、
それで場面展開をしてくれるみたいなこともできたりするみたいなので、
48:01
本当にこれを駆使して一曲作るみたいなことも全然可能な未来がやってくるのかなと思います。
あともう一個紹介しておきたいのが、バークっていう、
これはさっき出てきた拡散モデルとかリフュージョンとか、
ミュージックLMとは違った、チャットGPTとかGPT系のトランスフォーマーのモデルを使ったもののAI作曲。
AI作曲というか、もう音にまつわるものは何でも作れるっていうものが最近出てきて、
界隈を賑わせてました。
で、ちょっと試しに聞いてみると面白いな。
これはメインは、基本的には会話とか、そういったものを生成するのをメインで作られたっぽいんですけれども。
会話を生成?
会話というか、例えばその会話。
フランス語っぽい会話みたいなってこと?
あ、なんだろう、なんだろうな、演劇…違うな。
例えば、YouTubeの商品紹介動画で使うような会話のやりとりみたいな。
なんかそういった生成ですかね。
じゃあなんか、二人で笑ってる音声をくださいみたいな、そういうことを言うと、
二人の人間でがははははみたいな言ってるやつができるから、
そういった簡易的な、簡易的にそういうデータが欲しいみたいなニーズには合うサービスかもっていうふうには思います。
効果音とか。
効果音とかかな。
鳥の鳴き声が欲しいですとか。
そうですね。
これちょっと一個作ってみたのがあって、これちょっとあんまり品質は良くはないんですけど、
けんえんのなかって、タイトルというか、この名前を歌ってくださいみたいな感じで。
えー。
え、なにそれめっちゃ気になる。
めっちゃ気になる。
それで成天られたのが、これになります。
へー。
けんえんのなか。
すごい。
けんえんのなか。
メロディーをつけてくれて、すごいな。
それ、うちらのあれじゃない、最初始まるときとか入れたらいいんじゃない?
いけますよ、後半で。
ギターで練習して、フルバージョン生成してからそれを練習する。
じゃあ、うちらこれ歌う練習しようよ。
なんか結構ローファイな感じだけど、なんか聴き語りをしてるような感じですよ、ギターだったら。
そうなんですよね。裏にギターがいて、この辺なんか生成がシビアで、結構ノイズだらけのものができちゃったりとかもあったんですけれども。
そのときに出てきた謎のBGM、けんえんのなかを歌ってくれって言ったのに、なんかジングルみたいなの作ったやつもあって、それがこれですという謎の。
51:16
なんか不思議ビート。
ちょっと不思議、オシャレ。
不思議ビートだけど。
意外といいんですよね。
意外といいです、普通に。
確かに。かつなんか人間では作れなさそうな、こうなんだろう、不思議なビート。
ちょっとザワッと感があるよね。
ザワッとする感じもあるし。
確かに。
いや、なんか一時期、そのAI絵でちょっとザワッと感のあるAI絵ってあったじゃないですか。
最近はもうね、だいぶ綺麗な感じになっちゃう。
そうだね。昔のなんか悪夢のような画像が生成される、ディープドリームかなとかは一つありましたよね。
なんかその辺が音楽にも若干あるっていうのがなんか面白いなっていうのを感じながら思いましたね。
なんかそこまで画像ほどわかりやすく絵って感じじゃないけど、
でもなんかあれみたいな、なんとなくまだこう人が作ったのとは何か違う感じがするけど、
それがなんか帰って自然に、なんか新鮮に感じられて、なんか面白いってなったりするのかなって思いました。
あとはもう一つはテキストや画像でも、最初はこう、例えばこのレベルというか、ちょっと不自然だなって思うやつが出てきてたけど、
数年経つとね、もう違和感というか、言い訳がつかないようなレベルになるっていうのを、
他の分野でも体験しているので、音楽でも多分、なんか本当にフルコーラス系の中の歌が出てくる日は遠くないんじゃないかなっていう感じもしますね。
いや、ちょっと面白かったです。
ありがとうございます。自分でも試してみたいな。
本当にいろいろ作っていただいて面白かったです。めちゃくちゃ。
こんな感じですね、AI作曲系。あと、これは紹介としては、
最近だと初音ミックの光景みたいなものも結構いっぱい出てきてて、
私が一回使ったことあるシンセサイザーVっていう、歌を歌ってくれるやつもあるんですけど、結構それ精度が良くて、
今日サンプルは持ってこれてないんですけれども、気になる人はそういった新しい初音ミックのものとか調べてみていただけたらと思います。
声の雰囲気とかも変えられるようなボーカロイド。
声の雰囲気変えられるし、結構初音ミックって、もちろん今は最近は操作が簡単になってるっていうところはありますけど、
その要は、メロディーのラインを入れたら勝手に良い感じにもう抑揚をつけて歌ってくれるみたいな。
しゃくりというか、それっぽい自然に歌ってくれて、より人間っぽい歌い方をしてくれる音楽プラグインっていうのももう出てるので、
54:05
本当この辺のさっきのAIの話とかと組み合わせて、もうAIが良い曲を作るのももう間近かなっていう感じですね。
なるほど。ちなみにちょっと気になるのは、関田さんは人間の作曲家としてはそういう流れをどう見てるのかなとか、
実際にこういう風に使ってるよとかもあるし、他の人が使ってるのを見てどう思うかとかもあるし、ちょっとその辺の考えをお聞きしたいなと。
まずそのAI作曲どう思ってるかっていう、そのAI作曲がフルコーラスの紙曲を作ってしまうことをどう思うのかっていう意味では、やっぱこう悔しい悲しいみたいな面は多いですね。
要はこう悔しい悲しいというか、そのAIが作ったものでその聴衆がもうこれでいいやって思われたら嫌だなっていう気持ちですね。
どっちかというと作れることよりはそっちの方かなっていう感じはしますよね。
そうですね。
受けてがそれでいいやってなっちゃうっていう。
だからそこには行き着かないようにしたいし、逆に言えば今後作曲家とか音楽をやる方は何をしたらいいかっていうと、そういうAIが作る音楽に負けないっていうのはもちろんですけど、
自分の色っていうか、自分を含めたブランドとしてその音楽を打ち出していけたらいいのかとかは思うようにします。
あとは、はい。
いやいや、どうしようかな。
じゃあちょっと話を聞いて思い出したことを話すと、イゴの世界ってAIが人間に勝っちゃうみたいなことがあったじゃないですか。
イゴのルールを学んでいろんな技術を勉強させたAIが人間を軽く超えてしまったみたいな。
でもあの後追跡して、プロ騎士とアマチュア騎士の気力、イゴの強さを追跡調査したみたいな論文が最近出てて話題になったんですけど、
AI後もそもそもイゴをやる人が減ってるってことは全くないし、プロに関しても増えてたり、そしてそれがどんどん強くなってるっていう話もあるらしいですね。
僕の身近でも将棋好きな人ってここ数年前で増えてきたなって思っていて、それはそもそもちょっとゲームっぽいものが流行ってるのか、いろんな要因はあると思うんですけど、
将棋に関してもAIと人間の直接対決っていうのは何度かあって、もうAIが勝ってしまう状況っていうのは何度も起こってるけど、
別にそれでつまらなくなったとか、やる気がなくなっちゃったって人はそんなにいなさそうだなっていうのもあるし、
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それを見たいっていう、将棋に関してはパフォーマンスを見たいっていう人っていうのは全然どんどん逆に増えているっていうのが結構面白い現象だなと思っていて、
作曲に関してもいろんな人が作曲が簡単にできるようになったからこそレベルも高まっていくというか、
いろんな人の作曲の面白い曲がどんどん世に溢れていくっていうのはもしかしたらあるのかなとも思いますし、
やっぱ人間がその中で作曲した曲がやっぱり面白いっていう人も全然残っていくんじゃないかなっていうふうに、将棋とかそういう例を見ていると思いますね。
例えばあれですよね、AIがあることによって手軽に始められるようになった人が、なんかいろいろ逆に作曲に興味を持ち始めて、
でもやっぱり本筋の作曲家はすごいなってなって逆に興味を持ったり、なんかっていうことはあるのかもなっていうのは思いましたね。
ただやっぱちょっと、棋士とかそういう、なんかのとはまたちょっと違うものとして、なんだろう、勝負とかじゃないじゃないですか。
だから採用するとかなるってなると、やっぱり本当にプロとしてこう食えていくというか、名声を得てやっていくっていう人の前に、やっぱ誰しも下積みの時期があって、
下積みの時のクオリティって、仕事に対して、もうお金はもらえてるけど、ある意味まだ学ばせてもらってる状態みたいなので、多分いろんな業界であると思うんですけど、その業界、そのクオリティで、
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