成熟の本質
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、揺れを受け入れるのが成熟の力というテーマでお話をしていきます。
私たちは、成熟するということに対して、どこか動じない自分になることや、
何が起きても決して揺るぐことのない、剥がれのような強さを手に入れることだとイメージを抱きがちです。
感情の波を完璧にコントロールし、常に冷静沈着で迷いのない足取りで進む、そんな姿を理想として追い求め、
少しでも揺れ動いたり、不安に足元がすくんだりすると、自分はまだまだ未熟だと自分を責めてしまうことも少なくありません。
しかし、ホリスティックの視点から生命の本来の姿を深く見つめてみると、そこには全く逆の真実が浮かび上がってきます。
本当の成熟とは、揺れなくなることではなく、むしろ揺れ続ける自分を丸ごと受け入れ、
その揺らぎと共に生きていくしなやかさを身につけていくことなのです。
自然界に目を向けてみましょう。
例えば、高くそびえ立つ竹や柳の木を思い浮かべてみてください。
激しい嵐が吹き荒れるとき、本当に強いのは一歩も動かずに風に抗おうとする体重でしょうか。
実は、風の勢いに合わせてしなやかに身をくねらせて揺れを受け流す木々こそが、折れることなくその嵐をやり過ごすことができます。
揺れることは決して弱さの証ではありません。
それは、外からの力や内側の変化に対して自らを適応させ、調和を保とうとする命のダイナミックな知恵なのです。
成熟した魂とは、まさにこの柳のようなしなやかさを持ち合わせている人のことを指すのではないでしょうか。
私たちの心身もまた常に揺れ動くことでバランスを保っています。
ホリスティック医学において重要な概念であるホメオスタシスも決して静止した状態を指すのではありません。
体温、血圧、ホルモンのバランス、それらは一瞬たりとも止まることなく、微細な揺らぎを繰り返しながら全体としての調和を維持しています。
もしこの揺らぎが止まってしまったら、それは命の停止を意味します。
心も同じです。悲しみに揺れ、喜びに震え、時には迷いの中に漂う、そうした心の心腹があるからこそ。
私たちは私たちの痛みに共感し、人生の深みを味わうことができるのです。
成熟とは、自分の中にあるこのフリコを止めることではなく、フリコがどちらに触れていても、それを静かに見守ることができる器を大きくしていくプロセスです。
不安に襲われた時、その不安を無理に消し去ろうとするのではなく、
ああ、今の私は売れているな、それほどまでにこの出来事を大切に思っているんだな、とその揺らぎを優しく抱きしめてあげること。
自分の弱さや不完全さを隠すのではなく、それらを含めた自分という存在の全体性を愛おしむこと。
その需要の深さこそが本当の意味での成熟した力となります。
揺れとの共生
揺れを受け入れられるようになると、世界の見方も変わってきます。
自分自身の揺らぎを許せる人は、必然的に他者の揺らぎに対しても寛容になれるはずです。
誰かが迷い、悩み、不安定な状態にある時、それを正そうとしたり、さばいたりするのではなく、
共に揺れることができるその静かな共感こそが、現在社会において最も必要とされている未来へ続く癒しの形なのかもしれません。
成熟した人は、自分が揺れることを知っているからこそ、他者の痛みに対しても言葉を超えた深い慈しみをもって接することができるのです。
また、揺れを受け入れる力は、私たちに変化を恐れない勇気を与えてくれます。
未来がどうなるか分からない、確かなものなど一つもない、そんな不確実な世界において、揺れ舞いと踏ん張ることは多大なエネルギーを消耗させてしまいます。
けれど、揺れても大丈夫、また真ん中に戻ってこれるという自己信頼があれば、私たちは軽やかに変化の波に乗ることができます。
成熟とは、人生という大舟原で波を消そうとすることではなく、どんな波が来てもその上でバランスを取り続ける優れたサーファーのような感覚を磨くことだと言えるでしょう。
今日、あなたの心はどこへ揺れているでしょうか。何かに迷い、何かにときめき、あるいは何かに傷ついているかもしれません。
そのすべての揺らぎは、あなたが今懸命に、そして豊かに生きている証です。揺れる自分を情けないと思わないでください。
その揺らぎの中にこそ、あなただけの優しさと成熟への種が宿っています。
自分の中にある不規則なリズムを愛し、その揺らぎを楽しみながら、今日も一歩ずつ進んでいきましょう。
そのしのやかな歩みの先に、あなたにしか描けない調和に満ちた未来が待っています。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをどうぞよろしくお願いいたします。
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今夜、呼吸とともに胸が上下する、その自然な揺らぎをただじっと感じながら、安らかな眠りについてください。
ナビゲーター、岡田でした。