健やかさの本質
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、健やかさは調和から始まる。
私たちが健康でありたいと願うとき、多くの人はまず、食事や運動、睡眠の見直しを思い浮かべます。
もちろん、それらはとても大切です。
けれど、ホリスティック・ヘルスの視点では、それ以前に問い直しておきたいことがあります。
それは、自分の内側に調和はあるだろうか、ということです。
健やかさとは、単に病気ではないということや、元気に動けるということだけではありません。
それは、体、心、意識、そして外側の環境や、人間関係まで含めた、広い意味での調和した状態なのです。
例えば、どんなに栄養バランスの良い食事をとっても、気持ちが落ち着かず、熱気ず、常に何かを心配しているとしたら、
あるいは、日々の忙しさに追われて、呼吸が浅くなり、自分の感情すらわからなくなっているとしたら、
そのとき、私たちの内側では、健やかさが機能していない状態と言えるのです。
調和とは、静けさや完璧さではありません。
揺らぎながらも、全体としてバランスを保っていること、つまり波があっても崩れない感覚です。
自然界を見ても、調和は常に動きの中にあります。
海は波を立てながらも、岸に戻り、また引いていく。
風は強く吹いても、やがて静まり、次の流れを運んでくる。
木々は、季節に合わせて、葉を伸ばし、実を落とし、眠る準備をする。
人間の体も同じです。変化しながらも、常に調和を求めて動いている。
でも、現代人の多くは、この自然な揺らぎに不安を感じやすくなっています。
昨日できたのに今日はできない。感情が安定しない。やる気が続かない。
そんな風に、自分の波をダメなものとして見てしまいます。
でも、本当は、その波こそが生きている証であり、その波に気づけることが調和の入り口なんです。
ホリスティックな調和とは、いくつかの層に分けて捉えることができます。
一つは、体と心の調和。体の疲れや緊張に気づき、それを無視しないこと。
心の調和を抑え込まず、そう感じているんだね、と寄り添ってあげること。
二つ目は、内面と外の調和。
自分の気持ちに嘘をつきながら人の期待に応えてばかりいると、やがて内側がチグハグになっていきます。
健やかさは、自分と世界との関係が対話的であることから育ちます。
日常生活の調和の重要性
そして、三つ目は、流れとの調和。
忙しい現在では、今できないことを焦ってしまいがちです。
でも、種をまいてすぐに花が咲かないように、癒しも変化も流れの中でゆっくり育つものです。
今日の自分に問いかけてみましょう。
今、私はどこで無理をしているんだろう?
どこに小さな不調和があると感じる?
その不調和を責めずに見守ることはできるだろうか?
調和とは、頑張って整えることではありません。
見守ることから自然と整っていくものなんです。
例えば、今日できる小さな調和のアクションを考えてみましょう。
5分間静かに呼吸をする時間を持つ。
ご飯をよく噛んで味わう。
自分に、よくやっているよと声をかける。
人の期待ではなく、自分の心に沿った選択を一つしてみる。
それだけでも、私たちの中にある揺らぎの海に穏やかな波紋が広がっていきます。
健やかさは調和から始まる。
この言葉は、あなたにプレッシャーをかけるものではなく、
どんな時でも戻ってくる場所があるということを思い出させてくれるフレーズです。
どんなに揺れても、どんなに崩れても、
あなたという小宇宙はまた調和のリズムを取り戻せます。
それを信じて今日も過ごしてみてください。
本日もご視聴ありがとうございました。
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ナビゲーター岡田でした。