現代社会における心の硬化
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、ゆらぎのある生活が、心の硬さをほぐす、というテーマでお話をしていきます。
私たちが暮らしている現代社会は、都格、効率や正確さが求められる場面が多いものです。
電車は時刻通りに運行し、仕事の締め切りも時間きっちりに設定され、食事や睡眠さえもアプリで管理できる時代になりました。
確かに、それは便利で安心感もありますが、一方で私たちの心や体は、あまりにも規則正しすぎる環境に置かれると、逆に息苦しさを感じてしまうことがあります。
自然界を見ると、そこには完全な規則性というものはほとんど存在しません。
川の流れは一定のリズムを保ちながらも、時には速くなったり緩くなったりします。
風も常に同じ強さではなく、ささやくように吹いたかと思えば、少し強く木々を揺らすこともあります。
雲もまた形を変えながら空を漂い、日の光を遮ったり通したりしています。
つまり、自然は常に揺らぎを持っているのです。
この揺らぎこそが私たち人間にとっても必要な要素だと考えられています。
医学や心理学の分野でも、揺らぎが人に安心感やリラックスを与えることが分かってきました。
例えば、焚火の炎を眺めていると、心が落ち着いていくのを感じることがあります。
あるいは小川のせせらぎや木の葉のざわめきを聞いていると、気が付けば呼吸がゆっくりなっています。
これはF分の1揺らぎと呼ばれるリズムの効果で、自然の中にはこの揺らぎがあふれているのです。
ところが、現代社会はこの揺らぎが極端に少なくなっています。
デジタル機器の画面は一定の光を放ち、
エアコンの風は一定の強さで吹き続け、工場やオフィスの環境は可能な限り均一化されています。
そのような一定すぎる環境は、便利でありながら私たちの感覚を硬直させてしまうのです。
だからこそ、私たちは意識的に揺らぎを暮らしに取り入れることが大切です。
揺らぎによる心の柔軟性
例えば、毎日同じ道を歩くのではなく、たまには違う道を選んでみる。
予定を詰め込みすぎず、空白の時間をあえて残しておく。
食事も栄養バランスを気にするのは大切ですが、
時には今日は心が喜ぶものを食べようと、自分の気持ちを優先する。
そうした小さな変化の余白が、心の固さを和らげてくれるのです。
揺らぎがあることで、私たちは自分の柔軟さを取り戻すことができます。
予定通りに進まなかったことを責めるのではなく、
そんな日もあるよね、と笑って受け止められる人と人との関係においても、
相手の揺れや変化を受け入れやすくなる。
完璧である必要はなく、むしろ不完全さや変動こそが人間らしさを支えているのだと気づけることができます。
心が固くなると、ちょっとしたトラブルにも過剰に反応してしまいます。
でも揺らぎを取り入れていると、揺れは自然なことと思えるので、出来事を大きくしすぎずに済みそうです。
そういう意味では、揺らぎはストレスに対する免疫力のような働きをしてくれるのかもしれません。
今日のテーマを振り返ると、私たちの心と体は、
自然界と同じように、揺らぎながら生きているのだということです。
だからこそ、あまりにもカチッと決めすぎずに、流れに身を委ねる時間を持ってみてください。
その時、あなたの心の固さは少しずつほどけていき、もっと自由に生きられるようになるでしょう。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをどうぞよろしくお願いいたします。
ご感想や気づきはぜひコメント欄でシェアしてください。
揺らぎの中であなたの心が優しく解けほぐれますように。
ナビゲーター岡田でした。