リズムと健康の関係
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、リズムを取り戻すと人生が軽やかになる、というテーマでお話をしていきます。
私たちの心と体は本来、リズムの存在です。
鼓動のリズム、呼吸のリズム、睡眠と覚醒のリズム、さらには食事や活動、休息のリズムまで、
全てが絶妙な調和を保つことで、健康が成り立っています。
しかし、現在社会の生活では、この自然なリズムが簡単に乱れてしまいます。
夜遅くまでスマホを見て、朝は寝不足のまま仕事に出かけ、食事は不規則で運動不足。
気づけば、体も心も重たくなります。なんだか人生がしんどいと感じてしまう。
実は、その背景には失われたリズムが大きく影響しているのです。
例えば、睡眠のリズム。毎日同じ時間に眠り、同じ時間に起きるというシンプルな習慣があるだけで、
自律神経が整い、体内時計が安定します。
すると、朝の目覚めが軽くなり、日中の集中力が高まり、夜は自然と眠気が訪れる。
この一連の流れは、高循環のリズムとも呼べるもので、生活全体を軽やかにしてくれます。
逆に、夜更かしが続くと、体内時計が狂い、睡眠の質が落ち、
翌日の疲労感は抜けず、さらに甘いものやカフェインに頼ってしまう。
こうした悪循環のリズムは、心身を重たくさせ、人生を鈍らせてしまいます。
呼吸のリズムもまた大切で、忙しい時や緊張している時、私たちの呼吸は浅く早くなります。
すると脳に酸素が十分に行き渡らず、思考もネガティブに傾きがちです。
ところが、意識してゆっくり呼吸を整えると、複交感神経が優位になり、体も心も落ち着いてきます。
呼吸というリズムは、心の波を穏やかにする調律師のような存在です。
だからこそ、意識的に呼吸を深める習慣を取り戻すと、日々の生活が驚くほどに軽やかに変わります。
食事のリズムを捨てていけません。
不規則に食べたり、遅い時間に重たいものを食べると、消化器官に負担がかかり、睡眠の質も下がります。
一方で、朝・昼・晩といった整った時間に腹8分目で食べると、体内のエネルギーがスムーズに循環し、心も落ち着いてきます。
さらに、よく噛むという行為も大切です。
噛むリズムが整うと、複交感神経が刺激され、満腹感が自然と得られ、過食も防げる。
食事というのは単なる栄養補給ではなく、心と体を整えるリズムの儀式なのです。
自然との調和
ここで一つ興味深い視点を発します。
音楽を聴くと気持ちが軽くなるのは単に好きな曲だけではなく、そこにリズムがあるからです。
人は本能的にリズムに共鳴し、体の内部のリズムを外の音に合わせて調律していきます。
だからこそ好きな音楽を聴くと自然に呼吸や心拍が整い、心がスッと軽くなる。
生活の中で音楽やリズムを意識的に取り入れることは、人生を軽やかにする大切な工夫になります。
では、どうすれば失われたリズムを取り戻せるのでしょうか。
ポイントは小さなことから始めることです。
いきなり早寝早起きを完璧にしようとすると挫折しやすいので、まずは寝る前にスマホを置く時間を30分早める。
朝はカーテンを開けて太陽の光を浴びる。
それだけで体内時計は少しずつリセットされていきます。
呼吸も同じで忙しい一日の中で深呼吸を3回だけする。
これから始めればいいことです。
小さな実践を積み重ねることでリズムは確実に戻ってきます。
また、自然と触れ合うことも強力な方法です。
森の中を歩くと木々の揺らぎや鳥のさえずり、水の流れなど自然界のリズムに体が増長していきます。
科学的にも自然のリズムはジート神経を整え、免疫力を高めることが分かっています。
現代社会の人工的なリズムの中で乱れた体を、自然の大きなリズムが優しく調整してくれるのです。
リズムを取り戻すと体の調子が整うだけではなく、心にも大きな変化が訪れます。
イライラが減り、気持ちが穏やかになり、人との関わり方もスムーズになっていきます。
何より自分らしさを取り戻せるようになるのです。
人生が重たいと感じるとき、それは能力や努力が足りないからではなく、単にリズムが乱れているだけかもしれません。
最後にお伝えしたいのは、リズムは管理するものではなく、感じるものだということです。
カレンダーや時計で生活を厳しく管理するのではなく、自分の呼吸や鼓動、体の声に耳を傾けてみる、
自然の光や風のリズムに身を委ねてみる、そのとき私たちはリズムを取り戻すというより、本来のリズムに変えるものだと思います。
その感覚を大切にすると人生は驚くほど軽やかに広がっていきます。
本日もご視聴ありがとうございました。チャンネル登録といいねをいただけるととても励みになります。
あなたが今日から始める小さな習慣が、やがて大きな力となって帰ってきますように。
ナビゲーター岡田でした。