信頼と本音の関係
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日は、本音を語れる関係は信頼で育つ、というテーマでお話ししていきます。
人間関係において、本音で話せる相手がいるということは、とても大きな安心です。
でも、同時に、本音を語るというのは、勇気のいることでもあります。
こんなことを言ったら、嫌われるんじゃないか。
相手を傷つけてしまうかもしれない。
わかってもらえなかったら、どうしよう。
そんな思いがよぎって、つい無難な言葉だけを選んでしまうこともあるのではないでしょうか。
私たちは、多くの場面で、正解のような言葉を探します。
でも、心が本当に求めているのは、正しさよりも本音の通い合いだったりするのです。
実は、本音は、言える・言えないという白黒の問題ではなく、
言える関係性が育っているかどうかが大きく関わっています。
つまり、本音を語るというのは、信頼の中で育つものなのです。
例えば、小さな気持ちのやり取り。
今日は疲れてるから静かにしていたいな。
それはちょっと違和感があるんだね。
こういう、日々のほんの些細な自分の感覚を受け止めてもらえる経験が、
この人には安心して本音を言っていいんだ、という信頼感を育んでいきます。
逆に、そんなこと言っちゃダメだよ。
また、わがまま言ってると否定されたり、茶化されたりすることが続くと、
本音はしまっておこう、と心にブレーキがかかってしまいます。
そうすると、どんどん会話は表面的になって、
どれだけ一緒に時間を過ごしていても、
どこかで、本当の私はここにいないな、と感じてしまうのです。
では、どうすれば本音を語れる関係が育っていくのでしょうか。
本音を育む3つのポイント
ここでも3つのポイントをお伝えしたいと思います。
1つ目は、小さな本音から言葉にすること。
いきなり重い悩みや深い感情を打ち明けるのは、誰にとってもハードルが高いですね。
だからこそ、日常の中のちょっとした違和感や、
嬉しかったこと、気になったことを少しずつ口にしてみます。
今日はなんとなく元気が出ない。
この景色、すごく落ち着くんだね。
そんな些細な本音の積み重ねが、関係の地ならしになります。
それを受け止めてもらえる経験が、本音を深めていく土壌になります。
2つ目は、聞いてくれる人を選ぶこと。
残念ながら、全ての人に本音をさらけ出す必要はありません。
むしろ、この人は安心できる、
分かろうとしてくれていると感じられる相手に出会えたら、
その人との関係性を丁寧に進ませていけばいいのです。
誰かに本音を受け止めてもらった経験は、その後の人間関係への大きな支えになります。
前に、あの人が受け止めてくれたように、きっとまた分かってくれる人に出会えるという信頼の感覚が育まれるからです。
そして3つ目は、自分にも誠実であること。
これは少し耳の痛い話かもしれませんが、
自分が自分の本音を受け止めていないと、相手にも本音を伝えることは難しくなります。
本当はこうしたい。この言葉には傷ついた。今は話すより一人でいたい。
そうした自分の感覚に、まずは自分自身が正直になること。
それが他者と本音で繋がる土台になります。
自分の声を無視し続けていると、本音と建前の区別がつかなくなって、
なんだか疲れている人というと消耗する、といった感覚に繋がってしまいます。
私たちが誰かに心を開くとき、そこにはいつもこの人はきっと分かってくれるという希望が宿っています。
それはとても繊細で壊れやすいものでもありますが、だからこそ育んでいく価値があるのです。
本音を言ってくれてありがとう、そんなふうに互いに受け止め合える関係は、
とても温かく信頼に満ちた繋がりになります。
そして、そういう関係性が一つでもあることは、人生の中で何よりの癒しとなってくれるでしょう。
今日は、本音で語れる関係は信頼で育つ、というテーマでお話ししてきました。
本音は勇気を出せばすぐ言えるというものではなく、日々のやりとりの中で少しずつ育っていくもの。
あなたにも、この人には少しずつ話してみよう、と思える誰かがきっといるはずです。
そして、あなた自身が誰かにとって本音を語っても大丈夫な人でいられるように、
そんな信頼の循環が少しずつ広がってきますように。
本日もご視聴ありがとうございました。
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あなたの内側にある深い知恵とつながる時間が、
今日も優しく育まれますように。
ナビゲーター、岡田でした。