感情の重要性
こんにちは、健康塾ホリスティック・ヘルス・ラボ、ナビゲーターの岡田です。
今日のテーマは、感情は悪者じゃない、怒り・悲しみと共に生きる、です。
こんなことで腹を立てるなんて自分はまだまだだ。泣くなんて情けない。
私たちは日々、怒りや悲しみといったネガティブな感情に直面しながら、
それを感じること自体を悪いことのように捉えてしまうことがあります。
でも、本当にそうでしょうか?
ホリスティック・ヘルスの視点では、感情はエネルギーの流れであり、
私たちの心と体の健やかさを計る、とても大切なセンサーのようなものです。
例えば、怒り。怒りは時には激しく、破壊的に見えることがあります。
でも、その奥には自分が大切にしていたものが脅かされた、というサインが隠れています。
自尊心、正義感、安全、信頼、時間、そのどれかが傷つけられたとき、人は怒りを感じます。
つまり、怒りは、これは大切なことなんだよ、と知ってくれるアラームのようなもの。
大切なのは、その音を無視せず、まずはしっかりと耳を傾けることです。
同じように、悲しみもまた悪者ではありません。
喪失感、期待が裏切られたとき、誰かの優しさに触れたときでさえ、涙がこぼれることがあります。
悲しみは、心が柔らかくなる瞬間、そして、過去に戻りたいわけでも、前に進めないわけでもなく、
今の自分に正直でいたい、という深い自己肯定の現れでもあるんです。
でも、現在の私たちは、感情に蓋をしてしまうことが上手になってしまいました。
忙しさでごまかし、情報に紛れ、無理やり明るく振る舞う。
その結果、感情は未消化のまま、心の奥に沈んでいき、やがては慢性的な疲労感や、人間関係のこじれとなって現れてきます。
では、どうすれば、感情と健やかに向き合っていけるのでしょうか。
感情と向き合う方法
まず一つ目の鍵は、感じていることを言語化することです。
例えば、今、私は怒っている。
私は寂しいと感じている。と、自分の感情に名前を付けるだけでも、脳は落ち着きを取り戻しやすくなるのです。
これは、感情のラベリングと呼ばれ、実際にストレス軽減の効果があるとされています。
次に、感情を善悪で判断しないことも大切です。
感情は自然現象のように、この感情はいい、あの感情はダメと決めつけると、自分の一部を否定してしまうことにつながっていきます。
雨が降る日も、風が強い日もあるように、感情にも波があります。
その波をそのまま受け止めるという姿勢が、心のレジェレンス、つまり回復力を育てていきます。
そしてもう一つ忘れてならないのが、感情の出口を作ることです。
例えば、声に出してみる、紙に書き出す、信頼できる人に話す、涙を流すことや体を動かすことも立派な感情の解放です。
怒りがこみ上げてきたとき、怒っちゃダメと抑え込むよりも、私は何に怒っているのかと探ってみてください。
そこにはあなたが守りたい信念や価値観があるはずです。それはあなたの軸でもあります。
私たちはよく、感情に振り回されないようにと言います。
でも、振り回されることを恐れるよりも、感情と共に歩いていく視点を持つことで、人生はもっと味わい深く、しなやかになるのではないでしょうか。
怒ってもいい、泣いてもいい、大切なのはその感情の奥にあるあなたらしさに気づいてあげることです。
今日一日を振り返って、心が動いた瞬間にどんな感情があったでしょうか。
どうかそのすべての感情に優しい眼差しを向けてみてください。
感情は敵ではありません。むしろ、最も近くにいるあなたの味方なのです。
本日もご視聴ありがとうございました。ぜひチャンネル登録といいねをお願いいたします。
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皆様の健康な毎日を応援しています。ナビゲーター岡田でした。