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2023-06-02 21:13

敬和キャンパスレポ Vol.43 20200731「舟入町」の由来を探る

7/31 からの敬和キャンパスレポは、新発田の「舟入」をテーマにお届けしました。一枚の古写真を手がかりに、新発田の舟入町の由来について調べていく映像作品を制作した4年生、辻美緒さんと井口美咲さんをゲストに迎えて、制作過程で出会った方々や学んだことなどをうかがっています。MCは有本。

作品制作のきっかけ
有本らな
敬和キャンパスレポ
この番組は、新発田市富塚にある敬和学園大学の大学生が、
大学に関わるイベントや人、新発田のことなどをテーマにお届けします。
敬和キャンパスレポは、敬和学園大学の提供でお送りします。
みなさん、こんばんは。
この番組は、敬和学園大学から大学のことや、
新発田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日の進行は、国際文化学科3年の有本らなです。
どうぞよろしくお願いします。
わーい。
今日はちょっと私一人なんですけど、頑張ります。
有本らな
すごい、もうほんと久しぶりで、楽しみにしてました。
有本らな
今日のテーマはですね、学生の作った映像作品のお話です。
今年2月に行われた集中講義、現代メディア論では、
学生たちがグループに分かれて、新発田を題材にした作品を短期間に作りました。
有本らな
実は私も新発田城をテーマにした作品をお友達と一緒に作ったんですけれど、
有本らな
その作品についてもいずれ詳しくお話できたらいいなと思っています。
今日はですね、私たちが作った新発田城をテーマにした作品ではなくて、
もう少しディープなテーマを扱ったチームの作品をご紹介したいなと思っています。
それもですね、新発田の舟入町をテーマにした作品なんですね。
では、この作品を制作した英語文化コミュニケーション学科4年生の辻美穂さんと井口美咲さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
辻美緒
よろしくお願いします。
有本らな
お二人は英語文化コミュニケーション学科の4年生ということで、
国際文化に通っている私とは少し違う勉強をされていると思うんですが、
ゼミや専門科目の勉強で普段どんなことに取り組んでいるのか簡単に教えていただけますか?
辻美緒
私は英語学専攻のゼミに所属していて、
英語原文の不思議の国のアリスの英語での言葉遊びについて研究していて、
例えば英語の同音異義語などについて調べたりしていますね。
なるほど。
有本らな
井口さんはどういったことを勉強なさっていますか?
作品の紹介
井口美咲
私はゼミで主に児童文学について学んでいます。
アリスとか今はラルニア国物語っていうのを英語で読んで、
日本語に訳したり、英語で読んだ内容をそのまま英語でサマリーにしたりするようなことをしています。
すごい楽しそう。
有本らな
私、不思議の国のアリスがすごいディズニー映画の中で好きなので、
有本らな
とても面白そうだなと思いました。
ぜひ。
有本らな
現代メディア論は国際文化学科の専門科目で、英語文化の学生の皆さんも履修しているとは思うんですが、
人数としては漢字的には少なかったなというふうに私自身も感じました。
2人がこの授業を履修しようと思ったきっかけを教えてもらえたらと思います。
お願いします。
有本らな
履修しようと思った理由は、もともと動画を作ることとかに興味があったんですけど、
井口美咲
機会がなくて、やってみようと思うけどできなかったんですけど、
以前この授業を履修した友達が面白いよって勧められて、今回履修することを決めました。
なるほど。辻さんはどういった理由でこれを受講しようと思いましたか?
有本らな
私は専攻しているコースの科目に現代メディア論があったので、どんな授業なのか調べてみたところ、
辻美緒
動画の制作をする授業だと知り、動画ってどうやって作られているんだろうという思いから履修を始めました。
英語科に所属しているので、こういう地域に密着した授業ってあんまり受けてこなかったので、
今回この授業を通して新発田のことをすごい知ることができたので、いい経験になりましたね。
なるほど。じゃあお二人ともきっかけはすごい興味があったっていうところから始まったんですか?
そうですね。
では、私の方からお二人が今回作った作品の概要について説明したいと思います。
有本らな
舟入町は新発田市内でも大学に近いエリアにあります。
有本らな
県の広報資料に今の舟入町では見たことがないような船着き場所の写真を撮っています。
有本らな
船着き場所の写真を撮っています。
有本らな
舟入町は新発田市内でも大学に近いエリアにあります。
県の広報資料に今の舟入町では見たことがないような船着き場所の写真が出てくるのですが、
この写真の場所はどこなのか、何をしていたのか、
新発田市の関係者にインタビューしながら謎を解いていくという作品です。
写真には船と橋があり、周辺にはたくさんの男性たちが働いていて、
後方には蔵のような建物が映っています。
とても賑やかな様子なんですね。
有本らな
という謎を解明しながら舟入町に迫っていくという作品だったのですが、
辻さん、伊口さん、何か補足はありますでしょうか。
辻美緒
補足というか、今やっぱり新発田の街を歩いていて、
そんなこの写真に載っているような蔵みたいなものってないので、
こんな立派なでかい蔵が今までどこにあったんだっていう、
今はそれあるのかっていうのがすごい気になったので、
すごい今回調べることができて、謎が解けるので楽しかったです。
有本らな
そうですよね。私も大学行く道とかで通ったりするので川がわかるんですけど、
舟入町の由来
有本らな
全然あとは蔵もないし、家しかないので、
とても興味深いなとは思って作品を見てました。
有本らな
ではちょっと次の質問に行きたいと思うのですが、
この作品を作るまで舟入町というところに行かれたことはあったのかと思いましたが、
有本らな
大学の近くなので通ったことはあるかと思うんですけど、
どんな場所だという印象を持ちましたか。
井口美咲
私は舟入町に住んでたんですけど、
住んでても関西の住宅街っていうイメージがあって、
川ってどこにあるんだろうって今回調べなかったら全然わかんないっていうイメージでした。
有本らな
なるほど。辻さんはいかがですか。
辻美緒
私も今回の作品を作るまで舟入町という街のことを全く知らなくて、
それこそ住宅街っていうイメージが私も強かったので、
川っていうイメージが全然ないのに名前には船っていう名前がついているので、
なんでなんだろうなっていうのがすごく気になりましたね。
有本らな
なるほど。その作品制作を通じて今まで持っていた舟入町に対しての印象が変わっていくということだと思うんですけれど、
今回のインタビューの取材は新発田市観光協会と歴史図書館に行かれたそうなんですが、
これまでこのような場所に足を運んだことはありましたか。
辻美緒
私はどちらも行ったこと今までなかったですね。
井口美咲
私もなかった。
有本らな
井口さんは。
私も地元民なんですけど、全然行ったことがなくて。
歴史図書館とかはゼミの時間では行ったことはあるんですけど、
プライベートで全然行ったことないですし、観光協会とかも建物はあるのを知ってるんですけど、
なかなか学生って足を運ぶような場所じゃないですよね。
辻美緒
そうですね。あんまり行く機会ないですもんね。
どちらの人もすごい丁寧に資料とかいっぱい用意して教えてくださって、
まず新発田市の観光協会で観光振興課の今井さんに、
新発田城下の街中での新発田の役割についてと、
舟入町の名前の由来について教えていただいて、
新発田市立歴史図書館の方では福山寺の鶴巻さんという方に、
船で主に何の荷物が運ばれていたかということや、
この写真の場所のことについて教えていただいたんですよね。
すごいいっぱい教えてくださって本当に感謝してます。
有本らな
結局、その舟入町の名前の由来っていうのはどういう意味があったんですか?
有本らな
その舟入町の字のままなんですけど、
辻美緒
船が多く入ってきていたところっていう由来があって、
川がいっぱい流れていて、
そこを荷物を乗せた川が船着き場として、
新発田の今の舟入町に集まってきたんですけど、
その船が多く入ってきていたってことで、
舟入町という名前になったそうです。
へー、そうなんだ。
なるほど。なんか面白い。
有本らな
まあ、読んで字のごとくなんですけど、
改めて話を聞くと納得ですよね。
そうですよね。
へー、すごい。
なんかちょっと勉強になりました。
音楽の紹介
有本らな
はい。ではさて、ここで1曲お届けしたいと思います。
今日はですね、川をテーマにした曲が選ばれてきていますが、
またこれもひとひねりあるんですよね。
有本らな
じゃんめいちさんのシャンショウダウェンロー。
有本らな
シャンショウダウェンローで、
有本らな
両手が温かくて柔らかいという感じを使った曲なんですが、
こちら台湾の曲で原曲が川という意味なんですね。
有本らな
1989年のミスラヒバリさんの晩年のヒット曲となった
有本らな
川の流れのようにが原曲となっている楽曲だそうです。
有本らな
じゃんめいちさんのこちらの曲は、
2000年に発売されたアルバムに収録されています。
中国語の歌詞には川の流れが出てくるわけではないのですが、
おそらく中身は秋元康さんの作詞した内容が反映されているそうです。
有本らな
私も全然この原曲を、このじゃんめいちさんの曲を聞いたことがないので、
どんな曲なんでしょう。
有本らな
それでは聞いてみましょう。
じゃんめいちでシャンショウダウェンロー。
辻美緒
シャンショウダウェンロー
有本らな
けいわキャンパスレポ
今日のけいわキャンパスレポ。
作品制作
有本らな
今年2月に行われた集中講義、現代メディア論で
新発田の船入り調をテーマにした映像作品を作られた
英語文化コミュニケーション学科4年の辻美穂さんと
井口みさきさんにおいでいただいています。
作品の中身を少し掘り下げて伺いたいなと思っているんですが、
先ほども少しお話にあったように、
船入り調っていうのは、船着き場の意味で
ここを拠点に新潟の港まで川を使って物資を運んでいたということなんですよね。
有本らな
そうですね。
辻美緒
川を使った物流の拠点が船入りだったんですけど、
まずあれですね、
川が昔は、今でいう道路みたいな役割を川が担っていて、
街中に川が張り巡らされているので、そこを物を乗せて運ぶことで
物流で物を行き渡らせていたという感じだったらしいですね。川の役割は。
お米を中心とする船入り調の歴史
有本らな
具体的にどういうものが運ばれていたっていうのは分かりましたか?
辻美緒
はい。お米が特に運ばれていたみたいで、
まず船入り調がある新発田の新発田藩で作ったお米を
その当時は年古としてお米を新潟に運んでいたので、
川を使って新発田藩からお米を新潟に運び、
その後は北前船でちょっと遠い大阪まで大きめな船で運んでいたそうです。
有本らな
なるほど。じゃあお米が経済を回してたっていう歴史の裏側も
船入り調を学ぶことで新しく学んだっていう感じですか?
辻美緒
そうですね。私たちも船入り調について調べていく中で、
こんなお米とか年古の話とかまで知ることができると思ってなかったので、
すごい意外で面白かったですね。
有本らな
そうですよね。地域を学ぶことでその時の歴史の政策とかも
有本らな
いろいろ関わってくると思うので、一つのことからまたいろんな枝分かれをして、
いろんなたくさんのことがまた知識として身につくっていうような感じかなっていう風に
私はこの授業を私も取ってたのでそういう風に感じました。
辻美緒
そうですよね。
有本らな
ということは船入りがあったわけですから、
有本らな
新発田っていう新発田藩とかはビジネスの中心だったのかなっていう風に私は思ったんですけど、
それはお二人とも学んで、映像とかを撮ったりとか掘り下げていく上でどう感じましたか?
やっぱりビジネスの中心に船入りがなってるなっていう風に感じることができましたか?
辻美緒
感じましたね。
有本らな
今回の作品の一つのテーマになっている写真が冒頭に、
私も一度映像を拝見したんですけれど、一枚の写真がテーマになってるんですよね。
有本らな
その写真が撮られた場所は結局どこだったのかっていうのは明らかにはなりましたか?
辻美緒
はい、明らかになったんですよ。
現在もある新発田に、舟入町のあたりですかね。
今もある新明宮という神社の近くで撮られた写真だってことが判明しました。
私たちもこの神社に実際訪れてみたんですけど、
現在この写真のようなにぎわいい人が多くてっていう感じではなくて、
細い川が静かに流れているだけのごく普通の神社のような風景になってましたね。
有本らな
なるほど。今でもまだ残っているっていうことですね。
辻美緒
そうですね。もう蔵はなかったんですけど、
写真に写ってた大きな大木があったんですけど、
それと同じ大木がそこにまだあったっていうことでやっと
その神社がその写真の場所なんだってわかった感じですね。
有本らな
そこまでまだ木が残っているっていうのはすごいですね。
辻美緒
そうですね。
舟入町に残る歴史の跡
有本らな
大木が一つのヒントになって、ここで会ってるってなったってことですもんね。
有本らな
お二人とも新発田市街から進学されてきて、
このように新発田の街の歴史に触れることはあまりなかったかもしれないんですけど、
今回のこの授業を取ったりとか取材を通してどう感じましたか?
辻美緒
じゃあ私から。
私はこの動画作成する際に、
まず最初に動画の完成ビジョンを想像してから、
そのビジョンに合わせて取材とか撮影をするっていうことがなかなか難しいなと
思って、
撮ってるうちにいらない風景を撮ってしまっていたり、
逆に必要な風景が撮れてなかったりして、
後日追加で撮影に行ったりとかして、
必要以上に時間がかかってしまいましたね。
有本らな
なるほど。井口さんはどうでしたか?
井口美咲
自分が住んでた新発田について全然何も知らなかったので、
今回こうやって知らないところに足を運んで自分の目で確認することができて、
よかったなって思いました。
有本らな
なるほど。ありがとうございました。
私自身も新発田生まれ新発田育ちで、ずっと新発田に住んでいるので、
街のことをよく知っているつもりではいたんですけど、
今回の船入りの話のように、
有本らな
当たり前すぎてあまり深く考える機会のままでいること柄もまだまだあるんだなというふうなものを改めて感じました。
それを少しずつ、まだ3年生なので、
有本らな
残りの勉強できる年数で一生懸命学んでいけたらなと思います。
有本らな
今日はですね、4年生の辻美穂さんと井口美咲さんに、
有本らな
船入りをテーマにした映像作品についてお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
辻美緒
ありがとうございました。
有本らな
さて、ここでもう1曲お届けします。
7月10日放送、けいわとしのさプレイリスト、テーマは戻れないで、
りゅくとそいねごはんというグループの青春日記という曲をおかけしました。
今日はですね、このりゅくとそいねごはんからもう1曲、
これも新しい生活様式の話でよく出てくるキーワードになっているものなんですが、
ノーマルという曲をお届けしたいと思います。
それではお聴きください。
りゅくとそいねごはんで、ノーマル。
さて、あっという間のお時間ですが、そろそろエンディングの時間ですね。
ちょっとエンディングで触れたいことがありまして、
オープンキャンパスの変革
有本らな
それがズバリオープンキャンパスなんですけれども、
大学のオープンキャンパスといえば、
大学の教職員や学生スタッフが高校生を迎えてにぎやかに開催することが多いんですけれど、
今回ね、新型コロナウイルスが広がる今年度は、
そう簡単に、そういうふうなもので実施することがなかなか難しいんですね。
で、慶和学園大学でも、
6月から午前中はウェブを使ったオープンキャンパスで、
午後だけ対面の短時間のオープンキャンパスを開催しています。
で、実は私たちラジオのメンバーも、
何人かウェブオープンキャンパスの進行をお手伝いしているんですね。
で、次回は8月8日で、
この日も午前中は私たちが全体で進行をしたり、インタビューをしたりしています。
ぜひ皆さん、慶和学園大学のホームページで情報を確認した上で、
ウェブオープンキャンパスで私たちが進行している様子も、
ぜひ見ていただきたいなと思っています。
エピローグ
有本らな
それでは、今日の慶和キャンパスレポ、これにて終了です。
皆さん、おやすみなさい。
21:13

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