スピーカー 1
というわけで、今日は淡島出身で、人口350人の離島、淡島のお兄さん、リテラス合同会社代表の本保照樹さんにおいでいただきました。
どうぞよろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
では私、宮地から本保さんのプロフィールをご紹介します。
本保照樹さんは新潟県岩船郡淡島浦村生まれ、中学までを淡島で育った後、新発田高校、滋賀県立大学を得て、大学卒業後は医療機器メーカー、営業会社、大手ふるさと納税ポータルサイトの運営会社で活躍されました。
2022年2月より淡島にUターンして、新潟県内と淡島の2拠点を生活しながら、リテラス合同会社の代表をしていらっしゃいます。
今日はどちらからいらっしゃったんですか。
スピーカー 2
今日は新潟市内から。
スピーカー 1
淡島に住んでる期間もあるんですか。
スピーカー 2
そうですね。住民票は淡島にあって、月に1、2回は最低淡島に行ったりしてますね。
スピーカー 1
ではまず、高校までは淡島や新発田で生活をされたとありましたが、淡島での少年時代、さらに高校に進まれて新発田での生活、この2つもだいぶ違いがあったのではないかと思いますが、まず淡島時代について思い出をお聞かせください。
スピーカー 2
はい。淡島時代はそうですね、ずっと島の人たちの手伝いをしてた記憶が強いですね。
僕が小学校4年生ぐらいから夏休みは基本的に親戚の淡島の食堂だったりとか、民宿でお手伝いをしてまして、朝は民宿の仕込みに行って、
昼11時ぐらいから2時ぐらいまでを食堂で今度観光客のお手伝いをして、観光客に食事を出したりして、そのあと夕方の4時ぐらいから夜の9時ぐらいまで民宿の夜のお手伝いをしてみたいな感じで。
スピーカー 1
忙しいですね。
スピーカー 2
もう1回も夏休みの宿題終わったことないです。
スピーカー 3
宿題する時間がないみたいなね。
スピーカー 2
そうですね。あと泳ぎすぎてたっていうのもあります。
スピーカー 1
いいですね。では新発田に来られてからの新発田時代はどうでしたか?
スピーカー 3
これはもう民宿はないですからね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 3
新発田高校でね。
スピーカー 2
新発田時代は僕は部活をバドミントンやってたんですけど、バドミントン付けであとちょろっと勉強するぐらいの感じでやってましたね。
スピーカー 3
新発田にお住まいだったんですか?
いえ、村上に住んでました。
村上から通って…
そうです。島が運営している寮が村上にあって、中学校卒業するとみんなその寮にだいたい入るんですけども。
スピーカー 2
そこから村上の高校行ったりとか、僕は新発田だったので電車で新発田で通ってっていうような生活をしてました。
スピーカー 3
寮に帰るとまた島の仲間が…
スピーカー 2
そうです。
スピーカー 3
子供の頃からの顔見知りがみんな集っているみたいな状態ですか?
スピーカー 2
そうですね。同級生と1校へ1校下みんな寮に入るので、だいたいみんな顔見知りというか…
スピーカー 3
ファミリーみたいなものですね。
そうですね。
心強いですね。
プロビールを拝見して今日の話にもつながるところで言うと、
ふるさと納税ポータルサイトの運営会社というのが多分今のお仕事をされる前の直近の勤務先として書かれているんですけど、
ここから、つまりここで仕事をされていたところが今の起業をして取り組まれていることにつながっているというような感じなんですかね。
スピーカー 2
そうですね。私は前職がふるさと納税のポータルサイトという運営会社にいまして、全国の自治体さんのふるさと納税の取り組みの支援をやってたんですけれども、
最後退職する1年前は高知県の自治体には出向していまして、
いわゆるふるさと納税のポータルサイトから地域の中でふるさと納税を動かしていくというポジションに変わった時に、
地域の中で活躍するというか活動するプレイヤーがやっぱりもっと必要だなというふうに感じて、
で、Uターンして戻ってきたという感じですね。
スピーカー 3
なるほどね。
そっち側が必要だよねと、ローカル側で動く人は結構足りてないということでしょうかね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 3
三枝さんのところでふるさと納税っていうのは。
スピーカー 1
ふるさと納税。
やらないよね。
スピーカー 3
やったことないです。
スピーカー 1
やらないけど、なんとなくわかりますかね。
スピーカー 2
わかります。
ちなみに三枝さん、ふるさと納税って聞いてどういうイメージがありますか。
スピーカー 1
ふるさと納税は、なんかその自分の地元とは別のところ、別の市とかにお金を送って、なんか返礼品が返ってくるみたいな、ざっとそういうイメージ。
スピーカー 2
完璧です。
もう僕からの説明は言わなくなりました。
ちょっと改めて説明をさせていただきますと、ふるさと納税っていわゆる自治体に対しての寄付の制度なんですよね。
自分が住んでいる今のところから別のところに寄付をすることによって、代わりにその地域から返礼品をもらえたり、あと大きいのは住民税や所得税から税金を控除されるっていう制度のことですね。
スピーカー 1
それのポータルサイトってどういうことですか。
スピーカー 2
ありがとうございます。
ポータルサイトの仕組みっていうのは、簡単に自治体にふるさと納税ができるようになった仕組みなんですよね。
その大きな仕組みっていうのが、ポータルサイトが提供している決済システムが大きいんですけども、それまで自治体にふるさと納税をやるときって、
自治体に問い合わせをして、自治体から申し込み書をもらって銀行振り込みとか郵便振り込みとかしないといけなかったのを、ポータルサイトっていうのができることによってその自治体の返礼品の情報とか、あとはそれを申し込みしたいときにクレジットカードで決済できるっていうのが画期的なシステムだったんですよね。
簡単にふるさと納税がポータルサイトがあることによってふるさと納税ができるようになって、ここまでふるさと納税が知名度を上げていったっていうのがポータルサイトの役割として大きいのかなと思います。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 3
こういうポータルサイトが立ち上がっていくのって、ふるさと納税制度が始まってどれくらいのタイミングで始まってるんですか?すぐ始まっちゃった?
スピーカー 2
いや、すぐではないですね。ふるさと納税の制度は2008年度から始まってる制度なんですけども、私が前職でいたところがふるさとチョイスという、初めてふるさと納税のポータルサイトを始めた会社なんですが、そこがサービスをスタートさせたのが2012年なので、制度始まってから4年ぐらい経ってからっていう感じですね。
スピーカー 3
なるほど。じゃあその会社が見つけたんですね、多分ね。みんな市町村見に行ってどこに納税しようかなってやるのはすごい大変だけど、これを一個にギュッとまとめてしまえば、みんなそこを使いたいし、ユーザーも使いたいし、自治体も使いたいし、お互いにそうなっていく。
スピーカー 1
確かに確かに。アクセスしやすくなりそうですよね。
スピーカー 2
敬和キャンパスレポ。
スピーカー 1
お届けした曲はテディースイムス、バットドリームスでした。
今日の敬和キャンパスレポは人口350人の離島、淡島のお兄さん、リテラス合同会社代表の本部照樹さんにお話を伺っています。
スピーカー 3
継続してファンを作っていくっていうのがすごく大事になっているということですよね。
スピーカー 2
そうですね。
あとは自治体もそうですし、
返礼品を出している事業者さんも、
やっぱり地方に行けば行くほど、
新潟で言えば県内とか新発田市内とかで
商売をやっている事業者さんが多いんですけど、
ふるさと納税って事業者さんがお金を払わずに、
全国にプロモーションを打てる場でもあるんですよね。
なのでそこをきっかけに自分で販路を開拓していったりとか、
事業を拡大するきっかけを作るっていうのも、
ふるさと納税の一つの事業者さん側のメリットでもあるかなと思っていて、
そこも僕は結構大事にしている部分ですね。
単純に売れればいいやとか、申し込み増えればいいやっていうよりも、
そこでどういう事業者さんが築きとか学び得られるかっていうところまで
サポートしたいなというふうな思いでやってますね。
スピーカー 3
そうか。だから民間の事業者さんというか生産者さんというか、
そういうところも困られて、
そこを行政とつなぎながら、
ふるさと納税の商品っていうのかな、
返礼品のラインにどうやって入れていくかみたいなところも一緒に作っていく、
スピーカー 2
そういう仕事ですかね。
スピーカー 3
はい。
なるほど。今までの支援事例でいくと新潟県内の自治体が上がってましたけど、
結構県内各地回られてるんですね。
スピーカー 2
そうですね。今年度で言えば鴨市、御前市、三条市はもう通年でやらせていただいてますし、
あと過去で言うと村上市さんとかも一緒に取り組みさせていただいたり、
豊川市さん、あとは湯沢町さんとか、
阿賀野市さんとかも去年やってましたね。
結構県内全域でやってますね。
なるほど。
スピーカー 3
近隣の自治体の間でも競争があるから、
お母さんはうちの味方なのか、うちの味方なのかみたいになりそうだよね。
スピーカー 1
確かにね。
スピーカー 2
返礼品競争ってどうしてもそうなってしまうんですよね。
本来はふるさと納税って最初にも言ったように、
寄付者の人が寄付したくなる返礼品以外のまちづくりの取り組みとか、
共感してもらえる寄付の使い道があるのかっていうのも結構大事だったりするので、
単純に返礼品だけで頑張ればいいって話でもないっていうのは、
本当はもっと自治体の方とかにも言いたい話ではあります。
スピーカー 3
なるほど。
ふるさと納税のことだけじゃなくて、
その延長線上で販路開拓っていうのも販路開拓ですか。
これも一つのメニューに入っていますが、
その中で淡島の鮮魚の通販みたいなのも書いてあって、
魚をフレッシュなまま淡島から直送すると。
スピーカー 2
食べますか?
スピーカー 1
食べたいです。
スピーカー 2
新鮮でおいしいものは。
スピーカー 3
どんな仕組みになっているのか聞いてみましょう。
はい。
スピーカー 2
販路開拓支援事業は、
おっしゃっていただいたように、
ふるさと納税をきっかけに、
全国に販路を作っていきたい事業者さん向けに、
もっと販路を作って支援できるように考えたんですけども、
最初は淡島の定置網のところを支援させてもらってまして、
もともと淡島って基本的には、
市場に魚をバッと取れたら大量に下ろして、
それで終わりだったんですけど、
個人の客であったりとか、
飲食店さん向けに直販をしていくっていうのを考えたのが、
淡島の鮮魚の通販家とかですね。
販路開拓の取り組みですね。
淡島でやったことは、
定置にいる漁師さんと一緒に行くんで、
私が飲食店さんとか取引さんを探して営業して、
どういう魚が欲しいのかとかを聞いてですね、
淡島の方で魚を用意してもらうんですけども、
漁師さんに船の上で魚が取れるときに、
メキキをしてもらって、
その時に一番いいものを漁師さんが選んで、
船の上で血抜きとか、
シメっていう処理をやって、
他に戻ってきたら内臓を抜いたりとかっていう、
下処理をするんですけど、
なのでものすごく鮮度のいいものを、
漁師さんが直接メキキして、
用意してくれるというものを、
一緒にサービス化しました。
スピーカー 1
一番いい状態でメキキをする。
スピーカー 2
そうですね。
基本的に一般的な魚屋さんって、
魚市場に上がってきたものの中から、
いいものを選ぶので、
その時にはもう結構時間が経ってるんですよね。
その中でいいものを選ぶので、
まだいいんですけど、
淡島の場合は漁師さんが船に行って、
その上げたところでもうメキキをするので、