斎藤 今晩は国際文化学科4年の斎藤亜子と言います。どうぞよろしくお願いします。
斎藤 では私、松澤から斎藤さんのプロフィールをご紹介します。
斎藤亜子さんは新潟市のご出身で、明京高校を卒業された後、
2021年に清谷学園大学の国際文化学科にご入学され、現在4年生ということになります。
大学では哲学のイニシゼミのほか、政治学の富川ゼミ、法学の藤本ゼミにも所属されています。
斎藤さんには過去に何度か番組にご出演いただいていますが、以前の放送時にはイニシゼミでの様子について教えていただきました。
今年は4年生で卒業も近づいていますが、現在はどのような学びをされているのでしょうか。
はい、私は3つのゼミに所属しているということで、せっかくなので、3つのゼミそれぞれで3つ卒業論文を書こうと思っています。
でも、提出できるのは1つだけなので、2つはよくわからないものになると思うんですけど、完成を目指して頑張っています。
一応テーマなんですけど、専門的な話をすると面白くないと思うので、ざっくば欄に説明いたしますと、哲学の方ではデカルトさんという方に対する言っちゃえば悪口だったり、デカルトさんの共感できるポイントを言ったりする感じの論文を書こうと思っています。
もう一つお話しできるとすれば、藤本先生のゼミで書く卒論なんですけど、こちらは多分皆さんも馴染みが深いと思うんですけど、プリキュアについて卒業論文を書こうと思っています。
プリキュア、お二人も小さい頃とかご覧になってましたか?
はい、ずっと見てました。
私も小さい頃からずっと見てたので、そのプリキュアが結構、去年特に話題になったと思うんですけど、男の子のプリキュアが誕生したということで、だいぶ今までプリキュアが離れてた人もそれで聞いたんじゃないかなって思うんですけど、
そういった感じで今プリキュアって、女の子と男の子の壁、ジェンダーの壁を取り払おうとしているのが薄々感じられるのかなって思うんですけど、
男の子のプリキュアを誕生させて、一見ジェンダーフリーみたいな感じにはなっているんですけど、その奥底ではまだ根強いジェンダー規範、昔ながらの男の子はこう、女の子はこうみたいな思い込みというか、そういうものが根強く残ってまして、そこの矛盾について論じることができたらと思っています。完成目指して頑張っています。
佐藤さんは、ライブリオというサークルにも所属されていますよね。
はい。
去年番組でもご紹介いたしましたが、今月の学生同士でおすすめの本を紹介したり、ビブリオバトルというおすすめの本を5分間で紹介するというイベントにも参加したりする、というのが大まかな活動内容だったかと思います。
今年の競話祭でもライブリオの皆さんが出展されていましたが、おすすめの本の展示や大学生ビブリオバトル、本おみくじというちょっとユニークな企画もあったそうですね。当日の様子はいかがでしたか。
はい、特にお伝えしたいのがビブリオバトルの様子なんですけど、これ一応大学生ビブリオバトルということで出場しているのが全員、慶應学園大学の大学生、言っちゃうとライブリオのメンバーで、メンバー3人が出場して、
各々の好きな本を紹介するというビブリオバトルをしたんですね。多分大学の中でビブリオバトルするのが結構久しぶりだったので、これを機にちょっと学内の人にも、その学外から来たお客さんにもビブリオバトルを新しく知っていただけたらと思います。
私も一応出場しまして、その時に紹介した本を一応持ってきたんですけど、詩集を、はい、室尾歳生さんという方の、小説家でもあるんですけど、室尾歳生さんという方の詩集を紹介しました。
まあ惜しくも優勝はできなかったんですけど、今もちょうどね、1階の図書館の方で、その時の出場メンバーがどんな本を紹介したかみたいな展示もされているので、興味ある方はぜひ1階の図書館までお越しください。
はい、私も小学生ぐらいの頃にビブリオバトルをやったことがあって、去年もゼミでやったんですよ。
おすすめの本って、自分の好きな本はあると思うんですけど、それを5分間も紹介するっていうか、おすすめの部分を言うって結構難しいじゃないですか。だからできるのがすごいな、5分もできるのがすごいなと思うんですけど、3人の中で優勝した人っていうのはどんな本を紹介されていたんですか?
はい、優勝した子が紹介した本のタイトルが、ほうじょうまさこと言いまして、ほうじょうまさこはみなもとのより友の奥さんとして、名高いほうじょうまさこさんの生涯、一生を描いた歴史小説を紹介してました。その子が紹介したのが、一人の人の人生を描いていく、言うと結構重いじゃないですか、内容が。
もうそれだけで十分時間がたくさん使ってしまうっていうのはあると思います。それとは別に、どうしてその自分がこの本を手に取ったのかみたいな。その子は大河ドラマ、ちょっと前にやってた鎌倉殿の十二人っていうのがある、十三人があったので、それきっかけで、それを見て、そのドラマを見てハマったので、ほうじょうまさこをもっと知りたくて手に取りましたとか。
自分のなんで本を手に取ったのかとか、どこが一番面白かったのかっていうのを話していくと、意外と5分があっという間に過ぎてしまうっていうことが多々あって、その子の語り口調が結構淡々として、なんか内容をわかりやすく伝えることに特化したしゃべり方なんですよ、その子が。
なので聞き入っちゃって、本の内容がわかると読みたいっていう気持ちがより一層増すので、満場一致みたいな感じではあるんですけど、その子が優勝して。
それでは今日のメイントピックであるサンタープロジェクトについてお話をしていきます。まずはサンタープロジェクトとはどういったものなのか教えてください。
私たちサンタープロジェクト新発田はクリスマスを病院や施設で過ごす子どもたちに本を届けることを目標に活動しています。
この子どもたちに届ける本なんですが、私たちは地域の書店さんと協力してまして、その書店さんにお越しいただいたお客様がその場で本を購入して、私たちがその本を受け取って、書店さんから受け取って、子どもたちにお届けするという風な流れになっています。
この書店さんでお越しいただくお客様は、私たちはそのお届け先、病院や施設にいる子どもたち一人一人のことを聞いてまして、何歳の男の子がいます、何歳の女の子がいますとかそういったことから、この子はどんなものが好きですかみたいなそういった細かいことも聞いていますので、聞いてそれをメモにして
私たちがまた自作なんですけど、自分たちで作ったメッセージカードと子どもたちの情報が書かれたメモをセットにして書店さんにお届けしているので、書店さんに来たお客さんはそのメモを見て、こんな何々が好きな何歳の男の子がいるんだ。
じゃあこの子はどんな本をもらったら喜ぶだろうみたいなのを考えながら、その場で書店さんで本を購入して、一緒についているメッセージカードにその子へのメッセージを書いて、例えば温かくして過ごしてねとか、この本がお気に入りの一冊になってくれたら嬉しいですみたいなそういったことを書いて、本と一緒に書店さんに渡すので、私たちはそのメッセージカードも一緒に子どもたちに渡すので、
心のこもったメッセージカードと思いが詰まった、その本を選ぶっていうことも理由があるので、そういう二つを一緒に渡すっていう活動をしています。
本当に素敵ですね。
じゃあ誰でもサンタさんにはなれるっていうことですね。
はい、そうなんです。書店さんに来た方はみなさんサンタさんになれますので。
さて、ではここで一曲お届けします。
今日の曲はこちら。
ベニー クリスマスイブ
こちらはベニーさんが2012年に出したアルバムcover2に収録されている曲です。
このアルバム全体がJ-POPヒット曲を英語の歌詞でカバーしたものなのですが、
こちらの曲は山下達郎さんのヒット曲クリスマスイブを英語でカバーしています。
それでは聴いてみましょう。
敬和キャンパスレポ
お届けした曲はベニーのクリスマスイブでした。
今日の敬和キャンパスレポは、クリスマスを病院で過ごす子どもたちに本をプレゼントするサンタプロジェクトに参加されている
国際文化学科4年の斉藤亜子さんにお話を伺っています。
後半もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
このサンタプロジェクトは新発田市で2009年に始まり、今年で16年目になるそうですね。
かなり長い間行われているようですが、斉藤さんが最初に参加されたのは何年生の時だったのですか?
はい、私はもう1年生の時から活動に参加してまして、毎年4月に部活動紹介みたいなサークルの団体紹介みたいなのがあると思うんですけど、
あそこからもう、あの後って結構すぐ受付みたいなのをするじゃないですか。
あそこからもう活動に参加して、なので最初からずっといるみたいな感じになります。
入学する前からっていうか、大学のことを知った時から入りたいサークルでサンタプロジェクトがずっとあったので、
その私、小さい頃に本当にクリスマスの時期に1回入院したことがあったんですよ。
入院して、なんかお母さんがその時に本を買ってきてくれたんです。
本と絵本みたいな絵本と、あと言っちゃうとチャオとか漫画雑誌とかそういうの買ってきてくれて、私が退屈しないように。
あと一人で寂しくないようにって言って、なんか3冊ぐらい買ってきてくれたんですよ、いろいろ。
それでその実際に本当にクリスマスの時期に入院して、誰かから本をもらったっていう経験があったので、そことサンタプロジェクトの活動がすごく一致してて。
その本をもらって嬉しかったっていう気持ちがあるっていうか、もう知ってるんですよ。本をもらって嬉しいっていうことを知っているので、
私も誰かにそういう誰かを幸せにしたいみたいな、なんか思ってその絶対参加しようって決めてたので、
だからその団体紹介の後すぐにブースに行って入りますって言って入りました。
長手団ですね。
サンタプロジェクト新発田の運営には斎藤さんをはじめ、競技生も多く参加しているようですね。
斎藤さんや他の学生たちは運営にどのように関わっているのでしょうか。
はい、サンタプロジェクト新発田って実は本当に1から100まで学生が全部やってて。
4月、5月になったらね、そのサンタさんにメッセージを記入してもらうメッセージカードを作り始めて、全部手作りなんですよ。
メッセージカードを作り始めて、サンタさんになってくれた方に私たちのお礼の品っていうのをプレゼントしているので、
そのお礼の品も作って、書店さんになんか今年もサンタプロジェクト参加していただけますかっていう連絡を取ったり、
お届け先に今年もサンタプロジェクトが始まりますが、子どもたちどんな子がいるか教えていただけますかって聞いたりとかするのも全部やってるし、
なのでその、あとね、店頭に貼るポスターもこれはアートスタイルさんというアート系のサークルさんに協力してもらって、
あのポスター作ってもらったりとか、でその書店に貼る、店頭に貼るポスターだったり、
あのそういうね、メッセージカード、お礼の品、そういうのを届けるのも全部学生です。
学生が自分で車運転して、ポスター届けに行ってみたいな。なのでその本を回収して、書店さんからそのプレゼントの本を回収して、
お届け先に届けに行くのもまた学生っていう感じで、本当に全部全部学生がしてるんで。
あの実は大学生すごく頑張ってて。
そうなんですよね。
そうなんです。
だいたい何人ぐらいで活動されてるんですか。
今年は、5、6、7、8、8、9ぐらいです。毎年この学生のサークルなのでしかも、それでも結構毎年人数にばらつきがあって、
なので、まあでも今年は多い方かなって思います。
1年生の子が去年は本当にいっぱいいたので、お電話しなきゃいけなかったりするんですよ、書店さんに。
お電話する時も台本を作ったりとかして。
わざわざ。
そうなんですよ。ちゃんとその不安がないように。
斎藤さんは4年生ということで、今年の活動で一旦サンタプロジェクトの運営から離れるのかなと思いますが、卒業後もサンタプロジェクトに関わっていきたいと思いはありますか。
はい、私たちはずっと言ってる通り、学生主体の活動なので、社会人になったら運営として関わるっていうのは、やっぱり学生の子たちの書き分けてね、私がやるみたいなのはできないので、
そうするとやっぱり本を買うサンタさんの方になりたいなと思っています。
結構そのサンタプロジェクトって、例えばなんですけど、住み子暮らしが好きとか、そういう子がいた時に、じゃあこの子はどんな本をもらったら喜ぶんだろうって考えるのが、多分本好きの人はすごいワクワクすると思うんですよね。
実際に住み子暮らしのキャラクター図鑑を買ったりするのかとか、結構いらっしゃるのが、例えば中学2年生の子がいるってなった時に、自分が中学2年生の時どんな本に感銘を受けただろうみたいな。
そこから、じゃあ私は中学2年生の時にこれを読んですごく感動したので、あなたにも読んでほしいですとか、小学校の時にどんな本を読んで楽しかったっけみたいなのを記憶を掘り起こしながら、小学生の子はこれを読んだらきっと楽しんでくれるはずとか、そういうふうに本を選ぶっていう作業自体が本好きの人はすごくワクワクするというか、楽しいと思うんですよね。
なので社会人になってね、そういう金銭的な余裕がたくさんたくさんできたら、私もたくさんサンタさんしたいなって思っています。
最後に、今年のサンタプロジェクト新発田の期間やプロジェクトに参加している書店について教えてください。
はい、今年度のサンタプロジェクト新発田は11月23日土曜日から12月8日の日曜日に行います。
協力書店さんはまず新発田市内の書店さんが4店舗、新潟市内の書店さんが2店舗になります。
新潟市内の書店さんを紹介していきますと、書店街の中にあります高木書店さん。大学から一番近い伝谷書店、新発田店さん、すぐそこの伝谷さん。
米利書房、新発田店さん、ここ大きいところですよね。学バスで横通ります。
そこからちょっと離れたところにあります平成湯新発田豊町店さん。こちらの4店舗が新発田市内の書店さんになります。
あと新潟市の書店さん2店舗ありまして、まずこちらバンダイにあります木の国屋書店新潟店さん。
それとですね、あともう1店舗今年から協力書店さんに仲間入りした書店さんがあります。
北区にあります平成湯新発田豊坂インター店さん。
こちらも意外と大学から車で近いところなので、ぜひ車を持っている学生さん行ってみてください。
こちらの6店舗が協力書店さんになります。期間もう一度お伝えいたします。
11月23日土曜日から12月8日日曜日。
こちらの期間中に先ほどお伝えした協力書店さんにぜひぜひお越しください。
皆様のご参加待っています。お願いいたします。
ありがとうございます。
ぜひ皆さんサンタさんになってみてください。
今日のケアキャンパスレポはサンタプロジェクト新発田に参加されている国際文化学科4年の斉藤あこさんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さてエンディングです。
病院に子どもたちに本を渡しに行くときって何かコスプレとかしたりしてるんですかね。
一応サンタさんの帽子をかぶって、
あと病院の方にもサンタさんの帽子かぶっていただいて写真撮るみたいなのはあるんですけど、
去年はちょっと大雪で大変だったり、
あと最近コロナとかでお会いできる時間がどんどん短くなって、
渡してすぐ帰るみたいになってるので、ちょっと難しくなってきてるんですけど、
お写真撮れたらいいなって思ってます。
いつか子どもたちに直接渡せる日が来たらいいですよね。
それもちょっと嬉しいですよね。楽しみに。
後輩たちが楽しんで渡してくれればいいなって思います。
ありがとうございます。
では今日の放送はこの辺で。
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今日のキャンパスレポ終了の時間です。皆さんお休みなさい。
今日はキャンパスレポは、実践するリベラルアーツ、
清谷学園大学の提供でお送りしました。