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2025-12-05 28:18

#190 『もったいないバナナSTORY』フィリピン撮影秘話🍌【後篇】/D.江口カン&P.嶋村雅己&D.小川淳

⚠️お食事中の方はご注意を⚠️

【内容】フィリピン地方ロケは珍事件勃発💥/道路事情&トイレ事情に大苦戦…/現場を救ったのは、まさかの“正露丸“⁉️/神がかりドローンオペレーターの技✨/沖縄チームのココが良いんです👌/朝靄にこだわったワケとは?/撮影されたバナナはほぼ9割造形だった⁉️/撮影は準備が8割・9割!その真意を語る/とんちピクルスさんの楽曲が沁みる〜!/オリジナル楽曲誕生の裏側も公開/次回はCGチームとアニメパートを深掘りします!
【ゲスト】
江口カン⁠⁠/映画監督・KOO-KI取締役会長
嶋村雅己/KOO-KI プロデューサー
小川淳/KOO-KI ディレクター
【出演】
泥谷清美/KOO-KI 広報
原山大輝/KOO-KI アシスタントディレクター
🎥Dole Japan/もったいないバナナSTORY
▼この番組は映像制作会社KOO-KIで働くクリエイター達が、ゆる〜く雑談していく番組です。感想・質問などお便りお待ちしてますので、お気軽にどうぞ!フォームは⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠
⁠⁠⁠番組の概要⁠⁠⁠
【BGM/Jingle】invisi ⁠https://invisi.jp/⁠
【Sound material provided by】OtoLogic ⁠⁠⁠⁠https://otologic.jp/⁠⁠

サマリー

フィリピンでの撮影秘話を通じて、撮影現場の厳しさやトイレ問題について語られています。また、小川さんの体調不良や撮影チームの結束についても触れられ、ドローンを使用した美しい映像制作についての話題が展開されています。フィリピンの撮影秘話を絡めて、もったいないバナナとその価値についても語られています。バナナが良い条件で育つための環境や、撮影クルーの工夫が紹介され、現地の気候条件が作品に与える影響が強調されています。撮影の裏話や「もったいないバナナSTORY」のクリエイティブな意図についても語られ、特に音楽を通じて感情を伝える重要性が強調され、トンチピクルスの曲が大きな役割を果たしています。

撮影現場の厳しさ
ケイシャのしゃべり場
マニーラが東京だとしたら、鹿児島で撮影しているような感じかもしれないですね。
東京から飛行機で福岡にやってきて、福岡に滞在しながら鹿児島でのロケを毎日やっているんですかね。
ちょっとあんなにいい道じゃないですけど。
軽いし、サーブの連続だし、全然荒っぽいしね。
信号台がいいですもんね。
本当すごくてね。話すと本当に時間どんだけあっても足りないぐらいなんだけど。
要するに泊まるところがないのよ。農園の近くに。
一面農園だらけ。
ちょっとすると頑張ればあるんだけど、恐ろしい宿になると思う。
俺やっぱダメだね。そういうのがさ。
ダメなのよ。
ある程度の快適さが必要。
弱いね俺は。ジャッキーなって思うんだけど。
たとえば朝ね、移動中にやっぱトイレ行きたくなるじゃない。
途中寄ってもらうコンビニみたいなガソリンスタンドみたいなところのトイレとか入るんだけど、
おぞましいよ。
え?
おぞましい。
おぞましい?
もうだって、床が水浸しなのよ。ビシャーっとね。
多分5ミリか1センチぐらいも床溜まってんだけど、
それどういう水かっていうと、あっちトイレットペーパー使わずにおけで、
手おけで溜めてある水を汲んでお尻にかけながら、
お尻にかける?
かけながら左手でこすって洗うわ。
それがベンキーの中にはもう全然入れるつもりもない。
ビシャビシャビシャビシャ出てるのがもう。
だから誰かが入ってんなって思ったら、そっからどんどん大物の混ざった水が流れ出てくるわけよ。
で、しかもそいつが出てきた後、その時俺大だったから。
大だなって思って入ったら、ベンザはないわけよ。
あ、ないっすか。
陶器のまんま。ベンザとかに盗まれるらしいんですよ。
すご。
で、ビシャビシャだから座れねえなって思って、中腰。
そうだ、その前にトイレットペーパーあるのはあるんだけど、
個室の外に大ロール、めっちゃでかいロールが外にあるから、
自分が使う分を巻き取って個室に持っていかないといけないんだよ。
普段自分が使う分ってわかる?
確かに。
何十センチ取ります?これ。
ちょっと多めに取っちゃうかも。
取って、このトイレットペーパーのボールを持って、
ベンザないから、つけないから、中腰の状態でズボンを置いて、
ズボンがずるっと落ちると床にあうと。
最悪だ、最悪だ。
膝パーン張って、膝めっちゃ張って、中腰の状態で、
そのトイレットペーパーのボールをこのズボンのところに置いて、
置く場所ないもんね。
うわー、地獄。
それを何日間かやったわけですね。
体調不良とチームワーク
絶対トイレで、ホテルでしていこうと思うから。
地獄も進まないですね。出したくないからね。
聞いた話によると、小川さん体調崩されたんで。
そうよ。
下から撮影ってときにね。
前日のあれでしたね。
たぶん夕暮れだと思うんですけど、帰りのホテル行くまでに、
汗止まなくなっちゃって寒くなっちゃって。
隣見たら、尋常じゃない汗をかいてて。
暑いとかじゃなくて。
社内普通にガンガン冷房効いてるんで。
で、ちょっと具合があって言い出したんで、
このロケ終わったって。
本番の前日のロケ版?
いや、撮影前の確認とか。
1日、丸1日やってたんですね。
で、翌日から本番撮影だねって言って、
その前に江口さんの泊まっているホテルに集合して、
作戦会議をしようって言って、ホテルに向かっている途中のことだったんですけど。
作戦会議には出られず?
作戦会議は出れなかったです。
そんなところじゃなくて、
俺も小川たちがなかなか来ないんで、島村に連絡してたら、
小川さんがやばいすぎて。
一応、ホテルの車止めのところに迎えに行って、
小川が降りてくる瞬間を見たんだよ。
言うとドアが、ハイエースみたいなドアがガラガラって開いた瞬間、
負傷した兵隊を運んできたヘリから病院に搬送するみたいな、
ぐったりした小川を。
抱きかかえられて、自分で降りれないから。
なんとなく降りてくるんだけど、苦い顔してんのよ。
負傷した兵隊がヘリから降りてきたの。
そのままホテルに一応軽い医療施設があったんです。
でも大したことしないんだよね、治療って。
何かやった?注射くらい打ったの?
いやいや、本当は薬もらっただけです。
胃薬なのかわかんないですけど。
怖いですね。
僕としてはね、もちろん奇跡の回復を願いたいですけど、これは無理だなと思って。
現場って、今まさに撮っていることを仕切ってやっていくってことと、
それをやってる間に次のことを裏側で前もってやっておいて、
それがちょっと入れ替えたりしながらやっていくというつもりでいたんですけど。
全部自分がやる覚悟をね。
やる方法は?っていうことを考えながら、
もう割と青く、僕も青くなった。
一日休みで済むならいいけど、
これがもうね、ずっとってことは、
ロケ中ずっともあり得るってことも。
ていうことで、ちょっと僕は青くなってましたね。
でも本当はシナハン、ロケハン、現場とか3回行ってよかったなって思ったけど、
俺も実はシナハンのとき帰り、本当に帰り飛行機に乗る直前にめっちゃお腹壊してきたんで。
ドローンによる映像制作
そうなんだ。
それもあってね、次ロケハン来る前にやっぱ薬局行って、
フィリピンの田舎の方に行くんだがと。
絶対助かる薬よね。
お腹壊したときに絶対に一番助かる薬を出してくれって言ったら、
お役さん、そういうときはセロガンですって。
そうなんですね。
セロガンがもう間違いないっすって言われて。
持ってってたのよ。
それを小川がもう寝てくたばってる部屋に、
夜中俺寝る前に、
せー小川って、何かあったらこれを飲めって。
そっと布団をかけて。
聞いたんですか、セロガンは。
飲んだの?
飲みましたよ。
朝飲んだかな、でも。
でもいいかも。
で、翌日復帰できたんですか?
本番の撮影には復活した。
本当に復活してたんですか?
3時半出発とかだったんですよね。
そうだそうだ、すごい早い。寝てないじゃないですか、これ。
で、ホテル着いたのが確か9時ぐらいだったんですかね。
8時ぐらいに戻れるはずが、9時ぐらいまで渋滞引っかかって。
ほとんど寝てはないですね。
出発前に一回連絡してくれって言われて。
寝ては起きてみたいなのを繰り返してて。
1時ぐらいだったかな。
あ、ダメかもしんないと思ったんですよ。
うわ、なんか体調悪いなと思って。
うわ、無理かもしんないなと思ってもう一回寝て。
3時ぐらいに起きた時に薬が効いたのか。
あ、これだったらいけるかもと思って。
でもまたあの揺れだったら途中止まるかもなと思って。
ちょっと飲んどこうと思って精露ガン飲んで。
移動にその3時間かかる上にフィリピンが撮影の時は浮きで。
だからお昼1時2時ぐらいかな。
もう何だろうな。
暗雲立ち込めてきてザーッと雨が降るっていうのが毎日なので。
撮影をするためには朝から昼まで基本。
屋根のあるところだったらもうちょっと撮れなくはないんですけど。
外の撮影とかも基本それになるので。
だから結構予備日がいっぱいあったんですよね。
予備日も多いし出発は早いしっていうところで。
ドローンとかで結構上空から映してるカットとか完成形にあったんですけどめちゃめちゃ綺麗です。
そうだね。結果的には工程の中で前半が割とサクサク。
そんなに終日は撮れないんだけど割とちゃんとサクサク撮れますけど。
撮影照明周りは全部。
あと編集もか。
編集もか。
沖縄スタッフでやったので。
なんか俺前から結構好きで。
非常にいいチームなわけなんですけど。
彼らに誘って声かけて。
熱いのも強そうだし。
やっぱタフだしね。
そういうのもあって。
彼らが連れてきたドローンオペレーターが髪がかってて。
池宮さん。
パッと見で大丈夫かなって。
池宮さんはフィリピン大好きなのでフィリピンロケに行けるんだったら何としても連れてってくれってすごく熱いんで。
大好きフィリピン大好き。
ドローンを背負っていくんでって言ってくれて。
パッと見の印象とか話した感じとか適当ってこういう感じの人が印象だったわけ。
単純な印象の話。
本当に大丈夫かなっていう。
そしたらなんか天気運とかも持ってて。
時間がないからドローンは別にこういう動かしてねって言ってこういうの撮ってねみたいなの言っとけば。
あとはもう天気とにかくひたすら待っていいとこ撮ってくださいって言ってたら早々と帰ってきちゃって。
俺の印象通り適当だったんだって。
すぐ終わったんだって。
俺たちのところはあんまり天気良くなかった。
だから撮れないと思ってすぐ戻ってきたんだろうなって。
なんだよって思ったらいいの撮れましたって見たらめちゃくちゃいいわ。
冒頭の映像ですか?
何カットもねすごいいろんな方向で撮ってくれてちゃんとしてる人だったわって。
何日か僕らとは別の場所に行ってドローンだけを飛ばしてもらう役割で。
別部隊だったんですね。
何日か行けるようにって決意したんですけど1日目で。
1日目でやっぱり?
撮影の準備とクルーの役割
だから撮れなきゃもう撮れるまで別のところに行き続けてもらうつもりだったんですけど。
本隊に次の日から合流して撮影部の強力な一員として。
アスケットもしてくださったんですか?
そこがやっぱり東京ではなかなかそれはありえなくて。
東京とかに行くほど都会に行くほど役割分担がはっきりしてて。
ちょっとおかすべからず的なところもあるし。
決してやっぱりその自分のポジション以外のことはねやらないんですよ。
で福岡はちょうど間ぐらいかでも若干東京っぽくなってんなと思うけど。
沖縄はなんか昔ながらのやることやったらもうどんどん手伝いますみたいな。
そこもすごい好きで。
池宮さんもね1日目でサクッと終わったんで。
あとはもう撮影部の助手としてどんどん動いてくれて。
だからそういう意味では非常にこうそうしたというか。
そもそも別にもう池宮さんはずっとドローン狙ってても大丈夫な座組でいたっていうのが。
結果も初日のもう一発目で撮れたんだけれども。
非常に結果的には良かったですよね。
やっぱりどうしてもこうもう一人いたらって瞬間はあるので。
基本的にはその撮影のクルーの一人ではあるんですけど。
いろいろ幅広くやってらっしゃるということで大変助けていただきました。
バナナの育成と気候条件
この冒頭の映像すごい朝もやんなのか。
運回みたいなこれを狙ってたんですか。
そうそう。
そうなんだ。
よく撮れましたね。
だからまさに先ほどの小川さんがこのお腹大丈夫かなって言ってついた朝。
裏腹にこんな綺麗なのが。
一歩その頃っていう。
まあでもやっぱりそういう一発目のショットとかが良いと上がるんよね。
それはなんかいけるなって感じになるよね。
それはそうですね。
一発目がなんかなかなか上手くいかねえとかだとだいぶこう全体的に暗雲立ち込めるというか。
今回大丈夫かみたいになっちゃうんだけど。
僕らはねバナナ畑の方にいて別の撮影をしてた時に戻ってきてみんなで見ておーってなりましたもんね。
だから準備いろいろ大変だったけどこれはスムーズにいくんじゃないかって思ったんだけれども間違いが。
違うんですかまだまだあったんですか。
いろいろある。
一時期には恵まれたんですよ。
交番は綺麗にはまりましたよね。
そうなんですね。
今夕方ぐらいからスコールが降るっていうのは聞いて交番組んだんですけど。
僕らがそのロケで撮影してる時だけは晴れてそのロケが終わると同時に雨が降るっていう。
すごーい。
午後から降るのが繰り返すっていうのはあるんですけど。
朝からずっと降ってるケースもあり得るわけじゃん。
普通に雨の日とか。
それはほぼなかったんで。
しかもあれだって言ってましたよね。島村さんと江口さんで行った時のロケ班は天気悪かったって言ってましたもんね。
悪かったですね。
結構雨が降ってて。
だからドローンとかも合間を見て飛ばしては見たもののよくわからないねみたいな電気が多かったですよね。
この朝もやが撮れるっていうのは分かってたんですか。
それはね品班行った時から分かってたんだけど結構それもしつこく現地の人に聞いて。
確実に出るのかとか何時ぐらいどの方向でみたいなのはあらかじめ。
ある程度高地に行かないとねとか。
高地だからできるんですか谷間で。
バナナって高いところで育てたバナナの方が良いバナナとされるらしくて。
なんかよくパッケージされてますね。高齢賃みたいな。
高齢賃栽培とか言われますけど。
例えばお茶っ葉とかもそうなんだけどバナナとかも。
やっぱ寒暖の差が大きいほど美味しくなるものってね結構あるじゃないですか。
バナナもそうで。
で高齢っていうことは何を狙ってるかっていうと寒暖差。
そうするとああいう朝もやが出るわけがある。
私バナナってすごい平地で植わってるのかと思ってました。
平地でも育ったとこあるんですよ。
だからずっと走っていくとずっとバナナ畑だなって言って山のほうまでずっと続いてるなみたいな感じではあるので。
だから下で育てたバナナも普通に流通はしてるんですよ。
もったいないバナナの魅力
価値が高いバナナ。
そうそう高級バナナとされる。
じゃあもたいないバナナは高級バナナなんですか?
ドールは割と全体的に高級志向がね。
あの極選ってよく書いてある。
あれはハイランドバナナってすごく高い場所で作ってる。
先ほど江口さんも言われましたけどちょっとその途中で傷がついちゃったとか、形が分類するのに決まりよりも大きいとか小さいとか。
大きすぎもダメなんですか?
大きすぎもダメで選別するので。
だからものとしてはいいバナナなんだけどっていうものだったりするんですよね。
もったいないね。
会社に1回届いたの、1回2回ぐらい届いたのもったいないバナナ。
もったいないバナナみんなで食べましたね。
そうすっごい美味しかった。
めちゃめちゃ美味しいんですよ。
すっごい美味しかったです。
私さ中身は全然傷っていうかね傷んでない。
そう高級バナナでした。
ちなみにさ、何が結構大変だかって島村にストレスを与えたかっていうと、
要はさ、バナナが主役なんでバナナをひたすら摂るんだけれども、
それがさ、本物の現地のバナナだと毎回のカットでちょっと黒さが変わっていっちゃうとか、なっちゃうじゃない。
じゃあいろんなバナナ、似てるバナナ準備すればいいかっていうと、それも微妙なんで、
ちゃんとやっぱり作っていこうと、バナナを造形してね。
作って色も塗って持っていこうと。
そうするとまあ、それだったら毎回カット安定された素質なバナナが食べれるじゃないですか。
それがね、そもそも作る時点で大変だったんだけれども、
福岡の造形のスイツグさんっていう人にお願いして、
それももう作るの結構また俺がもうやかましいようになったりしたこともあるんだけれども、
それを現地で持って行った時に草ってさ、そんなにビロビロ広がらないじゃん、実は。
しかも青い時のバナナなんて、本当に割としっかりカチッとしてるわけ。
で、シリコンだとこれがね、草がビロンビロンなのよ、実は。
柔らかいのが嫌だから、シリコンって。
これを水にポチャンと落とすシーンがあるんだけれども、
水の抵抗でビローンって広がってタコみたいに。
そんなに広がるんですか。
ビローンって広がっちゃうことだから、これはリアルじゃないよね。
それを検証も福岡でね、してもらってて。
で、それをさ、じゃあ防ぐための方法が、
釣り糸みたいなのを横に櫛出ししてたね。
木の櫛。
木の櫛で突き刺して、そこで固定、接着してたんですけど。
じゃあいくつも作ったんですか、そのバナナを。
もっちゃん単体とか、草のやつとか、もっちゃんだけいなくなった他の仲間とか、パターンがあって。
形は一緒なんですけど、差し引きで何パターンかありましたね。
水中は水中用のやつ。
そうなんだ。
で、ビローンって水に突っ込んでたら、何回もうまくいかないんで、
いい形に、いい具合に沈ませるのを何回もやるしかないわけ。
CGだったらいい具合に自分でコントロールできるけど、
投げる角度で全然裏返っちゃったりするから何回かやってるうちに、
その草を止めてた棒がもう取れちゃって、
ビロリーンって水中でビロリーンってなるようになっちゃって、
それでもう一旦撮影止めて、
それでタコ糸で、タコ糸じゃねえよ。
スティックスで手術しました。
島村さんが塗ったんですか。
僕もやったし、ここは出口さんがやった。
そうなんですか。
出口さんがやった部分があって。
そんなこともあろうかとじゃないですけど、
でっかい針とか、カーペット用の針とか、
ああいうの持って行ってはいたんで、
物はあるんで、一応なんとか対処。
中核どころじゃなかったよな。
でも日本で何回か練習はしたけど、本番。
固定した部分が繰り返しに耐えられなくて、
外れてしまったっていうことなんですけど。
それまた顔面蒼白になってしまったわけですね。
そうですね。
止まっちゃってるってことですよね、そこで。
だから一旦スタッフにお昼休憩とか入れて、その間に。
結局どうやって乗り越えたんですか。
先ほど言ったように木串が刺さってて、
それが接着されてやってたのを、
貫くように縫い針で糸を通して、
ナイロンの釣り糸を通して、
それで縛り付けてるみたいな、
見えないところで縛り付けてるような状態にすることで、
また広がらないようにしてると。
でも言うと、
俺はもうほんと何度も事前にしっかり検証をしないとこういうので、
絶対ダメなわけよ。
それ俺ももう30年ぐらいやってますから、
こういうの検証。
検証が甘いなと思ってたわけ。
ちょろっとしかやってないなって思って。
まあなんとなくそんなことになるかなって思ってたらやっぱりなったんで。
まあやっぱり準備がほんと大切なんですよ。
撮影はもうほんと8割9割。
よく俺雑誌のインタビューとかで準備準備って書いてるじゃない。
そういうことなのよね。
撮影の裏話
先を先を想像して何回も練習するんだ。
そうですね。
僕らCG作るときは後の作業が多いですけど、撮影はもうその前の方が大きいですね。
そこで撮れたものしかないわけですからね。
もうやっぱり準備8割9割だよなという。
でも結果オーライ。
島村のあのでかい針で。
経営者のしゃべり場。
まあちょっといろいろ撮影の裏話浮かがってきて、
多分まだ語り足りないぐらいなんじゃないかなと思ってますけど。
最後この仕上がったムービーでやっぱり僕一番グッときたのはやっぱり曲がとっても良かったなというふうに思ってまして。
歌われてるのはトンチピクルスさんでしたっけね。
トンチさんって俺いつぐらいのときかな。
結構昔から知ってて30ぐらいのときじゃないかな。
そんな昔。
誰かに紹介してもらってめっちゃいいんですよって言ってCDもらって。
でそれからもうあの俺自身がトンチさんの一ファンでもあるし。
ライブとかも行ったことあるんですけど。
そうなんですか。
一回俺昔演劇の演出をしたときにトンチさんに生で出てもらって。
演技の方で。
いやウクレレを弾いて歌うその生で演奏してもらうっていうのに出てもらったりもしたことがあったんですけど。
今回ちょっと久しぶりにひらめいたなんですけど。
トンチさんの夢の中で泣いたって曲があって。
なんかねそれのイメージがふっとあっていいかなって思って。
ただクライアントさんもいる中でね。
もっとなんかこう若い子でとかって言われるかなとかってことを結構ずいぶん悩みながら。
もう当ててみようかなって思って。
当ててみるというかもう仲間も俺これでいきたいんですよね。
この人でいきたいんですよねっていう感じで。
だいぶちょっと押して。
結果トンチさんに作ってもらったんですけど。
いいよね。
なんかね哀愁みたいなのがね漂ってて。
ちょっと泣けるというか最後グーッと持っていかれる感じはありましたね。
なんていうのかな。
決してそういう、途中ねマイナーコードでちょっと転調する部分。
もっちゃんが引き離されるところはあれはマイナーコードで転調するんだけど。
全体的にはさ、そんなに寂しい曲調じゃない。
どっちかというと明るそうに感じるのになんか切ないっていうのがあれはトンチさんの一番の持ち味だなっていうのは思うんだけど。
それがね、ちゃんとうまくハマってよかったなって思ってますけどね。
ご本人は自分が歌唱するとは最初思ってなかった。
そうなんですか。
作詞作曲、演奏はしたとしても歌うのは自分はおじさんだしなってばっかり思ってて。
歌としては作るけど実際本番撮るときは別の人が歌うんだろうなと最初は思ってた。
そうなんですか。
ってなったみたいですよ。
え?って言って。
まあいいか悪いかちょっとよくわかんないですね。
本当はそこで例えばちょっと幼い感じの声でね、
作詞作曲演奏トンチさんで女の子とかが歌ってみたいなのに行くと、
多分王道的なものはできそうな気はするんだけど、
どうしてもそこでひとひねりしちゃうっていうか、おじさんで行きたいなって思っちゃうよね。
でもいいかい、自由感は。
うん、ね。
もしメンピリのふうみぞうさんみたいな、
じわじわ何年後も歌い継がれそうな曲だなって勝手に思いましたけど。
ね、あれなんかそうそう。
ちょうどムービーも4分くらいあるんで、曲としては一発の曲ですから、
尺的にもね。
ライブでも歌ってくださったりしてみたいですね。
そうなんですか。
聞いてみたいな。
うんうん。
カラオケとかになるといいなって。
カラオケでどうせだったらあのムービー見ながら歌ってもらうみたいになればいいなみたいなことも言ってますけど。
はい、ということでちょっと今回はドールのもったいないバナナストーリーについて、まずは撮影の裏話したとか、どういう感じで進んでいったのかっていうのをいろいろ聞けて、
音楽の重要性
多分ね、もっと聞いていったらいっぱい面白い話がありそうな気がしてるんですけど。
次回はCGチーム、CGで担当してくださった方、スタッフ含めいろいろ聞いていければと思うので、
次回もお楽しみにということで、一旦今回はこれで締めたいと思います。
どうもご参加ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日も経営者のしゃべり場を聞いてくださってありがとうございます。
経営者のしゃべり場では皆様からのご質問ご感想を常に募集しています。
映像制作会社の人に聞いてみたい素朴な質問や製作裏話を知りたいなど何でもOKです。
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我々の励みにもなりますので、ぜひお気軽によろしくお願いします。
28:18

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