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こんにちは、ライフコーチのけいこです。 私は家族との時間も自分の人生もどちらも大切にしたい
そんな思いから会社員を辞めて、家族とともに地方へ移住し、現在はライフコーチとして活動しております。 このチャンネルでは、そんな私が日々感じたことや、今の生活をするために実践してきたことをお話ししております。
今日はですね、 強い自分にならなくていい、弱いまま生きていくというお話をしようと思います。
これはですね、私がですね、昔からずっと自分に対して思っていたことなんですね。 自分は強い人になりたい
って、 本当に社会人になるくらいからずっと思ってました。
自分の考えをしっかり持っている、芯のある人にすごい憧れるなぁというふうに 思ってましたね。
では私が思う芯のある人っていうのはどういう人かというと、どんな場面であっても動じない、そして周りに流されない
っていう人が芯のある人かなというふうに思ってたんですけど、今まで生きてきて、そういう人は一定数いたんですね。 会社にもいましたし、
友人にもいました。 そういう人を見るたびにですね、私もそんな人になりたいなっていう気持ちを持ちながら、今までいました。
でもですね、やっぱり実際の私はですね、強くなりたいと思いつつも、やっぱりいろんなことですぐ気持ちが
揺らいでしまうことが多いんですよね。 昔から人の意見とか言葉にやっぱり左右されがちで、一言一言
何気ない一言を言っただけなのに、その一言を深く考えてしまって、勝手に不安になって
一人で決断するのも怖い。だから誰かに相談しよう、みたいに、誰かに決定を委ねよう、みたいに思うこともありました。
強くあろうと必死に頑張ったこともあったんですけど、結局強い自分にはなれなかったんですよね。
私が初めて会社に入って、配属された人と職場のことを話そうと思うんですけど、
その職場はですね、今まで過去に何回か職場の話してきたと思うんですけど、男性しかほぼ男性しかいないような環境だったんですね。
入った時には200人ぐらい男性がいて、女性が私と3校上の女性のみでした。
3校上の先輩も私が会社に配属されて2年ぐらいで会社を辞めてしまったので、その後はずっと女性一人という環境でしたね。
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その職場はですね、出張が基本の職場なので、国内外の出張が当たり前のように毎月あって、自分のプライベートなんてほぼないっていう状態でした。
オブンだろうがゴールデンウィークだろうが、関係なく出張が入っていて、ひたすら働き続けるような生活を約10年続けてきました。
その仕事はですね、もちろん仕事自体は楽しいなって思うこともありましたし、やりがいはすごいあったんです。
ただですね、大変なことも同じように、いやそれ以上に大変なことはもう山ほどありました。
男性しかいない職場だからこそですね、女性特有の悩みみたいなものを分かち合える人は周りにいなかったんですよね。
例えば、出張中の飲み会とか、あとは現場ですよね、作業の度にやっぱりこう自分の不甲斐なさに悔しさとか寂しさでいっぱいになってですね、
出張先のホテルに戻ると自分の部屋に戻ると悔しくて、いろんな思いが込み上げて涙が止まらなくなることも多々ありました。
それでもですね、やっぱり翌日には笑顔を作ってまた仕事に行く必要があります。
やっぱり大人なのでね、そこは切り替えなきゃって思って仕事に行ってましたね。
そういう気持ちと、男性と同じように強くなければいけないっていう風に自分に言い聞かせて、必死に頑張ってました。
でも現実にはですね、どんなに男性と同じように仕事をしたいと思っていたとしても、本当に同じように仕事をするのは実際は難しかったんですよね。
当時の出張のある仕事はですね、やっぱり力作業も結構あったんです。
重い荷物を持つとか、重いものを押すとか、まあそういうものですね、移動するとかいう作業があったんですけど、
一つの大きな装置を立ち上げる、組み立てる作業だったんですけど、その装置を動かしたりすることも私は一人でできなかったんですね。
なので常に一人では動かせないから、誰か手助けを助けてください、動かすのに手伝ってくださいっていう風に誰かに来てもらわないといけない状況でした。
そういう風にやっぱり作業のたびに誰かを呼んで来てもらうっていう状況になると、
重いものを押したりとか持ち上げるとかできないなら違う作業でいいよっていう風に気を使って言ってくれるんですよね。
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でもそういう言葉を聞くたびに、私はやっぱり同じように仕事できないんだと思って、なぜか悔しくてたまらなかったんですね。
自分が男だったらもう少しやれたんだろうかっていう風に当時は何度も思うことがありました。
出張の後ですね、仕事の後に飲み会とかに参加すれば、女性がビールを注ぐのは当たり前だよねって言われて、
自然とお釈をする担当になります。
そしてなぜか上司の隣は女の子がいた方がいいよねとか言う風にも言われて、
自然と別に仲良くもない喋らない上司の隣に座らされて、そこからずっと上司の話を聞くみたいなことも頻繁にありました。
その中で食事を取り分けたり、あとビールが飲み物がなくなったから追加注文したりとか、
常に周りを気を使いながら、みんなビールとかお酒飲んで酔っ払った同僚たちを眺めるような時間がありましたね。
私はビールが全然飲めなかったので、そういう風にお酒をついたりとかいうのを結構してました。
あとはですね、こういうこともありましたね。女性が少ないからでしょうね。
女性がいた方が花があるからって言われて、その理由だけで私が全く面識のない上司が出張先に来た時に、
ご飯食べに行こうっていう風に先輩に呼ばれて行ったことがあります。
上司と私の職場の先輩と3人でなぜか日曜日の夜に食事をするってことがありました。
そういう接待要因で呼ばれるんだっていうことに、また当時は結構ショックを受けてましたね。
男だったらこんな風に呼ばれたりしないんだろうなっていう風に思ってました。
だからその時私は本当に何のためにここで働いてるんだろうなっていう風に疑問に思うことは本当に何十回も何百回も繰り返して考えてましたね。
今思えばそんな風に考えるような職場であれば辞めてしまえば楽になるって思うんですけど、
当時はその職場で10年間何とか頑張るんだって続けるんだっていう風に自分の中で勝手に決めていたので、
歯を食いしばってやるんだという風に決めて働き続けていました。
その気持ちの中では、女性でもこの職場でやっていけるんだよっていうのを証明したい、ただ一心、それだけだったんですよね。
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その気持ちだけで私は10年働いてました。
でもですね、10年頑張っても結局は女性でも問題なく働ける職場ですよ、女性でもやれますよっていう風には言い切れなかったですね。
やっぱり現実は大変なことがいっぱいあったので、その環境で例えば後輩の女の子が入ってきた時に、
一緒に頑張ろうねって言える環境かというとそうではなかったんですよね。
例えば、女性は定期的に生理というものが来ますね。
生理が来た時にやっぱり頻繁にトイレに行きたくなるんですけど、
やっぱり仕事が忙しくてトイレになかなか行けないっていうタイミングが結構ありました。
トイレから作業する場所まで歩いて30分以上かかるような現場がほとんどだったんですね。
なのでトイレに一度行ってきますというと往復で1時間かかるんですよね。
そうすると1時間仕事を空けてしまうことになるんですよ。
なのでちょっとそれは難しいなと思って、
トイレは朝現場に行く前に行って、お昼休憩のタイミングで行って、
帰り仕事を終えてまた事務所に戻ってきたタイミングで行くぐらいしか行けなかったんですよね。
その間にトイレに行くと作業が中断してしまうので我慢するみたいなこともしょっちゅうしてましたね。
あとは海外の出張先にもよるんですけど、
夏は40度を超えるような炎天下の中をずっと30分以上歩き続けないと作業現場にたどり着けない場所があったりとか、
あとトイレとかですよね、食事とかもそうですけど衛生的にこれどうなのかなって思うものですけど、
一応これがお昼ご飯だから食べないといけないとか、
トイレもここしかないから、ここが嫌だといったら一日我慢することになるから仕方なく使わないといけない、
みたいなものを思いながら我慢、我慢と思って食事したりトイレに行ったりとかもしましたし、
夜みんなでご飯食べに行こうって言われてもビールしかないようなお店に行くとやっぱり私ビール飲めないんで、
全然楽しめないんですよね、みんながビールを飲みながら楽しくしてるところで早く終わらないかなって思いながら、
その場をなんとかしのいでいるっていうような状況もありました。
なんかですね、当時はみんながやっている、男性たちがやっている作業を同じようにやらなければいけない、
そして仕事が終わった後のみんなで行く食事とかも飲み会とかも同じように参加して楽しそうにしなければいけない、
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それが男性と一緒に働くには必要なことだっていうふうに自分で思っていて、
合わせようと必死に頑張っていましたね。
たとえ辛かったとしても強くならなきゃいけないとか、
ちょっとこれで無理とか言わずに耐えなきゃとかいうふうに思いながら頑張ってたんですけど、
やっぱり気づいたら心も体もすり減っていたような気がします。
10年経って結婚期にその職場を離れることになったんですけど、
10年頑張って何かやり切ったかなっていう感覚より、ただただ疲れ切ってた10年間でしたね、今思うと。
それだけの期間頑張ったとしても結局ですね、自分が理想とする強い自分にはなれなかったんですよね。
本当に全然なれなかった。
今になって思うんですよ。
あの時強い自分であろうと必死に歯を食いしばっていたけれど、
それをやめて弱くてもいいっていうふうに認めながら、
やっぱりこれはちょっと私はできないんでお願いしますとか、
いやこの環境無理なんでもうちょっと環境のいいところで働かせてほしいとか、
そういうふうに上根を吐きながら働いていたらどうなっていたんだろうなっていうふうに今は考えたりはしますね。
もしそういうふうにしていたら、もうちょっと違う形で楽に仕事を続けることができたんじゃないのかなっていうふうに思います。
今の私はもうあの頃のように強くなろうと頑張ることはやめました。
男性と同じように頑張ろうと思うこと自体無駄な頑張りなのかなっていうふうには思います。
比較する必要はないなと思うようになりました。
昔のようにこうしなきゃいけない、ああしなきゃいけないっていう思い込みをですね、
少しずつ手放しながら今は生きています。
無理にですね、強くなろうとしなくても、弱い自分のままでも十分生きていけるなって今は思いますね。
自分自身強くなろうと無理して頑張るぐらいなら、弱いままでもいいって思えた方が、
私にとってはずっと楽で自分らしくいられるっていうふうに感じます。
もっと早くですね、弱いままでいいって、それでもいいんだっていうふうに気づけていたらよかったのになって、
あの頃10年以上前気づけばよかったなって今更ながら思うこともありますね。
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でもそれは多分時間をかけてようやく自分が生きやすい生き方を選べるようになったのかもしれないなっていうふうに思います。
弱い自分を認めるっていうのが私にとっての、今の私にとっての強さなのかなっていうふうに感じます。
この放送を聞いている方で、もし私のように強くなろうと頑張っている人、無理をしてしまう人がいるとしたら、
一度立ち止まってみてほしいんですよね。
本当にその強くならなきゃと思う気持ちは、今の仕事を続けていくために必要なの?って。
自分に無理してまで働き続ける、無理な働き方をすることは自分にとって本当に幸せなの?っていうふうに一度考えてみてほしいなって思います。
私のように弱いままでも、そんな自分を受け入れながら生きていくっていう選択肢もあるんでね。
そういうふうな考えもあるよっていうことを頭の片隅に入れながら、
どんなふうに生きていったら自分が楽なのかっていうのを、もしよかったら考えてみてほしいなというふうに思います。
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最後まで聞いていただきありがとうございました。
それではまた。