本の紹介とその魅力
こんにちは、ダルマー競馬場です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
もう私はですね、毎週ポッドキャストを配信しなくなって、自分が一番しっくりきてないみたいな、そんな変な感じになってるんですけどもね、今日は久々に喋らせていただこうかなと思います。
というかね、寒くない?ね、毎日。めちゃくちゃ寒いよね。もう俺もです、私もです、自分もですって思ってた方、この番組への感想・質問などありましたら、メールフォームからご連絡いただくか、コメントもお待ちしております。
そしてこの番組がいいなと思っていただけたら、ぜひ番組のフォローもよろしくお願いいたします、ということでございます。久々にね、話させていただいておりますけども、今日はですね、本の紹介でございます。
すだたかおさんの、世界の中心で馬に駆けるでございます。もうね、この本ね、ずっと積んでたんですけど、ごめんなさい、すださん、全然読んでなかったです。すみません。めちゃくちゃ面白かったですね。
あのね、この本は海外競馬の放浪記なんですけども、海外の競馬場をすだたかおさんが何場も巡って、こういうところがあるよ、こういうところがあるよ、こういう良いところがあるよ、みたいな感じのことを紹介してくれる、旅行エッセイみたいな感じなんですけども、旅エッセイか、旅エッセイみたいな感じなんですけどね、海外競馬の知識を増やすっていうよりかは、
競馬場を場所として、こういうものだよっていうふうに読んでいくみたいな、そういう目線が手に入る本でございますね。どういうことかというと、読んだ後に競馬場の見方がちょっとね、変わってくるような、そんな感じの本でございます。これは海外のだけではなくて、この本に書かれているのは海外の競馬場だけなんですけども、
日本の競馬場の見るところも若干変わってくるんじゃないかなというところで、今回ご紹介させていただきたいと思います。ちょっと前提だけ短くお話しさせていただくと、著者はですね、約30年間で海外の競馬場を150近く訪れていて、その中から記憶に残る63場を選んで紹介しているのはこの本でございます。
そこに掲載されている写真は約350枚ということでね、写真と文章で見る旅エッセイみたいな感じでございます。
海外G1が行われるような、大きな競馬場から年に1回しか開催されない砂浜の競馬場みたいなところまで、あとはね、今は存在しない廃止場だったり休止場みたいなところも入ってくるんで、
この振れ幅がね、最初からこの派手なところだけを言ってるわけじゃないっていうようなことがね、わかるんじゃないかなというふうに思っております。
さっきも言いましたけどね、この本の良さがあるんですけど、何が一番いいって、賞立てがめちゃくちゃ良かったですね。
どういうことかっていうと、国順で並んでるわけでも、例えばレース順に並んでるわけでも、ましてや開催時期順っていうわけでもないし体験順というわけでもないんですよ。年数順みたいな感じでもないです。
競馬場に行った時に、僕らが何を見て何を感じるかの順番になってるんですよ。これがすごいんですよ。
まず第一章は、コースの癖、施設の癖がすごいでございますね。コース、施設の癖がすごいっていうテーマなんですけども、ここでいきなりこの本のテンションが決まってくるんですよ。
あ、いきなりコースとか施設の話ですか?みたいな感じじゃないですか。普通に。
なんだけど海外競馬って言っときながら、最初に来るのはこの場所の癖。どういうことじゃい?ということなんですけども、
競馬って馬とかレースを見る前に、まず競馬場っていう箱があるじゃないですか。
そのコースの形であったり、建物の配置であったり、どういう視界が開けているのか、どれだけ視界が開けているのか、その馬との距離感であったりとかね、そういうところがあるじゃないですか。
そこを丁寧に触れてくれてるから読んでて、競馬場ってそもそも場所の性格が勝敗以前にあるような感じに思えたんですよね。
その前にその箱として、競馬場という箱としての良し悪しというか、勝ち負けみたいな、こういうところが良くてこういうところが良くないなとか、あっちよりもこっちの方がいいかなみたいな、そういうのが決まってくるのがこの第一章です。
第2章はですね、日本で見られないレースとシステムでございます。
ここはですね、こういうことがあるんだぜって言って教えてくれるわけじゃなくて、ちょっと手触りな感じなんですよね。
日本の競馬って良くも悪くも密度が高いし、工業としての完成度が非常に高いと思うんですよ。
もちろんね、国が運営してるし、公営ギャンブルっていうのもあるんですけども。
でも世界にはただただ競馬をやっていますっていう感じのところも結構多くて、どっちかっていうと公園で馬走ってますみたいな、そのぐらいの一般の人たちとの距離感、生活側に寄ってるような空気があるような競馬場もあったりするんですよ。
なんで、じゃあちょっとピクニック行こうか、家族でご飯食べに行こうかみたいな感じで、そこで競馬場が候補として入ってくる感じになってくるんですよね。
これやっぱり日本だと、どうしてもギャンブル場みたいな感じじゃないですか、お金をかける場所になってきたりするんで、これがやっぱり前面に出てしまってる、そういう競馬に興味がない人たちもそういうイメージが先にあるので、
なかなかちょっと行きづらい、家族だったりデートとかではなかなかちょっと、まあもちろん最近は候補に入ってきますけども、行きづらい部分は確かにあるなと。
こんだけ気軽に行けたらめっちゃいいよねみたいな感じで、行ったらじゃあ何するっていうところで、第3章なんですよ。競馬場のグルメの当たり外れでございます。
ここってね、ただグルメじゃなくて、文化が違ったりするんですよ。日本の競馬場のグルメってさ、もつ煮とかカレーとかそばとかうどんとかさ、そういうのが定番だし、大体外れないじゃない、絶対に。
絶対には言い過ぎかもしれないけどさ、大体外れないでしょ、その辺食べておけば。
なんだけども、こういうさっき言った通り、かなり生活に密着してるんで、そのローカル感がすごいですよね、このグルメに関して。
なんで、アジアの競馬場行ってたりとかね、オーストラリア、シンガポールその辺行ってたりもするし、ヨーロッパも行かれてたりするし、アメリカも行かれてるんですけども、いろんなところ世界中行かれてるんですけども、やっぱ外れてあるんですねみたいな感じなんですよ。
日本の競馬場ってさ、あんまり外れたグルメってないなっていう印象なんですけども、すげえ全競馬場で全部食べてますってわけじゃないんで、イメージなんですけども、そんな外れあるんですねみたいな、一方ですごいローカル感があって、めっちゃ屋台が並んでたりするから、逆にその夜市とか行ったりとか屋台で食べたいなと思ったら競馬場に行った方がいいぐらいあるところもあるんですって、屋台が。
なのでそういったぐらい生活に寄ってるのがこのローカルな競馬場なんですよね。
第4章はですね、競馬場に行くための乗り物のあれこれでございます。地味なんだけど、これってやっぱり本質というか、大事なところっすよね。競馬場ってさ、行き方も一つの体験なんですよね。
アクセスってただの移動だけじゃなくてさ、その競馬場がどんな場所として扱われているのかっていうところなんですよ。
日本ってやっぱりその競馬場が発展してきた背景に鉄道があったんですけども、それがあったのと一緒で、どうやって行けるのかっていうところですね。
そこでやってる競馬がお祭りなのか、普通にやってるものなのか、はたまた観光で行くためのところなのか、地元の行事なのか、いろんなことで分かれてくると思うんです、その競馬場のある場所っていうのはね。
これはですね、競馬を知らない人に競馬場の説明をするときも、実は例えばこの競馬場、有馬記念が行われる競馬場なんだよとか、日本ダービーが行われる競馬場なんだよ、天皇座が行われる競馬場なんだよっていうよりも先に、どうやって行けるかって言った方が伝わりやすかったりすることないですか。
例えば武蔵野線で1本で行けるとか、京王線で1本で行けます、京成で1本で行けます、阪急で行けますとか、いろいろあるじゃないですか。
そういったところで、あの辺にあるとかって言ったりすると分かりやすかったりするっていうのも競馬場の一つの特徴だし、こういったことがどれだけ地元の人たちというか、どれだけ日常になっているのかっていうところの見え方でもあったりはするかなと思っております。
で、そうやって行く体験をするわけですよ、競馬場にね。どういう乗り物で行くのかとか。そういう行く体験をして、いざ競馬場に着きましたって言った5章なんですよ。
こうやって旅打ちで出会ったあんな人、こんな人っていうテーマなんですけど、競馬場に行ってどういった人たちが行ったかっていうので、その競馬場が印象に残ってるみたいな感じですよね。
3章で言ったグルメもそうですし、その4章で言ったね、どういう乗り物で行ったかとか、あとは1章で言ったコースとか施設の癖がすごかったりとか、どういう競馬をやっているのかっていう、今までこの5章に来るまでに話した全4章でさ、やっぱり競馬が主体、思い出の中心じゃないんですよね。
どうやって行ったか、どういう物があったか、どういう風景だったかみたいな。どういう物を食べたかみたいな。どういう思い出があったかっていうのは、まず競馬以外のところであったりするんですよ。
その一つに競馬場にいる人たちの話なんですけども、この5章っていうのは。競馬場ってやっぱり人間が集まる場所なんで、馬の話をしているはずなのに、最後に残るのはやっぱり人との距離感だったり、その人がどうやって喋ってたとか、どういう場の雰囲気だったとか、そういうのが思い出になったりするんですよね。
やっぱりルールとか施設とかももちろん大事なんですけども、半分以上はやっぱりどういう人がいるのかっていうので、その空気感っていうので競馬場の印象っていうのが変わってくるなっていうのはこの5章に書かれている感じです。
馬券についての考察
で、そういうね、どういうものを食べて、どうやって行って、どういう人たちがいてみたいな感じのことを感じつつも、やっぱり競馬場なんで馬券を買うよねっていうのが6章なんですよ。馬券の引きゴモゴモなんですけども。
この本は本当に馬券の話があっても、それが主役にならないっていうのがすごいところなんですよね。もちろん賭けって競馬場の熱量の一部というか、競馬の一部じゃないですか、その馬券っていうのは。
なのでそこはないですっていう感じで、切り落としてしまうとやっぱり嘘になってしまうし、競馬イコールギャンブルですって言っちゃうとちょっと視野が狭くなっちゃうような感じなんですよね。
このバランス感っていうのが非常に大事で、競馬場全体の輪郭を崩さないために、どれだけ馬券と他のイメージがあるかっていうこのバランス感っていうのはすごい大事だなっていうふうに6章ではすごい感じました。
それで馬券を買ったりとかして、いろいろな思い出を作るためには、じゃあどうやって見たらいいんですかっていうのが7章に書かれております。
おすすめの観戦ポイントを教えますということで、もちろんこれは今聞いてる皆さんがこれからすぐ行ける競馬場の話ではないんですけども、競馬場に行って競馬を見たことがないっていう方々とかはこれが一番聞くかもしれないですね、この章が。
観戦ポイントってどこをどう見ればこの馬券が当たるとかじゃなくて、どうやって見ると面白くなるよっていう話なんですよね、本来。見方が変わると同じレースでも受け取る情報量っていうのがやっぱり増えてくるんですよ。
この本は海外の話をしているんですけども、結局はどうやって見て、どういう見方で、どれだけ情報量を増やしていけるかっていうのを教えてくれる感じがすごいあるんですよね。
こうやって競馬場っていうのを楽しむんですよっていうのを1から7章まで教えてくれて、最後にお家に帰って、ああこういうことがあったなって思い出すのが8章。廃止状、休止状の記憶でございます。ああいう競馬場あったよな、今はもうないけどもっていうのはこの最後、思い出として残ってくるんですよね。
ここで入ってくるのは、これが入ってくることによって、須田さんがどれだけ言ってるのかっていうのの凄さを出してる最後の章でもあるし、この本の深さが感じ取れるのはこの8章じゃないかなと思っています。競馬場って、ここ最近競馬を始めた方々だったりすると、JRAではもちろんないですけども、競馬場って日本でも普通になくなったりするんですよ。
廃止だったり休止だったりとかっていうのももちろんあるし、日本以上に海外ってめっちゃあるんですよ。
普通に日常に会って、そこにご飯を食べに行ったりとかピクニックしに行ったりとかしてる場所で馬が走ってたりするんですけど、その馬走ってるの急に終わっちゃうみたいな感じなんですよね。普通に消えるし、普通に休むし、普通に終わるんですよ。
だって普通に国際GYやってる競馬場ですらなくなったりするわけですからね。
終わった場所の話を最後に置かれると、今までこうやって見てきたこのにぎわいとか急に思い出になっちゃうんですよね。あれあったなみたいな。写真を見てちょっとエモくなっちゃうみたいな。そんな感じなんですよね。
写真が多い本だからこそここが効いてくるんですよ。こうやって競馬をやっててにぎわってるっていうのはずっと永遠じゃないんだなっていうのが静かにくさっと刺さる感じなんですよね。
本当に、あっ、みたいな。あぁそうだよなぁみたいな感じで。ちょっとなんか切なくなっちゃって最後終わるっていう感じなんですけども。この最後まで読み終わった後に全書を通して読んでいただくと、どうやってもこの本っていうのは海外競馬の案内っていうよりかは競馬場の楽しみ方を教えてくれる本なんですよ。
場所であったり仕組みであったりグルメであったりどうやって行ってどういう人に会ってどうやってかけてどういうところを見てどうやって記憶していくのか。これを競馬場で見ていく。そんな本をどうやってやっていくのかっていうのを教えてくれる本なんです。
競馬場ってレースをやるだけのお皿というか器というかそういうだけじゃなくて人々の生活の断面であったりとかそういうふうにね日本でもあっていいと思うんですよね。今やっぱり日本はどうしてもちょっとねギャンブル感が強いんで気軽に行こうぜみたいにはどうしてもちょっとなかなかハードル高いんですよね。
なんでここまで生活に寄り添った本当その辺にある公園みたいな感じになってくれたりするとマジで行きやすい。そうなれるようにどの競馬場もどの団体もやっぱり工夫してくれている場所ではあるんですけどもやっぱり小さい子供を連れて土豪が飛んじゃうとなかなかねというところでございますので。
まあこういう海外ではそういうところがなくすごいほのぼとして競馬場もあるしこうやって楽しみ方もあるんだぜと。本当にねあのこの本を読んでその競馬場行きたいと思ったら是非行ってみた方がいいと思う。
あのねちょっと見方変わると思う。この本読んでね行きたいなと思うしやっぱ競馬ってこういうふうにあってほしいなって思いましたもん。
文体と文化について
このままちょっとまとめに入りますけどもあの世界の中心で馬にかけるっていうタイトル。タイトル自体はねあの本当に平井健が流れてきそうな感じの映画の方が好きでしたというところであの平井健が流れてきそうな感じのタイトルですけども
やっぱね独領後に残るのは派手さというよりかいろいろ学びが多かったなとか勉強になったなとかっていうわけじゃなくてその場所の空気感とか人の時間の使い方とかっていうのはすごいいいなって思った感じそんな本でございました。
あとやっぱねそれを思わせてくれるこの須田さんの文体っすよね。あの本当にグリーンチャンネルとかのBS11の競馬中継とかで見ている感じのあの須田さんの語り口調で書かれている本なんでこれがまたデスマス調だったりするとちょっと遠のいちゃうんですけども
あの軽く普通にポロッと突っ込んじゃう感じみたいなのがやっぱりね文章でも入ってきてるんでそれがすごい読みやすかった親しみを持ってお勧めできる一冊でございますのでねお時間のある方ぜひご一族お勧めでございます本当にねあの1競馬場見開き1ページ2ページぐらいですね枚数で言うと3ページ4ページぐらいだったりするんで
あの本当に短編集とかエッセイ集みたいな感じで1競馬場ずつ読んでいけるんで結構ね時間ない方でも読めたりするんでねあのお手に取ってみてはいかがでしょうかというところで今回も最後までご拝聴いただきありがとうございますまた次回の競馬見聞録でお会いしましょう
さよなら