なるほど、なるほど。
ちょっと最近反省。それは反省するべきなのか、違うお話をしてあげるべきなのか悩む。
やっぱ、ちょっと違うかな。
同じ目線で、優さんとか、あるいは優さんのように、キャリアのことについてお話しされてる方と、
同じ目線で話すのは良くない。
あー、なるほど。
っていう風にちょっと最近思ってます。
はいはいはい。
かつね、もう一つあって。
さっき、優さんもお医者さんとして、専門医として取るとか、やっぱり働き方とか考えるようになったみたいな話の中に、
一番最初にズバリお答えしてくれてましたけど、やっぱ家族ができて働き方考えるようになったって、多分ほとんど多くの方が言うんですよ。
まあまあ、よく聞く話ですよね。
当たり前じゃないですか。
当たり前だと思います。
自分も家族いるからすげー分かるんですし、分かりますし。
もちろん、私は一人で生きていくとか、俺は結婚しないとか、子供はいらないとか、そういう方はそういう方で違う風な考え方なんで、
自分のお時間が欲しいとか、あるいはバリバリやりたいとか、いろいろあると思うんで、別に一概には言えないと思うんですけども、
お子さんが生まれたら、家族ができたら、そうやって考えられる方ってとても多いと思うんですよ。
間違いないです。
実際、ユウさんもそうだし、僕の周りにいる医者たちもだいたいそうなんですけども、ここも出発点が違って、
本当ですか。
僕だってずーっと一緒だもん。
そうか。
あ、そうか。
二宮さんと。
そうか。
はいはい。
医者になる前どころってか、まあね。
そうですよね。
休学中に知り合って、日本に帰ってきた後に交際始めて、19歳から41歳に、まあ今41歳ですけど、22、23年、ずっと一緒ですから。
動いた。
はいはいはい。
だから、研修医になる時から、もう研修医の時に結婚してるんで。
あ、そうか。はいはい。
研修医になる時から既に、家族をどうしようかは、もう最初から考えてたんですよ。
あー、なるほど。はいはい。
僕も、大学4、5年生の時にこの人と結婚しようと思ってたし、覚えてるでしょ。大学6年生の卒業試験終わった後の、嫁さんの誕生日にプロポーズして、
早っ。
で、研修医で結婚してたんですよ。
早い。
だから、もうそこのスタートも結構変わりますね。
その、嫌味とかじゃなくてね。
嫌味とかそういうんじゃなくたりとか、あるいはつまんない人生だなとか思われるとか、そういう、そういうのじゃなくて。
やっぱなんか、最初のその時から、やっぱもう最初から家族のことはもう考えざるを得ないっていうか。
そうですよね。早いんですよね。
そうなんですよ。
だから、家族のこととか自分のことだけやって、ずっと過ごして、それで夜中一時になっちゃったみたいな感覚は僕はなくて。
なるほどな。
もう嫁さんがいるけれども、嫁さんは支えてくれたから。
あの時、嫁さんも僕も頑張ってたよねって今でも言えるから。
っていう感覚なんですよ。
だから、そのアドバイスもできないし、したら嫌味ったらしいっていうか、先生も決まってたし。
だから、恋愛競争とか婚活史上とかももう最初からドロップアウトしてるみたいな状態からスタートしてるから。
ある意味つまんないんですよ。
確かに。
医者になってから遊んだりとかしてないからね。
超つまんないと思う。
自分の人生嫌だっていうような先生もいらっしゃるかもしれないですけど、結構ね、人様と比較するのを。
僕は人様とか関係なく、自分の軸を持って強く生きていく。
あるいは人の手を借りながら生きていく。
自分本位だけじゃダメ。
家族の妻がいての自分だからとかっていうのをすごい意識しながら生きてきたんで。
だから、あんまり今の若手の先生に、この今後専門にとってはいいと思いますか?とか言ったときに、
最近は軽々しくアドバイスするの難しいなって思ってきちゃってるんですよ。
なるほど。確かにそれで言うとちょっと党部が違いますもんね。
そもそも早い段階で、いろいろ考えないといけない立場にあったというか。
それで言うと、だって自分とかも、今の妻と出会ったのが研修院2年目、3年目ぐらい。
で、結婚したのが5年目、6年目で、子供が生まれたのが7、8ぐらいですね。
多分王道というかね、結構いらっしゃいますよね。
それぐらいの年齢になると、やっぱりそこからより自分のキャリアをかめていける立場でもあるし、
でも一通りできるし、どっちを選ぼうっていうようなスタンスになる先生が多いと思うんですよね。
愛知さんの場合は、多分医者としてある程度道をだんだん極めていくというか、
歩み始める段階で多分お子さんもいただろうし、もっと早いんですよね。
3年4年ぐらい自分が経験したものの3年4年前に全てを経験してるから、
そこのところでやっぱり時点がずれるんでしょうね。
それがいいとは全く思わないです。
別に遊んでなくてつまんないって思われることもあるかもしれないし、
ガムシャラに家族なんて考えなくて、ガムシャラにやってた時期にいいのかよ、一人でみたいなご意見ももっともだと思うし、
どっちがいいとかどっちが悪いとかそういうことは思わないんですけども、
確かに研修院の時から妻はいたし、3年目と5年目で子供生まれてるんで、
だから専門医の試験とか取った時とかはもう子供いるんですよね、2人。
だからそういう風なのを考えると、一般的には相当早いけれども、
そもそもただの早いだけっていうわけじゃなくて、
軸として考えてきた男とも違うところに、
他の方々よりも一般的には早いぐらいのスペースで進んじゃってたから、
医者以外のことが。
だから必然的に医者自体がそんなに重いことというか、
そんな風な考え方で生きてこなかったのかもしれないって、
僕の中ではすっごい考えて専門に取ったりとか、もちろんしてるのはあるんで、
でもちょっと視点が違うのかなっていうのも最近結構思うんですよね。
それはちょっと大きな違いではありそうですよね。
だから一番最初に優さんが死ぬ時後悔しないようにしてるとか、
そういう発想は素晴らしいし、僕もそれをめちゃめちゃ思うし、
すげー尊敬する考え方だし、あれだと思うんですけれども、
でもそういう大雑把なものはお互いに尊敬できるところというか、
参考にすべきところかもしれないけれども、
やっぱりスタート地点が結構違うのか、そもそもの全体像の考え方が違うのか、
やっぱり人様にアドバイスするっていう立場なのかっていうのは、
すごい反省しちゃうようになりましたね。
偉そうにキャリアのこととか語れないなっていうのを優さんの話とか、
他のキャリアのこといっぱいお話されてる方いらっしゃいますんで、
どう思うなあ。
それで言うとやっぱりあれですよね、なんとなく印象として、
藍寿さんの中でそのイザっていうところの軸というか柱が、
そこまで僕と角度はないんだろうなとは思うんですよね。
やっぱり話として聞いてると。
イザでもあり、でもそれよりもやっぱり旅の方がより遠いし、
僕の中だとイザの方がやっぱり一番メインで、
そこに付随するっていう感じになっちゃってるので、
やっぱりそこのところの違いはすごい大きいとは思いますし、
ただそこが違うからこそ自分は結構やっぱり、
自分と違うことをやっぱり藍寿さんやられてるから、
すごい話聞いててやっぱり面白いし、
なんとなくそこに刺激を受けて、
自分の場合はどういうことができるかなっていうふうな発想には
持ってったりはしてるんですけどね。
なるほどね。そう言っていただけるとありがたいですけど、
僕は方から見てると優さんのアドバイスすげえなと思って。
若い子にしてるの。
なんかすげえ現実的だし、
こういうトーンで先生に言われたらめちゃめちゃ響くよなと思って。
俺の話なんて十分旅、旅、旅みたいな。
思ってるだけなんじゃないかなと思うような。
結構ね、やっぱり向き不向きじゃないけど、
医者のキャリアの話をするのは、
僕はあんまり参考にならないんだなって思って。
だからさっきの話に戻りますけど、
優さんとこういう二人で話すみたいな感じでしないと
キャリアの話が難しいのかなと思ったのが一つ。
なるほど、なるほど。
あとは優さんにも言っていただけたし、
他の方にも、他の先生方とか先生じゃない人たちにも言っていただけますけど、
人生のキャリアというか、
人生として考えたときの全体のキャリアはやっぱり面白いって
人様に言っていただけるので。
そういう意味でのお話が組み合わせられたらね、
優さんと僕の話が面白いのかなと思って。
こういうのやりませんかって言って、
僕がナンパしたんですけど、優さま。
そうですね。
最近ね、そう思うんですよ。
キャリアの話してくれませんかっていう風にね、
ありがたいことにお話を頂戴したりとか、
実際に相談に乗ってくださいって相談に乗ったりとかするんですけど、
やっぱり僕の根本には、
旅が自分の人生のすべてを教えてくれたと。
人生に必要なことはすべて旅が教えてくれたっていう。
絶賛発売中ですんで、私の書籍がね。
宣伝入ってきた。
宣伝入ってきた。
超下手くその宣伝。
あれも結構読まれてるみたいじゃないですか。
ありがとうございます。
でも、自分の人生のすべては旅が教えてくれたっていうのはマジで大きい。
じゃないとあのタイトルはつけられない。
アイさんと喋ってて、旅の話に出ないときないですもん。
そうそうそう。そうでしょ。
異文化を味合わせるというか、
本当に多分ね、
見るものが全てがやっぱり新しくて、
自分が思ってたものとは違う世界が広がってると思うので。
マジでね、
It's a whole new worldだったよ。
はいはいはいはい。
あの、
分かりますかね、
アラジンっていうの、
あれね、
あれの主題歌がIt's a whole new world。
A whole new worldって言うんですけど、
全く新しい世界で、
マジである。
僕の中では。
分かる分かる。
だから、
時代背景とか、
18歳だとか、
自分の人生だとか、
人でよって違うと思いますし、
感じ方は。
例えば自分の息子とか娘が
僕と同じことをやった時に
同じように感じるかって言われると、
多分それはまたちょっと違うのかなって思う時もあるんですよ。
だからちっちゃい頃から
旅好きの親二人に連れて行かれ、
もうすでにアフリカとかまで行ってるような、
ティーネイジャーが、
すごいな。
5、6年後とかに、
世界一周してみて思うことっていうのは、
僕とは絶対違うほどだから、
誰もがその世界一周だりとか、
旅をしろとは僕は全く思わないんですけど、
でも、
興味があったりとか、
やっぱり何か知りたいっていう欲求だとかが
芽生えるんだったら、
ぜひ旅は行ってほしいし、
行かせてあげてほしいと思います。
確かに。
旅が留学だったりとか、
インターナショースクールに入れるとか、
異文化に入れるとか、
そういうのはもちろん、
人それぞれだと思うんですけれども、
いやでも僕は旅1年間で生きて帰ってきたとかね、
すげえ自信になる。
なるほど。
だし、
あの1年があったんだから、
失敗したってどうにかなるっていうのは、
強烈に感じてるので。
そうですよね。
だってバックパッカーで行ってるわけだから、
その行く先でいろんな当然トラブルが起こったりとか、
想定外なことは起こるわけですもんね。
そうですね。
バスジャックとかね。
バスジャック?
バスジャックか。
バスジャックの話はですね、
M3とかでも結構したりとか、
他の公演とか座談会とかの話をさせていただいてるんですけど、
ブラジルのリオデジャネイロにいるバスジャックミスに会ったんですよ。
そうですか。
ちょっとこの話すると脱線して長くなっちゃうんですけど、
リオデジャネイロっていう有名なオリンピックもやった場所があったじゃないですか、
当時は僕行ったときはオリンピックまだ決まってなかったと思うんですけど、
リオデジャネイロって治安良くないんですよ、そもそも。
それはそのつもりで言ってて、夜中とかすんげえ雰囲気悪いんですよ。
そうなんですね。
だからそれは分かってたんですけれども、
ブラジルにサッカー留学をされていた、僕より何個か上当時大学生の日本人の方がいらして、
その人とサンパウロっていうもう一つの大きなブラジルの有名な街ですね、
そっからリオデジャネイロに一緒に移動して、一緒に何日か過ごしてたんですよ。
なるほど。
ブラジル留学してただけあって、片言のポルトガル語はできる、
ブラジルはポルトガル語っていうのを話してるんで、
僕はスペイン語は片言数字とかそういうのは分かりましたけど、
ポルトガル語とちょっと違うので、よく分かんないっていう状態で、
言葉も少し喋ってくれるし、同世代だし、
すごいいい人だったんで、一緒に行動しようかなって行動してた。
リオデジャネイロのヒグダって白昼だった気がするんだけど、
バス乗ってたんですよ。
隣に怪しい兄ちゃんが座ってくるんですよ、僕の隣。
隣?
僕の隣。
僕ね、すげー覚えてるんだけど、バスの後方右側に座ってたんですよ。
いわゆる日本のバスにもあるような、二人掛けのバスみたいな、
三人掛けみたいな、長距離の一番右端に窓際に座ってて、
僕の後ろだったと思うんですけど、日本人のサッカー留学生が座ったんですよ。
なんでそういう配置にしたのかちょっと覚えてないんですけど、
最初あんまり人乗ってなかったんですよね。
その後途中から結構乗ってきて、乗ってきたはいいけれども、
座席は空いてるのに不自然に僕の隣にギュッて座ってくるやつがいて、
僕はもう結構世界一周の最後の方だったんで、
いや、怪しいぞ。
なんかまずいんじゃないっていうのを感じたんですね。
感じました。まじで直感で感じた。
こいつなんかおかしいな。
あのね、そわそわしてるんですよ。
その隣に座った人が。
絶対おかしいと思って。
自分のその左側にちょっと置いてたバッグも自分で抱えて、
すげー覚えてる。
自分で抱えて、こいつなんか怪しいかもしれないから持ってこう。
で、そういう時グルがいたりするんで、
パートナーみたいなやついないかなってばーって見回したんですけど、
後ろの方におばちゃんとお姉ちゃんが座って、
何人か立ってる人がいるっていうような、
めちゃめちゃ混んでるわけじゃなかったけども、
それなりに立ってる人もいたぐらい混んだんですよ。
それを見て、あ、でもなんか、
アイコンタクト取ってるやつがいないなって思って。
でもまあ大丈夫かと思って、
パッと荷物を前に抱えて行ったら、
そのやっぱ怪しい兄ちゃんね、後ろに行ったんですよ。
もうそこからですね。
なんかやっぱりそう、あいつ変だったよ。
絶対俺観光客だと思ったのに気づいたのかどうか知らなかった。
僕一言も喋らなかったんで。
リオデジャネイロとかだとやっぱ、
ブラジルだとアジア人もたくさんいますんで、
あんまり人種で外人とか見分けるの難しいんですよ。
なるほど。
なんか後ろ行ったし、まあいっかって思って、
どっから何分後かだったかちょっと、
ごめんなさい、記憶がさだかってないですけど、
後ろに座ってた若い女の子が、
多分僕と同じぐらいの子が、
うわーって突然言い出して、
うわーって言い出して、
は?って思ったら、
もう周りのブラジル人たちが、
ものすごい勢いで外に出ようとしたんですよ。
おー、なるほど。
逃げようとした。
で、え?何?何?って思って、
一瞬僕もパッて立って、
周りに押されるように逃げようとしたんですけど、