日本の賃金の現状
はい、毎週ヒデトーク始まりました。今週のゲストは、先週に引き続きおそばさんに来ていただきました。よろしくお願いします。
お願いします。
さあ、前回はAIに関してのお話、なかなか知らない話っていうのをね、お話をさせていただきましたけれども。
さあ、後半戦は何を話しましょうか。
えっと、なんかちょっとガラッと変わるんですけど、最近というかずっとお米とかも高いし、夏すごい温度、気温が高いせいで野菜とかもできないみたいな、値段上がるみたいなのがあって、
どんどん周りの自分の生活しているところに必要なお金っていうのがどんどん増えているというか、何でも物価が高くなっているなっていうところをすごく感じるようになっていて、
その中で政治としては多分お給料を上げたいみたいなところもあったりとかして、アルバイトとかパートナーの方のお客様の壁とかも上げるのか上げられないかわからないんですけど、時給をどこでも上げようかとかいろいろ動いてくださっている。
企業さんも若い、大学、大卒、新卒の方とか採用したいというところで、給与水準かなり引き上げていますみたいな大手の企業さんとかのニュースもすごく耳に入るようになっていると思うんですけど、実際に働いている、私力となっている世代おそらく30、40代ぐらい、50代くらいも入ると思うんですけど、
そのとこの賃金の上昇みたいなところを考えると、全然、周囲の話も含めて全然そんなにすごい上がってるみたいな人の話、全然聞いたことがなくて、自分自身も給料は上がってる感じはしないけど、周りはどんどん上がってる感じがしてて、その辺ってなんでなんだろうっていうのが疑問に出てるといったところをお話しできればなと思ってる。
なるほどね。でも周りでは上がってるんだけども自分は上がってないっていう、そういう感覚もあるってことね。
ちょっとは上がってる。みんなちょっとは上がってるみたいな感じなんですけど、例えば新卒の人から自分がもらってた値段とかより10万ぐらい高いんじゃないかっていう感じなんですけど、その割合に比べると自分たちが上げてもらってる率っていうのがすごく少なく感じてしまっていて、
ここの差ってなんなんだろうみたいな。
新卒と長年働く世代の給与差
あーなるほどね。わかるわかる。
まずですね、今の日本の賃金の状況っていうのをお伝えすると、実はずっと右肩上がりに上がってるのよ。
2021年の僕が初当選したときから、今だいたい4年経ったけれども、大企業で5%とか上がってて、中小企業でも4%とか上がってて。
毎回毎回、3月になると組合と会社が春党っていうのをやって、結果として賃金上がりましたってベア、万学解答みたいなニュースがよくやるんだけれども。
給料自体は少しずつ上がっているんだけれども、実感がない理由は給料以上に物価高のほうが超えちゃってるもの。
これは実は言葉があって、名目賃金と実質賃金という言い方をします。
名目賃金っていうのは本当に純粋に金額が上がったかどうかだけを見るのね。
実質賃金っていうのは、実際の世の中の物価の動向とかも掛け合わせた上で見てみると、
実際に給料は上がってるんだけども、他の周りのもののほうが上がってるから、給料が全然上がってないのと同じじゃねえかみたいな。
実質賃金が全然上がってないっていうのが結構辛いところなんだよね。
そうですね、まさに。
実感としてないっていうのはそこかなと思う。
実質賃金が上がってないっていうのが結構辛くて、
もともと岸田総理がやったときは、ちゃんと名目賃金と実質賃金両方とも上がっていくってはずだったんだけど、
やっぱりコロナとロシア・ウクライナの話と、このあたりがけっこうきつかったよね。
一番最初のダメージとしては。
そうこうしてるうちにトランプさんになっちゃったりとか、なかなか大変な状態になっちゃってるっていうのが今の状態かなと思っていて。
それで、まず賃金の状態が一つあるというのがあります。
我々はやっぱりこれをどんどん上げていきたい。
どんどん上げるための政策をいっぱい作っていきたいというふうに思っています。
最近新卒、いきなり30万円とかもらう子たちも出てきたっていうのをよくニュースでやってて、
これは一つやっぱり、ある意味会社としての投資なのかなとも思っていて。
今本当に人材不足でなかなか人が来てくれないっていう状況がある中で、
やっぱりうちの会社は給料をこんだけ出すからぜひ来てよっていう、
こういう競争が働いてるから、新卒はどんどん高くなってるっていうのが実態としてある。
当然ながら新卒だけを上げてしまうと、
今まで会社で長く働いてきた人たちの立場がなくなっちゃうから、
だからこっちも上げていかなきゃいけないよねって言って、
両方とも上がっていくっていうのが現状として実際はあるんだけど。
だけどそうは言っても、能力あるなしに関わらず新卒だからっていう理由で給料上がっちゃったりとか、
あるいは長く会社にいるから上がっちゃったりっていうのって、
結構これ日本独特の文化なんだよね。
アメリカとかだと、能力ある人がどんどん引っこ抜かれていくパターンが多いじゃない。
それこそGoogleで働いてた人がGoogleから違う会社に行ったとか、ヘッドハンティング受けたとか。
だからアメリカってのはそういう能力主義で人を雇っているから、
高い給料をもらおうと思ったら自分は能力つけなきゃいけないなってことでめっちゃ頑張る。
一方で日本っていうのはそうじゃなくて、
会社に長くいればいるほど給料が上がっていくっていう仕組みのほうがどちらかというと主流だから、
ちょっとここは考え直そうぜっていうので、最近はそういう能力主義の方向にいってるのね。
そうすると、今まで信じられなかったことが起きていて、
今までは大学卒業した人が給料が高くて、
高卒とか高等専門学校、高専卒業の人っていうのは給料がちょっと安いんだよね。
だけど実際は、今は高専で専門的にプログラミングを勉強してる人とか、
あるいは情報工学を勉強してる人っていう方がむしろ若くて知識があるから超使えるじゃん。
だから今は高専とか工業高校の子たちがむしろ引っ張りだっていう状態になっているので、
これから先、やっぱり能力主義で給料が上がったり下がったりするよっていう。
ディスキリング支援の重要性
こういう企業が徐々に増えてくると思う。
もちろん儲かんないとお金は払えないけど、やっぱりものすごく頑張った人にはお金を払うべきだし、
あんまり窓際族みたいな人たちに長くいるから高い給料を払うっていうのは会社としてもったいないから、
みんなが会社の中でそれで競うような形をしっかりやろうと。
自分に向いてないって思う人もいるじゃん。
そうですよね。
そうした人たちのためにディスキリングって言って、
新たな自分に合うような能力をつけようっていうのを国のほうで支援してあげるっていう。
ディスキリング支援っていうのもやって、
みんなでしっかり能力をつければいい給料をもらえるんじゃないかっていう世界を作っていこうと。
今こういうのやってますね。
なるほど。
前回お話ししたAIのディスキリングだったかどうかわからないですけど、
補助金が入ってるみたいな講座のマークを見たことがある。
そうそう、あるある。
やっぱりデジタル人材ってのをしっかりと育てなきゃいけないっていうところがあるから、
やっぱりそういうAIもそうだし、あとサイバーセキュリティね。
今本当に日本って、すごくサイバーアタックかサイバー攻撃を受けているので、
企業のサイバーセキュリティと教育
やっぱり企業の一社一社がちゃんとサイバーセキュリティの体制をとってもらいけないっていう状態になっているんだけど、
やっぱりサイバーセキュリティにピンとくる人ってあんまりいないのよ。
ウイルスバスターとか入れとけばいいの?みたいなそういうレベルで。
私もです。
やっぱり会社の中でそういうサイバーセキュリティに詳しい人材を育てて、
何かあってもちゃんと会社が守れる体制をつくっておきましょうっていうのも、
これも政府のほうで後押しをさせている。
だから今この勉強した人は会社から重宝されるから、
やっぱり高いお給料で雇ってもらえるという可能性が高くなるよね。
こうなってくると、じゃあ大学教育って今やってること正しいの?
またこういう論点にも発生してくるわけよ。
そうですね。大学としての価値が問われてる。
そう。
だからそうなると、大学の教育っていうもののあり方も見直さなきゃいけないし。
金融教育の必要性
そういうことをやってて、お互いがちゃんと会社の中で成長するように頑張ろう。
そんだけ頑張ったら当然、結果会社はやっぱり成長するわけだから。
会社が成長するイコール儲かる。
儲かれば当然社員の給料が増えてくる。
そうですね。
だからもっと会社を儲けさせようっていうふうに熱い思いを持った若い子たちが増えてくると、
もっともっといい社会になるかもしれないね。
そうですね。
自分自身ももうちょっと会社の利益を生み出すみたいなところにコミットしようと思いました。
そうなんだよ。
本当にお金稼ぐって大変じゃない?
僕は今政治家やってるから公務員としてお給料もらえるけど、
その前のNTTドコモにいたときだって、
会社が大きすぎてお金を扱ってる感覚ってなかったんだよ。
だけど今改めて、例えばブログノートとかボイシーとかで有料課金みたいなものをやってたときに、
500円手に入れるのか、こんな苦労するの?みたいな。
今までそういうお金に深く考えてこなかったので、苦労するんだなっていうのも改めて思ったね。
学校教育でももっとお金の教育を入れていかなきゃいけないんで。
そうですね。
投資とかも全然。
子供が高校生なんですけど今、すごい薄い投資を持って帰ってきて、
こんなもん勉強を高校でしてるんだと思いながら、いろいろ見てたんですけど。
金融教育を高めようっていうのは狙いとしてはあって、
2023年10月に特別国会をやってて、
そのときに、金融教育をもっとちゃんとやろうっていうのを法律で明文化して、
金融教育のカリキュラムを考える組織が新たに国の中にできたの。
立ち上がったばっかりなんだけど、J-FLECっていう組織で、
この組織がちゃんと金融教育に関するカリキュラムを作って、
その後は学校なりイベントに出前事業で行くとか、
そういうことをしながらどんどん金融知識を深めていこうっていうこともやっていこうっていうね。
そういう状態にあるので、
なんでおそばさんのお子さんがガッツリ金融教育を受ける日も近いかもしれないですね。
そうですね。そうかもしれないです。
逆にそうなると、親のほうがちょっとわからなすぎて恥ずかしいっていうパターンもあるよね。
そうです。まさに私全然わからないので、教えてもらわないといけないかもしれないです。
だからこっそりお金の教育、お金の勉強っていうのも大人もちゃんとやっていきましょう。
そんなわけで、あっという間に15分が経ってしまいました。
今日の後半戦はお給料の話から最後は金融教育というね、
すごい話が発展していくんだけども、やっぱりこれどんどん繋がりがあるよね。
そうですね。
ひとつのきっかけが、いろんなことに繋がってんだなっていうのを知るのもある意味です。
この政治の興味・関心を生む面白いところだと思います。
そうですね。前ディスキリームの話もたぶんしたことが、初回のほうにしたことがある。
今日また出てきて、ここがここで繋がってるんだとかAIの話とか、すごく面白かったです。
ありがとうございます。
またいろんなテーマでお話をさせていただければと思いますので、
また次回に来てください。
ありがとうございます。
というわけで、今週の毎週比例トークはこのあたりで終了させていただきます。
今週も一週間張り切って参りましょう。
じゃあね。