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朝礼始めます。おはようございます。 衆議院議員の川崎ひでとです。
今日もひでとの10分朝礼、ようこそ。 よくぞまた聞いてくれました。
さあ、実は昨日インスタライブやりました。 同じ三重県の新人3区の石原雅隆さんと4区の鈴木英恵さん。
当選100日記念ということで、久々に配信をしました。
前回は選挙中にやったので、名古屋から雰囲気を出しつつ、 実は僕も石原さんも相当焦ってた感じだったと思います。
鈴木英恵さんも焦ってたのかどうかっていうと、 ちょっとわかんないですけども、
選挙中のインスタライブだったので、 なかなか皆様にどういうふうに訴えをしようかなというところは本当に悩みました。
そこから100日経って、無事にみんな国会で活動できる立場にならせていただいたので、 かなり和やかな雰囲気でライブの方できたのかなと思います。
途中から参議院選挙の候補予定者である山本幸子さんにも、 急遽加わっていただいて、4人でインスタライブをすることになりました。
結構コメントで幸子さんのことをすごく応援してくれる方々もいらっしゃって、 我々としてもそれを見れて、「おーいいじゃんいいじゃん!」っていう盛り上がりを見せた。
そういうインスタライブになりました。
ただ改めて終わった後の動画を自分で見てみると、やっぱり早口なんですよね、僕。
なので、このスタンドFMを始めた理由もそうですけども、 少しでも上手に、ゆっくり、丁寧に、皆様に聞きやすい声でお届けできるようにならなきゃな、 というのを改めて感じたライブでございました。
またどこかの節目でやりたいと思いますので、その時にはぜひ聴いてください。 見てください。
さあ、それでは今日はA面行ってみましょう。 今日のA面はトリガー情報というものについて話したいと思います。
皆様の日頃から生活されててよくお分かりの通り、ガソリンの値段がかなり高騰しています。
私の三重県においても、車がないと生活できないという状況において、このガソリンの値段はかなり家計費、あるいは会社の費用を圧迫しちゃうような、そんな状況になっています。
ウクライナの情勢も相まって、ちょっとこの高騰価格は続いちゃって、かなり厳しい状況だと思います。
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これに対して、よく野党がトリガー情報を凍結解除するべきじゃないか、というようなお話があるんですけれども、
そもそもこのトリガー情報って何なのと、この凍結解除っていうのをすると、何か良いことあるのっていうところをちょっとご説明したいと思います。
トリガー情報っていうのを皆様にお話しする前に、まず今のこのガソリンに関する税金の仕組みをちょっとお話ししたいと思います。
ガソリン税って、実は気発油税っていう税が加算されてるんですね。
この税金っていうのが、実は今は1リットルあたり53.8円という金額で課税されております。
トリガー情報っていうものを発動させると、この53.8円っていう税率が28.7円っていう税率に変わるんですね。
つまり25.1円下がることになるんです。 なんで単純に考えれば、1リッターあたり170円のガソリンが25円下がるというふうに思っていただければいいと思うんですけれども、
これだけトリガー情報っていうのを発動されると変わります。 この発動の条件っていうのもあって、
ガソリンが1リッターあたり160円を超えると、3ヶ月に渡って超えちゃうと、このトリガー情報っていうのが発動できます。
終わりはいつなの?っていうと、3ヶ月間に渡って1リッターあたり130円を下回った時に、これが終わり。
元の53.8円っていう税率に戻されます。 これがトリガー情報の
大体の概要です。 これを野党は適用すべきじゃないかっていうふうにおっしゃってるんですね。
もちろん私も一消費者として、1リッターあたり170円とかっていう状況を今もきついと思っているので、
もちろんガソリン下がるに越したことはないんですけども、実はこれ、過去にも適用されたことがあって、その時の苦い経験から
岸田内閣、岸田総理は身の足を踏んでるんじゃないかなというふうに思っています。 実は2008年に野党がガソリン値下げ隊っていうのを結成したことがあるんです。
このガソリン値下げ隊何かっていうと、まさにこの 税率、ガソリン税をなくすべきなんじゃないかっていう運動をする人たちなんですね。
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もちろん国会議員で構成されています。 もう本当にかなりめちゃくちゃやってですね、ガソリン税下げるべきだっていうビラを作っては人々の車に無断で張っていくとか
国会の中では、あの校の傭兵議長を議長室に閉じ込めて、国会を開けなくしちゃうとか、そういうような横行がありました。
そして、まさにこのガソリン国会解散、ガソリン解散って言われるくらい、このガソリン税撤廃が焦点となって、
翌年2009年には民主党に政権を取られちゃった。 こういう経験があります。
で、民主党政権取ったんですけども、 このガソリン税なくしちゃったことによって、やっぱり国の財政回らなくなっちゃったんですね。
国の借金をしてもしても全然追いつかないっていう状況になっちゃって、やっぱりガソリン税を戻すわっていう話になったんです。
で、皆様ご記憶の通り、あのマニフェストと呼ばれる民主党の公約が変わっちゃって、
なんだよ、これじゃマニフェスト違反じゃねえかっていうことで、民主党も批判されて、そしてまた再び我々自民党に政権が戻ってきた。
こういう流れがあります。 しかもこのトリガー条項を発動させた時に、
トリガー条項を発動しますって、もちろん政府側発表するわけですから、それまでみんなガソリン入れなくなっちゃったんです。
で、トリガー条項が発動してからガソリンをみんな入れ始めた。
今度いついつ終わるよって発表すると、もうその日までにみんなガソリン入れなきゃっていうことで、
ものすごい長蛇の列が出来上がっちゃって、ガソリンスタンドが相当困惑した。
もう運営回らないよと。結局はこのトリガー条項っていうのは、先ほど申し上げた通り、かなり財政面が逼迫しちゃっていて、
しかも当時は東日本大震災の復興に力を入れなきゃいけなかったので、ちょっと財政的に収入がないと困るなということで、このトリガー条項っていうのは一回凍結しました。
これを解除すべきなんじゃないか。また再びトリガー条項を復活させるべきなんじゃないかっていうのが野党の主張なんです。
これ結構経済学者の方々に言わせると、実はこのトリガー条項ってメリットがないわけじゃなくて、例えば1年間発動させたら、
皆様、ガソリンが入れやすくなりますからGDPが上がるんじゃないかと。初年度で言えばGDPが0.1%、約0.5兆円ですね、上がるんじゃないかと言われてますし、
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2年目にはGDPが0.2%、0.8兆円。3年目にはGDPが0.1%、0.6兆円押し上げるんじゃないかとも言われてます。
ただ一方で、やっぱり政府としては当時のガソリンの買い替えと終わる時の大行列、現場の混乱っていうのが本当に苦い経験になっていて、
この価格高騰対策っていうのは税でやるべきじゃないね、他の施策でやるべきだねっていう流れになっております。
ちょっとここは本当に慎重に見なきゃいけないかなということなんですけれども、やっぱり過去の苦い経験を踏まえてしっかりやっていかないと、
二の鉄を踏んでしまってはどうにもなりませんので、そういったことを政府はしっかりと考えなければならないというトリガー条項に関するお話でございました。
よし、これで10分。今日も秀田の10分朝礼聞いてくれて本当にありがとうございました。
今度はB面をお届けできればと思います。では今日も張り切っていきましょう。バイバイ。