川上さんはいつも忙しそうにしておりますが、落農の農繁殖ってあるんですか?という、農業の忙しい時期ですね。
そういうのがあるんですか?という質問が来ておりますので、今日はこちらにお答えしていこうかなと思います。
今日も10分15分くらいの配信をしていこうと思いますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。よろしくお願いします。
はい、では今日もですね、皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思いますけども。
昨日からですね、YouTubeとか、あとはInstagram、TikTokにあげるショート動画ですね。
いつも配信のですね、切り抜き動画をあげてるんですけど、あれがですね、AIのアップデートというか、本当に良いAIが出たんですよ、本当に。
オーパス5.5っていうアップデートを先週くらいかな?になって、動画生成が簡単にできるようになったということなんで、切り抜き動画がとても見やすくね、
YouTubeショートといえばこれだ!みたいな感じになったんで、是非皆さん各SNSで切り抜き動画を見て興味があるな、面白そうだなって思った場合に、
PodcastとかYouTubeで全編聞いていただけるといいかなというところで、まだ見てないような方は是非見ていただいて、
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ということで、では今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯しようと思いますので、皆さんが牛乳を準備している間にお知らせをしたいなと思います。
川上牧場noteというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリをやっております。毎日配信しているこの音声配信を文字起こしして再構成したものをnoteの記事として毎日上げておりますので、
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なぜかというとですね、川上牧場ではですね、自給飼料という、自分で畑を作って畑で牛さんの餌を作って、そこで収穫して、それを牛さんにあげるみたいな、自給飼料を作っていないので、
今日の配信はですね、落農家は1年中何をしているのというお話と、そしてなぜ他の牧場では突然ものすごく忙しくなるのという、こんな話をしてみたいなと思いますので、
今日もですね、まとめてきたものをお話ししていこうかなと思いますので、よろしくお願いします。
まず一番初めに、そもそも落農はですね、農換季、暇な時期が作りにくいというお話です。
まず一般的な農業の農繁季、忙しい時期を考えてみます。
例えばお米なら田植えの時期、稲刈りの時期、野菜なら植え付け、そして収穫、こういうところに仕事が集中していきますよね。
もちろんその間にも管理の作業がありますが、1年の中でここが勝負という時期があります。
では落農はどうかというとですね、牛は毎日餌を食べます、毎日水を飲みます、そして毎日うんちを、いやおしっこもします。
そして毎日牛乳を出すんですよね。
なのでお正月だから今日は作業お休みですとはできません。
ですので落農業はまず1年365日続く基礎の仕事があります。
それは作牛だったり、餌やりだったり、餌寄せだったり、牛舎の掃除だったり、糞尿処理だったり、公主の世話だったり、発情確認だったり、治療だったり、分娩があればですね、分娩対応をしたり。
この部分はですね、春だからなくなったりとか冬だからなくなるという仕事ではないということですね。
川上牧場の場合はですね、毎日の牛の仕事が1年の仕事の中心です。
というのも川上牧場では現在ですね、牧草や飼料用トウモロコシなどの自給飼料を自分の畑で生産していません。
なので春になったら何十ヘクタールも畑を耕して種をまくとか、夏になったら一斉に牧草を刈るとか、秋になったら何日もかけてデントコーンを収穫するとか、そういう仕事がありません。
なので朝作牛して、餌をやって、牛を見て、夕方また作牛してという基本的な流れはですね、比較的1年中安定しているとか、似ている作業をずっとやっていくということですね。
もちろん夏になればですね、初熱対策とかね、牛の病気とかも増えてきますし、冬になったらですね、寒さの対応とかもあったりしますし、分娩が重なる時期っていうのはやっぱり今のこの時期ですね、増えてきますし、そうなってくると忙しくなってきますし、
機械が壊れたりとかね、それでまためちゃめちゃ忙しくなったりとかします。
でもですね、季節が来たから一気に農作業が増えるみたいな、他の農作物とはちょっと違うような感じですね。
これは自給資料を作っている牧場よりはかなり1年間の作業の波っていうのは小さいかなと思います。
ただしですね、川上牧場にもこの時期ちょっと忙しいなというのはあります。今だとね、対比配達ですね。
今日も言ってきますけども、この時期になるとですね、対比の需要が増えて、取りに来られる方が増えたりとかですね、注文が来たりとか、あとは積み込みをしたりとかですね、そういうのが普段の牛の仕事に対比の関係の仕事が加わっていきます。
これがね、地味に忙しいんですよね。牛の仕事が減ったところにですね、対比の仕事が入るわけではありません。
いつもの作牛もやって、餌やりもやって、牛の管理も全部やった上で、さらに対比の仕事が乗ってくるということですね。
なので川上牧場で言えば、農販機というよりは通常の営業に季節仕事が上乗せされる時期といった方が近いかもしれませんということですね。
ところが時給飼料を作る牧場とは全然違うというお話をしていきます。
ここから他の落農家さんのお話です。
自分の牧場で牧草とか飼料用トウモロコシとか、稲のホールクロップサイレージ、いわゆるWCSですね、こういう餌を作っている牧場ではですね、はっきりとした農販機が生まれます。
なぜなら、なぜなら牛の仕事をしながら農家の仕事もするからです。
朝作牛をします。牛に餌をやります。
そこから畑へ行って、草を刈って、乾かして、集めて、でサイレージやロールにしたりとかね、したりとか、あるいはトウモロコシを収穫して、裁断して、サイロ詰め、はい。
そして夕方になったらですね、また牛舎に戻って作牛、これをやるわけですね。
はい、これ想像するとわかると思いますけど、これは大変です。
しかもですね、明日に使用ができないんですよね、これがね。
時給資料の収穫が大変なのはですね、単純に仕事量が多いからではありません。
タイミングはものすごく重要だからです。
例えば牧草とかだとですね、成長しすぎると栄養価とかね、消化性みたいなのが変わってきます。
干し草を作るなら、雨に濡らしたくないですね。
サイレージならですね、適切な水分や生育段階で収穫したいというところもあります。
飼料用トウモロコシもいつ買っても同じ品質になるわけではありません。
農林水産省も飼料用トウモロコシについて収穫適期を予測する仕組みを紹介しており、
飼料作物は地域の気象や土地条件に適した品種、収穫管理が重要だとしています。
つまり今日は疲れたから、ちょっと明日にしようかなと言っているうちにですね、雨が来るかもしれません。
台風が来るかもしれません、本当にね。
今本当に来てますけども。
あとは作物がね、進みすぎるかもしれません。
なので天気と作物に人間の予定を合わせていく。
これが農繁期になります。
では実際どのくらい忙しいのか、こちらをお話ししていこうと思います。
これは地域によってかなり違うのですけども、日本の落農は何月が農繁期ですとは一概には言いません。
ここは大事ですね。
例えば農林水産省の畜産部会で紹介された事例では、
牧草の1番草が6月前半、2番草が8月前半、3番草が10月後半から11月。
この1番草、2番草、3番草が分からないという方はですね、
落農データバンクの方で調べてもらうと、詳しくお話ししている配信がありますので、聞いてください。
さらにですね、デントコーンの収穫が10月頃に重なるという牧場が紹介されています。
その事例では収穫時期について、天候次第ではほぼ24時間体制に近い形で作業することもあると説明されています。
これはすごいことですよね。
朝晩は牛、昼は畑、天気がいい間にできるところまで収穫する。
これがですね、時給資料を作っている落農家の農繁期になります。
これ地域性があるって一番最初に言ったんですけど、これ九州ではですね、また時期が違うというお話していきます。
そして面白いのがですね、地域によって全然違うことです。
例えば農林水産省が紹介している熊本県の事例では、飼料用トウモロコシを春と夏の2回作る2期作をしています。
春巻きのトウモロコシを4月に巻いて7月に収穫、そして8月にもう一度巻いて11月に収穫するという生産体系ですね。
つまり北海道や本州の牧場と九州の牧場では同じ落農でも農繁期が違うということですね。
何を作っているのか、気温とか雨とか標高とか畑の面積とかそういうので全部変わってきます。
なので落農の農繁期は何月ですかという質問への一番の正確な答えは、その牧場が何を自分で作っているかによりますということになると思います。
川上牧場自給資料作らない、なんで作らないほうがいいんじゃないかみたいなね、そっちの方が楽じゃないかみたいなことも思っちゃったりするかもしれませんけど、
自給資料を作らないイコール仕事が少ないということではないということですね。
ここも誤解してほしくないところですけども、川上牧場が自給資料を作らないからといってですね、単純にじゃあ楽なんですねという話ではありません。
自給資料を作らないということはその代わりに、餌を外から調達する必要があります。
価格が上がったり物流が止まったり、欲しい素資料が手に入らなかったり、品質がロットによって違ったり、そういうリスクも受けます。
一方で自給資料を作る牧場は畑仕事が増える代わりにですね、自分の土地から牛の餌を作れるということですね。
農林水産省も自給資料生産を資料コスト低減や畜産経営の安定につながる取り組みとして位置づけていますということですね。
これはケースバイケースですけどね。
なのでどちらが正解ということではなく、仕事をどこで持つか、リスクをどこで持つかが違うという方が近いかなと思います。
さらに最近はですね、この農販機そのものを害虫する牧場もあるというお話しています。
そして今の落農を考える上で面白いのはコントラクターという存在です。
簡単に言うとですね、飼料作物の種まきや収穫などを受け負う専門の組織です。
農林水産省も飼料作物の収穫などを受託する組織をコントラクターと位置づけています。
つまり昔なら落農家自身が牛の世話もしてトラクターに乗って草も買って収穫もするという形が多かったのですが、
でも今はですね、収穫作業を専門組織にお願いして落農家は牛の管理に集中するというやり方もあります。
熊本の事例でも飼料用トウモロコシの葉種や収穫をコントラクターが受け負うことで畜産農家の作業負担を減らしています。
これはまあまあ面白い取り組みなんですけども、これもまあ本当にケースバイケースですね。
コントラクターにお金を外部費で支払うことになるので、自給飼料を作っているけどなかなか全然購入飼料の方が安いんじゃないかみたいなこともあったりとかね。
そういうのもありますね。
こうやってコントラクターを使って農番機の仕事を地域で分業しているというわけですね。
ここまで話してきて落農の忙しさはですね、2種類あると思います。
1つは毎日必ずある仕事。
作牛や餌、掃除、牛を見る。
これはですね、薄く長く1年中続きます。
そしてもう1つがですね、季節によって一気に押し寄せる仕事です。
牧草収穫、トウモロコシの収穫、対比配達、畑仕事。
こっちはですね、短期的に集中していきます。
川上牧場は全社の割合がものすごく大きいです。
自給飼料をたくさん作る牧場は全社を1年中やりながらさらに後者がどんと乗ってくると。
なので同じ落農家といっても1年の時間の使い方がかなり違いますということですね。
実は農繁機がないのも1つの経営設計というね、お話ししていきます。
そしてここからが1つの考えですけども、農繁機はですね、昔から農業には当たり前にあるものだと思われています。
でも人手不足になっていくこれからの農業では、どうやって農繁機をなくすかという発想もですね、かなり重要になるかなと思います。
自給飼料を全部自分で作るのか、コントラクターに任せるのか、TMRセンターを利用するのか、餌を購入するのか、地域で機械を共有するのか。
全部ですね、何を自分でやって何を外に任せるのかという経営判断になっていきます。
つまり農繁機というのは自然に決まっているわけではなく、牧場の設計によって経営者経営主の考え方によってある程度変えることができるということですね。
これは面白いところかなと、落農の仕事の面白さみたいなところにもなるのかなと思います。
川上牧場では自給飼料を作っていないので、比較的1年中同じような作業をします。
その代わり、餌の価格や物流に影響を受けます。
そして今の時期なら大肥の需要が増えて忙しくなります。
夏なら初熱対策や牛を見る時間が増えてきます。
冬なら寒さや水回りの管理が変わってきます。
つまり大きな農繁機は少ないけれど、小さな季節変化はちゃんとあるという感じですね。
川上牧場はほぼ川上一人で、私一人でやっているので、牛を管理しているので、一時期だけ仕事がどーんと増えていると困るんですよね。
なので1年間を通して仕事量を平準化できる方が川上牧場のやり方としては相性がいいのかなと感じているというところでございます。
はい、ということで今日質問いただきましたTikTokネームまゆさんの質問にお答えしてきましたけれども、
落農にも農繁機はあるんですかという質問に答えてみました。
答えはありますということで。
でも牧場によって全然違うということですね。
川上牧場は時給資料を作っていないので、比較的1年を通して作牛、餌やり、牛の管理という同じ仕事をしています。
今の時期ならですね、そこに大肥の注文とかの仕事が増えてですね、ちょっと忙しくなってきます。
一方で自分のところで牧草やトウモロコシを作る落農家さんは、普段の牛の仕事に種まきや草刈り、収穫、サイレージ作り、こういう仕事がですね、一気に乗ってきます。
しかも牛はこちらの都合では待ってくれません。
急に分娩とかもあったりします。
作物もですね、天気を待ってくれません。
なので落農家の農繁機というのは、牛の時計と畑の時計が同時に動く時期、これなんだと思いますね。
一般の農作物とは少し違う落農の面白さでもあり、大変さでもあります。
そしてこれからですね、人手不足がもっと進んだ時、もしかすると重要なのは農繁機をどう乗り切るかだけではなく、そもそも農繁機を作らない牧場をどう設計するのか、なのかもしれませんということですね。
自分で全部やる、それとも害虫する、地域で分担する、それとももう購入資料買っちゃう、どれが正しいという話ではですね、どれが正しいという話ではなく、
その牧場がどこに時間を使いたいのかというね、そこから逆算していいんじゃないかなと思います。
はい、これを聞いている皆さんの仕事、1年中変わらない仕事とですね、この時期だけ猛烈に忙しい仕事があるでしょうか。
そんな目線でですね、落農を見てみると、同じ牛乳を作っている牧場でも1年の過ごし方が全然違うことが見えてくると思います。
ということで、はい、今日の質問にお答えしていきました。
ありがとうございます。
はい、ということで、本当に地域性とですね、その牧場のそうですね、やり方みたいなのが出るようなところですね、違いが出るようなところですね。
なので、落農という仕事をひとくくりにして、どこも一緒だと思われると、ちょっと違うかなと思ったりします。
こういうのはね、SNSでよく見るやつですね。
全然地域性とか歴史とか全然違うのに、そこでやいやいや、あれは違う、これは違うみたいなことを言っていたりするのが、粉毛だなと思ってはいますけども。
もう全く別物です。
本当に畜産団地みたいな、同じ地域で固まっている牧場とかもあったりしますけど、それでも隣同士全然違う作業体系をしていたりもしますからね。
一緒にしてしまえば楽なんじゃないかと思っておりますけど、それは人間関係とかね、そういうところも踏まえるわけですね。
いろいろあるわけです。
ということで、今日の質問にお答えしてください。ありがとうございます。
コメント来てますね。
牛乳の値段が上がらないのはなぜゆえにというね。
来ておりますけども、落農家の団体と乳業メーカーさんの団体と交渉があるんですけど、年に一回。
ですけど、今本当に関東の方で牛乳がダブついてて、脱脂粉にも積み上がっていて、これで値段を上げてしまうとですね、消費がまた落ちてしまうと。