牛のお母さんから生まれる子牛の牛は、一頭に対して一頭の子牛が生まれるというのが一般的ですが、
まれに双子が生まれるのですが、その双子は一卵性ですか二卵性ですかという、また面白い質問が来ています。
ここらへんね、あんまりラクノが生まれたら、そっくりこの子一卵性だわみたいなテンションなんですけど、
ちょっと調べてみると違ったということがありますので、今日もこの質問にお答えしていこうかなと思います。
今日も10分15分くらいの配信していこうと思いますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。よろしくお願いします。
はい、ではでは、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思いますけれども、
10月に入りましたね、今日から牛の餌の配合飼料の値段が上がります。
あとラクノーカーの居室金が増えてですね、年末に向けての脱脂粉尿の積み上がりの解消の負担が増えております。
なのでラクノーカーさんは今月からですね、一気に手取りが減ってしまうというところになりますね。
で、なおかつですね、ニュースが来ておりまして、脱脂粉尿の積み上がり、牛乳の消費がなかなか伸びないとですね、長期保存するために脱脂粉尿に変えているんですけれども、
こちらの在庫がなんと8万トンを超えたということなんで、めちゃめちゃ牛乳飲んでください。
そして脱脂粉尿の解消もですね、ぜひ皆さんご協力いただけたら嬉しいですね。
ヨーグルトですね、ヨーグルト。ヨーグルトもしっかり食べて、牛乳ヨーグルト食べてね、過ごしていただけたら嬉しいなと思うところでございます。
はい、では皆さんもですね、今日もですね、皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思いますので、牛乳を準備している間にですね、ちょっとお知らせをしたいなと思います。
川上牧場noteというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリをやっております。
毎日配信しているこの音声配信を文字起こしして再構成したものをnoteの記事として毎日上げておりますので、
ぜひ皆さんね、アカウント登録してログインして読んでいただけたらと思います。
この記事がですね、面白いなとか、もっとよりよく知りたいと思われる方はですね、メンバーシップというものをね、準備しておりますので、ぜひそちらの方を検討していただけたらと思います。
皆さんの応援、ご支援がですね、川上牧場の活動の原動力となりますので、ぜひ。
餌があって大変ですけども、こういう活動をいっぱい頑張っておりますので、子どもたちに農業を知ってもらおうと思って、今日も仕事の最中に犬狩りに行ってきますよ。
現代のこの令和の現代でもう鎌を使って犬を飼うことなんてないんですけども、飼っていきますよ。
よろしくお願いします。こちらもやっておりますので、ぜひよろしくお願いしますというところですね。
はい、あと川上牧場、インスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、デジタルアートにして販売しております。
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二卵性の双子は母牛が一回の配卵のタイミングで2つの卵子を配卵するということですね。
それぞれの卵子に別々の生子が受精するということです。
そして2つの受精卵が同時に育つというねこれが二卵性です。
つまり普通の兄弟姉妹がたまたま同時にお腹の中で育っているようなものです。
一方一卵性はですね最初は1個の卵子と1個の生子なんですが、
1つの受精卵になった後に発生の途中で胚が2つに分かれて2頭になるこれが一卵性です。
なので一卵性の双子は基本的には同じ遺伝情報を持っています。
では牛ではどちらが多いのか?
ここが質問の一つ目の質問にお答えしていこうかなと思いますけれども、
二卵性の方が圧倒的に多いです。
これ調べられた研究がありましてホルスタインの双子107組をですねDNAで調べた研究があります。
その研究での一卵性だったのは双子全体の4.7%しかありませんでした。
同じ性別の双子だけに絞っても一卵性は7.5%でした。
つまりこの研究集団では双子の約95%が二卵性だったということになります。
もちろん世界中全ての牛で必ず4.7%という意味ではありません。
品種や集団で多少違う可能性があります。
でも少なくとも牛の自然な双子は一卵性より二卵性の方がずっと多いというのは抑えておいていいかなと思います。
じゃあなぜ牛は二卵性が多いのかこちらを答えていこうと思います。
理由を考えるとわかりやすいんですが牛は基本的には1回の妊娠で1頭を産む動物です。
でも時々ですね同じ発情周期で2つの卵胞が配卵する二重配卵というのが起こります。
その2つとも受精すると2つの受精卵ができるつまり二卵性の双子ですね。
乳牛ではこの複数配卵が双子発生の主要な背景になっています。
双子率そのものも初産より経産牛で高くなる傾向が報告されています。
一方一つの胚が自然に2つで分かれる現象はそれほど頻繁には起きません。
なので二卵性の方が多くなるわけということですね。
では続いて見た目だけで一卵性かわかるのかというところをお話ししていきます。
ここも面白いところなんですけども
例えば白黒模様がですねものすごく似ている2頭が生まれた。
これは絶対一卵性でしょうと思うかもしれません。
実際川上牧場でもそういうのがあります。
これはもう一卵性だろうと思っている思いますけど調べたことはないんですけどね。
でもですね見た目だけで確実に判定することはできません。
同じ性別の双子でも二卵性は普通にいます。
先ほどの研究でも同じ性別の67組のうち一卵性だったのは5組だけでした。
確実に調べるならDNAを使って比較します。
逆にですねオスとメスの双子なら通常は二卵性と考えられます。
1個の受精卵から分かれた一卵性なら基本的には染色体上の性も同じだからです。
そしてオスメスの双子には落脳化にとって非常に重要な問題があります。
こちらは双子の話なので補足としてお話しさせていただきますけども
オスとメスの双子で出てくるフリーマーチンというちょっと牛である異性双子の特殊な例があります。
これ牛を飼っている人なら聞いたことがあるかなと思いますけどもフリーマーチンというものがあります。
オスとメスの双子が子宮の中で育つとですね
胎盤の血管がつながって、胎盤は一つなので胎盤の中で血管がつながって
血管がつながるというのはクチュってくっつくわけじゃなくて
オスのおへその子から出ているねへその王とメスのへその王が胎盤を介してつながっているところですね。
二頭の間で血液や細胞ホルモンなどの影響が及ぶことがあります。
その結果メス側の生殖器が正常に発達せず繁殖能力を失うことがあります。
オスと双子で生まれたメス公主の90%が不妊になるとされていますね。
これね研究でもそういう結果が出ています。
なので現場では双子でメスが生まれた後継牛が増えたと単純にはならないんですね。
相方がオスならまずフリーマーチンを疑う必要がありますということですね。
フリーマーチンのねあのお話詳しいお話はですねあの以前の配信でお話ししてますので
楽能データバンクでですねフリーマーチンという検索してもらうと出てくるかなと思います。
続いてでは一覧性なら乳量も同じになるのか。
ここが質問のねもう一つの質問にあったものですね。
一覧性の双子ならDNAはほぼ同じです。
だったら大人になった時乳量も同じになるのか。
答えはですね見やすいけれど同じにはなりませんという回答になるかなと思います。
昔から牛の一覧性双子は畜産研究ですごく重宝されてきました。
なぜかというと遺伝的な違いをほぼ消した状態で餌を飼えたらどうなるのか。
飼い方を変えたらどうなるのかを比較できるからです。
実際古い双子の研究では一覧性双子一覧性双子同士の乳量の差は異なる双子の組同士の差よりも小さいことが示されています。
つまり遺伝子が乳量に影響しているのは間違いないということですね。
しかし同じDNAだから同じ乳量ではありません。
ここはですね建物に例えるとわかりやすいかもしれません。
一覧性双子はほぼ同じ設計図を持って生まれた二頭です。
でも建てる場所材料使われ方メンテナンスこれが違えばですね同じ設計図の建物でも20年後は全然違ってきます。
これ牛も同じですね。
子牛の時の栄養だったり病気をしたかとかしてないかとかね。
あとは初熱のストレスを受けたか受けてないか。
初産の時期とかあとは餌、分娩、乳房園、繁殖、使用環境こういう経験がですね全部違ってきます。
実際一覧性双子を使った乳牛の研究でも飼育環境を変えることで成長や行動が変化し得ることが研究されています。
乳牛についても双子の間で完全に一致するわけではありませんということですね。
さらにもう一段深掘りしていきたいなと思います。
最近本当に注目されているエピジェネティックスという言葉があります。
これですねDNAの文字そのものを変えるのではなくどの遺伝子を強く働かせるか働かせにくくするかという調整があるんですね。
例えばDNAメチル化などがあります。
牛でも栄養や温度、疾病、発生段階の環境などによってこうした遺伝子の発現の調整が変化することがわかっています。
面白いことに一覧性のお寿司を比較した研究でも同じ遺伝的背景を持ちながら
精子のDNAメチル化や性域正常に違いが確認されています。
なのでDNAが同じイコール一生全く同じ牛ということではないんですね。
遺伝子は設計図で環境や経験はその設計図をどう使うかそんなイメージですね。
エピジェネティックスの一番有名なやつが夏場のヒートストレスを受けた子牛の牛乳の生産量が落ちるというのがわかってまして
それのヒートストレスを受けたお母さんから生まれた子牛も同様に乳量が落ちてしまうと
それは孫の代まで続いてしまうというのが今有名なやつですね。
エピジェネティックスの有名なやつですね。
続いて性格も同じなのかというところをお話ししてみます。
性格はどうなんですかという質問ですね。
これもそっくりになる可能性はありますが完全に同じにはなりません。
牛の機質、例えば人への反応だったり作牛の時の大人しさや拘束された時の反応
こうした性質には遺伝的な要素があります。
しかし性格すべてが遺伝だけで決まるわけではありません。
2024年の大規模な研究では乳牛の作牛の時の機質の遺伝率は約0.16
一般的な機質は約0.13と推定されていて
遺伝だけでなく環境の影響も大きい形質であることが示されています。
なので一覧性でも一頭はすごく人懐っこいんだけど
もう一頭は少し警戒心が強いということは十分あり得ますということですね。
例えばですね、生まれてから人に優しく触られた、病気になって治療を何度も受けた
群れの中で強い牛に追い回された、別の牛群へ移動した、作牛を怖い経験として覚えた
こういう出来事は当然その後の行動にも関係していきます。
つまり同じ遺伝子を持っていたとしても
二頭が見てきた世界が違えば二頭の行動も違ってくるということです。
これは人間の一覧性創生時を考えても何となくわかりますよね。
同じ遺伝子だから同じ人生になるわけではありません。
これは牛も同じだということですね。
続いて一覧性双子は研究者からするとものすごく面白いというお話をしていきます。
一覧性の双子って楽能家からすると珍しいなという存在ですが
研究者からするとものすごく貴重な存在なんです。
だってほぼ同じ遺伝子を持った二頭に違う餌を与えたり、
違う環境で飼ったり、片方だけ妊娠させたり
そうするとですね、遺伝子の違いでは説明できない部分が見えてきます。
ニュージーランドの研究では一覧性双子77組を使い
一方が妊娠し一方が妊娠しなかった場合の乳量変化を比較した研究まであります。
妊娠中期以降に妊娠している側の乳量などが変化していくことが示されました。
牛の双子は遺伝と環境を分けて考えるための
まさに自然が作った比較実験みたいな存在なんですねということですね。
最後にですね、現場のお話もしていこうかなと思いますけど
一般の方だとね、牛が双子を産んだら
1回の出産で2頭生まれたらお得じゃーんって思うかもしれません。
ですけどもね、落脳の現場では双子の妊娠とか分娩とか
これはですね、やっぱり注意してね、管理する対象になります。
相対妊娠、双子の妊娠はですね、流産のリスク、難産のリスク、そして死産のリスクがあります。
で、その生まれて無事に生まれたとしてもですね、
母牛の後産停滞などのですね、リスクの上昇が関連しているというところがあります。
乳牛でも双子の妊娠を望ましくないものとして扱う研究もあります。
双子だと2頭が同時に産動へ来て、1頭の前足ともう1頭の後ろ足が一緒に出てくるみたいなこともあります。
ぐちゃぐちゃになっちゃってね、両方がグンって出てきちゃうみたいなことがあったりします。
なので、妊娠鑑定で双子がわかっていれば、分娩の時にはより注意してみるというのが大事かなと思います。
妊娠鑑定するとき、超音波診断装置で見るときは、妊娠の確認だけではなく、双子があるかなないかなというのをね、見るのも重要かなというところでございます。
はい、ということで、今日の質問いただきましたスプーンネーム関心さんの質問にお答えしてきましたけれども、
今日の質問に答えますと、牛の双子は二乱性の方が圧倒的に多いということですね。一乱性はかなり珍しいということです。
そして一乱性ならDNAはほぼ同じなので、体格や牛乳の生産などは見やすいですけども、乳量も性格も完全に同じにはならないということですね。
発育段階の栄養だったり、病気だったり、妊娠だったり、初熱だったり、腫瘍管理だったり、公衆の時代の経験だったり、そうしてですね、遺伝子の働き方を調整するエピジェネティックスも関連しています。
こうしたものが積み重なって最終的な一頭の牛になっていきますということですね。
はい、今日の質問いただきましたけども、一乱性の双子ってですね、ほぼ同じDNAを持ってるんですけど、それにも関わらず大人になったら乳量も体格も性格も
少しずつ違ってくるということですね。
つまり牛を見ていると遺伝子が牛を作るのではなく、遺伝子とその牛が経験してきた環境が一緒になって一頭の牛を作るということがよくわかるかなと思います。
これは育種にもつながる話です。
ゲノム検査をしてものすごく良い遺伝能力を持った公主を作ったとしても、それだけで良い乳牛になるわけではないんですよね。
公主の育て方や餌、初熱対策、繁殖管理、疾病管理、人との接し方、これ全部が大事ですね。
なので良い遺伝子を作ることと良い環境を作ろうとはセットでやらないと意味がないというか、最大限に牛の能力を発揮することができないということだと思います。
そしてもう一つ、もし牧場でオスとメスの双子を見かけたら、可愛い双子だなぁではなく、このメスはフリーマーチンの可能性が高いんだと思い出してもらうとですね、
今日の配信を聞いた意味があるかなと思いますけども、双子が産まれるところを見るのも難しいですし、その中の何割のかなり少ない確率なので、
なかなか見ることがないかもしれませんけども、ふとそう思っていただいて、牧場に行った時はそういうことを見ていただけたらいいかなと思います。
はい、ということで今日の質問にお答えしていきました。ありがとうございます。
はい、ということで、双子が産まれたら嬉しいなぁって思うかもしれませんけども、なかなかラグの丘ではそういう難しいところがあったりするんですけども、
川上牧場、あと2週間後ぐらいにですね、妊娠鑑定した時に双子のオスじゃないかと言われてるやつが、黒毛和牛なんですけども、こっち側にありまして、
で、大きい種なんでこれ心配なんですよねーと思いながら、また産まれたらね、皆さんに各SNSで産まれたよって言われますんで、
まあ双子じゃないかもしれませんけども、わからないですしね、途中で妊娠して片方が早期排泄物で止まってみたいなパターンもありますしね、わからないですけども、まあちょっとそうやって思いながら飼っていくような感じですね。
で、双子の場合はですね、栄養要求量とかもね増えていきますんで、2頭黄牛がいますんでね、ちょっと餌をね、まあタンパクあげたりとか、バイパスのなんでしょうかね、
網の参加、ああいうのを増やしたりとかね、そういうことしないといけないっていうのはまた別の配信でね、お話ししてますんで、ぜひあのラクノーデータバンクのほうが活用していただけたら嬉しいなと思います。
ラクノーデータバンクで双子とかで検索すると出てくるかなと思いますので、ぜひこちらも活用してみていただけたらと思います。
はい、ということでじゃあ今日はね、これで終わっていこうかなと思いますけども、川上牧場のKindle本、ラクノー未経験者のために遺伝改良と腫瘍石鹸編こちら発売しております。
Kindleのほうで購入できますので、ぜひこちらのほうでね、読んでいただけたらと思います。
で、このKindleのデータを読み込ませたAI、ファームエコーAIというものをね、作りまして、この音声配信の概要欄にリンクつけておりますんで、ぜひ皆さんね、こちらのほうも活用してみていただけたらと思います。
ラクノー業界でAIってどうやって使ったらいいかなとか、ラクノー業界でAIってどうやって、どうして活用していくんだろうって悩んでいる方はですね、ぜひ触ってみていただけたらと思います。