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2025-12-23 20:11

牛はなつきやすい?気質と遺伝、そしてゲノム編集の話


【酪農未経験者のために】

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サマリー

このエピソードでは、牛が人に慣れやすいかどうかを探求し、遺伝的要因と環境要因が牛の性格に与える影響について詳しく説明しています。また、ゲノム編集の可能性にも言及されています。牛の懐きやすさに関する議論が進められ、ストレス耐性や疾病耐性の重要性が強調されています。さらに、機質が改良されることで、人間になれやすい牛が選ばれる現状についても説明されています。

牛乳の魅力と配信の開始
今日も皆様一日お疲れ
お酒じゃなくてミルクワインかが
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まりです。
おはようございます。
今日が12月23日の火曜日です。
今日の天気は晴れ後曇りです。
最高気温14度です。
昨日よりは若干暖かくなります。
昨日は急激寒かったです。
今日は良い天気なので、仕事をしていこうと思います。
今日の仕事は、コウシが生まれて時表を打って、ゲノム検査をして、事務仕事をしていきます。
明後日は忙しいので、仕事を片付けていこうと思います。
今日の配信は、インスタグラムのストーリーズから質問が来ております。
それにお答えしていこうと思います。
昨日は高校生だったんですけど、今日は大学生だと思われるんですよね。
相互フォローしていないというか、軽率にフォローするのは申し訳ないなと思ってね。
多分私が所属しているメタグリ研究所のインターン生だと思うんですけども。
おじさん怖いんでね。
牛って人慣れするんですか?みたいな。
おとなしく、おとなしい、そういうところを答えていこうかなと思います。
今日も10分、15分くらいの配信していこうと思いますので、牛乳を飲みながら最後まで聞いていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
では、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。
牛の懐きやすさ
その前にお知らせです。
すずりというグッズ販売サイトの方で、現在セールが行われておりまして、
今日までセールが行われておりますので、ぜひ皆さん、
冬物の小物が多いかな、長袖とかパーカーとか、
そういうものが最大800円セールになっておりますので、
ぜひ皆さんチェックしていただけたらと思います。
配信を聞いてくださった方でしょうか、ズッキュンを押してくださいまして、
ハートマークを押してくださいまして、届いてますよ、しっかり。
良かったでしょう、デザイン。
川上牧場とデザイナーの方とか、イラストレーターとか、
アーティストの方とコラボした作品が上がっておりますので、
質は本当にものすごい良いものを取り揃えておりますので、
このグッズを使いながらいつもの牛乳を飲むと、
なぜかいつもより牛乳が美味しく感じるというね、そんなグッズになっておりますので、
ぜひ皆さんチェックしてもらって、ハートマークいっぱい押していただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
あと、ノートというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリで、メンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい、
川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、ぜひ入ってみていただけたらと思います。
他にもですね、川上牧場とオンラインで繋いで牧場体験をやったり、
実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる、そんなメンバーシップとなっております。
このメンバーシップのプランの中にですね、
落農業界向けのプラン、名付けてファームエコーというプランを作りました。
落農業界にある問題、悩み、課題をですね、皆さんから聞いて、
ヒアリングシートに記入していただくだけで、
あっという間にAIと川上がタッグを組んで解決していきますという、そんなプランになっておりますけれども、
皆さんのね、問題、悩み、課題をどんどん送っていただけると、
これがビッグデータになってですね、それをAIで解析することによって、
皆さんがもう問題、悩み、課題にですね、もう悩むことなく、
牛に専念できることができる、そんな落農業界作っていきたいなと思っておりますので、
ぜひたくさんの方ね、ちょっとやってみていただけたら嬉しいなと思います。
現在無料モギター募集で無料でできますのでね、ぜひ一度試してみてください。よろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、
ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、皆さんのこんな牛乳あったらいいな、
こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、
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ぜひ皆さんご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子どもたちの未来の牛乳を作っていくという、
そんな特別なNFTとなっておりますので、ぜひこちらの方もチェックしてみてください。
よろしくお願いしますということで、
では今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思うんですけども、
12月の23日ですね今日。
もう就業式が今週目の前になって、
学校給食ももうそろそろ終わるんじゃないですか。
学校給食がもう止まってしまったらですね、牛乳の行き先はなく、
本当にそれを加工にしたりとか、
もう本当に乳業メーカーとか関係機関はですね、
もうすごい大変なことになっておりますので、
落納家もですね、生産を落として努力していたりしますので、
ぜひ消費者の皆さんもですね、
コップ一杯とは、ここだけはもう2杯、3杯、
そして牛乳乳製品いっぱい食べてもらえたらね、
嬉しいなと思っております。
はい、では牛乳で乾杯していきます。
乾杯!いただきます。
うまいー。
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
本当にインフルエンザがなってますね。
あの研修生がね、今お休みなのでタイミーの方で休日に出してるんですけど、
キャンセルがね、多くて。
突然キャンセルは本当に困りますけども、
特に朝のね、仕事の就乳者が来るまでに作業を終えないといけないんで、
ですけども、まあ仕方ないですよね。病気とか熱が出たりだったらね。
はい、皆さん牛乳を飲んべば風邪になることなんてないんです。
インフルエンザになることなんてないので、
ぜひ牛乳飲んで乗り越えていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
では今日も皆さんの質問、コメントにお答えするお便りのコーナーをやっていこうかなと思います。
各SNSや音声配信に来た質問コメントをですね、お答えするコーナーとなっております。
今日の質問は、インスタグラムのね、ストーリーズにあげているんですけど、
毎回あの新しいエピソードを公開しましたよーっていうのをあげてるんですけど、
そこに来た質問にお答えしていこうと思います。
インスタグラムネームりつとさんからのコメント、質問になっております。
ありがとうございます。
質問です。
先日テレビで言っていたんですが、牛さんたちって懐きやすいんですか?という質問が来ております。
ありがとうございます。
多分私が知っているりつとさんはですね、メタグリ研究所に入ってくださっているインターン生だと思います。
そう思って想定してですね、今日はですね、この牛が懐きやすいのかどうなのかっていうところをお答えするんですけど、
りつとさんは大学生でおりましてね、そして私がめちゃめちゃ興味があるゲノム編集をちょっと学んでいるということもありましてですね、
今回はこの牛の遺伝改良、品種改良にゲノム編集をもし使ったらこんなことができるんじゃないかっていう可能性を含ませつつ、
ちょっと作ってきましたんで、こちらを読んでいこうかなと思います。よろしくお願いします。
まず結論、牛は懐く動物なのかというところですね。
結論から言うと、牛は懐くというより、人を識別して関係性を学習する動物です。
犬のように感情表現がわかりやすいわけではありませんが、
毎日同じ人が世話をする、どならない、急な動きをしない、一貫した扱いをする、こうした環境では牛は明確に落ち着き、逃げなくなり近づいてくるようになります。
これは可愛い、甘えているというよりも安全だと判断している行動です。
では牛の性格はどこで決まるのかというところがありますけれども、これは環境要因がかなり大きいです。
牛の気質、性格に影響する要因は大きく分けて3つあります。
1、出生後の経験、生まれた時の経験ですね、特に子牛の時期。
2、使用環境、人の接し方。
3、遺伝的背景、品種や系統ということになります。
現場の感覚としては、環境と経験が7割から8割ぐらい、ほぼですね。
遺伝が2割から3割程度、このくらいの影響度だと感じています。
特に重要なのは最初の人間体験ですね。
人間に触れるというところですね、牛と人間が触れ合うというところですね。
初めて子牛が生まれてすぐの時の初乳のミルクを与える時、
あとはそれから哺乳をするんですけど、哺乳をする時、
あとはブラッシングとかね、その哺乳の時に体調チェックとかするんで、
体を触ったりとかするんですけど、体を触られる経験。
こういう経験が、こういう子牛の時期にストレスが少ないと、
その牛は生牛になっても扱いやすい傾向があります。
では、遺伝的に大人しい牛はいるのかというところもね、
深掘りしてお話ししていこうかなと思います。
ここからは少し学術的なお話です。
牛の機質は研究分野では、機質や従順性として評価されていきます。
実際に逃避距離、逃げていく距離ですね。
人への反応速度、あとは捕停時っていった牛を捕まえたりとか、
あとは薬を飲ませたりとか、薬を治療したりとかする時、
捕停するんですけど、暴れないようにね。
この時の暴れやすさなどを数値化した研究は多数あります。
そして重要なのは、機質は低度から中度程度の遺伝率を持つ形質であるという点です。
あんまり遺伝しないということですね。
お母さんとかお父さんが大人しい牛でも、
子牛は暴れる可能性があるということですね。
遺伝しないということですね。
つまり完全に遺伝で決めるわけではなく、
しかし遺伝的傾向は確実に存在するという、とても現実的な形質です。
ゲノム編集の可能性
ではここで、ゲノム編集で懐きやすい牛は作れるのか?
ここは慎重に話しますということで。
現時点で懐きやすい牛を作るゲノム編集は、実用化も確立もされていません。
重要なので強調します。
単一遺伝子で性格が決まる、これは誤りです。
機質は神経系、ホルモン、ストレスの応答、
学習や経験が複雑に絡む単因子形質です。
それでも期待されている方向性はあるのかというところにお話していきます。
ではゲノム編集やゲノム研究が全く無意味かというと、そうではありません。
現在研究対象になっているのはストレス体制。
HPA軸関連と書いてあります。
HPA軸関連と書いてあります。
HPA軸関連と書いてあります。
HPA軸関連と書いてあります。
過剰な恐怖反応を示しにくい傾向、群れの中での攻撃性の低さ、
人為管理下での自己リスクの低減、
つまり懐く牛ではなく過剰に怖がらない牛、管理しやすい牛、
これは牛の福祉や作業者の安全、生産性の安定、すべてに関係していきます。
ゲノム編集で一番期待されているのは性格ではないというところです。
性格ではないというのは牛の怒ったり泣いたり感情が高ぶったりという性格ですね。
ここも重要で現実的に期待されているのは疾病体制、病気になりにくさですね。
あとは初熱体制、暑さ寒さに強いという牛ですね。
あとは角がない牛、無核品種なんて言ったりしますけど角が生えてこない牛ですね。
あとは繁殖障害のリスク低減、繁殖がうまく回るとですね、
牛に過剰なストレスをかけることなく生産できますので、
注射の回数が減ったりとかね、あとは病気が少なかったりすることになりますから、
そういうところにつながっていくと。
機実はあくまで福祉的テーマです。
なぜなら機実は育て方で大きく変えられるからです。
最後に現場からの正直な結論です。
牛の行動と遺伝改良
牛を懐かせる一番の技術はゲノム編集ではなく人の振る舞いです。
静かに一定の態度で牛を作業対象ではなく生き物として扱うこと。
それだけで牛はちゃんと応えてくれますということで。
ということで今日は牛は懐きやすいのかという質問から、
行動学や遺伝、ゲノム編集までお話ししてみました。
少しマニアックでしたが学んでいる人にとっては、
現実がわかる話になっていれば嬉しいですということで、
また質問お待ちしておりますということで、
まとめたものを読んできましたけども、
今日はインスタグラムネームリツトさんの質問にお答えしてきました。
ありがとうございます。
今の生まれた牛もですね、
もう本当に昔と比べたら全然暴れるような牛、
変な牛というのは少なくなってきています。
これは遺伝改良のスピードが上がったりとか、
遺伝改良がどんどん進んでですね、
人間が飼いやすい牛が選ばれてきているというところがあります。
人間が飼いやすい牛が選ばれるということは、
何もしなくても普段餌をやっても飼いやすくて、
なおかつ乳量が出て繁殖が回って病気になりにくくて、
そういう環境適応能力が高いとか、
今の現代の牛の飼養管理に遺伝改良がマッチしているというところもあったりします。
そうすると必然的に人間が牛に介入することなく、
牛が自然に行動してくれますので、
そうすると飼いやすくなってきて穏やかになってくるというところがありますね。
今ロボットの自動作牛ロボットみたいなのが増えてきたりとか、
哺乳ロボットも子牛が自分でロボットに入ってミルクを飲んだりするんですけど、
こういうところの新しいものに慣れていくという好奇心みたいなところも、
これもその機質に関係してきまして、
ロボット適正みたいな数値が遺伝改良の中に入ってきまして、
ロボットに適応しやすい牛みたいなのも改良されてきているので、
牛はどんどん懐きやすくなってきているんじゃないかなというところですね。
これは鶏とか豚とか他の家畜も品種改良で、犬や猫もそうですよね。
人間に懐きやすい人間と一緒に過ごしていけれる個体がどんどん残っているので、
必然的にどんどんどんどん大人しくなっていくっていうことですかね。
最近面白いのがアライグマが家畜化してきているっていう。
家畜化って意味が分かります。
家畜化って人間に慣れてくることを家畜化って言うんですよ。
別に人間が飼ってそこから副産物を得てみたいなことじゃなくても、
家畜化って言うんですけど、耳が垂れてくるんですよね。
キツネとかキタキツネとかも品種改良で、
攻撃性が本当はすごかった個体をどんどんどんどん大人しい個体にしていくと、
耳が丸く垂れてくるっていうね。
ちょっと可愛くなってくるみたいな。
アライグマも顔が丸くなってちょっと可愛くなって、
狸みたいになってきてるんですって今のアライグマ。
遺伝改良はめちゃめちゃ僕が大好きで面白いんで、
どしどしこんな質問待ってますんでよろしくお願いします。
昨日と引き続いて高校生、大学生と質問に答えられて、
僕はめちゃめちゃ嬉しいです。
学生さんからの質問お待ちしておりますので、
どしどしコメント欄、そしてインスタグラムのストーリーズ、
YouTubeのコミュニティ、どこでもいいので、
送っていただけたら嬉しいなと思います。
一緒に新しい楽能の未来を作っていこうぜ。
ということで終わっていこうと思います。
川上牧場初のKindle本、楽能未経験者のために絶賛発売中でございます。
Kindle Unlimitedに登録していただくと500万冊が読み放題というのが、
その中の一冊がこれ入っておりますので、
大学生が読んでもきっと面白い、そんなKindle本になってますので、
ぜひよろしくお願いします。
ということで今日はこんな感じで終わります。
お仕事の方、学校の方、行ってらっしゃい。
みんな牛乳飲んでね。バイバイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、
ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます。
最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。
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