放牧牛のリーダーシップ
今日も皆様一日お疲れ
お酒じゃなくてミルクワインかが
こちらは、島根県出雲市にある小さな牧場から配信しています。
スーパーやコンビニ、皆さんがいつでもどこでも買うことができる牛乳。
普段飲んでいる牛乳の魅力や、酪農の魅力を酪農家がお話しする放送となっております。
お手元に牛乳、ホットミルクを準備して聞いていただくと、より美味しい牛乳を味わうことができると思います。
牛乳飲む?牧場配信始まりです。
おはようございます。
今日が11月8日の土曜日です。
今日の天気は晴れです。最高気温は18℃です。
週末なので皆さんお出かけしようかなと思います。
いろんなイベントもありますね。
今日のお仕事は毎週土曜日恒例の牛さんの育成者の牛の牛舎を掃除しようと思っております。
対比の注文が1台来ております。
対比の注文が、昨日2台運んだところが来週とか今月中のところで10何台頼みたいな相談が来ておりまして。
今すごい大変ですね。
ありがたい、嬉しい叫びですね。
嬉しい悩みじゃないかなと思いますけど。
対比を配置してですね。
昨日、ホルスタインのメスが生まれたので。
それをちょっとね、自表を打ったりとか、ワクチンを打ったりとか、そういうことをしようかなと思っております。
今日の配信はですね、またリスナーさんから質問が来まして、そちらにお答えしていこうかなと思いますけど。
放牧している牛さん、こちらの質問が来ておりまして。
放牧している牛さんは、いろいろ歩き回ることになるんで。
リーダーの牛さんとかっているんですか?みたいなね。
そんな質問が来ておりますので、そちらにお答えしていこうかなと思います。
群れの合意形成
今日も10分、15分くらいの配信していこうかなと思いますので。
牛乳を飲みながらですね、最後まで聞いていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
では、今日も皆さんと一緒に牛乳で乾杯していこうと思います。
その前にお知らせです。
川上牧場ノートというですね、ブログとか記事を書いたりするアプリでメンバーシップを行っております。
こちらのメンバーシップ、川上牧場を継続的に応援したい。
川上牧場と何か新しいことをやってみたいという方、ぜひ入ってみていただけたらと思います。
他にもですね、川上牧場とオンラインでつないで牧場体験をやったり、
実際に川上牧場に来て牧場体験をすることもできる、そんなメンバーシップとなっております。
このメンバーシップのプランの中にですね、
楽能業界向けのプラン、名付けてファームエコーというプランを作りました。
楽能業界の問題、課題、悩みをですね、ヒアリングシートに記入していただくだけで、
あっという間にAIと川上がタッグを組んで解決していきますという、そんなプランになっております。
楽能業界で働く従業員の方、研修生の方、経営者の方、営業マンの方、そして学生さんもですね、
皆さんの悩みを送っていただけたらですね、あっという間に答えてきますので、
現在無料モニター募集中でね、無料ですることができますので、
ぜひ一度試してみていただけたらと思います。よろしくお願いします。
あとインスタグラムの方でやっております、ハッシュタグ未来の牛乳と称しまして、
皆さんのこんな牛乳あったらいいな、こんな牛製品食べてみたいなというものをですね、
AIアートを使ってNFTにして販売しております。
こちらのNFTの売り上げは川上が子供食堂に牛乳を支援したりだとか、
小中高の食育活動に参加した際の活動費に当てさせていただこうと思っておりますので、
ぜひこちらもご支援よろしくお願いします。
皆さんのご支援が子供たちの未来の牛乳を作っていくというそんな特別なNFTとなっておりますので、
ぜひこちらもチェックしてみてください。よろしくお願いします。
はい、ということで皆さんと一緒に牛乳で乾杯していきます。乾杯!
いただきます。
あー美味しい!
今日うまいな、今日うまいな。
昨日牛乳の乳成分の直近のやつが来て、乳脂肪4.5%でした。
今日も美味い。
今日も牛乳飲んでいただいてありがとうございます。
牛さんの調子がどんどん上がってるんですけど、
ニュースとしてはね、脱脂粉乳の積み上がりがちょっと解消難しいなっていう時期になってきましてね、
たまっている、在庫しているね、牛さんの脱脂粉乳、残っている在庫をですね、
牛さんの小牛の餌に変えるみたいなね、ちょっと精度が出てきてましたね。
ニュースでちょっと、ちょっと年末あたりからちょっと暗雲が来てますね。
ぜひ皆さん、一日コップ一杯ね、引き続き飲んでいただけたら嬉しいなと思います。
よろしくお願いします。
はい、ということで、では皆さんから来た質問コメントをお答えするお便りのコーナーをやっていこうかなと思います。
各SNS、あと音声配信に来た質問コメントをですね、お答えするコーナーとなっております。
今日の質問はですね、今日のコメントはスプーンという配信アプリが来ました。
モグラキギセンさんからの質問でございます。
いつもありがとうございます。
質問です。
放牧している牛さん、リーダーの牛がいたりしますか?
夜は固まって寝たりするのですか?
この時期は寒いので、という質問が来ております。
ありがとうございます。
うちの牧場はですね、放牧している牛は、小牛のところに運動場みたいなの作ってはいるんですけども、
繋ぎ牛舎って言って、牛が繋がれて、そこから立ったり座ったりするんですけど、動かない。
そういう仕様スタイルになります。
日本で昔から使われているような仕様スタイルですね。
今はフリーストールとかフリーバーンとか、牛が自由に歩き回って餌を食べたり、
搾乳室に行ったりするような仕様スタイルが、ちょっとずつ半分ぐらいはそれになってきてますかね。
逆転するんじゃないかなとは思われますけども、
そんな感じですね。
ちょっとなかなか放牧の牛さんの動きみたいなのをね、
ラクノヘルパーでいろんな牧場に行っていたので、知っているのは知っているんですけど、
専門的なところはわからなかったので、ちょっとリサーチしながら、
それをまとめたものをね、ちょっと読んでいこうかなと思います。
まず群れの中にリーダーがいるのか、というところですけども、結論から言うといます。
ただそれはボスという感じではなく、リーダーですね。
牛の群れには明確な社会的順位があり、
体格や年齢、経験などで序列が決まっていきます。
この順位は闘争で決まることもありますが、
一度定まると群れの中でほとんど争いは起きません。
行動学の研究によると、ホルスタインやアンガス牛の群れでは、
約80%の移動行動はリーダー個体の動きに追従して始まることが観察されています。
このリーダーは年長で経験豊富な牛、
放牧地の地形や危険を知っているという牛ですね。
あとは落ち着いた性格、パニックを起こさない牛、
群れから信頼されているという特徴があります。
つまり力の強い牛よりも信頼される牛が前に立つ、
まさに人間社会のリーダー像と似ていますね。
このリーダーの役割ですね。
放牧牛のリーダーは群れの行動開始の合図を出す存在です。
朝の採食、餌を食べるということですね。
日中の休息、夕方の移動、どれも最初に動く牛がいて、
それに群れが反応します。
実験的にリーダー牛を群れから一時的に外すと、
残りの群れの行動開始が遅れたり、バラバラになったりします。
ただし全員がその牛に従うわけではありません。
放牧牛の社会にはコンセンサス型、合意型行動というものがあり、
一頭二頭が動き出して三頭目四頭目が続くと、
群れの合意ができて全体が移動する。
これを社会的促進と呼びます。
だからリーダーとフォロワーの関係は固定ではなく、
状況によって入り変わる柔軟な仕組みになっています。
牛の睡眠習慣
では、夜牛はどうやって寝ているのでしょうかという質問に答えていきます。
次の質問、夜は固まって寝るのですかという質問ですね。
放牧牛は夜、完全には眠りません。
群れの全体の約三分の一だけが同時に休息し、
他の個体は立ったまま搬送したり、周囲を警戒しています。
これは野生の牛、牛の元種ですね。
もう先祖ですね。
はい、あの、先祖?子孫?
先祖です。すみません、先祖ですね。
野生の牛の元種のオオロックっていう牛ですね。
の名残で、群れ全体が同時に眠ると、
捕食者への警戒が途切れるというところから、
こういう動きをするようになっています。
立ったまま休息する、浅い眠りを数分から数十分、
オオガ休息という首を横になって寝る、
深い眠りを1、2時間程度、これを繰り返していきますね。
深い睡眠に入るのは夜の中盤から後半で、
場所は風下で地面が乾いた場所が多いですと。
群れの中央部にリーダーや年長牛が位置し、
牛の社会構造
若い個体や小柄な個体はその外側にいます。
つまり自然に暴風陣形ができていますと。
これは観察していて本当に美しい光景ですということですね。
寒さへの適応、牛はどうやって冬を過ごすのかというところも答えていきます。
この時期気温が下がると、牛は寒くないのと思われる方も多いですけれども、
実は牛は寒さに非常に強い動物です。
ホルスタインの快適温度はマイナス5度から20度、
暑さよりも寒さに強く、マイナス10度程度なら問題ありません。
寒い夜には群れで寄り添う体温共有をしたり、横になって黄河体制をして、
腹部を地面につけて放熱を防いだり、毛を立てて空気の層を作る、
そういう行動、断熱効果の行動をとったりします。
そして放牧地に防風林や藁小屋があると、自然とそこに群れが集まります。
これは環境選択行動と呼ばれるもので、牛は居心地のいい場所をちゃんと選ぶ能力を持っています。
興味深いのはリーダー牛が群れの休息場所を選ぶケースが多いことです。
日中の採植では移動のリーダー、夜間の休息では防衛リーダーとして役割が少し変わります。
寒い風が強い日には、経験豊富な牛が風の少ない斜面の下側や建物の陰に群れを導いていきます。
これは学習によるもので、社会的学習の一例で、
若い牛たちは年長牛の行動を観察して、冬の過ごし方を覚えますということですね。
まとめますと、放牧牛にはリーダーがいますと、群れの行動は合意で決まっていきますと、
夜は交代で休んで自然に暴風陣形を作っていきます。
寒さには強く環境を選ぶ能力を持っていると、リーダーは強さではなく安定で決まるということです。
放牧の実践
つまり放牧牛の世界は上下関係ではなく、信頼と観察に基づいた社会です。
寒い冬の夜も彼女たちは静かに寄り添い、風の音を聞きながら眠っています。
それが群れで生きるということなんですね、ということで。
はい、こういう感じでまとめられております。
はい、どうだったでしょうか?
モグラキギセンさんの質問にお答えしてきました。
ありがとうございます。
すみません、今日ちょっと発錠している牛がおりまして、ちょっと騒がしかったですけど、牧場配信の雰囲気出てますか?大丈夫ですか?
そうですね、群れの行動。
うちも育成牛、公司の牛舎はフリーバーンの形にしていますので、いろいろ動いたりして、やっぱり強い牛が餌を横取りしたりするんですけども、
この牛が餌の食べ方とか、水の飲み方とか、新しく群れに入ってきたやつに教えてくれたりするので、いいところもあれば悪いところもあったりする。
でもこの特性を活かしながら、牛舎の構造を考えたりとか、うちのストレスがないような餌のやり方をやったりとか、そういうことを心がけているのが楽農家の腕のお店のところというか、そういうところにもありますね。
この強いリーダーの牛を飼い慣らすというか、この子を作牛室とかね、血絞りするときにこの子を一番に持って行ったら、他の牛がついてくるみたいなのを覚えていくとですね、本当に群れの動かし方が楽チンになりますね。
新しい機械設備とか、新しい動線とか、新しい従業員とか、ああいうのもそこから牛の序列を意識しながらね、作業するとすごい作業性が上がったりするので、そういうところは考えたり楽農家をしているかなというところでございます。
はい、ということでモグラキセさんの質問、お答えしてきました。ありがとうございます。
はい、ではではコメント戻ってきます。
今日もたくさんの方がありがとうございます。
来週に迫りました豊洲でのミルクフェスのお話ですけれども、
昨日ですか、もうお話ししましたけれども、15時半から16時のステージのイベントの一番最後に川上牧場の紙芝居を読むことになりまして、
ぜひ興味がある方は豊洲の方に来ていただけたら嬉しいなと思います。
声かけていただいて、川上さん頑張ってって言ってもらえたらね、やめてって子供たちが見てるでしょうがって言います。
どういう子供たちと親さんが来るのかわからないところがあって不安しかないんですけども、なるべく頑張っていこうかなと、皆さんに牛のミルクや楽のミルクを精一杯伝えていこうかなと思います。
ということで今日はこんな感じで終わっていこうと思いますけれども、川上牧場初のKindle本楽の未経験者のために絶賛発売中でございます。
Kindle Unlimitedに登録していただくと500万冊が読み放題となっておりますけど、その中の1冊にこれも入っておりますので、お買い得で読めますので、ぜひ試してみていただけたと思います。
ということで今日はこんな感じで終わります。
お仕事の方、学校の方、いってらっしゃい。みんな牛飲んでね。バイバーイ。
川上牧場ではリスナーの皆様からのお便り、ご感想を募集しております。
川上牧場とやってみたいこと、やって欲しいことなど、ご自由にコメント欄やDMなどでお気軽にお寄せください。
皆さんのご意見が新しい楽能を作っていきます。最後まで配信を聞いていただいてありがとうございます。
次回の配信もぜひお楽しみに。
