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2022-02-12 08:10

第533回 「はなちゃんのみそ汁」

10年前に出版され、映画化もされた「はなちゃんのみそ汁」。

今月、その続編「はなちゃんのみそ汁 青春篇」が出版されましたので、その感想をお話ししました。

一人でも多くの人に読んでもらいたいです。

【はなちゃんのみそ汁 特設サイト】

https://books.bunshun.jp/sp/hanamiso

【番組公式Twitter】

@kitakatasumi

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みなさんこんにちは。大葉です。 今回は
「はなちゃんのみそ汁」こちらの作品をご紹介してみたいと思います。 タイトルをご存知の方、あるいはこのタイトルの本を読まれた方、あるいは映画をご覧になった方がいらっしゃるんじゃないかなと思います。
ちょうど10年前ですね。 2012年3月に文芸春秋から発行されました。
この本なんですけれども、かいつまんで内容をご説明しますと、地元の新聞社に勤務していた安武慎吾という男性がいるんですが、
その彼の奥さん知恵さん、彼女が若くしてがんを患って、そして娘、 はなちゃんが生まれたんですけれども、そのはなちゃんが小学校に上がる前、
保育園に行っているそういった時に残念ながら亡くなってしまうと。 そして10年前に出版されたこのはなちゃんのみそ汁という本なんですけれども、
安武慎吾くんが知恵さんが残していたブログと、彼自身が書いた文章を合わせて、 結婚からがんを患って、それが再発して、
亡くなる、その辺りの糖尿の様子とか、出産育児の様子とか、いうことをですね、国名に描いていったという、いわゆるエッセイと言っていいんでしょうか。
どのジャンルに入るのかっていうのは難しいと思いますけれども、まあノンフィクションですよね。 で、後にですね、この本をベースにして同じタイトルの映画が公開されまして、
この時にはその知恵さんの役を広瀬良子、 そして安武慎吾くんの役を滝藤健一、
この2人が演じていました。 自分も公開当時この映画、あの映画館で見たんですけれども、
いわゆるこう、なんて言うんでしょうかね、お涙頂戴的な映画ではなくて、 随所に笑いもあるし、見終わってもちろん感動するんですけれども、
ある種のこう、爽やかさが残るような、希望を与えてくれるような、 そういった素敵な映画になってました。
そしてそれからかれこれ10年近く経つわけなんですけれども、 今月この本の続編となります
花ちゃんの味噌汁青春編が刊行されました。 今月2月の10日に出まして、自分今回は電子書籍、
Kindle版で買ってですね。 で、2月の10日、残業が終わって帰ってきて、で、10時ぐらいから
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寝る前に少し読もうかなーと思って、 読み始めたところ止まらなくなって、
気がついたら自分の部屋の床の上に座り込んでしまって、もう一気に最後まで読んでしまったと。 で、この青春編の方は
1冊目の本が出た後から、今現在のところまでをずっと、これもかなり結構セキュララにですね、描いていってるんですけれども、
父親が一人で娘を育てていくっていうのがどれだけ大変なことか、 もちろん親御さんとか友人とか近所の方とか、多くの人の助け支えがあるんですけれども、それでもやっぱり
想像を絶する大変さですね。 まあ自分自身は
不死世帯の経験がないのでもうかつにわかるというふうな言い方はできないんですけれども、 姉が実は母死世帯で男の子が2人いるんですけれども、
その男の子たちがやはり保育園に行ってる時に、まあいろいろあって母死世帯になって、 結構大変な目にあって、うちの両親も苦労してて、
まあ自分もそこにいろいろね、巻き込まれたりしたわけなので、多少なりともね、 まあいくらかわかる部分はあるんですけれども、それでもやっぱり男で一つで、しかも
奥さんである知恵さんが亡くなった時にはまだ、保育園に行ってる花ちゃんを育てていくっていうのがどれだけ大変だったことか、
で、その花ちゃんも小学校、中学校、高校、そしてもう今や大学生というね、 まあよくぞここまで頑張ってきたねというのをね、読んでと思いましたけれども、
ぜひ今度出ましたこの青春編というのを読んでいただきたいんですが、 まあよくぞここまで書いたなぁという、ある意味こう驚くようなこともいろいろ書かれていますし、
今もこうやってマイクの前で喋ってても、こううまく感想を表現できないような、こう思いがね、今自分の
頭の中と胸の中を渦巻いているような感じなんですけれども、 まあとりあえず本当に
読んでくださいとしか言いようがないと思います。 もちろんその不死世帯、お父さんが娘さんを一人で育てている、まあそういう世帯、たくさんあると思うんですね。
で、それぞれの家庭でまあいろんな事情あると思うんですけれども、 この安竹慎吾という人の家庭はこういう状況だった。
そしてもう本当に必死になってここまでやってきたんだよということが書かれてありますので、 一度手に取っていただければなぁと思います。
で、なぜ今回この本を紹介したかというとですね、 この安竹慎吾君というのが自分の高校の同級生でして、
まあ同級生といってもそんなにめちゃくちゃ親しいというわけでもないし、 しばらく会えてないんですけれども、
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最後に会った時が北九州の小倉の映画館で、 彼が関わったドキュメンタリー映画の上映会とその後トークショーというのがあって、その時に自分も
見に行ったんですね。 確かその時花ちゃんが中学生で、学校の制服を着たままでですね、映画館に来てたんですけれども、
映画が終わって少しね、彼と立ち話したのが、 最後に会ったという感じですかね。もう結構前になりますけれども。
まあ同級生ということで、当然ね、同世代でありますから、 いろいろ同じような経験をしてきた部分もあるし、
全然違う経験もしてきたところもね、ただあるんですけれども、それでもやはり なんとなくこうね、親しみを感じるというか、
そういうと彼がどう思うかわかりませんけれども。 あの娘を持つ父親として、やはり共感できるところがいろいろありますし、
自分に比べれば彼の方がね、もう何十倍も苦労をしているわけなので、 安易にね、わかったわかったというのもなかなか
失礼かもしれませんけれども、それでもやはりなんとなくね、 親しみを感じてしまうところが正直あります。
まあ今はね、コロナ禍でなかなか会うのも難しいかもしれませんけれども、 いつか世の中が落ち着いたら、
久しぶりにね、安竹くんに会って、あるいは花ちゃんにも会ってね、 またこう話ができるようになればいいなぁと、
まあそういうふうに思っています。 はい、そういったわけで今回は安竹慎吾くん、知恵さん、花ちゃんの教長である
花ちゃんの味噌汁、こちらの作品についてお話をさせていただきました。 それではまた。
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