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2024-10-11 11:43

第836回 映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」

今回は「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」についてお話ししました。

前作と異なり、海外ではかなり批判されている作品ですが、自分としては十分に楽しめましたよ。


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みなさんこんにちは、おーばです。
今回は映画、ジョーカー、フォリア・ドゥ、こちらについてお話してみたいと思います。
2019年に公開された、ホアキン・フェニックス主演のジョーカー、こちらの続編、第2作になりますね。
前作は非常に評価が高くて、ホアキン・フェニックスもアカデミー賞を取ったり、他にもいろんな賞を取りましたけれども、コロナの影響もあったんですが、ようやく今回続編が公開となりました。
監督は前作に引き続き、ドット・フィリップス、出演は先ほど申しましたホアキン・フェニックス、そして今回はレディ・カガ、こちらが非常にキーパーソンとして重要な役で登場しています。
アメリカでは10月4日に公開されて、工業収入的にもあれなんですが、非常に評価が分かれるというよりもかなり評価が悪いというか、低調と言いますか、結構批判されてまして、
一作目と全然違う評価になってて、なればこそこれは早く見に行かないといけないと思いまして、本日公開初日の朝、IMAXで見てまいりました。平日の午前中の場合にはお客さん入ってましたね。
さすがにね、今日公開されたばかりの映画なので、具体的なネタバレは避けようかと思いますけれども、そうなるとね、話が難しいんですが、一言で言えば予想してたよりは遥かに面白かったですね。
一作目と方向性が違う部分もあったりしますし、あとね、予告編でも流れてますけれども、今回、ホワキンフェニックスやレディーガガが歌って踊るというね、ミュージカル調のシーンが結構あったりすると、この辺りね、事前情報で出た段階でも、なんでやみたいなね、意見はいろいろありましたけれども、
ただ実際に見てみると、この歌のシーンというのがかなり効果的に、もちろん意図的に使われてまして、なぜこのシーンで2人、あるいはどちらか1人が歌っているかというのは、もう見てもらえばね、その意味は十分分かろうかと思います。
で、まあ評価が分かれるのが、やっぱり後半からラストにかけての展開だと思うんですね。これね、一作目見た方がわかると思いますけれども、あ、そうそう、これやっぱりね、本作見る方は必ず一作目、上下を見ておいてください。
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さすがにこの作品、いきなり2作目から見てもいいですよという作りにはなってませんので、あくまで前作ありき、ての話ですね。
一作目はね、そのホワイキン・フェニックス演じるアーサーというキャラクターが、いかにジョーカーというね、ある種カリスマ的な強人と言っていいでしょうか。
そういう強烈なキャラクターに変貌していくかというのを、フィクションであるとはいえかなりリアルに描いていて、
で、しかもね、そのDCコミックスのキャラクターなので、本来的にはバットマンの敵役なんですが、バットマンが存在しない。
まあ前作ではね、バットマン・ブルース・ウェインが子供としてチラッと出てたんですが、
本作はもう一切その辺りも進捗せず、もうバットマンとかも元から関係ないですよと、あくまでジョーカー、アーサー・フレックというキャラクターをいかに描いていくかというところに主軸は置かれていました。
実際、この映画の中にバットマンというのが出てくると、超浮いてしまうというか、本当にあの作品の世界観壊してしまうので、この作り方は正しかったと思いますね。
で、この作品ね、具体的には言えませんけれども、後半からラスト、まあ確かにね、いろいろ驚く、え?え?え?というような展開があるんですが、これはまあね、自分個人の解釈なので、人によって意見違うと思うんですが、
自分としてはこのアーサーというキャラクター、一作目もそうだったんですけれども、現実と妄想の間を行ったり来たりしている、そういったね、精神疾患を有しているという説明もあるんですけれども、
本作ではそれがさらに進行していってますので、実際、映画の中で描かれているシーンのどこまでがその作品世界内での現実であり、そしてどこからがアーサーの妄想なのか、というところがね、はっきりわかるシーンもあるけれども、非常にね、ぼやかしているというか、ちょっと見る方も悩んでしまう。
だから、この作品で描かれていることが全て作品内の現実ですよ、というふうな捉え方をする人はいないと思うんですが、もしそういうことをしてしまうと、本当にあのしっちゃんがっちゃんなんじゃこりゃみたいな感じになるので、まあ批判されるというのはそういうところもあるのかもしれませんけれども、
だから注意深く、ここは現実、ここはアーサーの妄想だというところを切り分けて見ていくと、わかりやすいのかもしれません。まあその切り分けるところが難しいのかもしれませんけど。で、なんでそう言ってるのかというと、そう考えないと、実は後半ね、非常にあの大きなショッキングな出来事があるんですが、で、そのショッキングな出来事からさらにね、
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2点、3点して物語が、え、え、え、という感じで転がっていくんですけれども、この展開がこれ全て現実と考えてしまうと辻褄が合わないんですね。いやこれちょっとあれ、え、え、みたいな感じで。
なので、本当にどこまでが現実、どこまでがアーサーの頭の中の妄想か、いやもしかしたら、映画の冒頭からラストまで全部アーサーの妄想なのかもしれませんけどね。
これはもうネタバレにならないと思いますが言っていいと思いますけれども、この作品ほとんどのシーンがですね、アーサー、ジョーカーの主観で描かれていると。彼が出てこないシーンというのがほとんどないんですね。見事なくらいに。
そして、その中でもレディーガが演じるハーレークインゼルというキャラクター。後にね、アーサーと恋人というか、そういう関係になるんですけれども、彼女について言えば、いくつかのシーンはアーサー抜きで彼女単独のシーンというのがあるので、ここはアーサーの妄想ではない。
極端に言えば、彼女はアーサーが妄想で作り出したイマジナリーフレンドとかではなくて、作品内の現実世界に生きている女性ということが一応証明はされるというか、多分そうだろうなと思われるんですが、それでもね、そのシーン少ないんですね。
ほとんどがアーサーと一緒にいるシーンなので、だからこの二人の会話、この二人の行っている行為というのがどこまでが現実なのか、どこまでが妄想なのかがぶっちゃけよくわからないというね、精神的に不安定な主人公の視点で描かれる物語ということなので、やむを得ないんですが、
まあそういった意味ではね、これ小説になりますけど、自分的には京極夏彦のデビュー作であるウブメの夏、あれをちょっと思い出しましたね。
あとですね、これも直接的には関わってないというか影響はないと思うんですが、映画を見ててふっと頭をよぎったのが、押井守監督の企画段階でボツになったルパン三世、あの宮崎駿のカリオストロの城の次に企画されてた押井守監督によるルパン三世劇場版の第三作。
これがいろいろあってね、流れてしまって、一部の要素は後のOVAの天使の卵とか劇場版のパトレイバーとかに流れていったんですが、その映画の中でね、ルパン三世の本質というものが描かれてるんですが、
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その部分がね、これちょっと具体的に言うとまたネタバレになるので言えませんけれども、その部分が今回のこのジョーカーの映画とちょっと似通ってるかなぁと思いましたね。
もうすいません、なかなかこれね具体的に言えないので説明がしづらいんですけれども。
なので本当にさっきから何度も言いますけれども、ずっと自分見てる間、どこまでが作品内の現実でどこまでがアーサーの妄想なのか、本当に全部が妄想なのか、全部が現実ということはないだろうなぁとかね、そういうことをずっと思いながら見てました。
で、そういう視点から見ると割と面白かったし、こういった手法を使って監督がこのホワーキン・フェニックス版のジョーカーに決着をつけるというか、終止符を打ったというのもなんとなくわかるかなと。
間違いなくね、彼を主人公としてもう一作とか、そういうことはもうしたくない、すっぱりとこの作品で完結、要は全編後編で完結させたい、そのために今回はこういった手法でこういうふうな描き方をしてこういうふうな決着にしたと、明確な意思が見えるかなというふうに思いましたね。
本当にね、今批判浴びってると思うんですけども、なかなか覚悟の上ですごい映画作ったなと思います。
全てが成功していると言い難い部分もあるんですけれども、自分的にはお金払って映画館で見て損をしたとかいうふうにはもう全く思いませんでしたし、
IMAXのね、でかいスクリーンで本作を楽しむことができて、今日は十分満足いたしました。なかなかね、難しい部分もありますけれども、ぜひね、前作を見た上で劇場の方でこの作品楽しんでいただければと思います。
はい、そういうわけで今回は映画ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ、こちらについてお話しさせていただきました。それではまた。
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