00:12
みなさんこんにちは、大葉です。今回は映画 ゴジラ FINAL WARS こちらについてお話ししてみたいと思います。
2004年に公開された ゴジラシリーズの第28作目。
この後ですね、2016年の新ゴジラまで、 日本版のゴジラは12年間休止となりました。
かなり長いですね。 実際はこの間にハリウッド版ゴジラもあったんですけれども、
まあそれは別として、ここで一旦シリーズ休止というふうになりました。 実際ですね、この前いわゆるミレニアムシリーズというのがあったんですけれども、
だんだん興行収入がじりひんになってですね、 途中からトットコハム太郎の映画と日本建てとかになったんですが、
まあゴジラとトットコハム太郎が合うのか合わないかは別にしても、 それを知った時に非常にこう悲しいものがありましたね。
このファイナルウォーズですね、多分世間的にはあまり評価されてないし、 興行収入的にも決して成功はしてないんですが、個人的には結構気に入ってます。
そうですね、例えばゴジラシリーズの中でベスト3を選べと言われると、 自分としてはやはりゴジラ一作目ですね。
そして89年公開のゴジラ対ビオランテ。 そしてシンゴジラ。
まあこの3本を多分選びますけれども、 その次に4番手、5番手ぐらいにはこの映画選んでもいいかなと思うぐらい結構気に入ってます。
で、これ何がこの映画面白いかというとですね、 一旦ここで終了するというところで、作り手側がもうかなり開き直ったかのごとく、
やりたい放題、好き放題にやってると。 まあ言ってみればですね、
ゴジラファンの二次創作的な部分が結構あるんですけれども、 多数の怪獣たちがドーンと出てきて、
ゴジラがその怪獣たちをもうビシバシ叩きのめしていくと。 もう単純に言ったらそれだけの映画です。
で、それまでに比べて少し予算も多めになっているということもあってですね、 かなりいろんな怪獣がわっさわっさと出てきます。
ゴジラシリーズも平成VSシリーズとかミレニアムシリーズとかあったんですが、 オリジナルの怪獣を出してもやはり評価がイマイチなんで、
結局昭和のシリーズの人気のあったキングギドラとかモスラとかメカゴジラとか、 そういった怪獣を何度も何度も出してきたんですね。
03:02
で、はっきり言ってですね、観客も多分飽きたと思うんですよ。 実際私も当時見て飽きましたけれども。
で、この作品ではですね、 そういった平成とかミレニアムで今まで取り上げられなかったマイナーな怪獣たちをどんどん復活させました。
まあ、ざと名前だけ言うとですね、 マンダ、ガイガン、アンギラス、キングシーサー、カマキラス、クモンガ、ミニラ、エビラ、ヘドラ。
まあ、ミニラは戦う相手じゃなかったし、 マンダもですね直接ゴジラとは戦わなかったんですが、
まあなかなかですね、この名前聞いただけでもよくぞこういう連中を引っ張り出してきたなという感じで非常に嬉しかったですね。
そしてこの映画のまた特色はですね、 それまでのゴジラのイメージとかなり違って非常にスピード感のあるゴジラアクションが見られると。
ゴジラってですね、一応歩くんですけれども、こうドーンドーンと割とゆっくりめに歩く、
そういった感じなんですけれども、今回のゴジラは走る、ジャンプする、キックする、ぶん殴る、投げ飛ばす、もう何でもありのバトルシーンが多いですね。
結構このためにゴジラスーツも新しく開発して軽く動きやすいものにしたというふうに聞いてます。
なのでこの作品を見ると、あれゴジラってこんなにフットワーク軽かったんだと思うぐらいびっくりしますね。
シンゴジラだって非常にもうゆっくりとしか動いてなかったですよね。 ですが今回のこのゴジラは走り回ります。
ジャンプもします。 そしてですね、この作品、ゴジラ以上に強烈なキャラクターがおりまして、
地球防衛軍の戦艦、ゴーテン号の艦長であるダグラス・ゴードン大佐。
もうこの人がですね、非常に強いんですね。
まあほとんど地球人というか人間とは思えないぐらい強いんですけれども、演じたのがですね、
アメリカの格闘家、プロレスラーのドン・フライ。
役者じゃないんですけれども、非常にこの作品ではですね、存在感がありすぎるというかですね、
いやー、この人も役者でやってもいいんじゃないと思うぐらいなかなか、いや決してね、演技は上手ではないんですが、
なんでしょうね、この存在感というか、このオーラというか、まあ言ってみれば厚苦しいんですけれども、非常に
すげー強いなあというね、オーラがもうヒヒヒヒと、画面からも感じられますし。
この映画ですね、ゴードン大佐の声をオリジナルの英語音声で聞けるバージョンと、声優のゲンダ・テッショーが吹き替えているバージョンがあります。
06:04
で、ご覧になる時はですね、ぜひぜひ吹き替え版で見ていただいた方がいいと思います。
非常にゲンダ・テッショーの声がこのダグラス・ゴードンに合ってます。
そしてまたですね、かっこいいセリフがあってですね、今回敵が怪獣を操るエックス星人というんですけれども、
そのエックス星人に対してこうもう見栄を切ると言いますかね、地球にはお前らが知らないことが2つある。
一つはこの俺、もう一つはゴジラだ。 もう自分とゴジラを同格に言ってるんですよね。
物語のラストで彼が直接ゴジラと対峙するシーンがあるんですが、その時にもですね、ゴジラに対して2本刀を構えて向かっていくことをするんですよ。
2本刀ですよ。でもね、彼ならもしかしたら2本刀でゴジラやってくれるんじゃないかと、
ま、一瞬でも思わせてくれるぐらい存在感がありありですね。 他にもね非常にいいセリフがいろいろありますので、
この映画につきましてはぜひゴードン大佐は吹き替え版で見ていただければと思います。
で、こういうふうにいろいろ言いましたけれども、実際映画見るとですね、いやそこまでと思う方もただいらっしゃると思います。
でもまあたまにはね、こういうふうに何も考えずにね、ただひたすらにもう楽しめる、ちょっとこうおバカな怪獣映画という言い方も失礼かもしれませんけども、
長いゴジラシリーズの中にこういった開き直った作品が1本ぐらいあってもいいんじゃないかなと。
すべてがシンゴジラっていうのもあまりにきついからですね。 それだけ幅があってもいいんじゃないかというふうに思っています。
はい、そういったわけで今回はゴジラファイナルウォーズについてお話しさせていただきました。 それではまた