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みなさんこんにちは、おーばです。 今回は、映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」、こちらについてお話してみたいと思います。
モンスターバースシリーズの第5作目。 前作ゴジラvsコングの直接的な続編となりますので、
モンスターバース全部を見る必要はありませんけれども、 やはりゴジラvsコング、こちらは見ておいた方がいいと思います。
人間側のキャラクターも3人ほど続けて出てますし、 世界観とか物語設定を見ておかないと、
なんでゴジラは見たこともない怪獣と戦っているんだろうとか、 なんでコングは地底世界にいて、
あんなこととかこんなことやってるんだろうとか、 もう冒頭部分から?マークがいっぱい出ると思いますので、
アマプラなどで配信されてますので、 ぜひね、見られてから行ったほうがいいと思います。
見てなくてもだいたいもうわかるんですけどね、 そんなに複雑な話ではありませんので、
見ておいた方がより楽しめると。 もうちょっと時間に余裕がある方であれば、
同じくモンスターバースのキング・オブ・モンスターズ、 こちらも見ておくといいかもしれません。
これは時間があればということですね。 公開初日に新たなる帝国見てきましたけれども、
結論から言うと、もうめちゃ面白かったですね。 今年のアカデミー賞を受賞したゴジラマイナスワン、
えっとまだね、シネコンによっては上映が継続中で、 5月3日からですかね、アマプラでも配信が始まりますけれども、
日本のゴジラとアメリカのゴジラが同じ期間、 シネコンで上映されているという、
前代未聞というか、今後あるかどうかもわかりませんけれども、 ゴジラマイナスワンとはもう全くあの真逆でですね。
テイスト的には、いわゆる昔の昭和ゴジラですね。 ゴジラ対ヘドラとか、ゴジラ対ガイガンとか、
ゴジラ対メカゴジラとか、 あの頃のゴジラシリーズにかなり近い作りになっています。
ぶっちゃけ、そんなに頭使わなくていいです。 で、この作は特にですね、今までのモンスターバースの中でも、
一番人間側の登場人物が少ないし、人間側のドラマが少ないです。 これはもう正直、
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個人的にはいいんじゃないかなと思います。 あの前の作品とかでですね、あったのが、例えばその怪獣たちが暴れ回っている足元で、
その人間たちがね、あっち行ったりこっち行ったりしてたシーンがよくあったんですよ。 で、どう考えてもそれ踏みつぶされるだろうと。
どうも見てて、こいつら邪魔だなぁと。 こっちはね、映画館にゴジラとか怪獣たちの大バトルを見に来たんであって、
中途半端な人間ドラマは見たくないよと。 まあ常々ね、これまあ日本のゴジラ映画とかでもそうなんですけれども。
今回の作品での人間ドラマというのはかなり絞り込んでて、 新たなる帝国の世界観とかストーリー展開に必要な部分の
説明に終始しているというか。 状況を作り上げるところに終始しているというか。
ある意味潔いですね。もう中途半端なドラマを入れないと。 あくまで主人公は
ゴジラであり、コングであり、怪獣たちであると。 もう明確に出ているので、そのあたりはね、非常に本作
良い作りだなぁと思いました。 さらに言えばですね、前作のゴジラ vs コングでもそうだったんですが、
怪獣側の主役は もうコングですね。
今まで以上に このコング、人間臭いというか、ゴジラ vs コングの中で明らかになったのが
あの作品の中でね、出てきたジアという少女と手話を使って意思疎通ができると。
これはね、当時見てびっくりしたんですけれども、 コングも手話を使って意思表示をするというシーンがあってですね。
一応限定的ではあるけれども、人間とコミュニケーションが取れると。 なので出番的にもコングかなり大きいですね。
で、一方ゴジラはですね、 まず当然ながら強すぎる
キングオブモンスターズではっきりしましたけれども、 この地球の中の生態系の中で頂点に君臨する
まさしく地球の王という存在で。 なのでこの生態系のバランスを崩す怪獣に対しては、もう容赦なく戦いを挑むと。
で、その際、人間側にどれぐらい被害が出ようか。 ビルが壊れても人間を踏み潰しても、そんなの一切関係ない。
要はまあ人間をほとんど認識してないというか、いやまあ見えてはいるんでしょうけどね。 ほぼほぼきちんと
このゴジラ人間を認識したというシーンは、 キングオブモンスターズの中で
渡辺謙が演じてた芹沢博士というキャラクターがいるんですが、 この絡みであったぐらいですかね。
あとはもうあまり人間側を見てないというか、興味がないというか、 おそらく我々が蟻を見ているのと同じぐらいの感覚ですね。
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あくまでゴジラの目的は、 地球環境を守ることであって、人間を守ることではない。
それはもうシリーズ全体を通じて一貫してブレがない。 これはいいことだと思いますね。
ここで急にね、ゴジラが人間と心を通わせるとか、 人間を守ってね、他の怪獣と戦うとかいうシーンは日本ではね、よくありますけれども、
そんなのを入れちゃうと、非常にゴジラのこの神秘性というのがね、失われるので。
逆に言えばゴジラ強すぎるので、 若干ストーリーの展開上扱いが難しいというか。
まあこのモンスターバースの一作目とキングオブモンスターズ。 ここでほぼほぼゴジラ自体はもう描ききっている感があるので、
あとは、まあ脇役とは言いませんけれども、 どちらかというとシリーズを引っ張っていくのはもうコングの方になってますね。
ただ、コングよりは明らかに強い。 で、前作でも
かなりね、コングとやりあったんですけれども、 敵の敵は味方という感じで、最後は共闘して敵を倒して、その後、
なんて言うんでしょうね、コングに対して、 お前思ったよりやるじゃねえか、みたいなね、感じでチラッと見て去っていくというね。
もう完全にあのコング食ってましたけれども。 まあ今回の作品の中でも、予告編にありましたけれども、
顔を合わせた途端、いきなりもうバトルを始めると。 コングは戦うつもりはないんですが、もうゴジラいきなりブチ切れて戦いを挑むというね。
そして今回のね、敵役となる怪獣。 これも予告編に出てますけれども、スカーキングというね、
オランウータンに似た赤毛の猿型怪獣と言いますか。 コングに比べると割とほっそりしてるんですけれども、
結構あのズル賢いというか、 どう見てもですね、あのどこの組のヤクザの親分と、
ちょっと間抜けな手下をいっぱい引き連れて、みたいな感じで。 どう考えてもね、もう悪の親分としか見えない風貌で。
これがね、どういう感じでコングやゴジラと戦うかというのはね、 これは見ていただきたいんですけれども、あまりにも
人間の悪役っぽさが強烈すぎて、 ついついね、あの笑っちゃいましたけれどもね。
そしてもう1体出てくるのがシーモというね、 いわゆる冷凍怪獣ですね。
予告編にちらっと出てましたけれども、どういった立ち位置で物語に出てきて、 そしてコングやゴジラと戦うことになるのか。
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これをね、ちょっとね予想外の展開でしたね。 こういう立ち位置でこういう役割で出てくるのか、みたいなね。
そしてね、最後の最後にまた意外な展開があったりするので、 まあそこもね、楽しみに見ていただければと思います。
もう1体、モスラですね。 かつてモスラはキングオブモンスターズにも出てましたけれども、
出番そんなに多くないんですが、結構美味しい役どころで出てきます。 あとそれ以外にもね、いろんな種類の怪獣が出てきまして、
ゴジラやコングと戦いますので、非常にもうバトルバトルバトルでね。 しかもそのバトルの場所が、
日本の作品だったらね、ほぼほぼ日本国内だけなんですけれども、 今回の作品では、
イタリアとか、エジプトとか、今までね、怪獣映画では舞台になってないような場所で戦って、
そして地底世界、地上世界、行ったり来たりしてバトルを繰り広げるという意味では、非常に飽きさせない展開ですし、
とにかくね、最初から最後まで怪獣のバトルを楽しむという映画なので、 もう細かい理屈はいいですよと。
中途半端な人間ドラマももういらんですよという感じで非常に割り切って、 そしてなおかつ素晴らしいのが上映時間が115分というね。
いやもうオッペンハイマーの3時間を見た後だと、2時間を切る映画というのがなんとこのサクサクっと終わるのか。
これ本当素晴らしいですね。 この手の作品であれば、もう2時間超えが当たり前みたいなところもあるんですけれども、
2時間以内できっちり収めるというね。これは非常にいいかなと思います。 ただね、これは自分のようなもともと特撮オタク怪獣好きなやつの感想なので、
まあ普通の映画ファンが見れば、違う感想は出るんじゃないかなと。
何これ、全然人間が描かれてないじゃないかとか、何このストーリー展開とか、ここご都合主義じゃんとか、ここツッコミどころ満載じゃんとかね、
いろいろあると思いますけれども。 まあそもそもね、巨大な怪獣が出てくるという段階で、もうそれ自体がツッコミなので、
あれやこれや言うのは野暮じゃないかと思います。 何はともあれね、自分的には非常に楽しんで、
ワクワクさせてもらった面白い映画だったので、本当に今日満足しました。 ちなみにですね、今日
IMAXで見てまいりましたけれども、やっぱりこの手の映画はまずは映画館で、大きなスクリーンで絶対見るべきですし、
もしお近くにIMAXがあれば、できるだけそちらで見た方がいいと思います。 とにかくでかい画面とでかい音響で見るべき映画の一本だと思います。
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それにしてもね、最近の日本のゴジラって、 シンゴジラとかゴジラマイナスワンとか、
ゴジラ単独で活躍してというか、 登場して人間との戦いが描かれるという作品で、
基本的には結構シリアスに作られているんですが、 その一方、このモンスターバースの方はもうエンタメの方に振り切った
ゴジラの活躍が描かれるということで、 全く真逆のベクトルで2つのゴジラ作品が作られていくというのは非常に面白いなと思ってますし、
このモンスターバースね、あとどれぐらい作られるかわかりませんけれども、
できればね、コングが活躍する作品というのは、 次ぐらいで完結させて、綺麗な3部作で終わらせるぐらいがいいかなと思います。
はい、今回はゴジラ、コング、新たなる帝国、 こちらの作品についてお話しさせていただきました。
それではまた。