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2021-05-16 07:07

第397回 映画「モスラ対ゴジラ」

katasumi397.m4a 日本映画専門チャンネルで放映された「モスラ対ゴジラ(4Kリマスター版)」を観ましたので、その感想をお話ししました。 4Kテレビ、早く欲しいですね。 【番組公式Twitter】 https://twitter.com/kitakatasumi @kitakatasumi ご意見、ご感想は #北九州の片隅 でお願いします。
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みなさんこんにちは。オーバーです。 先日、CSの日本映画専門チャンネルで
1964年、昭和39年のモスラ対ゴジラ こちらの映画の4Kリマスター版が放映されました。
まあ、我が家のテレビは未だに4Kではないんですけれども、マスターが4Kで作り直されているので、色の発色とか画質の良さというのはもう今までの配信とか
DVDで見てたバージョンとは全く違いますね。 目の保養になるというか、逆に綺麗に見えすぎて
撮影状態の良し悪しとか、 このシーンはくっきりはっきり綺麗に映ってる。このシーンはちょっとボケてる。
あるいは、ネガの保管状態がイマイチだったとか、 そういったシーンごとの違いがわかってしまって、これが良いのか悪いのか微妙なところなんですけれども、
それでも東宝特撮映画前世紀のつぶらええいじの特撮テクニック、これは本当に堪能できました。
今のようなCGとかデジタル技術というのが全く想像もできない時代に、本当に手作業でこういった作品が作られてたというのは感動するしかないですね。
で、特にですね、この作品、ゴジラシリーズとしては4作目になるんですが、
いわゆる昭和ゴジラの中で本当にゴジラが悪役としてはこれが多分最後になっちゃうんですね。
これ以降の作品では、だんだん人間の味方までいかないにしても、敵の敵は味方っぽいような、そういった立ち位置に少しずつシフトしていくような感じになるので、
悪役ゴジラの怖さ、面白さというのが堪能できます。 特に通称モスゴジと呼ばれるこのゴジラのスーツというのが、
眉毛の部分というんですかね、目の上の方が少し白い感じになってて、 それから確かこれスーツ自体が2種類ぐらいあったと思うんですが、
ほっぺたの部分、頬の部分がですね、結構プルプルと震えるんですね。 なんかブルドックじゃないですけれども、これがなんとなく可愛らしいというか。
この2年前に公開されましたキングコング対ゴジラ。 こちらの
ゴジラのスーツと比較すると、かなりデザインとか体型とか造形とかが違ってまして、 マニアの間ではこうね一目で見て全然これは別物だということがわかるんですが、
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一般の方にはそうさはわからないと思うんですが、 写真なんかこうね並べてみると
同じゴジラでもこんなに作りが違うんだというふうな驚きがあるかと思います。 そしてこの2作品においてゴジラの動きっていうのはかなり違っているんですね。
キングコング対ゴジラの場合はプロレスというか、 特組合の大喧嘩みたいな、そんなシーンが多かったので非常にこうアクティブにゴジラが動くんですが、
こちらのモスラ対ゴジラでは戦う相手が 草原、ピアノ船とか
外部からの操作で動くモスラの生虫とモスラの幼虫。 要は中に人間が入ってないんですね。
そうアクティブな戦いができない。 どちらかというと一人で演技しないといけないと。
そういったところで多分あの動きが全然違ってきてるんだと思いますけれども、 そういった面白さ、微妙な動き、
そういったところが今回の4Kリマスター版ではより一層キュアだったような気がします。 そしてこれは当然なんですけれども
俳優さんたちの顔とかが非常にこう美しくなってますね。 主人公は
ゴジラ第1作目の主役も演じました宝田明。 ゴジラシリーズとしては10年ぶりに再登場ですね。
もちろんあの違う役ですけれども。 そしてヒロインが星ゆりっ子。
もうめちゃくちゃキュートで可愛いですよね。 そしてこのモスラ対ゴジラの3年前にモスラ単独作品が公開されたんですが、
そちらからのキャスティングということで博士役の小泉ひろし。 そして小美人役のザ・ピーナッツ。
あのモスラの歌を今回も歌ってくれます。 あと脇役としては自衛隊の幹部役で藤田すすむ。
黒沢明の映画とか東宝特撮シリーズ、 あるいはつぶれ屋作品とかでもよく出てくる人なんですが、
まあこの人が隊長だったら安心だというようなこの存在感の強さですね。 ちなみに黒沢明の映画第1作目の姿三四郎での主役がこの藤田すすむでした。
改めて本当に久しぶりにこの映画見直すと まあ言うても50年以上前の作品ですので
設定とかストーリーとかそういうところですね 気にしたり突っ込んだりするといくらでも突っ込みどころがあるわけですよ
今の目で見るとですね。ただまあそれは 正しい映画の見方でもないような気がします。
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まあとにかく 今とは全く違う日本映画、本当に最盛期の頃の
映画技術、そういったものを堪能すればいいんじゃないかなと。 ちなみにずっと後、
いわゆる平成ゴジラシリーズの中でゴジラ対モスラという作品があって、 ここでもゴジラはモスラと戦うわけなんですけれども
技術的には当然こちらの方が遥かに優れているんですけれども それとも比較するとモスラ対ゴジラの方が面白く見れてしまうというのは
何でしょうね。 機会があれば両作品比較して見ていただいてもよろしいんじゃないかなと思います
はい、そういうわけで今回は映画モスラ対ゴジラについてお話しさせていただきました。
それではまた
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