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みなさんこんにちは。大葉です。
今週はですね、たまたまなんですけれども、千葉新一が出演した映画を3日連続で3本見ることができました。
まず1本目が1989年公開の「将軍家光の乱心 激突」。
この作品で千葉新一は、いわゆる敵役兼アクション監督も兼任しておりまして、
まあ今見てもとんでもないアクションを次から次に繰り広げてくれます。
まあその監督もやっている分、出ずっぱりということではなくて出演シーンは決して多くないんですが、
特に主人公である尾形健とこの千葉新一がクライマックスで、
まあそうですね、盾というよりはもう決闘というかすごいアクションを繰り広げるんですけれども、
もう走り回り飛び回り、壁をぶち抜き、建物の屋根もぶち抜いて、
もう上へ下へ転げ回って走り回ってというね、大アクションを繰り広げてくれるんですけれども、
ここはさすが千葉新一だなぁと思わせます。
この作品のですね2年前に深作錦糸監督作品「必殺砲を恨み晴らします」。
これはテレビの必殺シリーズの劇場版なんですが、
ここでも千葉新一は出演しておりまして、
クライマックスではカニエ形像を演じる殺し屋とですね、
これまた激しいアクションを繰り広げるんですが、
これをスケールアップしたのが今回のこの激突でのクライマックスの大バトルという感じでしたね。
ただまあストーリー展開とかね、設定とかにはちょっとまあうんというところもあるんですけれども、
とにかく次から次にド迫力のアクションシーンが展開していきますので、
日本にはこんなすごいアクション時代劇があったんだと。
今みたいにこのデジタルでどうとかCGでどうとかとかない、
本当に体を張ったとてつもないアクションをたっぷり見せてくれますので、
機会があればぜひ見ていただきたいと思います。
2本目がですね、激突殺人犬。
1974年公開ですね。
ちょうどブルースリーのモリオドラゴンがもう世界的に大ヒットして、
漢風アクション、空手ブームというのが映画界を石鹸している時代なんですけれども、
この作品で千葉真一は主人公を演じているわけなんですが、
まあ濃いです。濃いし、熱いし、
そしてアクションもとんでもないというね。
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千葉真一は非常に特殊というか、非常に印象に残るですね、
呼吸を披露してくれるわけですね。
この真似をですね、赤熱ともがよくやってたんですけども、
モノマネを見るとですね、
いや、こんなポーズで、こんな呼吸で、こんな声出さないだろうという感じなんですが、
映画本編を見ると、その赤熱とものモノマネがすっとぶくらい、
もっと強烈なポーズと呼吸音を繰り広げてくれます。
いや、まあ別に呼吸音を楽しむ映画ではないんですけどね。
こちらはですね、先ほどの映画と違ってかなり空手がベースになってますので、
もちろんね、それ以外の武器も若干使うんですけれども、
現代劇ですし、時代劇とはまた違った千葉真一のアクションを見ることができます。
そしてこの作品ですね、
まだ人気が出る前の塩尻彦がちょい役で出演しておりまして、
今見ると、あの塩尻彦にこんなことをさせるの?こんなシーンやっちゃうの?みたいなね、
覆おうと思うシーンがいろいろあります。
まあ今なら難しいんじゃないかなという気もしますけれども、
そして何よりですね、これネタバレになりますからちょっと伏せますけれども、
この作品のエンディング、これ自分見た時にですね、
唖然としてしまってですね、
いやもう本当に、え?マジ?マジですかこれ?え?というような、
すごい衝撃的な終わり方をしておりますので、
それを楽しんでいただくというのも一つの手かもしれません。
そして3本目がですね、戦国自衛隊1979年の門川映画ですね。
この作品で千葉真一は主人公とアクション監督を兼任しています。
ご存知の方もいらっしゃると思いますね、戦国自衛隊。
リメイクもされましたし、
もともとは半村良の書いた政府小説なんですけれども、
自衛隊の一部隊がタイムスリップして戦国時代に飛ばされて、
その中で当時の戦国武将と死闘を繰り広げていくというね、
地脇肉躍る作品ですし、かなり破天荒な作品でもありますけれども、
で、この映画におけるまたアクションね、
今回役柄が自衛隊の、いわゆる隊長役なので、
それまでのアクションとはまた一つ違った、いわゆる銃火器を使ったね、
戦車も使うし、ヘリコプターも使うし、
当たり前ですけれども、機関銃やシュルターも使うというね、
それでも刀とか弓も使うわけなんですけれども、
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この作品もですね、かなり映画としてはざっくりした作りで、
キャスティングはですね、ものすごく豪華というか、
よくこんなキャスティングしてるなぁと思うぐらい、
いろんな人が出てるわけですよ。
千葉真一、なつきじさお、えとうじゅん、
西木野あきら、三浦陽一、渡瀬つねひこ、
河原崎健三、角野拓三、鈴木ひろみつ、
りゅうらいた、佐藤賀二郎、
あまりアクション映画とは縁がないような人たちも出てきてるわけなんですけれども、
さらにちょい役というか、もう下質を出演的なポジションで、
佐奈田博之、この作品で結構無茶なアクションやってました。
そしてセリフはないんですけれども、薬師丸博子、
それからほんとちょっとしか映ってないんで、
よく見ないと気がつかないんですが、草刈正雄、
あと悪役でおなじみの成田美京とかね、
小池麻雄とか、岸田真とか、石橋雅史とか、
ほんとにね、いろんな人たちが出てくるんですけれども、
まあなんて言うんでしょうね、ここでも千葉新一オーラを浴びせられます。
特に今回ですね、ほんとに数十年ぶりでこの映画見直してですね、
すっかり記憶から飛んでたんですけれども、
この千葉新一演じる岩義明というね、
自衛隊の隊長と、
そして彼と友人になる夏木久雄が演じます長尾陰虎、
後の植杉謙信ですね。
この二人の、なんて言うんでしょうね、
友情というのは、なんとなくBLっぽいというかですね、
わりと映画の前半の海岸ベリで、
二人がほぼほぼ裸で座って語り合うシーンがあるんですね。
で、長尾陰虎は当然戦国武将ですから当たり前ですけれども、
まあ普通の白いふんどしなんですよ。
でもそのシーンで、なぜか千葉新一も、
トランクスとかブリーフとかではなくて、
ふんどし姿なんですよ。
いや別に、戦いのシーンではちゃんと自衛隊の制服なんですけどね、
制服というか迷彩服なんですけれども、
なぜいきなりこのシーンでふんどし姿かというのは、
何の説明もないし、
だから後半のシーンでこの二人が馬でずっとね、
駆けていくシーンを延々と撮ってたりとか、
なんだろうこの二人のこのラブラブモードはみたいな感じで、
当時は全く思ってなかったんですが、
今見ると結構BLっぽいな、
まあそうは明確には書いてませんけどね。
いやもちろん戦国時代ですから、
いわゆる手動というのは普通にあったし、
長尾賭虎、上杉謙信はもともと、
結婚もせず子供も作らず、
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まあそういった人でしたから、
まあそっちの気があっても全然ね、
おかしくないんですけれども、
でもあの二人のふんどし姿は何となくだよな、
みたいな感じでね、ついてみてしまいました。
まあそういったわけで、
今週3本連続千葉新一の映画見たんですが、
去年の8月、新型コロナによって、
千葉新一亡くなってしまいましたけれども、
こうやって映画は今でも生きてるし、
たとえ出演者がもういなくなったとしても、
映画作品はずっと生き続けていっているということを、
今回改めて実感いたしました。
はい、そういったわけで今回は、
千葉新一が出演した3本の映画、
将軍家光の乱心、激突、激突、殺人犬、戦国自衛隊、
こちらの作品についての感想をお話しさせていただきました。
それではまた。