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2022-08-19 07:30

第590回 映画「レッドクリフ」

今回は三国志の「赤壁の戦い」を熱く描いた映画「レッドクリフ」についてお話ししました。

監督はジョン・ウー。

あのジョン・ウーが三国志の世界をどのように描くのか。

初見の方は驚くと思いますよ!

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みなさんこんにちは。大葉です。
今回は映画「レッドクリフ」こちらの作品についてお話してみたいと思います。
監督ジョン・ウー。三国志の石壁の戦いを中心に据えた約5時間の長大作です。
あまりに長いので、劇場公開時にはパート1パート2と分割する形で上映されまして、
つい先日NHKのBSプレミアムでも2日連続で放送されました。
久しぶりに録画してみたんですけれども、さすがジョン・ウー、相変わらず熱いですね。
自分的にはですね、ジョン・ウーの監督作品といえば、やはり1986年に公開された「男たちの晩館」、
そして1989年に公開された「狼」。
この2作がトップ2と言っていいぐらいなんですけれども、その後ハリウッドに渡って何本か映画撮りましたけれども、
正直イマイチな作品もあるんですけれども、ハリウッドで撮った作品の中では、
ニコラス・ケイチとジョン・トラボルタがW主演を務めましたフェイスオフ。
この辺りが代表作と言っていいんじゃないかなと思います。
ジョン・ウー監督の演出の特色といえば、やはり2丁拳銃、スローモーション、そして白い鳩。
この3つが必ず大体どの作品にも出てくるんですが、
さすがに三国志の世界には2丁拳銃は無理だったんですけれども、スローモーションと白い鳩はきちい出ております。
あともう一つ特色といえば、銃撃戦の最中ですね。
敵味方の2人が拳銃を手に、振り返りざまその銃を相手のほぼ顔に当たるぐらいの至近距離で突きつけて向かい合うというシーンがあるんですけれども、
このシーンをね、拳銃を剣に変えて向かい合うという、そういったおなじみのシーンもありました。
ジョン・ウーはですね、激しいアクション、スローモーションを多用した激しいアクションと、男同士の友情とか対立とか熱い情念とかいうのを本当にスクリーンに叩きつけてくるんですけれども、
逆に言うとですね、あまり恋愛部分というのは得意ではない。
今回この作品の中でもですね、少し恋愛のところとか、あるいはベッドシーンとかあるんですが、
ジョン・ウー、ちょっと照れてるよなというような感じで見てしまいました。
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それにしてもですね、特に石壁の戦いをドーンと描いたパート2の後半というのは、本当にあのすごくて、もうドッカンバッコン大爆発が連続して起きてですね、
あれこの三国志のこの時代にこんな爆発する火薬あったっけとか、ついでに真剣に考えてしまいますけれども、
この映画あくまで史実の三国志をベースにしたフィクションである三国志演技をさらにベースとしたフィクションである映画のレッドフクリーフですから、気にしちゃいけません。
圧倒的な迫力を楽しんでいただければいいんじゃないかなという感じですね。
キャスティングもね、豪華でして、かつてジョン・ウー作品ではワイルドブリッドというベトナム戦争を舞台にした、これまた熱い映画があるんですが、主役を務めましたトニー・レオン。
今回はシューユーという有名キャラクターを演じておりますけれども、相変わらずかっこいいですね。
最近はマーベルのシャンチーにも出てましたけれども、実年齢よりも若々しくて、男の自分から見てもかっこいいなと思う良い俳優ですよね。
そして三国志といえばやはり孔明ですけれども、こちらには今回金城たけしが演じております。
そして、日本からも参加している俳優がいまして、中村志道ですね。
中村志道といえばもう皆さんご存知でしょうけれども、非常に顔が濃いというか怖いというか、
最近までNHKの大河ドラマに出てましたけれども、非常に厚苦しいというか、
それが逆にこの三国志の世界では非常にですね、世界観にあってて、周りのいろんな武将がいるんですけれども、
日本人として出演しているけれども、全く違和感がない。
本当に現地の人なんじゃないかと思うぐらい違和感がない見事な存在感を示しておりました。
この作品ね、三国志ですからおなじみの劉備、曹操、関羽、張飛、張雲、いろいろ出てきてますけれども、
このあたりのキャラクターはですね、やっぱりもうパッと見何も説明しなくても三国志1の方だったら、
この人は張飛だよな、この人は関羽だよね、ともうすぐわかるような、そんな感じになっております。
くれぐれも言いますけれども、この映画、そのキャラクターの心の内を描くとか、そういう作品ではなくて、
あくまで三国志をベースにした歴史アクション超大作です。
もうドッカンパッコン爆発しますので、それを楽しんでいただくのが一番いいんじゃないかなと。
こういう言い方すると、なんか小バカにしたいように聞こえるかもしれませんけれども、いや全然違います。
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何より自分、ジョン・ウー監督の作品好きだからですね。
やっぱこんなある意味、けれんみの強い作品は、ジョン・ウーじゃなければ撮れなかったよなと。
生地の監督がやってしまうと多分、シリスボビになって失敗してしまったと思いますので、
その意味では多分、この開き直ったかのごとく凄ましいアクションの連続を見せてくれるジョン・ウー、やっぱりさすがだなぁと思いました。
もしかしたらね、この映画をきっかけに改めて三国志の世界に触れてみようという方もいるかもしれませんし、
もしかしたら本当にこの作品で初めて三国志というものを知ったと、そういう方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
いいきっかけになると思いますので、小説、ドラマ、アニメ、漫画、本当に三国志の世界はいろいろありますので、ぜひぜひご覧いただければと思います。
そしてですね、忘れちゃなりませんけれども、このポッドキャストの世界にも三国志をひたすら語るというね、
三国だがというすごい人気番組がありますので、合わせてこちらの方もお聞きいただければと思います。
はい、そういったわけで今回は映画レッドクリフ、こちらの作品についてお話しさせていただきました。
それではまた。
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