映画の概要と基本情報
みなさんこんにちは。おーばです。今回は映画「椿三十郎」、こちらについてお話してみたいと思います。
先日多回しました中田井辰哉の代表作の一本ですね。監督は黒沢昭。主演は美船俊郎で、本作で中田井辰哉は純主役といいますか、
美船俊郎を演じる椿三十郎の敵役、まあライバルと言っていいんですかね。そういった役割になっています。
1962年1月1日に公開。1月1日に公開する映画ってまあないですけれども、本来はね、年末に公開予定だったお正月映画なんですけれども、
制作がずれ込んでしまって1月1日に公開となったということらしいですね。上映時間は96分。なので非常にねサクサクと話が進みます。
この映画、元々は山本周吾朗原作で、日々平安のタイトルでシナリオ化されてたんですけれども、映画会社東宝の方から、前作陽人坊が大ヒットしたので、同じく美船俊郎を主人公にもう一本撮ってくれという依頼に応えて黒沢監督がシナリオを開講し、
元々のシナリオに出てなかった三重朗を主人公に据えて、新たにシナリオを作り直したということだそうですね。黒沢明って監督作品が30本あるんですが、明確に続編となっているのは、
姿三重朗と俗姿三重朗、そして今回の陽人坊と椿三重朗、2組と言いますか、これぐらいですね。そういう椿三重朗なんですけれども、この映画非常に有名ですし、ご覧になった方も多いんじゃないかなと思いますけれども、
やはり一番有名なのは、クライマックスの椿三重朗と中谷達也演じる室戸半兵衛、この2人の一騎打ちですね。これはもし見てない方がいたら、情報を遮断してね、真っさらな状態で見ていただきたいんですが、
自分もね、初めて見た時にはこのクライマックスの対決で文字通りぶっ飛びましたね。こんなすごいことやるんだと。今の目で見れば、あれかもしれませんけれども、公開当時1962年のお正月に映画館のスクリーンでこれを見た当時の観客の衝撃はすごかったでしょうね。
本当にね、すごい対決が出すと見られますんで、期待していただいていいと思います。とはいえ、この作品、割とコメディというか笑えるシーンも多くて、前作の幼神坊は2つのヤクザ組織を三重朗があの手この手で対立させて、友倒れさせようというね、面白い映画だったんですが、
まあその分殺伐としてたわけですけれども、今回の椿三重朗はどちらかというと笑えるシーン、クスクスね、笑えるシーンが多いです。話としてはですね、ある班が舞台になっているわけなんですけれども、その班の上層部で不正が起きているということで、
クライマックスの対決とリマスター版
上大賀老の老いにあたる茅山雄三を演じる若侍が8人の仲間とともに、その班のね、上役の不正を暴こうとするんですけれども、その御次の場に偶然会い合わせた椿三重朗が、ひょんなことからね、その9人の手助けをすることになって、そしてその中で敵役となる室戸半兵衛と知り合う。
彼はあくまでその主戒、悪役の懐刀的な存在で、頭もいいし剣の腕も立つ度胸もある。その意味では椿三重朗とよく似てるんですね。なので最初からこの室戸半兵衛は椿三重朗が気に入って、三重朗も憎からずというか、力量を認め合ってるというね。
お互い認め合ってるけれども、最後は対立せざるを得ないというね、そういう関係になっていくわけなんですけれども、話の中で要所要所ね、結構笑えるシーンがありますんで、楽しく見ることもできますし、その一方、アクションシーン、盾はすごいですね。
あの三船敏郎の盾、すごいスピードで切りまくるし、これ言っていいと思うんですけれども、あるシーンでね、大勢の相手を一人で切り倒していくというシーンがあるんですが、ここをよく見るとですね、ほぼ一人につき二回ずつ切っていくんですね。
普通のチャンバラ時代劇だったら一回切って終わりなんですが、確実に相手を倒すために二回切っていってる。それが一人や二人じゃなくて何十人もいるわけですよ。これを一気にね、切りまくってこのスピード、あの早回しじゃないですからね、本当の三船敏郎の盾のスピードがいかにすごいのか。
いやーこれね、このシーンもね、最初見た時びっくりしたし、改めて見直すとね、おおーという感じでしたね。
今回見直したのがですね、今年の7月にCSでこの椿三重郎の4Kリマスター版が放映されまして、ずっと録画したままだったのを今回見たんですが、もともとね、フィルムの状態もいいんですが、4Kリマスターのおかげでもう超絶高画質。
今年の新作映画と言っても全然オッケーというぐらい素晴らしくキレのある映像になってたので、なおのことね、話の面白さ、盾の凄さ、三船敏郎、中田栄達也のこの魅力、よーくわかりました。
中田栄達也はあくまでこの作品では敵役なので、そんなに出番は多くないんですけれども、まあ結構ね、インパクトある見た目と存在感発揮してますんで、すげーなー、これは椿三重郎もヤバいかなと思わせるぐらい非常にね、強いキャラクターとなってますんで、一度見た方も今まで見たことがない方もね、ぜひぜひご覧いただきたいと思います。
はい、それだけで今回は映画、椿三重郎、こちらについてお話しさせていただきました。それではまた。