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2025-06-05 09:51

#2-16.「見えないこだわり」こそがアートを生む!ポッドキャストで言葉以上の何かを届ける方法

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あなたがポッドキャストを聴くスタイルに、新しい発見をもたらすかもしれません。番組の「中身」はもちろん大切ですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に「全体の雰囲気」や「空気感」があなたの心に影響を与えているとしたら?今回は、そんな目に見えないけれど確かに感じる「何か」を大切にする、かねりんのポッドキャスト制作論をお届けします。

実は、多くのリスナーがリラックスや「ながら聴き」のためにポッドキャストを選んでいるというデータがあります。この事実を踏まえ、かねりんはコンテンツのあり方そのものに疑問を投げかけます。もし、届けたい価値が情報そのものではなく、もっと別の何かだとしたら?それは、まるで上質な音楽を聴くように、空間全体をデザインするようなアプローチです。

この考えを突き詰めた結果、かねりんが番組制作用にまず投資したのは、マイクではなく、モニターヘッドホン+DACでした。「良い音は、まず良い耳から」。制作者自身が音の細部まで聴き分けられなければ、リスナーに感動を届けることはできないという信念があるからです。たとえあなたが普段、何気なくイヤホンやスピーカーで聴いていたとしても、制作者側が細部までこだわり抜くことで、言葉では説明できない心地よさや感動が伝わるはず。今回の放送を聴けば、あなたの耳が、そして肌が、新しいポッドキャストの楽しみ方を発見するかもしれません。


() オープニング:ポッドキャスト制作におけるミクロとマクロの視点

() 常識への問い:ポッドキャストで本当に重要なのは「話の内容」だけ?

() リスナーの本音と制作者のギャップ:ながら聴き時代のコンテンツとは

() 新たな価値基準:「雰囲気の設計」こそがポッドキャストの鍵となる?

() 制作哲学の核心:なぜマイクより先に最高級ヘッドホンを選んだのか?

() 「聞けないものは作れない」受信から始まる創造と音への深いこだわり

() 聞こえない音への情熱:見えないところにこそ魂を込める制作の美学

() リスナーへのメッセージ:言葉を超えた体験をKANERIN HOUSEで

サマリー

ポッドキャストの制作過程では、声だけではなく音楽や空気感が重要な要素であることが語られています。特に、見えないこだわりがアートにつながるとし、聴取者に深い体験を届けるための工夫について詳しく触れています。

ポッドキャストの制作と工夫
KANERIN HOUSE シーズン2
今日は、ミクロとマクロの話をしたいなと思います。
よく、新しい刺激を求めて
外へ外へ
興味が向くことはありますよね。
僕もそういうタイプなんですけど
最近はそれもいいんですが
その逆もなかなか面白い世界だなと思っています。
最近、ポッドキャスト制作をよくやってるんですけど
それをですね
いかに作り込むか
いかに表現していくかっていうのは
結構面白い作業なんですね。
で、ポッドキャストの制作って
いわゆる話してる内容が
コンテンツだと思われているじゃないですか。
なんで割と声の了解度といって
何を喋っているのか
はっきり聞き取れるっていうことが
まず第一に重要であって
他の要素、例えばBGMとかサウンドってのは
それの味付けに過ぎないので
そこまで作り込んだりとか
表現する主役ではないと
そういう考え方が主流なんですが
僕はあえてそこをですね
声が主役じゃないっていう
再解釈もおもろいんじゃないかなと思っています。
つまり極端な話をすれば
ポッドキャストだけど
メインは音楽みたいなことも
あり得るなと思っています。
もっと正確に言えば
正確に言語化すれば
メインは音楽というか
メインのコンテンツは中の情報ではない
という再解釈もおもろいと思っています。
データによると
割とあんまりみんな中身に集中して
聞いているリスナーさんっていうのは
かなり少数だということがわかります。
何かをしながら聞いたり
リラックスする目的で聞いたり
っていう方が結構多いようですね。
そこにギャップがあるように
僕は感じるんですね。
制作者とコンテンツを聞く側
そこに微妙なズレを僕は感じるんですよね。
リラックスするために聞く?
なんじゃそりゃ。
ポッドキャストを作る側は
いかにコンテンツを作り込んで
台本書いて企画やって
なんじゃかんじゃっていろいろやってんのに
聞く側は過事しながら聞く
通勤の合間に適当に聞く
うるさい環境で適当に聞く
みたいなことが結構ままあると
それを非難することはできませんわな。
であれば
そこちょっとミスマッチ
起きてるような気がしますよね。
だったらいっそのこと
これはコンテンツは何なんだろうか
つまり届けたい価値は
主軸はどこなのかというのが
情報そのものではなく
別のところにずらした方が面白そうだな
と僕はそういうふうに思ったわけです。
つまり全体の雰囲気の設計
雰囲気、空気感というものが
結構大事なコンテンツ要素じゃないのか
音の重要性と器材選び
というふうに僕は再解釈をしました。
中身がね何もためにならない
どこの誰かわからない人の適当な雑談
そういうのじゃなかなか聞く気にならない
まず入り口まで入っていただけない
っていうのがあるので
今まで通りコンテンツのある程度の
重要性というのは損なわれないと思います。
ただそこだけが良ければいいのか
まあそういうことを思うわけですね。
そこを作り込むにしても他の要素どうですか?
空気感を作り込む設計するっていう
そういう思想なかなか
ポッドキャスト番組ってないような気がいたしますね。
僕はそういうアプローチで番組を作っていこうと
そんなことを考えているわけです。
そうした時に僕はまず最初に何をやったと思いますか?
自分の番組を作りたい作り込みたい
空気感を作り込みたい
そうした時に僕はまず何をやったか?
具体的には何を買ったか?
というところまで絞りましょうか。
買ったもの何だと思いますか?
2択でいきましょうか。
1、マイク
2、ヘッドホン
この2択
さあどちらに僕は重きを置いたでしょう?
答えはですね、ヘッドホンなんですよ。
ちょっと直感とずれますよね。
良い音、良いコンテンツを作り込みたい
じゃあ良いマイクを買ったのかなと思いがちですよね。
僕は逆なんですね。
ヘッドホンの方に全部利用したんですね。
それもかなりハイエンドなプロが使うヘッドホンですね。
そのプロが使うヘッドホンをきちんとした音で鳴らすためには
ダックというものが必要だと。
なるほどと。
それも買わなきゃいけないと。
とんでもない金額の出品になりました。
でも僕の思想はそうなんですね。
作るためには聞けなきゃ作れないんですよね。
聞くことから受信することから全ての創作が始まる。
聞けないものっていうのは作れないんですよ。
そこなんですね。
なので音に関するコンテンツを作るときに
またその声のメディアを作るときにですね
僕の考えではマイクよりもヘッドホン。
見えないこだわりの価値
声よりも耳の方が重要だという判断なんですね。
そういう設計思想で僕は番組作りをしていく。
でヘッドホン。
またこれ沼ってまして
1個買っただけじゃダメだということになりましてですね。
またとんでもなく続いていくんですけれども
その辺の詳しい話はまた追々させていただきますが
そうなんです。
でこれ聞いてる人もね
いやーなんかそんな大層なヘッドホンで聞いて作った
そんな音は自分はいつも適当にiPhoneで
スピーカーで鳴らして聞いてるからさ
そんな音聞こえないよって思ったかもしれませんがね。
僕はそれ許せないんですね。
許せないってそのあなたがじゃなくて
制作側の理念として
聞こえないから適当でいいっていう
そういうことにならないんですね。
見えないところこそ聞こえないところこそ
きっちり作り込む思想を注ぎ込む
そういう僕は人生哲学なんですね。
見えないところこそ
まあそれは武士道の精神にも通じますがね
下着は白とかね
武士道とは死ぬことと見つけたりという
まあそういう精神から通じているものがあるのかもしれませんが
そんな大層なことではないですね。
こだわりというのは
おいそれと人に見せびらかすようなものではないんですね。
そんなすぐにわかるようなものっていうのは
こだわりでもなんでもないんですね。
見せびらかすようなものじゃない。
わかる人がひょっとして
ん?むむ?って気づいてもらえる
または気づいてもらえないんだけれども
言語化できないんだが感覚としてそれを
なんとなくなんか違うな
でも何が違うかわからない
でもなんかいいな
そういうふうに感じてもらうところを作り込むのが
それはアートでしょうよと
僕はそんなふうに思っているんでね
別に結構ですよ
スピーカーで聞いてください
イヤホンで聞いてください
思い思いの聞き方で聞いてください
どのような聞き方をしたとしても
自分のその作り込みの制作側の何かしらの意図というか
アート性というものを感じ取ってもらえるように
制作側が作ると
そういうことでございます
ぜひ僕のポッドキャスト番組
続々といろいろと始まっていきますので
普通の番組ではございません
言葉の情報以上の別の何かの情報をキャッチしてください
そしてひょっとしたら
耳の鼓膜ではキャッチできないような情報が
あなたの肌を震わせて
情報としてキャッチされるかもしれません
そんな楽しみ方をしていただけたら
本望でございます
それではまた明日お会いしましょう
お相手はカネリンでした
さよなら
09:51

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