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2025-08-09 20:38

【特集#1】お盆の由来と名称について。3つの説を解説

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お盆とは、祖先の霊を迎える行事――そう思われがちですが、仏教的には「お布施」が本来の中心だった!?


今回は、「盂蘭盆(うらぼん)」の語源や由来を3つの説から紹介し、お盆と仏教の深い関係をわかりやすく解説します。


📌 ハイライト

・「盂蘭盆」の語源と3つの説

・本来のお盆は“お寺に行く日”だった?

・お布施の本当の意味と3つの意義


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サマリー

お盆は日本において先祖を迎え、弔う重要な習慣ですが、その由来や名称についての理解が少なくなっています。この特集では、お盆の名称がウラボンに由来することや、サンスクリット語やソグド語に関連する三つの説を解説し、特に大棚と関連付けられた有力な説を紹介します。本エピソードでは、お盆の由来に関する三つの説を詳しく解説し、その意味を深く探ります。また、仏教における修行とお伏せの関係性についても触れ、現代における仏教の支援や普及の重要性が語られます。

お盆の習慣の理解
かんどう和尚のはじめての仏教。この番組は、仏教初心者の方に向けて、インスタグラムのフォロワー3万人超えの総量に、私、かんどう和尚が、メタ的な視点から仏教を解説するプログラムとなっております。
皆さん、こんにちは。まもなく、お盆ということですね。今回は、お盆を前にして、しっかりと皆さんにお盆をご理解いただこうと思いまして、お盆特集をお送りします。
お盆という習慣は、日本では先祖、それの御霊を自宅に迎えて、弔うものとして深く根付いております。
お盆休みとして、お仕事がお休みになるという方もおられるかなと思うんですけど、このお盆休みという習慣は、江戸時代に始まったと言われています。
江戸時代において、奉公人が一時的に帰省するという習慣があったんですね。それが元になっているんだと。
奉公人ってすごく過酷な状況でしたので、日ごろ休みなく働いている、そういう状態の人にお休みを与えるという、それぐらい先祖を供養するということが、その当時重視をされていたということなんですね。
その習慣が現代まで続いているんだと。ただ、おそらくこれをお聞きの方も、ほとんどの方、こういうルーツがあったことをご存知なかったんじゃないですかね。
この意義って忘れられているんですよね。
最近でも、お盆の時期になってテレビとかをちょっと眺めますと、お盆休みに海外旅行に行く人がインタビューされているのをよく見に来ますよね。
大変けしからんなと思いながら見てるんですけども、これ冗談ですけどもね。
でもね、いずれにしてもね、現代ではお盆についての意識っていうもの、また理解っていうのが、やっぱりだんだんおぼつかないものになってきているので、
お盆を迎える今、この時期にですね、このお盆の由来、またこの意義、これを丁寧に解説していって、皆さんにしっかりとご理解いただきたいなと思っております。
ウラボンの名称の由来
さて、まずはお盆の名称、名前についてですね。
これはウラボンという言葉を省略したものだって言われています。
このウラボンという漢字はちょっと説明しづらいので、ポッドキャストの概要欄に記しておりますので、興味のある方は後ほどそちらをご覧いただいて、こういう漢字なんだって思っていただければいいかなと思うんですけど、
このウラボンという言葉はインドのサンスクリット語を音写したものだって推定されています。
音写っていうのはですね、翻訳の一つのやり方ですね。翻訳には2種類があります。
意味を翻訳するのを意訳、仏教では義訳ってこれを言います。義理の義で訳で義訳ですね。
その一方でですね、元々の言葉の音に、言語の音に漢字を当てるっていうこと、これを音訳とか音写っていうふうに言います。
現代の日本語でもそういうのをやるんですよ、音写っていうのが。
例えばフランスのことを仏って書いたりしますよね。
これはフランスのフっていう字に、この音に仏っていう字が同じ発音なので、それを当てはめたってことですね。
たまにですね、ニュースとかでフランスで暴動があったとかで仏暴動みたいなのが書いてありますけど、私一瞬ドキッとするときがありますよ。
やっぱり我々僧侶からすると仏っていうとフランスよりも真っ先にブッダ、お釈迦様が浮かびますから、すごいお釈迦様が悪いことしたみたいな感じに見えますよ。一瞬だけですけどね。
あとはドイツを孤独の独っていう字で表記するのもこれも音写ですね。
こんなふうにウラボンも音写されたものだって言うんですけど、じゃあどういう古代インド語のサンスクリット語から音写されたのか、これがはっきりわかってないんですね。
主に現代でも3つの説が言われています。なのでこの3つの説を順番にご紹介したいなと思います。
まず最初にご紹介するのが、ウラボンの元々の言葉はウランバナだという説ですね。
このウランバナっていうのはサンスクリット語なんですけど、逆さずりの苦しみという意味だって言われています。
これはウラボンについて説かれた、お盆について説かれたウラボン教というお経があるんですけど、そのお経の内容によっています。
このお経どういうお経かと言いますと、ブッダの弟子にモッカラーナというお坊さんがおられまして、木蓮尊者って呼ばれるんですけど、
この方のお母さんが生前に良くないことをしたと、そのために亡くなった後不遇な目に遭っている。
それを木蓮尊者が助ける、救済するというストーリーになっています。
そういうところから自分の大事な人、身内祖先、こういう人が苦しい思いをしているのはまるで逆さずりにされているようなものだと。
そこからウランバナ、ウラボンと名付けられたんだという説なんです。
この説は非常に古くて、中国東大まで遡ります。
この東大に玄能というお坊さんがおられて、この方が主張されたんですね。
この玄能という方の師匠もすごく有名な人で、玄女三蔵法師なんです。
この玄女三蔵法師の弟子の玄能さんというお坊さんが、すごくサンスクリット語に通じていた、そういう学者として有名だったらしいんですね。
そういう有名な人がそう言うんだから、そうなんだろうということで、本当に最近に至るまでこれは定説のように扱われてきたんです。
今でも、皆さんよかったらネットとかで、お坊の由来とか検索してみてください。
結構上位の方は、この逆さずりの苦しみの説を、これがお坊の由来なんだというふうにいまだに出しています。
でも、我々の界隈、仏教の僧侶とか、また仏教学の界隈では、この説は現代ではちょっと無理があると言われています。
だから、この説をお坊の由来だというお坊さんとか学者は基本的にいないです。否定的に見られています。
次に2番目にご紹介するのが、このウラボンという言葉。これはウルバンというソグド語を由来にしたんだということなんですね。
この説は、近年の日本の仏教学者の岩本豊という方によって主張されたものです。
このウルバンという言葉は魂、霊魂という意味なんですけれども、祖先の霊魂を供養するソグド人の風習、これがシルクロードを通って中国日本に伝わったという説なんですね。
シルクロードが開通したことで、中国特に東大とかはそうなんですけど、東大の長安とかね、あのあたりはすごく国際都市だったので、このソグド人とかもすごく当たり前に歩いてたと言われているんですね。
だから、そういう風にソグド人の風習が中国に入ってきたとか、それが日本に伝わってきたとか、これは現実的にあり得る話なんですね。
ただ、一昔前には注目されたんですけど、現代ではこの説はほとんど支持されていない状況になってますね。
現代の認識とお伏せの意義
最後に紹介したいのは、これが一番有力というかね、もうほぼこれだろうと言われてるんですけれども、
ウラボンのウラっていうのは、大棚っていうサンスクリット語を御社したんだと言われてるんです。
この大棚っていうのはご飯っていう意味なんですね。
じゃあ、ボンって何なのって言ったら、これはサンスクリット語ではなくて中国語。
中国語でボンっていうのはトレイ、容器ですね。
今、日本語でもお盆って言いますよね、容器のことを。
これがウラボンだってことです。
ご飯を乗せるお盆っていう意味なんだっていう。
これがウラボンになってるんだっていうことなんですね。
これどういうことかって言いますと、もともと仏教においてはスコールの時期、インドスコールがありますけれどもね、
この雨季の時期になったら草木が伸びるので、外を歩かないようになるんですよ。
やっぱり草木が伸びて外を歩いちゃうと、その中に潜んでいる昆虫とかを踏み潰す危険性がありますよね。
だからこの時期になったら、お坊さんはいろんなところを遊行するって言いますけれども、
いろんな地域に歩いていくことをやめて、それぞれ拠点になるようなお寺に籠って集中的に修行をするっていう期間があるんです。
これ現代でも続いてますけど、これを安吾って言います。
安吾っていうのは安心の安に、吾っていうのは居住空間とかの居ですね。
これで安吾って言うんです。
この安吾の一番最後の日、最終日、この時になったら、この近くに住んでいる仏教信者の人たちがお寺を訪れて、
食事であったりとか衣であったりとか、それぞれ思い思いに寄信、お伏せをするっていう習わしがあるんですね。
これは現代でも東南アジアの仏教国でそのまま引き継がれて、今もやられています。
この習わしが我々がやっているウラボン、お盆の由来だということなんです。
この説は、創価大学で教弁を取られていた仏教学者の唐島誠史さんも亡くなられていますけれども、
この方によって唱えられていまして、現代では本当に最初に言いましたように、これがもう決まりだろう、これが定説なんだろう、
由来なんだろうというふうに言われています。
現代ではですね、日本ではみんながお寺に来るんじゃなくて、お坊さんがみなさんのお家に回りますよね。
それでお経を読むということをしますけれども、本来は逆だということですね。
みなさんがお寺に来るという形だったんだということです。
つまりお盆というのは、お坊さんにお伏せをするということがメインだったということなんですね。
お坊さんにお伏せすることがお盆のメインと言われても、ピンとこない方が多いんじゃないかなと思うんです。
それは、仏教におけるお伏せの意義、価値というのが、日本では、現代の日本では、ほとんど共有されていないからです。
お伏せというのは、現代の日本ではですね、葬儀とか法事の場における、僧侶の度胸に対する報酬、対価、こういうふうに認識されている方が多いかと思うんですけど、それは本来の文脈からすると誤解になるんですね。
お伏せはですね、古代インド語ではダーナって言うんですけど、これは寄付、贈与という意味なんです。
英語で寄付を意味するドネーションってありますよね。これとダーナという言葉は、もともと同じ語源なんですね。語源を共有しています。
私がお伏せという時には、この現代の日本で使われている対価報酬の意味ではなくて、寄付、贈与の意味で使っています。
お伏せにはですね、主に3つの側面があるなと私は思っています。
一つ目は信仰ですね。
これは仏教に限らないんですけど、古代インドではお伏せをするということは、未来の自分に好ましい加護をもたらすって考えられていました。
だから現代風に言うと、未来の自分への投資なんですね。
これはインドとか南方の仏教国ではこの信仰が現代も続いています。
お伏せの対象というのは決してお坊さんだけではなくて、
例えば野良猫に餌をあげるとかも、これもお伏せです。
また児童養護施設に支援するとか、これもお伏せです。
その中でも徳の高いお坊さんとか、あと仏教の組織さんがですね、これにお伏せするということは、より良い加護がもたらされるんだって仏教では説かれました。
これはね、仏教が説く限りはそういうふうに当然のことかなと思います。
二つ目はですね、実践の面からです。
仏教では物を所有するということ、これは所有物を守りたいという執着を生むんだと。
そしてそれが自分に苦しみを与えるんだって考えるんです。
これはもう実際そうだろうと思います。
皆さんも所有物、所有欲ってものがあられると思うんですけど、
所有欲っていうのは所有することで生じますよね。
だから物理的に、自らの所有物を他の人にシェアするということ、それによって所有に対する執着を手放すことができるんだって仏教は考えるんですね。
だからそういうことを推奨されるんです。
お伏せもその一端として考えられるんですね。
もちろん全てを差し出せとは言わないですよ。
仏陀もお坊さんにお伏せする人は、家を無理しないようにしなさい、家を破綻させないようにしなさいということを言っていましたし、
お坊さん自体にもこれは言っていました。
もらいすぎるなということもね、しっかり言われていました。
お坊さんの修行とお伏せの重要性
三つ目はですね、仏教の組織運営の面ですね。
初期の仏教では僧侶が生産活動に従事すること、働くことですね、これ禁じられてたんです。
これはね、現代でも日本以外の仏教は原則禁止です、お坊さんが働くことはね。
僧侶の生活、僧侶の生活だったりとか仏教組織の運営、どうやって賄うのっていうと、これは一般の方からのお伏せによって賄われるんです。
なんでこういう形をとるのかっていうと、いろいろ言えるんですけど、一番大きな理由としては、
お坊さんがやっていることっていうのは、煩悩も立つということをやるために修行するわけですよね。
皆さんもですね、ちょっと考えていただきたいんですけど、自らの心に良くない働き、これが煩悩ですけど、これたくさんありますよね。
そういうものを立っていくっていうのは途方もないことだと思いませんか。
そういうことをやるのに、普通の仕事しながらっていうのは基本的にできないことですよね。
やっぱり仕事しているといろんなことに心をかき満たされますよね。
だからそういうものを、全部心配せずに、そういう心配なしに、ひたすら修行に専念する。
これがやっぱり煩悩をなくすっていう、途方もない目標を掲げるからには必要とされることなんです。
やっぱり物事の誠意っていうのは、そこにどれだけ時間を注げるかっていうのがものすごく大事になってくるので、
だからブッダは、お坊さんは働くなって言ったんですね。働くんじゃなくて全部修行しなさいと。
その代わりその生活は一般の方々にお伏せをしてもらいなさいと。
でもそれだけではね、やっぱりなかなかこう一般の方からするとね、旨味がないと言いますかね。
だからお坊さんにお伏せをすると、特に優れたお坊さんですね。
得の高いお坊さんにお伏せすると、それは自分の未来に良い加法がもたらされるんですよ、こういうふうな信仰が生まれてくる。
あとはね、実際にこれは実力的な面として挙げるとするとですね、
やっぱりお坊さんは、その修行生活の中で自分の得た知識とか経験っていうのを、一般の方々に教えを説くっていう形でシェアをするんですね。
私がポッドキャストでやっていることもこんな感じですよね。
以上のような面から仏教ではお伏せというものが重視をされて進められて、
お坊さんにお伏せするという習慣が出来上がっていたということです。
現代の仏教の支援
以上がお坊の由来とその解説になります。いかがだったでしょうか。
私がこの番組でサポーター支援を募っているというのも、この3つ目の面が強いですね。
現代でも仏教が盛んな国というのは、志あるお坊さんが教えを説いて活動をしていって、
それに共感する人、価値を感じる人という一般の方々が支援をするということ。
これが当たり前に行われているんですけど、日本ではそういう形をほぼ見られなくなりましたね。
これは誰かが悪いとかそういう話じゃなくて、やっぱり収束、また構造的な問題なんですね。
ただ、仏教がきちんと伝えられていく上では、
お坊さんとそれを支援する人々というのが一番大事な形、関係なんです。
私はその形、関係をポッドキャストを通じて皆さんと作りたいんですね。
私は自らが多くの時間を費やして、本当に四六時中仏教の勉強をしているんですけれども、
その中で得た仏教に関する知見であったりとか知識、情報、
これを余すことなく隠すことなく、ポッドキャストを通じて皆さんにシェアをします。
その知見、情報、またこの番組に価値を感じていただいた方がおられるのであれば、
この番組活動を支えるサポーターとして支援をしていただきたいんです。
支援は月額500円からご支援いただけます。
感覚的には、お気に入りの喫茶店でコーヒーを一杯飲むような、
そういう気軽な感覚でご参加いただけたらなというふうに思っています。
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クレジットカードの情報を記載するという不安もある方はおられるかなと思うんですけど、
私が導入している決済システム、ストライプって言うんですけれども、
日本で一番大手の決済システムです。
私が勝手に独自でやってるんじゃなくて、そういうちゃんとした公のサービスを導入して利用している形です。
大企業もほとんどこのストライプを使っているんですけれども、
そういうものなので、そのあたりはご安心いただければなと。
クレジットカードの情報を悪用したりとかは一切ありませんから、ご安心いただきたいなと思います。
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毎月500円を指定されたのであれば、500円の金額が自動的に引き落とされるという形になります。
もし途中で解約したいなと思われた場合は、簡単に解約できます。
その解約方法も申し込みのところに書いてありますから、そちらをご参照いただければ解約も簡単にできます。
本音を言えば、支援のお願いというのを私自身がこうやってやるというのは、
なかなかいやらしいものもあると思いますし、
リスナーの皆さんに嫌われるんじゃないかという思いも、私自身も恐れもあるんですね。
できればしたくないんです。
でも、後々の日本において仏教を伝えていく上では、
こういう関係性をしっかりと築いていくことが大事だというふうに私自身は思っています。
なので、そういう思いを汲んでいただければ大変ありがたいなと思います。
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それではまた次回お会いしましょう。
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