今回の物語の主人公は、サンガラキタという名前のお坊さんです。
彼のお母さんのお兄さん、つまりおじさんですね。
このおじさんが出家をしてお坊さんになっていて、
そのおじさんの名前がサンガラキタという名前だったんです。
このおじさんすごく優秀なお坊さんでして、
出家して数日で悟りの最高段階であるアラカンに到達をした人なんですね。
そのおじさんにあやかって今回の主人公は、
生まれたときにおじさんの名前をもらってサンガラキタと名付けられた。
最近の日本だとあまり聞かないですけども、
一昔前まではおじいさんの名前を孫につけるみたいなことが結構ありましたね。
これ余談ですけれども、以前NHKのテレビ番組のファミリーヒストリーの撮影に協力したことがあるんですけども、
某有名俳優さんのご先祖が私がいるお寺の団家だったということで、
過去帳を調査したことがあります。
皆さん、過去帳にどういうふうに名前とか介名が書かれているか、
ご存じないと思うんですけれども、
だいたいの場合はですね、それぞれの亡くなった、
それぞれの年に亡くなった人の日付、名前、介名、
あとは続きからっていうんですかね、
そういうものが書いてあるんですけれども、
戸籍みたいには細かく書かれてないんですよ。
だから、この関係性としては、
誰々の戸みたいな、すごくアバウトな書かれ方がしてるんですね。
お寺の規模にもよるんですけれども、
私がいるお寺の場合は、
1年間に亡くなる団家さんが、だいたい15人前後いらっしゃいまして、
それが過去帳で500年分の記録が残ってます。
だから単純計算すると、15×500なので、
7500人分ぐらいの亡くなった方の記録から、
1つの家の先祖をピックアップしていくっていう、
そういう作業を先祖を調べるという時にはやるんですね。
確か、このファミリーヒストリーに協力した時には、
7、8時間かかったと思います。
本当にすごく大変な作業なんですよ。
でも、おじいちゃんと孫の名前が一緒だったりとか、
順番通りに亡くならないこともやっぱりありますよね。
親より子供が先に亡くなるっていうパターンも結構昔はあるんですよ。
そうなると、1つの家計に同じ名前が、
何回も出てきたりして、しかもそれが順番が、
ごちゃ混ぜになっていることがある。
これが家計図作りというのを非常に難しくするんですね。
もし皆さん、家計図を作りたいなって希望される方がおられましたら、
その辺を考慮していただいて、
これすごく大変な作業なんだってことを踏まえた上で、
お寺さんにはお声掛けいただけるといいかなと思います。
話をちょっと元に戻しますけれども、
このお一子の三柄北は青年になりまして、おじいさんのもとで出家をします。
出家するときには後見人みたいな人が必要でして、
これを一人だけ選定するんですね。その人のもとで出家をします。
出家した後は、この後見人になる人が、
監督して育成をしてくれるんですけれども、
この後見人なんていうかっていうと、これを和尚というふうに言うんです。
だから、私たちにはそれぞれ、
実のお父さんっていうのは一人しかいませんけれども、それと一緒で、
一人のお坊さんにとって和尚さんっていうのは一人だけなんです、本来は。
現代ではね、現代の日本ではそんなこと気にせずにですね、
お坊さんはみんな和尚さんって呼んだりしますけれどもね、
本来はそうじゃないということです。出家したお一子さんが
ラッキー川、あるとき二つの衣を手に入れます。
おそらくは信者の方から寄信されたんだと思うんですけれども、
それを受けて彼は一つは自分用、
そしてもう一つはおじさんにあげようと思うんですね。
なかなか関心な心だけです。そこでおじさんのところに
衣を持っていきまして、おじさんを奥義で仰ぎながら、
衣をいただいたので、これもらってくれませんかと
話しかけます。しかしおじさんから、いや、
実はもうわしね、もうすでに多くの衣をもらっとるから、
もうちょっともういいよと、それせっかくあなたがもらったんだから
あなたが使いなさいと、こういうふうに言われるんですね。
そう言われても、お一子さんから来たもう心に決めてるわけです。
おじさんにあげようと。だから、いやいや、おじさんそう言わないでくださいと、
この衣をもらったときからあなたに差し上げたい、
あなたに着てもらいたいと、こういう思いを持ってたんですから、
どうぞもらってくださいとお願いをするんです。けれどもおじさんは、
いや、本当にもういっぱいだからと、もうもらえないと、
大丈夫だと断ります。このお一子さんから来た再三再始、
いやいや、もらってくださいとお願いをするんですけれども、
結局受け取ってもらえませんでした。
彼、どうもおじさんとおそろいで衣を着たかったみたいなんですね。
でもそれが果たされなくて、すごく傷つくんです。
彼は扇でおじさんをあおぎながら、
もうお坊さんやめようかなと思うんですね。
さらにお坊さんやめて、在家者、一般の人になったら、
どういう仕事をしようかなって考えて、よし、じゃあ、
羊飼いになろうと思うんですね。じゃあ、羊飼いになったら、
羊をうって、もとでを作って、奥さんを迎えようと。
しばらくたったら、奥さんは子供を産むだろうと。
その子供には、コレコレという名前をつけて、
3人でおじさんのところに遊びに行こうと。その道中で、
どちらかが子供を抱っこするかで揉めるだろうと、奥さんと。
その時に、誤って子供を落としてしまって、子供がけがをしてしまう。
そのことで、私は腹を立てて、妻を失跡するかもしれんと。
こういうふうに一人でどんどん妄想を
していくんですね。で、上の空になるんです。
で、その時に誤って、おじさんの頭を扇で叩いてしまうんですね。
で、そういうことがあって、彼はもう恥ずかしくて
たまらなくなって、逃げようとするんですけれども、
途中で仲間に見つかりまして、ブッダのもとに連れて行かれます。
で、追い子さんが来たからことの天末を聞いたブッダは、