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  2. 漫画全集を読んでいた
2024-06-12 10:09

漫画全集を読んでいた

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本との出会いっていうのを遡ってみると、おそらく私が一番最初に買ったのは雑誌ですね。
テレビ君っていう雑誌。これ前にもちょっと触れたと思いますけれども、おそらくは本屋さんに行ったときに幼稚園児の頃にね、これが読みたいって買ってもらったんでしょうね。
毎号読んでたと思いますね。それからね、カラーブックスっていう本があって、小っちゃいんですよ。
文庫サイズだな。だけど写真がふんだんに使われている本でですね、結構一冊一冊は重いんですけど、これはおじいちゃん父からもらってましたね。母方の祖父です。
母方の祖父はね、ものすごい本を読む人で、まあとにかくいっぱいね、家には本が積んであるんですよ。本だけじゃないんですけどね。
私が母方のおじいちゃん祖父のそういうのに本格的に触れるようになるのは、小学3年生の2学期、11月18日に名古屋に引っ越してからなんですけれども、
それまでにも、それは規制というか実家に行くっていうことでね、母に連れられていくなんてこともあったわけですね。
そういうときにカラーブックスっていうのを見つけて、これはいろんなシリーズがあるんですけれども、中に鉄道のシリーズがあったんですよね。
その名鉄であるとか西武であるとかっていうのの車両がいっぱい乗っている鉄道ファンが好きそうなやつを全部もらってきて読んでましたね。
で、活字の方はもう全然わかんないですよ。大人向けの内容しか書いてないから。
だけど写真は、やっぱりね、なんかその子供向けの鉄道の本もありましたけど、当時も、には載っていないようなね、なんか渋いやつが載ってて、それは好きでよく見てましたね。
見てたんだな、なんか読んでたんじゃなくてね。
で、漫画、漫画もだからその古いのがすごくあったんですよね。祖父の家にね。
昭和40年代の少年サンデーみたいなのとかあって、なんか薄っぺらいんですよね。今の漫画雑誌に比べると。
で、お化けのキュウタロウとか載ってるような感じ。
マガジンかサンデーじゃなくて、どっちだろう。
まあどっちかです。で、そういうのは寄生の際には読んでましたし、名古屋に引っ越してからはより読むようになりましたね。
漫画読んでたな、よくな。
はい、だから本だけじゃなくて漫画も読んでました。
あと、うちに漫画全集ってのがあって、ですよね、昭和の時代に生きていた人は共感してくださる方もいると思いますけれども、
家にね、文学全集とか漫画全集とか、漫画全集ある人は多分そんなに多くはないと思いますけれども、あったんですよ、昔ってね。
文学全集ありましたね、うちにね。
世界文学全集があったんで、何冊読んだだろう、あんま読んでない。
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だけど、例えば50冊があって全部揃ってるんですよ。
昔の人はインテリアとして教養を示すために、本棚に並べるために、そういう文学全集とか百科辞典とかを買うっていうのが流行ったんですよね。
あと推し売りとか売ってたみたいですけど、推し売りだって今全然いないですよね。
そういう人たちから買ったのかどうかは私は知りませんけれども、ありました。
イカリノブドウ、スタインベックのイカリノブドウを読みましたね。
あとは何だろう、タガタメにカネワナル読みましたね。誰だっけあれ、タイトルだけ覚えてる。
ドストエフスキーの罪と罰も読みましたね。
そんなもんかな、50冊ぐらいあって3冊ぐらいしか読んでないですね、だって難しいんだもん。
そういう文学全集に紛れて、見た目は文学全集と何にも変わらないんですけど、漫画文学全集っていうのがあって、
ただね、結構渋いんですよね、その入ってる人がね。
タキタユウとかね、うんとうんとあのねじ式の人、ツゲヨシハル。
ツゲヨシハルとかやっぱり子供が読んでも面白くないですからね。
あとは、でもだから中に手塚治虫とか赤塚不二雄とかも入ってて、それはやっぱり普通に子供が読んでも面白いんですよね。
なんでね、ただそういうそのババノボルとか、ババノボルじゃないよな、あの人杉浦なんとかさん、サルトビサスケ書いてる人、って言って分かる人がどれだけいるかわかりませんけど。
そういうのを読んでましたんで、だからあれですよ、結局そのうちも漫画を親が買ってくるようなうちじゃなかったんで、そのジャンプに乗ってるやつはね、小遣いないから、小遣いは学年かける100円だったんで、1年生は月100円じゃないですか。
当時コミックスが多分360円から70円だったんですね。
ってことは4ヶ月分小遣い貯めないと買えないから、そんなの買えるわけないんですよね。
友達の家で基本読んでましたし、読むにしてもね。
で、だから筋肉マンとかは流行ってて、17巻を買った記憶がありますけどね。
なんだっけあれ、悪魔将軍とか出てくるシリーズですよ、たぶん。
いや、タグトーナメント編かな、どっちかですね。
なんかその辺は買ったけど一冊はないかな、ドラえもんも一冊あった気がしますけどね。
もうしょうがないんで、うちにあるそういう大人用の漫画を読んでたんですよね。
でもそれで手塚治虫のロストワールド、あ、ロストワールド読んでないんだ。
うちにあった文学全集が2種類あって、片方にメトロポリス。
で、片方に来たるべき世界が入ったんですよね。
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これが手塚治虫の初期SF三部作って言われるものの2本目と3本目です。
1本目がロストワールドだ。
ロストワールドは後に大学生ぐらいになってから読みましたけど、
あれはでも子供の頃に触れてたのはすごく良かったですね。
あと私のお気に入りといえばね、マッテラ君が描いてる人、加藤吉原さんだっけ。
めちゃくちゃ面白いんですよね、ナンセンスでね。
マッテラ君は新聞連載なんで、朝日新聞の石井久市先生の漫画もそうですけど、
新聞連載ってやっぱり大変だと思うんですよ、毎日書かなきゃいけないから。
どの作品にしてもそこまで面白くない。
コボちゃんとかも、コボちゃんはかなり面白い方だと思いますけれども、
ちょっと薄まってるんですよね、作者のエッセンスがね。
もっと意地の悪い漢字とかっていうのが、漫画雑誌とかに載ってる方にありますよね。
だから加藤先生もそういう、俺はお化けだぞとかね、風のフンジュウロウとかね、
とにかくくだらないんだ、モテモテおじさんとかね。
これは今読めないだろうな、でももう一回読みたいな、なんか復刊しないですかね。
めちゃくちゃ面白かったですよね。
そういうのも漫画文学全集の中にも入ってましたよね。
松治佐藤先生もあったんじゃないかな。
あれも食いたい、これも食いたいっていうエッセイでおなじみの漫画家ですからね。
タンマ君とかまだ文集に載ってるのかな。
サラリーマン漫画ね、そういうジャンルもありましたけど、
だからそんなものを小学生の低学年のうちから読んでたってことになりますよね。
ことほどさように私何が言いたいかっていうと、親の影響でかいなっていうね。
親が読んでた本とか親が持ってた本を子どもが読むっていう。
私なんか鍵っ子だったんで、日中親両親ともいないわけですよ。
父親も母親もね、働いてましたから母親もね。
そうすると、基本テレビか漫画かみたいな話になる。
当時はうちにはゲーム機はなかったので、ゲームウォッチは途中からありましたけど、
あれはあんまり長時間やるものでもないというか飽きるしね。
外に遊びに行くこともありましたけれども、そうじゃない日もありますよね。
そういう時って言うと、とにかく退屈、暇、時間を潰したい。
そうすると本を読む、漫画を読むってことになってくるんですよね。
娯楽に乏しい。
なんて言うとね、当時でも戦中派には何言ってんだって言われると思いますけれども、
さすがに私もミシンの糸巻きを戦車にして遊んだりはしてないんですけど、
綿根とかも別にそんなガチガチにはやってなかったですけれども、
やっぱり手近にあるもので何とか自分の知的好奇心を満たすっていうことは常に考えていたから、そうなったんでしょうね。
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だから当時、昭和50年代に少年時代を過ごした人と比べても、私は異質の漫画の消費の仕方をしていて、
昭和30年代とかの漫画を中心に読んでるんですよね。30年代、40年代ぐらいのね。
すでに50年代には名作という位置づけになっていたものを読んでるわけですよ。
これ、なんかだからおっさんくさい人間が醸成されるっていうことの下敷きになったんじゃないのかなっていう気もしますけれども、
どうなんでしょうね。今うちの子供たちって私全然、もはやね、漫画とか読んでないですから、そういう影響のされ方はしてないですよね。
2人とも全然本も漫画も何も読まないですね。YouTubeばっか見てる。しょうがねえよな、動画はな。
強いですね、動画はね。これいいんですかね。
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