神戸金史のBrushUp
2023-07-25 09:06

神戸金史のBrushUp

RKB解説委員 神戸金史

Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:07
イニカミネ イニカミネ 抱きしめて いつだって 切られて 切られて イニカミネ
三菱電機
毎週火曜日の午後時間は、 神戸カルブミのBrush Upです。
神奈川県相模原市の津久井山入れ園事件が 起きたのが、2016年7月26日未明のことでした。
明日でちょうど7年ということになるんですね。
覚えてますよね。
山入れ園の職員だった植松里司刑囚。
事件を起こした当時は26歳でしたけれども、
重度の障害者を心逸者、心を失った人と呼んで、 生きている価値はないとして、
真夜中に刃物を持って侵入して45人を殺傷した事件。
うち19人の方が亡くなっています。
今日は私と事件の関わり合いについて 少し話そうと思ってきました。
私も重い障害を持つ親ですから、 本当に衝撃を受けたんですよね。
ちょうど東京で単身赴任していたので、
事件当時はTBS報道局に駆け込んで、 特別番組の放送に立ち会っていたんです。
障害者の家族としてはたまらない内容でした。
一方で、殺人はいけないけれど、 考え方はわからなくもない、
ネット上で平気で言っている人もいたし、
障害者団体などが、誰の命も大切なんだと意見を公表すると、
霊傷する人たちがいたり、
上松被告に同調するような人たちが見えたんですね。
これは障害者という属性を理由にした殺人なので、
ヘイトクライムです。
こういう属性を持っている人は誰でも対象にするという、
ひどい犯罪なんですけど、本当にうんざりしちゃってたんですね。
でも、ずっと長男に障害がなければいいなと思っていた自分もいて、
心の中に、自分の中にも差別の心があるんだなというのは、
後からわかるんですけど、どこかでずっと思っていたわけですよ。
そういう意味で言うと、どう考えていいのかというのは、
非常に戸惑っていた事件だったんです。
もやもやした思いに包まれていたというか。
事件から3日後に、東京の部屋で私がフェイスブックに投稿したのが、
事件については一言も触れていない文章なんですけど、
自分が障害を持つ、授かってから十数年の間に考えてきたこととか、
時間の推移とともに変化してきた父親の気持ちを書いた千字あまりの文章だったんですね。
完全にプライベートな文章だったんですけど、
03:00
これを書いたことで記者人生が本当に大きく私は変わったんですね。
すぐにネット上では大変な拡散が始まってまして、
フェイスブックを今見ると、僕の書いた文章は3612回シェアされていました。
いいねは1万4千人以上ですね。
すぐにTBSテレビとか新聞社、それから竹列のラジオなどで、
メディアが全文を紹介するというような流れが起きてですね、
なぜ僕に依頼してきたのかはよくわかったんですね。
メディアは上松被告の教実を放送しなきゃいけないわけですよね。
あまりにヘイトなので、
自分たちが憎悪を撒き散らしているような状態にメディアが陥っていたんです。
簡単なる言葉を求めてたっていうのがその時のメディア状況で、
たまたま僕の文章がそれに当てはまったんだろうと思います。
だから竹列でも取り上げていったと。
それは社会も一緒で、
TBSテレビがニュース2,3では私の文章を全文を読んだ動画は、
数日後に気づいたら1万3千回くらいネット上でシェアされてたんですよね。
これじゃいけないと思う人が本当に多かったとは思います。
その分、2,3の動画を見た編集者から本の出版を頼まれて、
事件から3ヶ月目の日にちょうど合わせて出版したのが、
障害を持つ息子へというブックマン社から出した本なんですけど、
たぶんこれは山ゆり園に関して最初に書かれた本だと思います。
それから翌年になって、
Facebookで私の文章を知った大阪の歌手のパギアンと知り合いになったんですね。
たまたま知り合いになったパギアンに話をしていたら、
これを歌にしようという話になって、
僕の文章をそのまま歌詞にして、
曲を付けて歌ってくれるということになったんですよ。
曲は長い8分くらいの曲なんですけど、できて、
これぜひ公開したいなと思ったんですよね。
プライベートですけど、
障害を持つ家族がいる人たちに家族写真の提供を呼びかけてですね、
それを音楽に載せてYouTubeで公開したんです。
障害を持つ息子へで出てきますけど。
それからTBSラジオの鳥山城プロデューサーと話して、
この曲、ラジオで流せないかねって話をしたら、
1時間番組でどうせだったら作ってみませんかと言われて、
作ってみたんですね。
その過程で植松市警署と取材で6階高地署で会ったんですけど、
ごく普通の青年だったんですよ。
それがすごく衝撃的で、
異常な犯罪者というよりは、
目の前のコンビニでよく会うような青年みたいなタイプでした。
06:02
ただ、面会を重ねてわかったのは、植松被告はですね、
重度障害者を狙ったと言ってるんですけど、
実はそれだけじゃなかったんですよね。
世の中に役に立たないと思った人を狙った。
つまりですね、今障害者の人だけじゃなくて、
私とか田場さんとか陽さんとかが交通事故にあって動けなくなっちゃったり、
年を取って寝たきりになっちゃったりしたら、
全員殺害すべきだという主張なんですよ。
つまりヘイトクライムなんだけど、
限られた人を狙ったものじゃなくて、
誰でも役に立たなくなったら殺害すべきだというのが植松市警署の考え方なんですよね。
これに考え方はわかるよっていう人は、
自分が被害者になる可能性があるということを考えてないからだと思うんですよ。
これは大変なことだなと思いますね、本当に。
時代を象徴している事件だったとも思います。
面会を重ねて作った2019年のラジオ番組、
TBSと一緒に作ったスクラッチ、差別と平成というのは、
今もPodcastで聞くことができるんですね。
ぜひPodcastで、差別と平成、TBSラジオで検索していただければ聞けると思います。
それからテレビ化してイントレランスの時代という1時間番組を作ったり、
僕の記者人生の後半はこの事件と本当に密接に絡んでいる感じなんですよね。
福岡ローカルの記者なのに神奈川で起きた事件をやってきたという不思議なことになりましたが、
明日で7年ということですから、改めて考えてみたいなと思ってご紹介しました。
そして8時40分過ぎのキャッチアップでは、
今お話しした、私の書いた文章にパギアンがつけてくれた歌、
それをそのまま放送してみたいと思うので、ぜひこのままお聴きいただけたらと思っています。
×少女隊の春のキーナと
アオイリルマです。
RKBラジオでお送りしているガールズファン、
×少女隊の×ラジオ隊はポッドキャストでもお楽しみいただけます。
ラジコ、スポティファイ、アップルポッドキャスト、
アマゾンミュージック、ユーチューブミュージックで
×ラジオ隊と検索してフォローお願いします。
09:06

コメント

スクロール