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イリカミネ
イリカミネ
抱きしめて
いつだって
切られて
切られて
イリカミネ
三菱電機
この時間は、神戸金史のCatch Upです。
津久井・山尾理恵事件を考え続ける会
という団体が東京にあるんですね。
実は、私もメンバーの一人なんですけど、
山尾理恵事件は、2016年に相模原市の障害者施設で、
元職員の植松里市警署、当時26歳だったんですけど、
深夜侵入して45人を殺傷したという重大事件でした。
私も東京でたまたま単身不妊中で、
長男に障害がありますから、
人ごとではないという感じで受け止めたんですよね。
それで考え続ける会に参加して、
年に数回シンポジウムとか講演会とか開いたりして、
私も事務局でですね。
ただ福岡に帰ってきてからは、なかなか行けない。
コロナもありましたけど、そういう状態だったんです。
その会の仲間で、フリージャーナリストの佐藤美京さんという方が
書籍を出したんですね。
「津久井山入れ園郵政テロ事件 その真相とその後」というタイトルで、
現代書館から税別3200円。
ちょっと高いんですね。
でも話し言葉で書いているので、とっても読みやすい本で、
私が見る限りは、この山入れ園事件について書かれた本の決定版かなと思うような内容になっていました。
佐藤美京さんは1953年秋田県生まれで、弟さんに障害があったんですね。
そして家族として10年間過ごし、
その後、養護学校、今の特別支援学校の教員を21年勤めています。
それからフリージャーナリストになっているんですね。
で、22年と。
この間、障害者が加害者になってしまった事件のルポルタージュを書いたりしながらですね、
それからキガ陣営という名前の雑誌を発行してきていますけれども、
この雑誌がですね、
哲学、社会学、倫理学、幅広くですね、取り扱っていて、
活字だらけ。
すごい本があるなと思いました。
マイナーな雑誌だとは思います。
ただこれを作ること自体がとんでもない、
かなりの知識がないとできないなというふうに思ったんですね。
佐藤さんがそういう批評家の側面も持っているというのはよくわかる本でした。
で、この方が出版をした本の講演会が、
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土曜日、2月11日に神奈川県の相模原市で開かれたんですね。
仲間でもあるので、コロナも少なくなってきたから、
飛行機に乗ってちょっと行ってみたんです。
一三家族として上京したんだけど、
行ってみたら、私の名前の張り紙とかあってですね、壇上に。
いきなり喋れと。
びっくりしましたけど。
それは佐藤家ですね。佐藤さんがこんなふうに話をしています。
事実関係に関しては、記者さん方も最初から非常に取材を旺盛にされていたので、
それを超えると言ったらいいでしょうか。
何かその事実に付け加えるような取材はちょっと難しいだろうと。
そこでどうやって自分の書いていくものを差別化していくかということを考えたときに、
例えばなぜ被害者の方が、遺族の方が匿名になったのか、
そこにはどういう問題が一体あるのか、なぜなのか。
それから、山寄り園でもなかなか自分たちのやっている支援について振り返って、
そこで振り下げて何かメッセージを発信してくるということをしてもらえない。
そうしたらそれに対して、施設と思っている問題というものも、
やっぱりしっかりともっと掘り下げて考えていく必要があるのではないか。
一体あの裁判がどういう裁判で何がそこで話し合われて、
どういうものだったかということが、しっかりと今までみんなに提示できていたのか。
それから、植松死刑囚、私はだんだん考えるようになっていったのは、
彼がしゃべっていたことは本当にたくさん、いろんな有性思想のことだとか、
対魔のことだとか、障害者のことだとか、いっぱい書かれて語られているんだけれども、
むしろ大事なのは、彼が語ることを拒んだこと、語らなかったこと、
そちらの方に何かこの事件を考える非常に重要なヒントが隠されているんじゃないかと。
こんなふうに佐藤さんはこの本で8つの仮説を説明していくんですね。
その仮説の1が今の話です。
植松死刑囚は重要なことを話していない。
不必要なことを語りすぎるし、重要なことを話さないという傾向が見える。
したがって彼の語ることを真に受けてはいけない。
何らかの裏読みや深読みが必要になる。
というのがこの仮説の1なんですね。
つまり僕らが取材した相手が何と語ったかというのを伝えていくわけですが、
語らなかったことを探ろうというふうに取り組んでいます。
8つある仮説のうちもう1つだけ紹介すると、
怒りと憎悪と被害感情が反転した攻撃感情というふうに挙げています。
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じゃあ自由度の障害を持っている方たちとはいえてあるからこそと言った方がいいかな。
その時の自分の身の回りで世話をしている支援者がどういう人間かということに関しては、
とても敏感に察知するんだと思うんですね。
レシツケでこういうこと鼻先をこずいたと。
それは犬や猫をしつけるときもそうやってきたから、
人間の場合もそれと同じなんだなんてことを言っているわけですね。
こういうことを考えている人間に利用者の人たちが心を開くわけがない。
そうすると絶対反抗しますよ。
服を脱がせようとするとちょっと嫌がってなんかこうやるとか、
ご飯を食べろと言ってスプーンを出すとか、こうやって顔を背けるとかですね。
彼らなりのやり方でおそらくですよ。
いろんな形で反抗していく。絶対そういうことを聞かない。
そうすると上松佐藤氏支援者は非常に自分のプライドが傷つく骨あろうと思うんですね。
そこでなんかこう自分のいろんな受けた周知を利用者さんたちのほうに返していくような関係になってしまう。
そうするとあとは一直線ですよね。
じゃあ周りの支援の状況はどうだったのかということもとても気になる。
それも本の中で書いているんだけれども。
佐藤さんは養護学校の先生だった。つまり支援者だったんですね。
だからこそこういう視点を持っていて、本の中でこうも書いてるんですよ。
障害を持つ人との感情交流という支援職員としてはまず身につけるべきスキルをついに持てなかった。
持とうとしなかったということを示しています。
決して障害を持つ人たちが何もできない故にではありません。
何もできないのは植松容疑者自身の方だったんです。
なるほどなぁと。びっくりしました。
確かにそうだろうなと思います。
そしていろいろな取材をしてきた結果を見ながら、自分では直接はほとんど会えていないんですけど、
急に起こり出すという特徴があるという鑑定結果が出ていることに佐藤さんは注目したんですね。
異動性という、容易の異に起こる異動性という言葉が鑑定の中にあったんです。
佐藤さんは傍聴に行ったときに実際に会った植松被告に、閉廷後の法廷で直接挑発してみたというんです。
ちょっとしたことで起こりやすいということを異動性というようですけれども、
そういう言葉が鑑定の中にあって、私もすごくそのことが気になっていた。
それで大抵するときに、席を立つときにすごいバカにしたような顔をして、
あんたはいろいろ偉そうに言ってるけど、所詮こんなもんじゃないの?
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みんなにバカにされてるんじゃないの?みたいなことを思い切り表情に込めて、
ちょっとこっち見ないかなと思ったらちょうど目が合ったんですね。
そしたらパッと本当に顔が真っ赤になって、上目遣いになって私を睨みつけてきて、
すぐ刑務官、裁判所の人たちに囲まれてそれで終わったんですけれども、
あっと思いましたね。私が見たかったのはこの反応だというですね。
びっくりしましたね。顔色を見ただけで自分に対して非常にバカにしてると思われた瞬間に
真っ赤になって怒りだしたと。異動性、怒りやすい性格だということは本当なんだなということを
佐藤さんが法廷の中で確かめてみたというんです。これもまたちょっと驚く取材方法です。
潜在的なものをグッと引き出したわけですね。
そうですね。そしてこの本の特徴はですね、戦後史、現代史として津久井・山入憲事件を描いている。
山入憲事件は戦後福祉75年の負の集大成なのではないかというふうに捉えています。
福祉が目指してきた中で境外化していった中身があり、時代が形だけの福祉になってきている。
そういった要素も指摘していると思いますね。
そして上松被告についてですね、本当に戦争の背景とか、戦争と福祉のこととか、彼は本当にいろんな知識があるので幅広く論考していく形をとっています。
サブタイトルは戦争と福祉と優勢思想というんですね。
時代的に70年くらいのロングスパンで物を見ていますし、戦争と福祉の関係にも踏み込んでいる視野の広さがあるんです。
私もちょっと喋らなきゃいけなかったので、喋ってみました。
RKB毎日放送の寛兵と申します。
福岡の放送局で記者をしていますが、東京に単身赴任していた時にこの事件に遭遇しまして、
障がいを持つ親として記者として取材をしなければいけないのではないかと、しばらく時間がかかって覚悟をしまして、
上松との面会を重ねてきまして、ドキュメンタリー番組を何本か制作しております。
この会には一人のメンバーとして参加してきましたが、福岡に戻ってしまったのでなかなかもう来れないでいたんですが、
今回の本の出版記念ということで駆けつけてきました。
私もこの取材にだいぶ絡んできていますけど、いろんな本も見ていますが、
今回の本はこの事件に関する決定版じゃないかなと、今の段階では私はそう思っています。
津久井山淵事件を考え続ける会を続けてきた仲間たちの現段階での集大成みたいな感じになっているんじゃないかと思います。
私たちがどんな社会に生きているのか、関心のある方はぜひお読みいただきたいなと思います。
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とても読みやすい本だと思います。
今日はこの本をリスナーの皆さんにプレゼントということで、
まあ抽選にはなりますけども、興味のある方はご応募いただきたいと思います。
メールはgu.rkbr.jp
ファックスは0928448844でお待ちしております。
プレゼント当選者の発表は発送をもって返させていただきます。
この時間は寒米カルブミのキャッチアップでした。
卓語家の立川翔司です。
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立川翔司のニュース落語。
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本と音声両方で立川翔司のニュース落語。
どうぞご引きに。
ありがとうございました。