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イリカミネ
イリカミネ
抱きしめて
いつだって
切られて
切られて
イリカミネ
三菱電機
この時間は日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Upです。
火曜日は、RKB神戸金史解説委員長です。
この週末にですね、福岡刑務所で強制店があったんですね。
刑務所で入ってらっしゃる方がものを作って、それを安価で販売する。
久しぶりに開かれたということで言ってきたんですけど、いろんなものがあって面白かったですね。
綺麗な革靴とかね、バッグとか。
ちょっとリュック買おうかなって悩んだんですけど、1万5000円ちょっと手が出せなくて。
かっこいいなーなんて思ったんですけど。
そこに佐賀少年刑務所からの出店もあったんですよ。
少年刑務所ってご存知ですか?
あのですね。
10代の?
そうですね、犯罪を犯した時に未成年だったりして。
犯罪傾向の進んでいない17歳から25歳までの男性受刑者を収容する刑務所が全国に6箇所あるんです。
20歳を超えてる方もいらっしゃる?
刑を受けてる間にもありますでしょ。
25歳までって聞いてますけども、全国に6箇所、近くだと佐賀があります。
函館、森岡、川越などですね。
もう一箇所、奈良にもあったんですけど、奈良は2017年で廃止になってるんです。
この奈良少年刑務所で、男性受刑者、少年受刑者たちに
コミュニケーションをもっと学ばせてあげてほしいと頼まれた作家で、詩人の方がいらっしゃいます。
一度ここで紙芝居で読んでいただいた梁美智子さんとおっしゃる作家さん、詩人さんです。
毎日童話新人賞を受賞したり、泉教科文学賞も得ている方ですね。
この方が奈良に移り住んだ時に、少年刑務所との付き合いができて、
名刺を交換した後、突然頼まれたのです。こんなきっかけだと聞いています。
戻ってきた時に困らないような人になってもらおうと、その教育に思いを置くということじゃなくて、
情緒面のこともちゃんとみんなとコミュニケーションできる人になってもらいましょうというようなこともあって、
社会性を寛容するプログラム、じわじわと水が染み込むように育てていくというやつなんですね。
その講習をやってくれって言われたんです。
え?私は直接受験者とお話しするってことなんですか?って聞いたら、
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そうです。
え?どんな罪の人が来てるんですか?
そうですね。強盗、殺人、レイプ、放火、覚醒剤などですって言われた。
え?ちょっとそれは。
そう知らずに電話の向こうで困らせるの。
この子たちは困った時に助けても言えない。コミュニケーション不全で。
嫌なこと頼まれた時に嫌ですも言えない。
一番愛してくれるはずの親から殴られたり、お前なんか真似なきゃよかったって言われたり、
あるいは教育熱心すぎる親に、こんな店長家の子じゃありませんって言われたり、
いろいろあって、ここに来てるんだって。
つらいから心を閉ざしている。
閉ざしていると悲しいっていう気持ちも入ってこないけど、
嬉しい楽しいも入ってこなくなると。
そうすると自分が何を感じているのかわからなくなる。
そういう状態になっちゃうんですって言われる。
生きている実感がない。
だから彼らは荒野にぽつんと一人で立っているのが彼らの心の景色ですと。
そこに童話や絵本や詩を使って、
彼らの心の芽を生やしてあげて情緒を育ててやってほしいんですって言われたんですよ。
言葉を使って。
何言ってんのこの人と。
難しいと思います。
だって人を殺すところまでですよ。
こじらせまくって、実行しちゃってきちゃってる子たちですからね。
そんな子に本とか詩とか何って役に立つの?そんなの。
自分が錯覚しながら、全然そこまで信じられない。
無理ですって言ったんだけど拷問されちゃって。
この子たちこのまま返したら、
助けても言えないから絶対刑務所に逆戻りですと。
それだけは避けたい。何とかしてくださいって、
こだされちゃってやることになっちゃった。
こんなことを頼まれたら大変ですよね。
はいわかりましたって二つ返事にはなかなか回答できないような。
作家である寮さんでさえこういう気持ちになったと。
ただそこにはね、やっぱり嫌なことを頼まれても嫌ですも言えないような精神状態。
教育熱心すぎる親にもこんな天才うちの子じゃありませんと。
そういう中で起きてきた。
罪は罪なのでも当然刑務所で受刑者としてやっていただきゃいけないんですけど、
まだ若いですし必ずいつか社会に戻るわけですから、
その時のためにもというふうに少年刑務所から頼まれた。
独自の公正教育の社会性関与プログラムというのをやっていて、
寮さんは2007年から16年まで物語の教室というのを担当したそうです。
月に1分90分の授業。受講者は10名ほどだったそうですが、最初はこんな感じだったそうですよ。
刑務所の中で一番困ったじゃん。困ってるじゃんですね。
みんな対話もできないと。間違えてても注意されても返事もできないと。
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そういうような子ばっかり従事に呼ぶんですよ。
もう教室入った時にこんなの授業できるんですかと思いました。
だってブルブルブルブルブルブル震えてるような子がいると思えば、
俺さまオーラ全開で人にらみつけてる子もいるし、
真っ暗な顔して下向いたって何も言わない子とか、
目が宙を泳いじゃって、人というよりは血の塊、目玉はB玉ですか?
ニャンニャンニャンニャン、四六時中笑えてる子とか。
怖いですよ。
怖いですよ。こんなんで授業できるんですか?と思いましたよ。
このお話は福岡市にある書店のブックスキューブリック箱崎店であった
梁さんのお話を聞く回だったんですね。聞き手は店長の大井実さんです。
で、梁さんを引き受けて、最初はとにかく絵本をみんなで読もうと。
で、登場人物の役柄がありますからそこに線を引いてここだけ読めばいいからって言って
みんなで順番に読んでもらう。でもみんなガタガタで大変だったそうです。
ところがですね、突然ですね、みんなでこうやるといろいろ
それに合わせてしゃべろうという動きが突然始まって
最初の授業で本当に驚いたそうです。
全部ひらがなで描いてあって、優しい2,3条とか4条とか大した様子ないんですけども
前に二人立ってもらってみんなも床の上に座ってこっち見てるんですけども
ああ、大丈夫かな、読めるかな、読めるかな、読めるかな
最後のページまで行くとみんなホッとして
よかったねって言ってすっごい盛大な拍手がまくんですよ。
1時間初めて行った授業の最初の1時間目のその瞬間でした。
いきなり変化が始まった。いきなりですよ。
緊張したけど読めてよかったですとか、拍手もらって嬉しかったですっていうのを
その最初はみんなちょっと下向いてやりたくないって言ってた子がだんだんね、やりたくなってきて
最後のほんのりとじゃあ次誰やりますかって
はい!とか自分から手を挙げるわけ。
最初のそのアウェー感と全然違う空気感になってるんですよ。
たった1時間半の最初の初対面の授業で。で、すごいなと思って。
すごいなと思いました。これ実体験なんですよ、りょうさんのね。
絶対無理と思ってた少年たちが読み始めて
で、みんながハラハラしながら本当に読めるのかなこの人とか心配して
読めた瞬間に拍手が出た。そういう中で空気感が全く変わってきて
あの刑務所の方々が何をしたんですか一体って
どうしてこんなことがあって、りょうさんは別に何かしたっていうよりも
彼らの中にあるものが引き出されてきたっていう感じだったと思いますね。
それでね、この話をお伝えしたくて今日はこのコーナーを用意したんですけど
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ちょっとりょうさんの体験をもう一つ聞いてみてください。
だいぶリラックスして楽しくなって仲間感ができたところで
ここまでが心の準備体操で、ここからはそれじゃあ
詩を書いてってね、宿題でって。
そうすると先生、宿題って何ですかって聞かれるの。
小学校にも行かせてもらえなかったから宿題って言葉も知らない。
いや、上手なのし、いい詩を書かなくていいんだよって
立派なことを書こうと思わなくていいんだよって
つぶやきでもいいし何でもいいんだよって
一生懸命ハードル下げて
どうしても書くことがなかったら好きな色について書いてちょうだいっていう
お題を出したの。
でもその前に先生が、教官がね
お前ら書くことがなかったら書くことがないって書いてきていいんだぞって言うから
余計なこと言っちゃえ!とか私は思って
そしたら全員書くことがないとか分からないとか見つからないとか書いてきて
来週は書いてきてねって言ったら
ちょっとりょう先生かわいそうとか思って書いてきてくれたの同調して
そしたら一人だけ書くことが見つからない第2弾って書いてきて
頭いいじゃんって
こいつはと思ってめっちゃくられてるのかなと思ったけど
次の時間に突然書いてきたんですよ
涙っていう詩でこの子が警察に捕まったときの話を書いたんですね
涙
仕事一本頑固な父
名前で呼ばれたこともなかったから
必要以上会話すらないそんな関係である
ある警察官は僕の父に質問をしました
子供を漢字一文字でたとえると何ですか
真っ白な紙に大きく大きく書かれた文字は宝
そのとき僕は抑えられない何かを感じました
数秒後には綺麗な涙が流れていました
ガーン
いい詩です
泣いちゃいました私これを読んで
グッとくるものがありますね
綺麗な涙が流れていましたっていう文章を書けるのかと思いました
上手な詩書かなくてもいいんだよ好きな色について書いてきてもいいんだよ
色についてみんなが書いたものが梁さんの書いた本に取り上げられていました
例えば金色と書いた少年がいます
金色は空に散りばめられた星
金色は夜翼を広げ羽ばたく鶴
金色は高く響く鈴の音
僕は金色が一番好きだ
これ少年受験者が書いた実際の詩なんですね
色について書きやすいかもしれませんね色だったらね
その中で一番衝撃だったのはたった一行の色についての詩です
雲というタイトルです
空が青いから白を選んだのです
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という詩を書いてきた子がいるんですって
これは本当に驚きだったようですね
その中で上層教育
いろんな心の傷も抱えている少年たち
人に傷も負わせているけども自分も傷を負っているわけですね
生まれた時育ってきた家庭で
そういう中でいろんなことを考えるようになっていく
変化が生まれていく
そうしたことをまとめた本があります
梁さんの本はあふれ出たのが優しさだった
奈良少年刑務所絵本と詩の教室
という西日本出版社から出された本があります
それから少年が書いた詩は空が青いから白を選んだのです
奈良少年刑務所刺繍
慎重文庫から
こういった形で書籍も加盟されているので
お読みいただけたらなと思うんですけど
その経緯を書いたノンフィクション作品の
あふれ出たのが優しさだったは
梁さんのサインをいただいて
一冊リスナーの方にプレゼントしたいなと思っています
この経緯が丁寧に書かれていて
ちょっと読むとびっくりする
そして罪を犯したんだから
隔離しておけばいいじゃないかという話ではなく
その子たちが社会に必ず戻ってくる
そこまで考えないと
私たちの社会がうまく維持できないんじゃないかなと
私はそれを読んで思いました
プレゼントしたいと思いますのでぜひ
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立川翔子