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2020-12-13 16:10

021. コズミック・カレンダー

カール・セーガン博士が唱えた「コズミック・カレンダー」を紹介します.コズミック・カレンダーとは,宇宙が始まってからの138億年を1年に例えたときに,何月何日に何が起こったのかを書き込んだカレンダーのことです.人類はいつ生まれたのでしょうか.ぜひ聞いてみて下さい. 

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いちです。おはようございます。
先日、地球はシュークリームだというお話をさせていただきました。
何が言いたかったのかというと、地球というのは、我々が立つ世界から見てみると、
広い大地があって、広い海があって、なんて大きな星なんだろうと思われると思うんですけれども、
宇宙全体から見ると、非常に小さなボールのような形をしていて、
その内側というのがとろとろの液体で、表面がこんがり焼き上がって冷えていて、固くなっていると。
だからシュークリームであったり、たこ焼きのようなものですよというお話をさせていただいたんですけれども、
こんなふうに身近にあるものに例えると、宇宙スケールのものも割と理解しやすいのかなと思って、
こんなお話をさせていただきました。
これは空間の話だったんですが、では時間軸を身の回りのものに例えるとどうなるだろうか。
これは今から50年近く前にアメリカのカール・セーガン博士という方が提唱している概念があります。
コズミックカレンダーと言いまして、宇宙が1月1日に始まって、それから365日経って現在がある。
つまり宇宙の歴史全部を1年のカレンダーにギュッと圧縮したら、何月何日に何があっただろうということを書き込んだものなんですね。
1月1日の0時0分に宇宙が始まりました。
それから1年経って現在があります。
そうすると、例えば何月何日に太陽系が生まれました、何月何日に人類が生まれましたということを書き込んでいけば、コズミックカレンダーが完成するというわけです。
早速言ってみたいと思います。
1月1日、今からおよそ138億年前に相当します。
ビッグバンと呼ばれる現象があって宇宙が始まったんじゃないか。
ビッグバンというのはほぼ確実にされている宇宙の始まりで、その前何があったのかというと、これはすごく深い問題なんですよ。
誰も答えを知らないんですけども、ただ僕の大好きな仮説があるので、これは6月6日の最後にご紹介したいと思います。
とにかく1月1日に宇宙が始まりました。
銀河、銀河系というのは我々が見ることができますね。
銀河というのは最初の銀河が生まれたのがおそらく1月22日です。
我々が住んでいる銀河、なんていうかというとミルキーウェイと言います。
天の川ですね。
これは何かというと、街中ではもうおそらく見ることができないんですが、光の少ない地域で夜空を見上げていただくと天の川を見ることができるんですけども、
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天の川というのは我々が住んでいる銀河を横から見ていることになります。
我々は割と銀河の辺境に住んでいることになるので、銀河の断面が割と綺麗に見えています。
これがミルキーウェイですね。
ミルキーウェイが今の形になったのが5月の12日頃、最初に生まれたのが3月16日だそうです。
今の形になったのが5月12日頃、もうほぼ半年経ってますよね。
それから太陽系がその銀河系の中で生まれた、これが9月2日だそうです。
もう夏一気に終わってしまいましたね。
9月2日に太陽系が生まれました。
およそ46億年前のことになります。
さて、太陽系が生まれたということは地球も生まれているんですけれども、地球と月が生まれているんですけれども、
ここまたね、地球と月がどのように生まれたのかというのは非常に面白い説があって、
これまた別の録画、録音でお話をしていければと思っているんですが、
次に行ってみたいと思います。
最初の生命が生まれたのが、これがおそらく9月21日頃、
ひょっとしたらその自己複製をする分子というのはもう少し早く生まれているかもしれないですが、
生命と呼べるものは9月21日です。
もう秋も進んで深まりつつある頃ですかね。
その頃はまだ地球の大気には酸素がほとんどありませんでした。
酸素というのは生命にとっては猛毒なんですね。
分子を酸化してしまう、簡単に錆びさせてしまうために猛毒なんですね。
だから酸素というのはほとんどない中で生命と呼ばれたんですけれども、
その後生命が吐き出す酸素がどんどん溜まっていって、
大気の中に酸素が現れてきたのが10月29日だそうです。
11月の9日になると細胞というものが、
心格細胞を持つ生き物が生まれるわけですね。
心格細胞というのは我々の体を構成している細胞と同じ種類です。
細胞の中に核がある生き物ですね。
これも以前どこかでお話をしたかな、
白い涙事件の鍵になる話なんですけれども、
また機会があれば心格生物のお話もさせてもらえたらと思います。
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最初の多細胞生物が生まれたのは12月5日だそうです。
もう12月になってしまってますね。
年の瀬に初めて多細胞生物が生まれました、12月5日。
ということは12月4日までは皆さん単細胞生物だったわけですね。
それからお魚が生まれたのが12月の17日。
もう年の瀬も年の瀬ですよね。
植物が地上に生まれたのが12月20日。
昆虫が生まれたのが12月21日。
いろいろな生物が生まれつつあったんだけども、
12月24日クリスマスイブの日に大量絶滅というイベントがあって、
57%の種が、
57%の族、
ごめんなさい、今英語で読んでいて正しい翻訳が分かっていなくて、
83%の種が、
種で数えると83%が絶滅したと。
なんてことでしょうね。
恐竜はまだその時にはいなくて、12月25日に恐竜が生まれています。
恐竜もその後すぐに絶滅をしています。
12月26日に絶滅をしていて、その後哺乳類が生まれている。
12月27日に現在の蝶類が生まれていて、
12月28日にはお花が生まれています。
12月30日になると、また絶滅イベントがあった。
地球何回絶滅してるんでしょうね。
何でしたっけね、五大絶滅でしたっけね。
何度も絶滅イベントがあるんですけども、
その中で哺乳類たちは生き残ったんですね。
12月31日、最後の日の午前6時5分にお猿さんたちが生まれています。
極初期の人間が生まれたのは、なんとですね、
12月31日の22時24分、夜ですね。
夜の10時24分、10時半頃に初期の人類が生まれていて、石器を使っている跡があると。
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今から250万年前ですね。
旧石器時代の始まりですかね。
12月なんですよね。
12月31日の23時44分、残りあと16分という時に火を使うことを覚えているようです。
23時52分に現在の骨格が同じ人間が生まれている。
だから残り8分で今の人間の形になっているんですね。
23時58分になると彫刻と壁画を描いている。
23時58分、あと2分というところで、
彫刻といっても石器を叩いたり擦ったりして作ったものですね。
それから壁画なんかが残りあと2分というところで始まっています。
23時59分32秒に人類は農耕を始めています。
およそ12,000年前ですね、農耕を始めています。
というのは23時59分33秒に氷器ですね、氷河期の中の最後の氷器というのが終わるわけです。
これは12,000年前にあたります。
そして12月31日の23時59分47秒に西道器時代、これは世界史で言ってますからね、日本には西道器時代ないですけども
今から5,500年前ですね、西道器時代に入って、それから23時59分48秒にイジフトで王朝が生まれています。
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文字が、アルファベットの文字が生まれたのが23時59分49秒、この時に車輪も発明されているそうです。
23時59分51秒、イジフトが中央国時代、それから23時59分52秒、あと8秒というところで西道器時代から鉄器時代という変化が起こっています。
3,500年前ですね、もうあと8秒しかないんですね。
23時59分53秒に鉄器時代に入っています。
23時59分54秒になるとブッダが誕生だそうです。
すごいですね、あと6秒残したってブッダが生まれています。
時代区分でいうと紀元前ですね、2,500年前ですね。
それから23時59分55秒、イエス・キリスト誕生ですね、5秒前ですよ。
そして23時59分58秒、ルネッサンスがあった。
アジアではモンゴルですね、大帝国を作った時期ですね。
クリストファー・コロンブスが、クリストファー・コロンブスって言っちゃいけないんですよね。
クリストファーって英語だからコロンブスも英語にコロンバスって言わないと矛盾しているわけですよね。
アメリカを発見したりとか、それからジョン・セバスチャン・バッハが女子を作ったりとかが23時59分58秒ということになります。
こんな風にして宇宙海辺からの1年間をカレンダーにする、コズミックカレンダーにするとこんな感じで
ほぼ23時59分の50、人類の文明を遡っていっても40、40秒、45秒ぐらいからしか、だから人類は1年の中の15秒しかまだ生きていないということになろうかと思います。
1月1日の前に何があったのか、宇宙が始まる前に何があったのか、これはもう誰にも答えられないんですが、僕ね大好きなセリフがあって、
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バカ本を書かれた赤塚富士夫さんって漫画家いらっしゃいますよね。
その赤塚富士夫さんがにゃろめの面白宇宙論っていう本の中で前書きだったと思うんですけども、宇宙が始まる前はやる気があったっていうことを書かれてたんですね。
僕その説が大好きで、そうかだから宇宙始まる前はやる気があったんだという風に僕は解釈をしています。
今日はコズミックカレンダーをご紹介させていただきました。
カール・セーガン博士っていうのは我々に非常にたくさんのインスピレーションをくれた方ですので、また折に触れて紹介していきたいと思っています。
それではまた次の動画録音でお会いしましょう。
イチでした。
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