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2024年5月25日。始まりました、佐々木亮の宇宙話。 本日は、宇宙に酸素がたくさん生まれたのって、いつなんだろう?
そんなお話をしていきたいと思います。 僕たちが体を構成している、僕たちが生活する上で必要な酸素ですね。
この酸素、 宇宙空間に元からあったわけではない。
しかし、いつ、そんなにたくさんできたんだろう? ここが結構疑問だった中で、最新の研究の中でです。
宇宙が誕生してから数億年経ったタイミング。 大体5億年とか7億年経ったタイミングで、酸素が一気に増えるタイミングがあったんじゃないか。
今回はそんなお話をしていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
ということで、改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1323話目を迎えるというところで、
基本的には1話完結でお話ししております。ぜひぜひ最後まで 楽しんで、そして好きなタイミングから聴いていただいていいんじゃないかなと思っております。
すごいですよね。もうこの間1300話って言ってたのに、なんか太陽フレアとかの特集をバンバンやってたら気づいたらもう23話も収録していたっていう感じになっているんで、
これからも黙々と頑張っていきたいなと思っております。 最近はたくさん聞いてくれる方いて本当に嬉しいなと思っております。
でですね、今日の月齢を紹介していきましょう。 5月25日、月齢は
満月から2日経った加減の月ってやつですね。 ちょっとずつしぼんでいく姿が見える状態かなぁと思っております。
これね、だんだんだんだん細くなっていく姿っていうのは僕は結構好きで、 意外となんかこう月を毎日見てると新月になっていくペースってなんか早いなっていう。昨日と
よくよく見たら全然違うなぁみたいなのを気づけるような気がしてくるんですよね。 なので天気が良い方はチェックしてみていただけたらいいんじゃないかなと思っております。
ということで本題に入っていこうかなと思うんですが、 一つですねすいませんちょっと個人的なお知らせがありまして、実は先日
子供が私生まれまして、 あの今家にいるんですよ。で、なので途中で
あの泣き声とかが入ってきてしまう。 これはねもうちゃんとしたラジオ番組とかではなく家で撮ってる
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感じだからこそなんですけど、 泣き声とかねそういうのが入っちゃうかもしれないんですが、まぁそれも
ポッドキャストの味だと思って楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。 ちょっとねバタバタして配信のタイミングとかも若干ずれ込んでしまうかなーっていう
タイミングあるかなと思うんですが、 そこは
お許しいただけたらと思っております。 はいということで
じゃあ早速やっていきましょうか。 本題いきましょう。今日は酸素っていつできたんだろうそんなお話です。
僕たちが生活していく中でやっぱりこう酸素の存在って絶対に無視できないじゃないですか。 そんな酸素って宇宙空間にどうやってたくさん生まれてきたんだろう
そんなお話ですね。 そもそも宇宙ができた
138億年前のこのビッグバン。 ビッグバンでできたっていうふうに思われていて、そのビッグバンがバーンって起きて宇宙空間
出来上がってきましたっていうふうになった状態の時。 このタイミングの時って主に
水素 あとヘリウム
って言われるものが 支配的というかほとんどそれしか存在していない状態だったんですね。
でこのなんで水素とヘリウムいきなりこんな言葉出されてもいきなり難しく感じ ちゃうよっていう方いると思うんですけど
水素ヘリウムこれって軽い元素なんですよ 科学苦手な人もたくさんいると思うんですけど
周期表とかって覚えさせられたの記憶にないですか 中学校とかかな
で覚え方とした水平リーベ僕の船っていうふうに覚える あの水平リーベ僕の船の水と平ですよね
つまりあの周期表を見るっていう行為って単純にあのリストを覚えろとか 名前を覚えろとかそういう流れなんじゃなくて宇宙目線で見ると
宇宙空間でできた順番というか できやすさというか存在しやすさというか
が反映されたリストなんですよ こうやってみるといきなり周期表ちょっと面白く見えてきません
ねなんか無機質に水平リーベ覚えて5番目がみたいな覚え方してたと思うんですよ 少なくとも僕はしてて全然面白くないな
化学みたいなあの化学ですね ケミストリーとか
ならなんか全然ピンときてなかったんですけどまぁそんな苦手なまま 大学そして研究を始める大学に行くみたいな感じになってくると
宇宙の勉強をしていくと研究進めていけばいくほど ぶつかるのは目に見えない地場とこの間まで話しましたね
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地場と元素なんですよ 地場と元素の壁にぶつかってで特にその元素の中でいろいろものを見ていくと
あの周期表で覚えたことだったり科学的な結合の件分 勉強してたことっていうのが
実は宇宙空間でめちゃめちゃ役に立つっていうことがわかって そこでちょっと科学好きになったんですよね
もともと苦手意識があるからそこのインプットめっちゃ時間かかったんですけど なんかこう腑に落ちたタイミングというか化学を勉強することの意義みたいなのが
宇宙側から一周回ってしっくりきたっていうそんな状態だったんです そんな感じで宇宙空間にはこうできたタイミングの頃っていうのは水素とヘリウムしか
ほとんどなかった そしてその中で
星ができて 星ができるってことはその中で核融合が起きて で核融合を切ると融合っていうぐらいだから
元素と元素がくっつくんですよね そうすると水素とヘリウムしかなかったところからだんだん
炭素とか酸素とかで鉄とかでどっとどんどんもっと重い元素っていうのが現れ始める っていう中そういうステップを踏んでいくんですよ
でそこで星の中で作られた重い元素たちっていうのが 最終的に星が爆発することで宇宙空間に撒き散らされて
でそれがまた新しい星の中に取り込まれてまた弾き飛ばされてっていうのを繰り返して 宇宙空間の中っていうのは
多様な元素がある状態 今の状態にたどり着いているっていうのが今考えられているステップなんですね
そんな中でやっぱ酸素水平リーベ僕の船の結構序盤に出てきますね酸素 この酸素が一体どういうタイミングでできたのか
誕生したての宇宙にはもちろんなくて星の中で作られるようになる でその星がたくさんある
銀河ですね何億っていう星が集まって1個の形 生態系みたいなのを作ってるのが銀河で
その銀河の中に豊富に存在するようになるまでの過程っていうのは まあこれまでなかなか理解されてこなかったポイントなんですね
でそんな中で今話題のナサが打ち上げたジェームス f 宇宙望遠鏡 昨日のエピソードでもちらっと話でできましたね
あのジェームス f 宇宙望遠鏡 宇宙の果て初めてできた星を見ようとしているっていうそんな観測装置の中で
もう遠くの120億年以上前の遠い宇宙っていうのを見に行く そんな観測を行ってあげたんですよ
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でこの観測を行ってあげて遠くの銀河 138個っていうのを観測してあげてその中の水素の量
水素じゃねえや酸素の量を調べてあげたと でその酸素の量を調べてあげた結果ですね
その距離で距離を見ていくとあるタイミングから酸素の量が増えている つまり宇宙が出来上がってから
あるタイミングをきっかけに酸素を が宇宙空間に多く具体的にはその銀河
あるタイミングより後の銀河っていう中に酸素が 比較的あるなということがわかったとそれまでの宇宙空間よりもね
でそれをちゃんと系統的にまとめてあげた結果ですね 酸素の存在比率っていうのが宇宙の誕生から5億年から7億年ぐらいのタイミング
で酸素の存在比が増えてきている可能性があるというところが観測的に明らかになりました つまりこれ
このタイミングで酸素が増えたことで今僕たちはこの宇宙空間の中で酸素のメリット みたいなのを享受して生きていけている
まあちょっと大げさですけどそういう状態になっているわけですね だからじゃあこのタイミングでできたのはもうちょっと具体的にどういう原理が働いて
どういうプロセスがあったからそこで思いっきり増えたのか みたいなところはまあこれからどんどん解明されていくポイントになるかなと
まずは今回のこの研究でこのタイミングで酸素が増える 状態でしたよということがわかったのでまあこっからまたどんどん次の研究に
発展していくと僕たちが必要としている酸素っていうのがどうやって 宇宙空間で誕生してきたのか
そこの理解が深まっていくんじゃないかなと思うんでこれからの研究 期待していきたいなという感じになっております
ということで今回は 宇宙空間にいきなり増えた酸素
僕たちが生きていくために必要な酸素っていうのは一体いつできたのか その歴史は130億年前まで遡れるそんなお話をさせていただきました
以上ですアフタートークに入っていきましょう お手紙紹介していきたいと思いますリスナーネーム桃栗さんからいただきました
去年から聞き出したビギナーリスナーですが過去回も少しずつですが聞いています さてポルトガルのニュースを見て思ったんですがもし近くに隕石が落ちてきたら
どこに連絡したらいいのでしょう私は前に気象観測の機器を拾ったことがあり その時は連絡先が書いてあったので連絡したのですが
隕石には連絡先が書いてないですよねーといただきました 面白い質問だなありがとうございます桃栗さん
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そうですねあの隕石が落ちてきたらっていうパターンで言うと その僕らが多分実感できるぐらいのめっちゃリアルに考えたんですよ
確かにそうだなぁと思って僕もその視点なかったわーと思ってたんですね でもそうしたらよくよく考えたら僕らが実感できるぐらいの
その隕石が目の前に落ちてきた場合 多分いろんな宇宙機関がそれを
捕捉できていると思っていてだから多分すぐ来るんですよ なんか家とか破壊されちゃってたらまあとりあえずなんか警察というかあの消防
とかそういうところに連絡すればいいかなぁと思っていて でえっとそしたらそのうちすぐ連絡来るし
あのなんかこっちから連絡しなくても勝手にどっかが湧いてくるんじゃないですか どうせどっかの研究機関とか国のねなんかそういう
採取するチームみたいなのが来ると思うんで でただあんまり
対応としては触れたりは絶対にしない方がいいんだろうなと思いますね これはその
宇宙の生物がみたいなそういう 変な話をしようとしているわけではなくて
まあこの宇宙話聞いてくれてるっていうところなのでなんかちょっと科学リテラシー みたいなのを持ってもらえばいいやぐらいの気持ちで言いますね
隕石落ちてきて触っちゃいますとこれなんだろうみたいなポンみたいな そしたらこれ持ったことによって
すごいその桃栗さんのを汚いって言ってるわけじゃないですけど 汚染されちゃうんですよ
人間の手で触ってしまったっていう情報が隕石の中に組み込まれてしまう 隕石の中っていうのは結局こう小惑星の情報とかを持っていて
その中にはもしかしたら太陽系の起源の話とか そういったところが詰め込まれている可能性があるんですね
その情報にをかき消すようなノイズを手に取った瞬間に入れてしまう可能性があると 思ったら
なるべく放置しておいた方が 良いかもしれない
でね まあなんかそんな夢のないようなこと言いますけど多分僕だったら触っちゃいますけどね
ということで危険なのかもしれません エイリアンみたいなのが出てきちゃうかもしれないのでそのあたりは
適宜ご対応いただけたらと もしね目の前に隕石落ちたことあるよっていう人いたらご連絡ください
そういうのちょっと聞いてみたいです ということでこんな感じで以上にしていきたいと思います
あっそうだ あとね別でコメント頂いたミチャさんから本予約注文しましたっていうコメントとかも頂いていて
あのね嬉しいですねなんか宇宙話関連じゃない 本ではあるもののそうやって僕が出すものに対して反応してくれるというのはすごい嬉しいなぁと
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思っているんでもしね良ければ amazon のリンクから ご予約いただけたら嬉しいなぁと思っております5月30日ですね
内容を知ってから書いたいよっていう人は僕のもう一つのポッドキャストチャンネル 隣のデータ分析屋さんの方で詳細話していこうと思っておりますので楽しみにしておいて
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