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2021-09-18 09:21

049. 七々四十九の話

江戸時代の狂歌師,大田蜀山人先生のエピソードをお話しました.

毎週金曜日朝7時にアート,リベラルアーツと科学技術に関するニュースレター『STEAM NEWS』を発行しています.YouTube,ポッドキャストでまとめもお送りしています.

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いちです。おはようございます。今朝はですね、長崎市内にある諏訪神社というところに来ています。
後ろにあるのがですね、噴水なんですけれども、日本で最初に作られた公園の噴水のレプリカなんだそうです。
ここよりもね、この場所にあったみたいですね。ここよりも前には公園の装飾として噴水が使われたということはなかったそうなんですね。
水がね、噴き出すというものはいくつかあったことあったと思うんですけれども、こういうお庭を作って噴水を作るというのはここが初めてなんだそうです。
この動画なんですけれども、投資番号は余談じゃなくて、メインの方の投資番号で、だからポッドキャストの方もそうですね、49番目に当たるんですね。
49って言うと、日本文化では嫌われる数字。
これあの日本だと今42の方が嫌われているかもしれないですよね。野球の背番号とかで日本人選手が42番つけていることってないと思うんですけども、いないですよね。大体外国人選手ですよね。
江戸時代まではどちらかというと49の方が嫌われてたそうなんですね。これ四十九と読みますが、漢字でね始まり終わり苦しむという風な
風に読めるので、四十九と読めるので、四十九の方が49の方が嫌われていたそうです。42も日本語の四二に繋がりますから、これも嫌われたことは嫌われたんでしょうけども、四十九の方が嫌われていた。
日本語ってこの母音の数が少ないので、
読みを当ててね、いくらでも悪い意味に持っていくっていうのは割とできちゃうんですけども、さすがに始まり終わり苦しむは嫌ですよね。
そんなことを言い出したら、メーカー面の不自通なんかも治らない痛みとかいう風にかけちゃいますから、それもちょっとこじつけもどうかと思うんですけども、ともかくあの四十九が嫌われたと。
西洋だと13という数字が嫌われていますけれども、これも理由が諸説あって、よくわかっていません。割り切れないからっていう説が結構根強いです。
日本の場合だと、特にプロ野球なんかで外国人選手に四十番渡すのは、四十番というのが死に繋がるから、響きがね、繋がるからということなんでしょうけども、
逆に西洋だと四十という数字は割と好まれる数字で、これは聖書の影響かもしれませんね。聖書の中に四十という数字がよく出てきますから。
それから、大学のランキングの中で一時期、文科省が日本版トップ30を作るんだという風に言われてまして、それはなくなったんですけれども、別の名前に変わったんですけれども、
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三とか三十とかいうのは割と日本で好まれる数字なのに対して、アメリカではトップ40というものがね、よく出てくる、ビジネスなんかでもよく出てくる数字です。
なぜ四十がいい区切りなのかというのもよくわかんないですね。ロシア語でね、四十は確かね、ちょっと違う呼び方があるんですけど、あれもなんか由来が違ったと思うので、なぜ四十がいいのかよくわかんないです。
その当て字、読みを当てて悪口にするというのは、始まり終わり苦しむで四十句というのもそうなんですけども、英語圏だとやっぱりダジャレで、ダジャレだったりとか当て付けをして悪口を言うというのはあります。
例えば、僕が以前クォーラーという質問サイトでお返事した内容にもなるんですけれども、例えば、ノースウェスト航空、飛行機会社、飛行機会社というか航空会社ですね、ノースウェストのことをよく悪口でノースワースト、ノースウェストって北西のアメリカ北西部航空ですかね、翻訳すると、ノースワーストって北部最悪航空っていう風な意味になったりとか、
これダジャレの例ですよね、それからこんなのもあります、デルタ航空ってDELTAって書くんですけども、デルタでしょ、DELTAでしょ、これを頭文字だと思って、Don't Expect Luggage To Arriveか、DELTAですね、Don't Expect Luggage To Arrive、お前の荷物が届くと思うなよ、航空とかですね、それからユナイテッド航空、ユナイテッドっていうのは集合するっていう意味なんですけども、
スペルをちょっと変えてアンタイドってバラバラになるっていうね、全米バラバラ航空とかね、全米つかないか、バラバラ航空とか嫌ですよね、なんかね、飛んでるとなんかこう羽とか緩んでって、もげちゃうじゃないかって思いますよね、そんなね、ダジャレで悪口を言うというのは決して日本だけではなくて、アメリカでも当然、イギリスなんかでも当然ある文化です、もちろんフランスでもロシアでもあるんでしょうけどもね、
で、今日トピックに挙げたいのは49の方、四十九の方なんですけれども、これもう僕ね、あちこちで喋っている大好きな話があって、長崎にゆかりの話でもあるんですね、というのは長崎武行を務めた、江戸時代の末期の方ですけども、長崎武行を務めて、もう僕の、当然個人ですから直接お会いしたことなんかも当然ないんですけども、
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大先生と思っている太田植三陣という先生がいらっしゃって、歌人ですね、歌う歌われる方なんですけども、狂歌というね、狂った歌と書いて狂歌という、ユーモアですね、たくさん歌われた方で、その方の伝説が残っています。
で、ある日、植三陣先生のお友達の家でお侍が集まっていて、お餅が49個残ってしまった。49個、四十九ですから、みんな縁起が悪いと思うというのを一度しょんぼりしてしまった、しょげ返ってたそうなんですね。
なんてことだ、お餅が49個残ってしまった。お餅がたくさんあるということはお正月かなんかだったんでしょうね。正月早々、縁起が悪いなみたいな、しょげ返っていて、その中の一人が、そうだ、植三陣先生を呼ぼうと言って、植三陣先生が呼ばれてきました。
植三陣先生が、いやいやいや、これはめでたいことではないかというふうにお祝いを言われるんですね。お餅が49個でなんでめでたいんですか、私だって、四十九で始まり終わり苦しむので、一年の始まりではこんな縁起の悪いことないじゃないですか、という話なんですけれども、植三陣先生はこう言われるんですね。
七福神に七つずつお餅を配れば、七七四十九じゃないかと。こんなめでたい話があるかというふうに言われたんですね。
いやーもう僕ね、それをね、その話を読んだときね、非常に古い明治時代に書かれた本だったんですけれども、それを読んだときにね、もうこの人天才と思って、時代背景としてお餅が49個って、
普通それだけでもお餅があるってありがたいじゃないですか。だけどなんかそれで諸元帰ったりとか、それをね、七七四十九で七福神に七個ずつという起点の聞かせ方、ユーモアの持ち方、それから掛け算の福をね、当時ね、西洋から数学入っていけない時代にそらんじてみせたという、和算のね、心得が、もちろん植三陣先生は長崎武行されるぐらいですから、数字にも強かったと思うんですけれども、
そういった起点の聞かせ方、数学を使った起点を聞かせたという点でも、もう僕ね、植三陣先生はすごいなぁと思っています。
当時のですね、
なんていうんですかね、文化人にありがちなですね、酒の話、女の話はまあ、
それはいろいろある方ではあるんですけれども、そういったユーモアのセンスなんかはね、僕は大好きな方です。
というお話でした。というわけで、このYouTubeポッドキャスト49回目の話は、大田植三陣先生の話で締めくくりたいと思います。
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今日も聞いてくださって、見てくださってありがとうございました。また次の動画、ポッドキャストでお会いしましょう。
以上、市でした。
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