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2023-08-27 09:42

【#103】第413回圓橘の会 23/8/27 #三遊亭圓橘 #ちきり伊勢屋

#三遊亭圓橘 #ちきり伊勢屋 #三遊亭萬丸

ちきり伊勢屋はほんと面白い落語で、ただ長いので3回の連続物として口演されるそうです。来月は噺が大きく動きますから、絶対に面白い。聴いてほしいです。萬丸さんもいいよ。
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サマリー

三遊亭満々さんは、三遊亭圓橘師匠から独自のくすぐりを習っている伊勢屋のネタを披露しています。さらに、彼は圓橘師匠へのトリビュートとして、山雄亭満喫の夏の医者を演じています。

三遊亭満々の伊勢屋ネタ
はい、シェアする落語のshikeです。
今月も深川東京モダン館に三遊亭圓橘の会行って参りました。
開講一番は三遊亭萬丸さん、三遊亭萬橘師匠のお弟子さんで、三遊亭圓橘師匠から見ると、孫弟子に当たるということでございます。
今回はね、面白いネタも振ってきましたね。位牌屋。あんまり持ってる人いないですよね。僕は東大の文字師匠で聞いたかな。難しい噺だと思います。
ケチの話でかつオウム返しですね。オウム返しが微妙なんですよね。そんなにハマってない感じのオウム返しなので、ちょっとコントロールが難しいんじゃないかなと思うんですけども、
まだちょっと荒気づいなところはあるとしても、満々さんかなり上手くやってましたね。圓橘師匠から習ったそうですが、圓橘師匠によると独自のくすぐりを入れて詐欺もちょっと変えてるみたいなことをおっしゃってました。非常にいいチャレンジをしてるなというふうに思いますよね。
これからも楽しみでございますし、このネタね、合ってると思うんだ。あんまり持ってる人少ないから是非武器にしてほしいなというふうに思いますね。
そのマット圓橘師匠1席目、夏の医者。これは6代目山友亭園生師匠へのトリビュートという意味合いがあるみたいです。園生師匠の数ある国境話の中でも一番好きというふうにおっしゃっていました。
わずかな喋りのリズム、テンポ、それは字の部分もそうだし、これは田舎の話なんで田舎言葉もそうだし、そういったところで夏なんですよね。
このリズムで夏は暑いねとか、そういうわかりやすいセリフではなくて、リズムやテンポで夏の風情を出していくっていうのがたまんないですね。
それもね、今の東京の夏じゃないです。昔の田舎の夏です。汗を拭きながら山が登れるぐらいの夏。そういう夏は日本から消えてるのかもしれませんけどね。
そういう情景が浮かぶあたりと、これやっぱりSFっぽいところもある話で、上髪に飲み込まれるわけですよね。上髪に飲み込まれてもこのお医者さんが余裕があるっていうかね、あの感じがいいですよね。
最後に上髪はもうやられちゃってるわけですけども、ヘロヘロになっている上髪のかわいそうかわいいところがまたいいなーっていう感じで楽しかったですね。
これが炎上百世記かな?に録音された後のところに、各巨の釜掘りというね、歌というか、明治初期の陳戒始天皇という、捨て手子の演誘、捨て手子で踊るというですね。
ラッパの遠太郎、ヘラヘラの満喫、これ山雄亭満喫ですね。初代かな。で、もう一人が各巨の釜掘りというね。各巨の釜掘り、てけれつのパッというですね、歌で寄せで受けを取っていた。
要するに落語以外の芸で大人気だった落語家が4人いて、これが陳戒始天皇。で、これがですね、このてけれつのパを各巨の釜掘りをやっていたのが、四代目なのかな。
縦川男子なんですね。で、この演奏師賞が何かの録音百石ですかね、の中に、終わりにこのおまけみたいな感じで歌われていたのかな。各巨の釜掘り、てけれつのパっていうですね。
演奏師賞独自のフレーズも追加されてたりして、それを演吉賞が生で再現するというおまけをつけていただいたという、なかなか貴重なものでございました。
で、仲入りがあって、その後が千切り伊勢谷ですよ。僕は大好きな話なんですが、とにかく長い。長いけど面白い。いい話、好きな話なんですよ。
これ長いんで、だいたい上下に切ったりすることが多いのかな。それを演吉賞は今回3つに分けるということで、3つに分けて3ヶ月連続にするのかな、で公演されるということで非常に楽しいですね。
ただこの長い話を3つに分けると、例えば上中下だと、この上はそんなに面白くないんですよ。オープニングで上で発端で仕込みですから、そんなに面白くない。
なんだけど、演吉賞はこれをやるとね、特にこの白井左行という占い師の人物がいいですよね。白井左行というのはすごく偉い役者の先生で、江戸中の評判になっている弟子がいたりするわけですよ。
そういう占い師って見たことないですからね。だから僕の頭の中に全くインプットがないんですけど、なんかね、思い浮かんじゃうんですよ。
それはお坊さんとも違うし、侍とも違う役者の家元みたいな雰囲気が伝わってきちゃうっていうところですね。
だからこの回においては、そんなに大したことは起きない。主人公のデンジョルにとっては一大事なんですよね。あなた来年2月死にますって言われちゃうわけですから。なんですが、まだそんなに物語動かないんですよ。
動いてないんですけど、心はすっかり引きずり込まれてるっていうあたりがね、やっぱり名人芸ですね。僕が名人芸なんて言葉を使うと非常に薄っぺらく聞こえてしまって申し訳ないんですけど、他に例えようがない。
ということでですね、チキリシセア、続きが来月なんですよ。これね、聞いといた方がいいと思いますよ。多分ね、中から聞いても全然わかります、話としては。結局序の部分っていうのは、来年2月にお前死によって言われただけですから。
そこだけ知っておけば、知らなくても教えてくれますわね。来月ね、聞いたら絶対楽しいと思いますよ。
ということでですね、このチキリシセアっていう話は、長いし書けるところも限られてきちゃうんで、ほっとくと無くなっちゃうんじゃないかっていうんで、当時新庁首相がやったりしてた、残すためにやるっていうことをやってたっていう記憶があるんですけど、
そんな意味も込めてですね、例えば今、参入亭河之首相がね、ものすごく短く縮めて、でも上手い具合に縮めてやり切るっていうのでですね、うちの僕のやってるシェアする落語で、僕のリクエストでやってもらったことがあります。
まあそういうね、いろんな形でもって残していってほしい落語ですし、その時にこのフォーマットというかね、お手本になるのはやっぱり、円章百石であったり、この円吉章のね、三回シリーズなんじゃないでしょうか。
誰か、継がないか。その前にですね、円吉章の上中下の中下、楽しみにしたいというふうに思っております。深川東京モダン館に円吉章、ぜひ聴きに来てください。シェアする落語のしけでした。ではまた。
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