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はい、おはようございます。業務瞬殺エンジニアの加門です。
日本でイノベーションが起きない理由についてお伝えするシリーズ、第3回目としてですね、今回もやっていこうかなと思います。
第1回目はですね、日本人の特徴である集団主義とリスク回避傾向、この2つがイノベーションを妨げているよということをお伝えしました。
前回の第2回ではですね、生産性がですね、20年前と同じ水準で世界的に見て非常に低いということ、その理由としてIT投資と人材投資に消極的であること、IT投資の方向性が目的にしてはいけない、コスト削減ばかり目的にしているということ、
あとはですね、海外はですね、売上増加とか顧客満足度、新規顧客拡大、シェア率の向上といった部分にお金を使うけれども、日本はですね、コストダウンのここの部分にしか興味がないということ、ここらをですね、お伝えさせていただきました。
今回第3回目となるんですけれども、第3回目はですね、お金の使い方があまりにもなっていないということをお伝えいたします。
第1回目と第2回目の内容がですね、なんとお金の使い方にも影響してくるわけですね。影響ではないですね、関連づいています。
なので、あ、なるほどねと、こういう特徴がある日本人が経営をしていて、IT投資もですね、コストダウンにしか興味がない、人材投資もしないという傾向にあることからですね、お金の使い方がこういうふうになっていくのも仕方ないよね、というふうに思えてくるんじゃないのかなと思います。
はい、ということでですね、本日も日本でイノベーションが起きない理由についてお伝えするシリーズをやっていこうと思います。
第3回目、お金の使い方が悪い、これについてお伝えしていきます。
はい、ということでですね、本題の前にですね、今回お伝えするこの3回の内容はですね、なぜイノベーションが生まれなかったのか、経営力に課題はなかったか、という中島康夫さんの論説をベースにしてお話をさせていただいております。
Jステージにダウンロードリンクがございますので、原文にご興味がある方はですね、ぜひコメントしていただければと思います。
コメントをいただけるとですね、Jステージのダウンロードリンクをお送りさせていただきます。
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Jステージは日本国がですね、やっている、やっているわけではないのが信頼できる、安心できるですね、論説が置いてあるダウンロードできる場所になっていますので、
ご安心していただければなと思います。
さあ、本題に入っていこうかと思うんですけれども、日本企業というのはですね、海外と違ってですね、日本人が経営することが非常に多いです。
海外企業はですね、必ずしも自国の人が経営者であるというわけではありません。
例えばですね、テスラと言えばですね、イーロン・マスクでございますが、じゃあこのイーロン・マスクって何人なのというと南アフリカ人なんですね。
アメリカ国籍を取ったのは2002年からになりますので、アメリカ人でないことの方が彼の経歴、キャリアにおいてですね、長かったわけです。
でもですね、今はアメリカの優秀な企業としてですね、なお連なっているわけでございます。
この他にもですね、GAPA M見ておくとですね、必ずしもアメリカ人ではなかったりするわけですね、インド系のアメリカ人みたいな感じだったりとか、
あとはNVIDIAとかそういうところを入れていくとですね、台湾系だったりとかね、そういうふうにですね、必ずしも自国民ではないということになります。
だから多様性のある企業ができてですね、競争も激化するんじゃないのかなと思うんですけれども、
日本企業はですね、日本人が経営することが多いということになりますので、右見ても左見てもですね、日本人の特徴で経営が行われるということが傾向的に強いです。
じゃあここでですね、第1回目にもお伝えしたんですが、日本人の特徴を思い出していただきたいんですね。
集団主義とリスク回避傾向があるよということになります。
で、もう一つ特徴がございます。日本人の特徴。それがですね、貯金なんですね。貯金、日本人大好きですよね。
何かといえば貯金っていう、投資はしない、銀行に預ければもう安心みたいな。銀行も信用できない人はですね、単数貯金みたいなね。
そういうことをしている人もいるわけでございますが、日本人というのは世界的に見て貯金が大好きな民族かなと思います。
じゃあ企業にとっての貯金って何なんでしょう?ということになると、内部流報というお金になります。
で、バブル崩壊、オイルショック、リーマンショック、コロナショックとですね、様々な経済危機を経験する度にですね、やっぱり貯金は重要だというふうに思う企業が増えていきました。
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その結果ですね、IT化とか研究開発、人材投資といった攻めの部分につながる投資活動というのを行わず、何も使わない内部流報だけが増えていったということになります。
じゃあどれだけ増えたのかというとですね、1971年から調査が行われまして、71年から85年は売上高5倍上昇して内部流報は28兆円の増加。
86年から2000年はですね、売上高が1.5倍。さっき5倍あったのに今回は1.5倍になります。増加して内部流報は52兆円の増加ですよと。
2001年から18年はどれぐらいの売上高になったかというと1.1倍。ほぼ増えてない状態で内部流報は234兆円になるわけですね。
なので、前のクォーターから考えるとですね、約5倍ほど増えていると。5倍というとちょっと言い過ぎですね。4倍は増えているということになります。52兆円から234兆円というふうに増えてますよということになります。
売上高は確かに上昇率増えにくくなっていくというのはわかるんですね。なんですけど、内部流報がこんなに増える理由はないよねということになります。
コロナショックの時に内部流報があったおかげで乗り切れた企業はあるっていうのはわかるんですけれども、この内部流報を貯めるだけ貯めて活用しないというのはですね、経済の発展にもならないですし、人材の強化もできないですし、国力の発展にもつながらないんですね。
炭素貯金と一緒なんで、なので本当に全然何のためにもならんものをずっとやってますよねという話になります。マイクロソフトなんかはですね、このコロナショックの時に何をしたのかというと、人材めっちゃ増やしたんですよね。
それまで毎年1万人ずつ増やしていたんですけれども、コロナショックが起こってからは倍の2万人を増やしたりとか、コロナショックが明けるタイミング3年目ですね。3年目の時はですね、なんと4万人も増やすということをやっております。
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日本はそんなに人材いたのかというと、そうでもない。マイクロソフトは世界中に人材がいますから、そういうこともできたんだろうとは思うんですけれども、じゃあ日本はそんなことをやってたんですかというと、内部流報を開放するだけ。まるでダムと一緒ですよね。ダムを開放するのと一緒。
そんな風にですね、何も投資活動をしていないからですね、コロナが上げてからの経済発展というと、やっぱりあんまり良くなかったよねというのがあります。なので世界的に乗り遅れてしまったというのはどうしても否めないかなと思います。
イノベーションというのは知識や技術、ノウハウというのをですね、組み合わせて新しい価値を生み出すことになります。なので新しい知とか知識とかね、トークの技術とかね、そういうことをですね、組み合わせていくことで全く新しい価値を生み出すことができます。
イノベーションというわけなんですけれども、2005年と同じ働き方をしている日本に2025年の世界でですね、イノベーションが起こせますかというと、やっぱり起こせないわけなんですよね。今の世界というのはですね、2005年の頃もそうだったんですが、より2025年の今現在はITと経営と切って離せないものになっております。
にもかかわらずですね、内部流報を貯めるだけ貯めてITは全く無関心というような日本においてですね、イノベーションというのは起こせるのかというと起こせないわけになります。
内部流報を活用してですね、じゃあIT化しましょうと言ってもですね、コスト削減にしか興味がないというふうになってしまうとですね、世界はですね、どうしても顧客満足度の向上だったり売り上げの獲得だったりとかリードタイム削減だったりとか、そういう攻めの姿勢、いかにしてライバルに勝つのか。
いかにして市場を独占できるのか。いかにしてお客さんに喜んでもらってリピートになってもらうのか。新規顧客をどうやって獲得したらいいのか。新しいサービスを生み出すにはどういうふうに行動していけばいいのかというところにですね、ITの技術を生かそうとしているわけなんですけれども、日本はですね、コスト削減みたいな。
たったそこにしか興味がないというふうになってしまっているので、全く全然方向性が違う、後ろ向きなんですよね。なのでイノベーションは起きないですよねということになります。
今もですね、AIが来てますます複雑な社会、世界が起こってきます。GDPもですね、もう活用しても無意味なんじゃないかと言われているぐらいですね、もう今までの指標というのがですね、役に立たなくなってきているわけですね。
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それぐらい複雑な世界っていうふうになっているのに、日本はですね、過去の数字で判断したり、過去のやり方に固執してしまっているというところが終わっているなと思います。
人材投資の部分においてもですね、人を教育してるんだぜみたいな感じでどや顔してくる人たちいらっしゃるんですけれども、eラーニングして終わりとか、動画教材でやった気になってますみたいな、研修してはい終了ですみたいな、
IT投資、前回のところでIT投資して終わりですみたいな、海外とかだったらIT投資した、その後継続的にもIT投資していきますみたいなそういう関わり方をしているのに対して日本はやって終了みたいな傾向にあります。人材投資もやって終了という傾向があります。
これってやっぱり教育じゃないんですよね。もう世界水準で見たらですね、人材投資のレベルってマイナスに振り切っています。なのに、やってるんだぜみたいな感じのどや顔をしている企業が日本には結構多いなという印象です。
なので、いつまで経ってもIT活用というところが弱いのも仕方ないのかなと思います。南アフリカにもパソコンスキル負けてるので、そこらへん考えるとですね、本当日本は遅れてるなと思います。
今、取り留めなくばーってしゃべっちゃったんで、まとめていきますと、5つあります。1つ目がですね、人材教育っていうのを全然日本はやってませんよということ。2つ目が、ITをコスト削減ツールだと勘違いしているということ。
3つ目が、今後の経営を考えると、ITと経営って切り離すことができない。なのにも関わらず、未だに超絶アナログであるということですね。4つ目が、内部流報をどれだけ増やすかということにしか興味がないということになります。
5つ目にですね、先進国の中で唯一と言っていいんですが、2005年当時と経営スタイルで今もやっている企業が多いということになります。
これの原因としてはですね、そもそも大手の社長がですね、自分の社長時期、就任している時期にですね、大きな改革をして失敗してしまうことよりも、現状維持をして何も起きないことを望む傾向にあるという、ここが大きな問題なのかなと思います。
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現状維持ということはですね、企業としての価値が徐々に下がっていくということになります。当たり前ですよね。今2025年やのに2005年の経営スタイルのままやってたら、それは時代遅れになるわけなんで、価値っていうのは下がっていくに決まってます。
なので、現状維持っていうのは、敗退、後退を意味しているわけですね。なのでそうしたですね、成長意欲とか挑戦意欲のなさっていうのがですね、今の日本を作り出しているのか、作り出してしまっていると言えるわけなんですよね。
なので、現状維持のままやった場合、社長の評価を下げるっていう、そういう基準がなければならないなというふうに思いますし、また失敗をちゃんと評価する。
失敗イコールダメなんだではなくてですね、失敗もちゃんと評価するという考え方じゃないとダメだなと思います。日本はどうしても失敗イコール悪みたいなイメージあるんですが、トーマス・エジソンがですね、失敗って何?みたいな。
うまくいかない方法を見つけただけなんだけど、みたいな感じで言ってるのと同じでですね、失敗っていうのはうまくいかない道を見つけただけなので、特に大手ってキャッシュもあればリソースもあるじゃないですか、人脈も。で、時間もあるわけなんですよね。
なので、日本企業の特に大手はですね、ごっつい失敗してもいいと思うんですよね。そういう失敗を繰り返す中でイノベーションが起こってきますし、日本の輝かしい時代っていうのを取り戻すことができるんじゃないかなと思います。
昔のテレビなんでね、テレビデオとかありましたし、スーパーファミコンと合体してるようなテレビもあったと思うんですよね。なんかね、電話機合体型のテレビとかありませんでした?それテレビデオか。ビデオのカセットとカセット入れれるテレビもありましたしね。
ラジカセも元々合体版ですよね。ラジオとカセットテープを聴けるよみたいな。そこにCDもつけれるぜみたいな入れて、今度MDみたいなね。
こういうなんか、ようわからんけど、やってましたみたいな、挑戦してますみたいな、そういうのがやっぱ日本が輝いていた90年代とかね、その時代はあったなと思います。
この時代のようにですね、失敗してもいいから挑戦するっていう気概を取り戻すっていうのが大事かなと思います。
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ユニバーサルスタジオジャパンも復活した理由として、もうですね、失敗してもいいから挑戦するっていう文化を取り入れたっていう風にも聞いてますので、やっぱりそういう挑戦する文化っていうのがですね、企業を成長させるんだろうなと思います。
とは言え難しいですけどね、なかなかね。
なので一番手っ取り早いのはやっぱ海外の優秀な人をですね、大手企業の社長に就任させるっていうのが一番いいんだろうなと思います。
例えばイーロン・マスクとかね、アンディ・ジャシー、アンディ・ジャシーってAmazonの社長ですけど、あとマーク・ザッカーバークとかね、そういったね、超優秀な人がですね、社長に就任しました、みたいになったらもう何か起きそうな予感しかないですよね。
ただ難しいだろうなとは思いますけど。
でもそういった海外の優秀な人材を日本に連れてきて、それにふさわしいポストに就任させるっていうこともまた一つのイノベーションかなと思いますので、それもありなのかなと思います。
日本に来ないだろうけどね。
ということで、みなさんいかがだったでしょうか。
日本誌っていうのはイノベーションを起こした人たちなんだよというふうに言われています。
なので海外ではですね、日本ってイノベーションを起こしたいんだみたいな、みたいな感じで言われているわけなんですけれども。
じゃあイノベーションって日本で起こるの?というところをちょっと今回は見ていきました。
正直ですね、結論としてはですね、今の日本においてイノベーションというのは起きないということになります。
ちょっと残念なんですけれども。
あまりにもリスク回避の傾向が強すぎるっていうのと貯金が多すぎるっていう話ですね。
解決策としてやっぱり一番簡単なのは、優秀な人材を日本に連れてきてですね、その人に経営者になってもらうっていうのが一番簡単です。
イーロン・マスクなんてね、やっぱり南アフリカの出身ですから。
そこからアメリカ国籍を取ったのは2002年からなんでね。
もともとアメリカ人じゃないんですよね。
他にもですね、確かスタバだったかな。スタバはインド系の人ですよね、確か社長。今は違うのかな。
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今は違うんですけど、ちょっと前まで確かそういう海外の人だったんですよね。
こういうふうにですね、やっぱり日本人だからっていうふうに見るわけではなくて優秀な人で会社を成長させてくれるんだったら、
その人に任せるっていうのがいいのかなと思います。
社長の仕事って会社を成長させること、社会に貢献することなので、優秀な人に任せれば別によくないみたいなね。
国籍って関係ないよねというふうに思いますが、そんなことでできれば解決してるよっていう話なんですが、
多分日本に来るメリットがないので日本に来ねえだろうなとは思います。
じゃあ次に何したらいいのって言うとですね、内部流報に税金かけることかなとかちょっと考えたんだけど、それは無理だろうというのもあるので、
一番わかりやすくできることって何なんだろうなと思ったらですね、
日本人は優秀である。日本は世界優秀の先進国であるっていうのがですね、ちょっと過去のお話なんだよという事実をですね、再認識するところから始める必要があると思います。
日本人は優秀な民族だとは思うんですけれども、今の日本人の経営者は優秀なのかというとですね、ちょっとクエッションになります。
もし日本人の経営者が優秀であればですね、だったら失われた30年という時代はないはずなんですよね。
今も世界のトップであり続けるはずなんですが、世界のトップから転落して今35位というふうにスイスのIMDの調査ではそういうふうに出てますし、
パソコンスキルにおいてはですね、世界最下位で、世界を主要として国際経験ですね、国際経験のもですね、世界最下位となっております。
安倍さんがですね、武器を作って輸出するっていうことをできるように法を改正しました。
これで改正して、どれだけシェアを取ったのかというとですね、1件しか受注できてないんですよね、今まで。
安倍さんが生きてた時代から考えてね。
じゃあ残りはどこが取ってるのかというと韓国なんですよね。韓国が強すぎる。
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日本というと造船技術でトップだったわけです、世界。
じゃあ今はどれくらいなのかというとですね、日本のシェア率がどんどん下がっていって、今トップはですね、中国と韓国になります。
こういうふうに世界有数の先進国だった日本がですね、どんどんどんどんシェア率を落としているわけですね。
ゲームの世界も今韓国と中国に負けてますし、アニメもですね、今製造国はですね、中国と韓国になっているというふうな話も聞きます。
なんで、エンタメは日本が強いんだみたいなこと言ってますが、アイドル関係は全部韓国に負けてますから、
本当に日本の産業というのはですね、どんどんどんどん負けていっているんだという事実をちゃんと理解していかないといけない。
その上で、じゃあどういうふうに対策していきますかということを、ちゃんと地に足ついた対策をですね、経営者であればですね、やっていく必要があるなと思います。
僕は日本が大好きだし、日本をもう一回輝いたあの時代、栄光の時代に持っていくんだというふうに考えているので、別に日本を足様に言うつもりはないんですけれども、
ちゃんと事実としてですね、今の現在地というのをちゃんと理解した上で、企業として、社長として、経営者としてですね、ちゃんと社会貢献できるように行動していくというのが大事かなと思いますので、
今の現時点、現在地というのをちゃんと理解した上で行動していただければなと思います。
ちょっとITに関係ない話が最後に続いてしまいましたけれども、今日の放送はここまでとさせていただこうと思います。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございます。
この放送がね、ちょっと面白いなと、ためになったなという方はですね、フォローといいねをよろしくお願いいたします。
業務効率化やITの導入とか、そういった部分でですね、ご相談のある方は、概要欄のところに公式LINEがございますので、そちらから私にご連絡をいただければと思います。
それでは、今日もですね、30分ぐらいになってしまいましたけれども、長丁場ね、聞いていただきまして誠にありがとうございます。
それではまた次回、放送でお会いしましょう。バイバイ。