035 ある男の子の成長ストーリー「ここに来ると障害があるのを忘れます」〜誰とでも平等に接する馬が、障害という概念を溶かしていく
2022-01-09 13:32

035 ある男の子の成長ストーリー「ここに来ると障害があるのを忘れます」〜誰とでも平等に接する馬が、障害という概念を溶かしていく

三陸駒舎のセラピー事業の登録第1号の男の子の成長ストーリーを紹介します。


2021年、震災から10年ということでYahoo!ニュースに三陸駒舎の記事を掲載していただきました。

その時に男の子のお母さんに2時間ほどインタビューさせていただいた内容を織り交ぜながら、
その男の子の三陸駒舎に来てからの変化をお伝えしました。

カバー写真は、エピソードとして登場する薪で作ったポストを設置しているところです。


馬が先入観なく、誰とでも平等に接してくれるところから、
障害の有無という概念を忘れさせてくれるのだと考えています。


▼Yahooニュースに掲載〜馬が自然が子どもを癒やし成長させる 毎月延べ200人が利用する岩手・釜石市の三陸駒舎
https://kamakoma.org/yahoo-news311/


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大好きだった町 大切な物を無くした子に 母は、馬に思いを託す

佐竹 惇希さん(中2)、母・文恵さん


■震災当時 3歳

私の姿が見えなくなると泣き叫ぶ

自宅でトイレに行く時も常に一緒でした


■三陸駒舎 利用開始時 小学4年

学校では、担任の先生を叩いたり、

蹴ったりしていました


■えっ、惇希が他の子と遊ぶんですか?

元々惇希は自閉症で、みんなと遊ばない、仲間に入れないというイメージでした

でもここに来ると、そういう障害があるのを忘れます


■色々な所から支援を受ける中で、私自身もこれまでのことを堂々と話せるように、強くなりました

地域がとても大事

障がいのある子は 地域の理解がなくては 生きていくのが困難で難しい事だから 支え合っていって欲しい


■三陸駒舎で一番良かったことは、「馬の世話」です

津波で亡くなった同級生もいます

馬を通して命の輪がつながっていることを惇希には知って欲しい

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▼合わせて聴きたい

009 馬とのコミュニケーション〜馬はKY(空気読める)、自分の心を映す鏡、誰とでも平等に接する
https://anchor.fm/kamakoma/episodes/009-KY-e130s83


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さんこまラジオ、築95年の古民家で馬産党と共に暮らしながら、ホースセラピーの取り組みをしている三陸駒舎のきびはらが、馬との暮らしや子どもとの関わり方などについてお話ししています。
さて今回のテーマは、ある子どもの成長物語ということで、先日ですね、ポッドキャスト聞きましたよっていう方からリクエストというかいただいて、
障害を持った子が、馬と関わってどんな素敵なことがあったのか、みたいなことを聞いてみたいです、というようなコメントをいただいたので、
ちょっとね、一人の男の子のお話をしたいなというふうに思っております。
これちょっとね、実はその男の子の様子もなんですけども、そのね、お母さんから2時間弱ぐらいかな、インタビューをさせていただいて、
その時のお話をまとめてあるので、それをちょっとお伝えしたいなというふうに思っております。
インタビューしたのもきっかけがあって、昨年2021年3月11日がちょうど震災から10年目ということもあって、
Yahoo!ニュースに記事を、三陸コマーシャルの記事を掲載いただいたことがあるんですけども、その時にちょうどいい機会だなということで、
うちのセラビの事業を始めて、第1号の登録者になっていただいた佐竹篤さんという、今中学校2年生の男の子がいるんですけども、
そのお母さんに、震災当時のことだったりとか、利用し始めてからの変化だったりとか、そういったことをちょっとお聞きした内容があります。
これ、Yahoo!ニュースの記事もまだ上がってて、そこにエピソードも少し出てくるので、後で概要欄にリンクを付けておくので、よかったらご一読いただければ嬉しいなというふうに思っております。
佐竹篤さんなんですけども、今は中学校2年生なんですけども、震災当時は3歳でした。
これはタイトルがあるんですね。
何かの時に、311のイベントかな、ちょうど10年目の時のイベントの時に、この話をさせてくださいということで、スライドを作った時に、タイトルをちょうど、僕は仮につけてたのに逆に手を入れてくれて、こういうふうにつけてくれました。
大好きだった町、大切なものを失くした子に母は馬に思いを託す。ということで、佐竹篤さん、中学校2年生の母さんの文江さんからお話し聞いた内容がベースになっています。
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震災当時は3歳で、私の姿、母さんの姿が見えなくなると、厚木さん泣き叫ぶ状況だったそうです、震災直後。不安とかそういうものがあったのかなって。
例えば家でトイレに行こうとした時も姿が見えなくなると、泣き叫ぶ状況だったので、常に一緒に行こうとしてた。トイレに行く時も常に一緒でしたというふうにお話ししてました。
ちょっと時が流れて、うちに来たのが2017年の12月で、厚木さんは小学校4年生になっていました。
当時のことを振り返って学校の様子を聞いたら、学校では担任の先生のことを叩いたり蹴ったりしてましたということをお母さんはおっしゃっていました。
うちに来たきっかけも、学校の行きしぶり、あまり行きたくないなみたいなことが結構あって、特に長期休みが終わった、長期休み明け、夏休み明けにあまり行きたがらない様子があって、
そこで関わってたスクールソーシャルワーカーさんからお話があって、ご参考にどうだろうということで、うちのことを紹介していただいて、つながって第1号の利用者となったということがあります。
当時、聞いていた話で、自分のなかなか思いが伝えるのが難しいという言葉で会話するのが苦手なところもあって、当時、友達の帽子とか筆箱をゴミ箱に捨てたりとか、そういうような行動があったというふうに当時のことを振り返るとあったなというふうに思い出されます。
当時、来た時は、まず第1号だったので、マン・ツーマンというか最初は一緒に過ごしていたんですけども、馬の活動もいろいろやって、動物は好きだったというか、最初から全然馬との分け隔てなくというか、築さん関わって、馬のお世話とかも一緒にやったりとかして、
終わった後に一緒にお散歩行ったりとかね、散策に出かけたりとかいろいろしてたんですけども、その時もやっぱりうちでも試し行動というか、結構そういうのもあったなというのがあって、
目の前川があって、橋渡って集落散策行く時なんかも、川から身を乗り出してね、あ、川って橋の上か、欄干のところから身を乗り出して、川の下を見ようとしたりとかして、危ない危ないって言って、後ろから押さえたりとか、
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あとは自分かぶってた、冬なのでニット帽を脱ぎ捨てて、近所の家の敷地にポイッと投げ捨てたりとか、別に僕自身は困らないので、そのままホタホカっとくと、そのままずっと進んでいくと、あ、僕の帽子があった、結局自分で取りに行ったりとかして、何か試し行動みたいなところも当時振り返るとあったなというふうに思います。
半年ぐらい過ぎていくと、ある時に、あ、そういうことなくなったなっていう、なくなってそういう試し行動みたいなものが、その代わりにいろいろね、カレーシーン、何ていうかな、馬の活動もそうですし、あといろんなものを創作する活動が増えてきます。
例えば、うちなんか、家の回収した時に、壁を漆喰で塗ったりとかしたので、砂缶のコテとか、そういった砂缶道具がたくさん残ってたので、それで土を練って、レンガを積み上げて、砂缶屋さんみたいにして、しかも牛糞、あ、牛糞じゃない、馬糞をその土に混ぜて練るんですよね。
これなんか、牛糞混ぜて家作るのとかあるので、そういうの見てて知っているのかなという感じです。
あと巻き割りとかも一緒にやって、それを焚き火したりとかしてたんですけども、その割った巻きを組み合わせてオブジェをいろいろ作ったりもして、ある時なんか四角く何かに組み立ててて、どうするのかなと思って、そしたら家の壁に打ち付け始めて、
これポストですとかって言って、あ、ポストかーみたいな、結構かっこいいんですよ。
割った巻きっていろんな形してるんですけど、それを組み合わせた状態で。
ある時になると、このポストに手紙が入ってて、木屋さん、手紙が入ってましたとかって言って届けてくれるんですけど、自作自演で厚木さんが自分で書いた手紙を僕に届けてくれたりとかして、そんなこともあって。
もともと厚木さんが持ってたエネルギーみたいなものが、最初は学校ではせいせい蹴ったりとかそういうことがあったんだけど、
うちの試しコードみたいなのが、だんだん創作の方向に変化してったんだなっていうふうに、その様子を見てて僕は感じました。
で、そういうことをやっていくうちに、後どの子供たちの利用が増えてきて、いろんな子供たちと遊ぶようになります。
で、おにごっこかな。厚木さんと他の子たちがおにごっこしてて、捕まりそうになると、「あ、UFOだ!」とか言って、レッセンを逸らすような嘘をついて、
バレバレの嘘なんですけども、その間に逃げるみたいなことをやったりとか、そんなやりとりしながら遊んでいる様子があって。
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で、そういうのを伝えると、お母さんがすごいびっくりされて、こういうふうに言ったんですよね。
「え、厚木が他の子と遊ぶんですか?」って。
元々厚木は自閉症で、みんなと遊ばない、仲間に入らないっていうようなイメージでした。
でも、ここに来るとそういう障害があるのを忘れますっておっしゃられて、
ここに来ると障害があるのを忘れますって言葉を聞いた時に、
これだけで本当にこの場所を開いて良かったなって思いました。
これってただそういう遊ぶ中で生じた事象というか出来事じゃなくて、
馬って人を、その人が来た時に、その人が障害あるとかないとか、その人が偉い人とか偉くない人とか、
人間だとその人の肩書きを見たりとか、そういうことをして、先人感みたいなものがあって関わるんですけども、
馬ってそういうの全然ないんですよ。全然そういうことをしなくて。
本当にフラットに人を見て、本当に平等に接してくれるっていうような特徴があるので、
そういう馬がいることで、そういう場が形成されてできてきて、
それがお母さんにも伝わっていったなっていうのがあったので、
そういうのが言葉にしてなかったけども、
ちゃんと息子さんの変化を見て感じてくれたっていうのはすごく嬉しかったですね、この言葉をいただいて。
あとはこういうこともおっしゃってて、お母さんは。
いろいろなところから支援を受ける中で、私自身もこれまでのことを堂々と話せるように強くなりました。
地域がとても大事。障害のある子は地域の理解がなくては生きていくのが困難で難しいことだから支え合っていってほしいと。
結構オープンな性格のお母さんなので、結構何でも話せるっていうか感じだったんだけど、
いろいろ悩みもあって、僕たちとつながる中でいろんな設定も増えて、
こういうふうにお母さん自身の変化もあったんだなっていうのはすごく感じられる言葉でした。
あともう一つ、こういうふうにおっしゃってて、お母さん。
三陸駒車で一番良かったことは馬の世話です。津波で亡くなった同級生もいます。
馬を通して命の輪がつながっていることを厚木には知ってほしいっていうふうに入れていて、
ただ馬と過ごすとか、ただ遊ぶっていうわけじゃなくて、命の大切さをやっぱりここで厚木自身に知ってほしいなって、
厚木には死ぬんじゃないぞと、苦しいことがあってもというふうにそういうこともおっしゃってたなっていうのが思い出されます。
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なので、本当に馬がいて、そういう場があることでフラットな関係性というか、
いろんな命が大切にされて、命がつながっているっていうことを感じられるような、
そんな場ができてきたっていうのが、このお母さんのやり取りの中から感じられて、
本当に2時間インタビューさせてもらったんですけども、本当にやっててよかったなっていうふうに思ったし、
こういう場をこれからも続けていきたいなというふうに思いました。
ということで、今日はある男の子の成長物語というか、
まだまだ中学校2年生でずっと今も継続して、週5回かな、週5日来てるんですけども、
まだまだいろんな出来事というか物語というかあると思うので、
これからも一緒に、僕たちも成長するし、厚木さんもだし、
子どもたちと一緒に成長していけるような場を続けていきたいなというふうに思っています。
ということで、この中のYahooニュースのこととか関連する情報は概要欄につけておきますので、
もしよかったら合わせてご覧いただければと思います。
ということで、今回もお聞きいただきありがとうございました。
それでは良い一日を。
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