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さて、今日の学ぼう社会のカギは、最終金曜日恒例でございます。この歌詞が凄いということで、今年は昭和100年の節目ということで、昭和をテーマに、ずっとヤマハのポピュラーソングコンテスト、いわゆるポプコンですね、この名曲を振り返っていました。
今日はですね、その番外編ということで、どんな曲が登場するんでしょうか。元サンデー毎日編集長、潟永秀一郎さんです。
潟永さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
はい、終わったんじゃないかいっていうね、ツッコミが聞こえてきそうですけれども、すみません。
いいえ、いいえ。
実はポプコンでは出場したけれども、グランプリや入賞に届かず、別ルートでデビューしたミュージシャンも結構います。その中から今日は、誰もが知る方々の名曲をご紹介させてください。
まずはこの方です。はい、ご存知ですよね。
えー、佐野本晴さんって、グランプリとか入賞はなかったんですか。
ないんですよ。
えー、意外ですね。
この曲、佐野本晴さんのガラスのジェネレーション、1980年、昭和55年にリリースされて、まさに80年代という時代を代表する1曲になったんですけれども。
1974年、昭和49年、立教大学1年生の時にバンド、バックレイン佐野本晴セクションのボーカルピアノで第8回のポプコンに出場して、関東高新江知事区代表に選ばれたんですけれども、本選では入賞できずに、その後バンドも解散してるんですね。
4年生の78年に、今度はソロで第15回大会に出場して、本選でも優秀曲賞を受賞するんですが、数多あったデビューの誘いを断って広告代理店に就職するんですね。
でも翌79年、旅先のアメリカで出会ったミュージシャンたちとの交流の中で、やっぱり音楽で生きていきたいっていう自分に気づいて会社を辞めて、ずっと誘ってくれたプロデューサーの誘いを受けてプロデビューするんです。
デビュー曲は、これもご存知だと思います、アンジェリーナなんですが、続く第2作でガラスのジェネレーションはリリースされました。
歌詞の前に少しだけ個人的なお話をしますと、この歌が出た1980年は私が鹿児島から東京の大学に進んだ年でした。
この歌を聴いたとき、本当に頭を殴られたような胸が震えるような思いをしたことを今も覚えてますけれども、それはまさしくつまんない大人にはなりたくないっていう歌詞とのシンクロだったと思います。
この歌は突き詰めれば3つのフレーズで完結します。
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それは最後に歌われるガラスのジェネレーション、サヨナラレボリューション、つまんない大人にはなりたくないです。
少し歴史的背景をお話しますと、ここで言うレボリューション、革命とは1960年と70年の日米安全保障条約改定の時にあった安保闘争のことでしょう。
大学生が当時の体制に反抗した社会運動ですけれども、1980年に、その10年後に私が上京して目にしたのはファッショナブルで、サーフィンやテニスとかドライブとかですね、若い人たちがそれぞれ。
安保闘争って何っていう時代ですね。
60年70年と80年は全然違って、いわゆるシティライフを謳歌する、歌で言うと四条ファンフォークの当時とはまるで別世界でした。
バブル経済の助走期で、価値観が多様化してですね、戦後の若者文化を牽引した段階の世代とも全く違う感性や行動規範を持つ若者は、覚えてらっしゃいますよね。
新人と言って言われなくて。
懐かしい言葉ですね。
ただ、高度経済成長期や安保の時代のように、多くの若者が同じ方向を向いて走っていた時代と違って、価値観が多様化するっていうことは反面ですね、孤独や不安と背中合わせでした。
多分その色のつかない、透明な尖った壊れやすさがガラスのジェネレーションなんでしょう。
事実あの頃ですね、華やかすぎる街で一見慶長不白に日々を過ごしながら、一人になると何してんだろうって我に変えるような思いは多くの同世代が抱えていたように思います。
私もそうでした。
結局はね、反発した大人たちと似たり寄ったりの人生を歩き始めるまでのモラトリアム、猶予期間に過ぎないのかなっていう。
そういうところに刺さったっていうか、思いを代弁してくれたのが、つまんない大人にはなりたくないっていう歌詞でした。
佐野さんご自身ですね、後にベストアルバムのライナーノーツにこう記してます。
10代の端っ端な頃、僕自身のキャッチコピーがつまらない大人にはなりたくないだった。
この歌のテーマは一言で言えば反抗。
80年代前半は、親や教師は反抗の対象であるという漫画のような図式があって、その中でこの曲を書いた。
時と場所を選べば今でも歌える曲だと思う。
この歌は永遠に存在する10代の反抗の歌だと記してらっしゃるんですけども、そうだなと思いますし。
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私は佐野さんと違ってものの見事につまんない大人になっちゃったんですけど。
いやいや、そんなことはないでしょ。
何をおっしゃるんですか。
つまんない大人はこれだけ歌詞を解説できませんよ。
いやいやいや、いまだに引きずってるだけですよ。
だからこそこの歌は今も私にとっては少しの痛みを伴って胸に刺さり続ける青春の歌です。
そうしてこの歌は今年タイトルをまさしくストレートにつまんない大人にはなりたくないに改めて再レコーディングされて再シリーズされました。
佐野さんはこれはセルフカバーじゃない最低限バージョンだ。
オリジナルを超える気持ちでチャレンジした新旧ファンが楽しんでくれたら嬉しいって語ってらっしゃるんです。
タイトルが変わって歌詞とかアレンジとかが。
歌詞はそのままですけどもアレンジはちょっと変わってますし、歌い方もちょっと変わってますね。
今日は80年バージョンをお聴きいただいたんですけれども、こちらも配信されてますんでぜひ聴き比べていただければ。
最低限バージョン。
ちょうどまさに僕らはその世代だったんでね。
大人になってどういう風に歌われているのか。
ぜひこちらも聴いていただければと思います。
ごめんなさい長くなりました。
じゃあ次はこの曲です。
これもご存知ですよね。
安全地帯のワインレッドの心。
1983年昭和58年にリリースされて70万枚以上売り上げ。
オリコンの年間チャートで2位になった安全地帯初の大ヒット曲です。
作曲はメンバーの玉木浩二さんなんですが、作詞は井上陽水さんなんです。
サントリーワイン赤玉パンチのCMソングでもありました。覚えてらっしゃいますよね。
安全地帯は何度もポップコーンの壁に跳ね返されたバンドだったんです。
初出場は1973年昭和48年の第6回大会。
そこから77年の第13回まで1回を除いてほぼ連続出場するんですが、
北海道代表として本戦に進めたのは76年の第12回大会だけで、その時も入賞はできませんでした。
その才能を認めたレコード会社が音楽プロデューサーの星政さんをバンドに紹介して、
さらに星さんの紹介で井上陽水さんに出会ってから運命が動き始めるんです。
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以前もこのコーナーでお話ししましたが、
陽水さんが彼らを東京に呼んでバックバンドとしてツアーに同行して、
ついにレコード会社との契約に至るんですね。
1982年その契約は最初のポップコーン出場から9年後のことなんです。
それでもデビューから2曲はヒットしなくて、
翌83年、陽水さん作詞のこの歌でスターダムを駆け上るわけです。
では歌詞です。
一言で言うとというか、身も蓋もない言い方をすると、
分けありの女性を一生懸命くどいている男性の話なんです。
どういう女性なのかというと、忘れそうな思い出をそっと抱いていたり、
悲しそうな言葉に酔って泣いていたり、忘れられない人がいるのか、
失恋の板でからまだ立ち直れずにいるのか、
あるいは別にパートナーがもしかしたらいるのか、
いずれにしても今目の前にいる人と恋に落ちることにためらいがある女性です。
その人に彼はもっと勝手に恋したり、もっとキスを楽しんだり、
もっと何度も抱き合ったり、ずっと今夜を揺れ合ったりすれば、
それ以上愛されるのに、と言っているわけですね。
おそらくは赤ワインのグラスを傾けながら。
かっこいいですよね。大人だと思いますけれども。
同じことを私が言っても全然似合わないんですけども。
人を選びますよね。
そうしてですね、言葉の魔術師陽水さんが、
彼女のためらいに揺れる思いを表したのがワインレッドの心です。
燃える赤じゃなくて、さりとて奥底には情熱を秘めた色、ワインレッド。
それはグラスを傾ける彼女の透き通った瞳に映り、
消えそうに燃えそうな心を映す色です。
陽水さんと玉木浩二さん、二人の天才の交流がこの曲を生んで、
その後の安全地帯、玉木浩二さんの活躍に道筋をつけた曲とも言えそうですね。
では最後はこの曲です。スターダストレビューの夢伝説。
スターレビューもですか?
1984年スターレビュー5枚目のシングルで、
これカルピスのCMサウンドに採用されてヒットしました。
本当に爽やかなコマーシャルです。
作詞はメンバーの林敏勝さんと根本かなめさん、作曲は根本かなめさんです。
後にリーダーでもある根本さんが、もしこのヒットがなければスターレビューというバンドは終わっていた
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と語った節目の曲で、私個人的には夏になるとカルピスの味とともに思い出す青春の歌の一つです。
さてスターレビューはですね、1979年昭和54年の第18回大会に、
この時スターレビューじゃないんですまだ、ジプシーとアレレロネっていう名前で出場して、
おらが珍珠の村祭りで優秀曲賞を受賞するんですね。
ちなみにこの時のグランプリは以前ご紹介したクリスタルキングの大都会です。
スターレビューはその2年後、1981年にバンド名をスターダストレビューに改めて、
これもご存知だと思います。シュガーはお年頃でデビューを果たし、
以後の活躍は皆さんご存知の通りです。
今年3月からですね、デビュー45周年の全国ツアーがスタートしててですね、
再来年27年まで計150公演を予定しているそうです。
私もぜひ行きたいと思ってるんですけどね。
根本さんのトークも面白いですよね。
トークも面白いですよね。歌詞もよく間違えます。
でも今でも原曲のキーで歌ってらっしゃる。
すごいですよね。
さて歌詞ですけれども、これも一言で言ってしまうと、
運命的な出会いだと思える恋の歌です。
1番は遠い昔に見た夢の話ですね。
大地を駆け巡る私のもとに、赤く燃えるような空から舞い降りてきたあなた。
初めて会ったのになぜか懐かしさを感じる人と引き寄せ合うように疑いもなく恋に落ちる夢で、
彼は彼女と遥か時を越え巡り会える日を願うという。
そういうのが1番。
2番はそんな人に出会えたと、愛の定めの中にこの身を任せる今です。
2人の愛を壊そうとしても無駄なことだと思えるほど。
なぜならこれはミステリアスラブ、不思議な糸が結びつけた謎かけ言葉のような恋で、
2人は気づかないうちに求め合っていたのだからという。
英語で誰かが僕らを見ている、僕らを待っているって歌う誰かは運命の女神なのかなと思いますけれども、
僕らは運命に導かれて出会ったんだって。
そんなおとぎ話みたいな夢をですね、今のこのうだるような暑さの中でも一時信じさせてくれる。
水木さんおっしゃる通り、本当に爽やかな名曲ですよね。
運命。
なるほど。
おとぎ話ですけれども。
以上3曲、今も夢を見るおじさんがお届けしたポップコン番外編でした。
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どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。今回も名曲ぞろいということになりますね。
この歌詞がすごい元サンデー毎日編集長ガタナガシュイチローさんでした。
ありがとうございました。
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