苦しい時期の意味
おはようございます。4月13日日曜日、加賀小町と申します。 このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は、易占で解消することができますよ、とお伝えしているチャンネルです。
日々の迷いや、ちょっとした悩みを感じた時、何か考え方のヒントが欲しい時、 こんな放送が、あなたの心を照らすきっかけになれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
普段はこの放送は、実際に筮竹を使って占っているんですけれども、 今日は違うお話をさせてください。
普段この配信では、一つテーマを決めて、その内容を占って、その結果についてお話をしているんですけれども、 実はこの配信、録音ですね、とは別に自分で自分のことを毎日占っているんですね。
これ、易占だけでなく、例えば他にタロットでもそうですけれども、占いをされている方って、やっぱり実際そうだと思うんですよね。 自分で自分のことを占ったり、あると思うんです。
その結果が、ちょっと私にとってはもうすぐ大切なことなんですよね。 その大切なことを今回、このスタエフの配信の中でお話しさせていただこうかと。
その卦は、水雷屯という卦なんですね。 意味は、始まりの苦しみ。
正直この言葉を見ただけで、本当にまさにこれは今の私のことだって、 その時は感じました。
前に進みたいのに進めない。踏み出しても報われない。 誰にも分かってもらえないような、そんな気持ちの中にいる人。
そんな思いを抱えていらっしゃる方に、この配信が届けば嬉しいです。 はい、では解説の一つ目。
いつものようにお話しさせていただきますね。 解説の一つ目、示された結果全体の説明です。
内卦が雷、外卦が水。こちらは水雷屯。 水雷屯の意味は、始まりの苦しみ。
水とか雷とかって、それぞれの表している物事に季節があるんですね。 易では、水っていうのは、冬。
ものすごくこれは、辛いこと、苦しいこと、悩みを示しているんですね。 雷は、春を表しているんです。
水雷屯の卦は、 冬の下に春があって、今は春を迎えるための準備期間だというものなんですね。
これは物事が始まったばかりで、まだ形になっていない状態。 例えるならば、妊娠から出産のように、産みの苦しみというところですね、時間と忍耐が必要だと。
始まりに苦しみは自然なことで、どんな困難なことでも、まずは始めることで道が開けていきますよと示しているわけなんです。
物事を始める時には、大きなことであればあるほど、最初はうまく進まないよと。 だけど、今感じている困難は、
芽が出る前の抵抗というところですね。 春になって芽吹くものも、冬の間は土の中で、ずっと耐えている、そういったことを示しているんです。
だけども、何事も始めがうまくいけば、半分終わったようなことだよと示している。 そんな卦でございます。
解説の2つ目、示された爻のお話です。 1個の卦の中に爻は6個あります。
この水雷屯が、1冊の物語の本の物語だとしたら、第1章から第6章まであるのをイメージしてください。
易では、一番最初の第1章にあたるところを初爻と言います。 そこから時間が経って話が進んだところを二爻、またさらに同様に進んだものを三爻、そして四爻五爻と進み、一番最終段階を上爻と言います。
1個1個の爻にも意味がついています。その意味を爻辞と言います。 言ってみれば、第1章のタイトル、第2章のタイトルという感じですね。
示されたのは五爻です。五爻の爻辞。 恩恵を出ししぶっている。
小事は吉、大事は経。 易では初爻から上爻まで、時間の系列を示すだけでなく、
位とか役職とかそういったものを表しているんですね。 この五爻というのはリーダーの位置、例えば王様だとか、今で言うと社長だとかという意味を示しているんですね。
一番上の上爻は逆を言えば、社長よりももっと上、もうすでに引退した。 隠居さんとかって感じなんですけれども、この五爻の王様というのはこの
始まりの苦しみの時代にいる王様なんですよね。 その国を潤したくてもその状況が悪く力が行き渡らないよというもの。
こういった時にも無理をして大きな改革をしようとしてもそれは良くない。 凶だよというところで地道に日々の務め足元の仕事
そこを丁寧にしていくことが吉ですよと示しているんですね。 力があるというか、志があると言いますが、この五爻は王様ということなので
恵まれた立場であったり、また強い気持ちがあったとしても時が、時間というタイミングですね。 それが整わなかったら結果も何も出てこないよと、焦った大きなことに
手を出すのではない。今で言う小さなことを一つずつしていくこと。 それがいずれ新しいことを生み出す力に変わっていきますよと。
そんなことでございます。 解説の3つ目、読み取った結果です。
未来への希望
今日示されたのは水雷屯の五爻。 今回の占的に関してはちょっと細かいことなので
あえて言葉にしないで お話しさせていただきます。
水雷屯の卦は物事が始まったばかりでまだ形になっていない。 周囲の状況も厳しい。前に進みにくい状態を示しております。
この卦の意味が始まりの苦しみというところなので、 イメージで言うとまだ地面の中にある芽が土を押し上げて出ようとするような
目に見えない力、目に見えない努力をしなければいけないよと示しているんです。 その中でもこの五爻というのは
王様とかリーダーを意味しております。 王様やリーダーのような何かその責任とか理想とか目指すものを持っていて
全体を良くしようというそういった立場のことを示しているんですね。 だけども状況が整わない、成果が出てこないよとそういった葛藤を表している卦なんです。
これは力があるないではなくて今がもう難しい季節だということを示しています。
春に咲く花がいくら冬に咲こう咲こうとしてもそれは難しいですよね。
ではどうすればいいかということはまずは目の前の小さなことを丁寧にしていくこと。 日常の務め、日々の務めといいますかそれを正しく行うことというのがこの五爻が示している大切なことなんですね。
そこで焦って無理なことをしないこと、状況を無理に変えようとするとそれは今日に繋がってしまいますよと。
なので小さなことからしっかりと整えていくこと、そうすることによって運気が開けていくということ。
時期には何でもタイミングというものがありまして、報われない時期、その時期にもしっかりとちゃんとした意味があるんだよということ。
今は結果を急ぐ時期ではないよと。準備期間だとして捉える、そういう時期もあるんだというところです。
この五爻というのはこの水雷屯という卦自体が本当にもう悩み苦しみ困難を表している卦なんですね。
その中でも特にこの五爻というのはもうその困難の一番ピークを示しているものなんです。
まだまだ出口ではないんだけれども、ただ少しずつ確実にもう出口は近づいているよという位置なんですね。
爻が全部で6段階、初爻から上爻まである中での5番目なので出口は近いよということを示しているんです。
じゃあその辛いこと苦しいことの出口はいつだという話なんですけれども、この易では具体的にいつという時期を示す、そういった断定するといったものではないんですね。
ただこの卦の象徴として冬から春への移行期間というものが示されるんです。
ですので言ってみればこの春の後半分ですね、その頃にはもう心の状態が和らぐ兆しが出てきますよと読み取ることができます。
辛い時期、苦しい時期、本当に誰にも何も話せず言葉にすることもできないようなそういったことを抱えていらっしゃる方も光が見えにくい時期かもしれないです。
だけどそれは何にも起きていない時期ではなくて、土の中で大きなものがゆっくりゆっくりと育っているという、そんな時期なんですね。
この辛い時期を必死に歩いてこられた方、それは表だっては目立つなかったかもしれないけれども、それは必要なことだったんです。
今は一つ一つ日常を大切に、その積み重ねが、時期がくれば芽が出ること、今は暦の上だけでなく、実際に体感上の季節はもう春になっています。
今現在、苦しいことで悩んでいらっしゃる方、その方にも春は必ず来ます。見えないだけで、春はすぐそこまで来ています。
あなたにとっての季節も必ず動き出します。 そのように読み取りました。
今日の配信はいつもと違って、その場で占ったものではなく、スタエフとは別で、自分自身のことを占った時に出てきた卦のことを、今日はお話しさせていただきました。
昨日私は一番下の子と一緒に、名古屋の動物園に出かけてきたんですよね。 そこでやはり何か、
私にも心境の変化があったのかもしれません。 普段と違う環境で桜を見て、
春を感じて、 そこでちょっと
この卦の話をしてみたいなと、 なんとなくそう感じたんです。
ここまでお聞き下さいありがとうございました。 易占は行動の指針となるもの、あなたの心が少しでも軽くなりましょうと祈っております。
はい、日曜日。 あなたはいかがお過ごしですか?
今日もあなたが大切な人と一緒に、美味しいご飯が食べられますように。 いつもありがとうございます。いってらっしゃい。