自己の悩みに寄り添う
おはようございます。
5月2日金曜日、加賀小町と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は易占で解消することができますよとお伝えしているチャンネルです。
日々の迷いやちょっとした悩みを感じた時、何か考え方のヒントが欲しい時、この配信があなたの心を照らすきっかけになれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
この配信は筮竹を使って占っています。筮竹の音の部分は飛ばして聞いてもらって大丈夫です。
タイムスタンプをつけておくので、気になるところからどうぞご自由にお聞きいただければ嬉しいです。
改めてよろしくお願いいたします。
今日の占的です。占的とは占う的と書きます。占う内容のことを言います。
SNSを見てて、他の方の投稿を見てて感じることがありまして、ただあくまでも、易占というのは以前にもお話ししたことがあるんですが、
頼まれていないこと、依頼されていないこと、人のことを勝手に占うことはできないんですよね。
あくまでも自分自身がどうあるかっていうところなので、そこで、
今日の占的、自分に自信がない人に向けて、今私ができることは何でしょうか。
主体は私、私ができることは何か、何でしょうか。
今日はそのように卦を立ててみます。
風山漸の解説
では読みます。
解説の一つ目、示された結果全体の説明です。
内卦が山、外卦が風。こちらは風山漸。風山漸の意味は手順を踏んで進む。
風山漸というのは、水が徐々に徐々に浸透していく様子を示しているんですね。
徐々に徐々になので一気に進まない。状況に応じて止まりながら進んでいくことを示しております。
次に説明するところにつながるんですけれども、この風山漸の中に大きな水鳥が出てくるんですよね。
水鳥というか渡り鳥ですね。
暑い季節は北へ、寒い季節は南へといって、季節の巡りによって移動する渡り鳥を示しているんですけれども、
この鳥も急がなくても自然の流れの中で成長していく。
それは焦らず、無理せず、順番に進んでいくということを示しているんですね。
この卦が出たら先を争って焦って事を成そうとしても失敗する、うまくいかないということを示している。
基礎を固めてゆっくり一段ずつ進んでいきましょうと、そのような卦でございます。
解説の2つ目、今度は爻のお話です。
1個の卦の中に爻が6個あります。
この風山漸を1冊の物語、本だと例えると、第1章から第6章までのものをイメージしてください。
易の世界では第1章にあたる所を初爻と言います。
そこから時間が経って話が進んだものを二爻、また同様に進んだものを三爻、
また時間が経って話が進んで四爻、五爻と続いていき、この卦の一番最終段階を上爻と言います。
1個1個の爻にも意味がついています。その意味を爻辞と言います。
今日の爻辞、今日の二爻ですね。
水鳥が平たい岩の上に前進し、楽しく飲食、喫茶。
この初爻から上爻まで、全部で6つの章があるとお話をしたんですけれども、
こういう中で一番最初の初爻のところでしたら、この渡り鳥がまず水際まで進んでいるんですよね。
この二爻では平たい岩の上に進んでいて楽しく飲食をしている。
今度三爻になったらその鳥が陸地へ進んでいくんですよね。
その次四爻になったら木に進んでいく。
そうやって段々進んでいって、最後の五爻だったら鳥が高い丘に進んで、
一番最後の段階、上爻まで行ったら鳥が天空に飛び立ち、もう帰ってこないという流れがあるんですね。
自信を持つことの大切さ
そんな長い中での二爻の状態なんですけれども、平たい岩に到達して楽しく飲食をしている、
危険がない落ち着いた場所に渡り鳥がいるということになっているんですね。
ゆっくりでも着実に進んでいるというところ。
楽しく飲食なので、その時に味わえる喜びをきちんと栄養のある食事といいますか、
体力を養っているという状態を示しております。
解説の3つ目、読み取った結果です。
今日の占的は、自分に自信がない人に向けて今私ができることは何でしょうか。
示されたのは風山漸の二爻。
今日どうしてこういった占的をやったかというと、自信がない時っていうのはすごく励まされたいわけじゃないんですよね。
でも否定されずにそっと受け入れてもらいたいというような気持ちを持って、
実際ネットにいらっしゃる方、きっと多いのではないのかなと思うんですね。
その中で私自身も、何を届ければいいんだろう、
特にスタエフの中では届けるということがテーマですけれども、
何を届ければいいんだろうと考えながらも毎日毎日勝手に人のことを占えないので、
自分で自分のことを占って配信を続けている状態なんですね。
大きなことというのはもちろん私は何もできないですけれども、
そんな中で今現在の私にできることというのはきっと何かあるのかなと思って、
こんな卦を立ててみたんですね。
この二爻は平らな岩の上で飲食ですから、羽を休めている水鳥、渡り鳥ですね。
その姿を表しているんです。
焦らず無理せず一歩ずつ進んでいくということなんですけれども、
その緩やかさが必要なのかなと。
自信がない人にとってすごく大事なことはせかさえないことだと。
その中で今自分自身がいる場所は安全だと感じられる空気ですね。
人というのはまず自分の安全があって、安全があって初めて進むことができるので、
それを安全でもない状態、安全を感じられない状態、そこでせかされる。
そうしたら人ってなおさら不安になって心も病みますよねというところなんですけれども、
今私が伝えられることというのは、ここは安心して立ち止まっていいですよと。
そういったことを伝えることが必要なのではないのでしょうか。
その中ではやっぱり焦らなくてもいいということ。
何かを始めるということよりも立ち止まっていることに意味があるということ。
そんな時もある。
ネットだったら行動行動だとか、動け動けとかってそんな発信ももちろん、それも正しいです。
それも正しいですけれども、時と場合、それが全てじゃないんだよということを伝えるのが私にできることの一つかなと。
焦らなくていいですよということを伝えていきたい。
またその中で何か日常の楽しさ、それを伝えていくことですね。
楽しさというのは大きいことだけじゃないんですよね。
例えばその家でちょっとお茶を飲む時間だとか、
何かのちょこちょことお部屋の中が少しきれいになっている。
全部じゃない、完璧じゃない。一部分がきれいになってて落ち着くよとか。
何かそんな状況でもいいんだなと思えるような何かそういった雰囲気を伝えること。
そしてまたここは安全だよと感じられること、そう感じてもらうこと。
何かその追い立てられない安心感というんですかね。
あえて急がない。
なんかもう本当GW動け動けって何かそういう雰囲気があるかもしれないですね。
だけどもそうじゃなくてもあえて急がなくていいんですよと。
そういったことを伝えることですね。
この風山漸という卦自体が徐々に徐々に進んでいくことを示しているので、
何か急なものではないんですよね。
鳥も渡り鳥も季節によって動いていく。
いきなりもう何かガーッと飛ばして進むわけではなくて、
少しずつ少しずつ順次を追って、
暑い時にはここへ行って寒い時にはここへ行ってって風に飛ぶような、
そういったことが大切だよということを示している卦なんですね。
なんかもうやっぱりネットの中っていろんな数字だとか反応だとか、
そんなことにものすごく、それももちろん大事なことなんですけれども、
そこばっかりが目立って、そこに目をついつい向けてしまう。
だけれどもそればっかりに頼らないことですかね。
変わらずずっと続けるということが、
それが私にできることではないのかなと。
何か派手なこととかではなくて、
今日も変わらずにずっとあるよと、そんな安定感というんですかね。
無理して頑張りすぎて進まなくても、
今ここにいればいいんだよと、ここにいることがいいんだよと、
それを伝えていくこと。
言葉ではこんな簡単にしゃべっていますけれども、
誰かの安心の土台になることというのは、すごく簡単なことではないんですけれども、
でもやっぱりこうやって卦を立てたところで言うと、
やっぱりそうありたいという気持ちは私の中にあるんだなと、
改めて自分で自覚しているところなんですけれども、
もちろん何の力もない、派手なこともできない、
無理に引っ張ることは私はしないしできないし、
ただここは安全な場所ですよと、
そんな風を送ることができるような、
今日はそのような発信をちょっとXでも心がけてみようかなと、
そのように読み取りました。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
易占は行動の指針となるもの。
あなたの心が少しでも軽くなりますよと祈っております。
はい、金曜日、週末ですね。
もうそろそろ、もうそろそろというかもうゴールデンウィークですね。
あなたはいかがお過ごしですか?
今日もあなたが大切な人と一緒に美味しいご飯が食べられますように。
ありがとうございます。行ってらっしゃい。