易占の基本
おはようございます。
5月8日木曜日、加賀小町と申します。
このチャンネルはあなたの悩みや困り事は易占で解消することができますよとお伝えしているチャンネルです。
日々の迷いやちょっとした悩みを感じた時、何か考え方のヒントが欲しい時、この配信があなたの心を照らすきっかけになれば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
この配信は筮竹を使って占っています。
筮竹の音の部分を飛ばして聞いても構いません。
タイムスタンプをつけてあるので、お好きなところからお聞きいただければ嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
はい、今日の占的。占的とは占う内容のことを言います。
占う、的と書きます。
易占というのは黙って座ればピタリと当たるという占いではないんですね。
自分の占いたいことを具体的にすること、具体性が上がれば上がるほど当てることができるものなんですね。
当てることというか正確に言うと当たりハズレとかそういった性質のものではないんですけれども、
その例えが実際に的のようにということなんです。
弓を放つときに的、遠くにある的がはっきりと見える方が、
的がぼんやりしていたら狙いを定めることができないですよね。
その的がはっきり見える方、きれいに見えれば見えるほど狙いを定めて当てやすいよというところなので、
占う内容のことを占う的と書いて占的というふうに呼ぶんです。
はい、ちょっと話しすぎました。
水火既済の卦
さて、シンプルにいきます。今日の占的。
日筮としてシンプルに立てます。日筮の話はまた今度は改めてします。
今日の占的。私が大切にすべきことは何でしょうか。占います。
内卦は火です。
坎。外卦は水です。
二爻です。
はい、解説の一つ目、示された結果全体の説明です。
内卦が火、外卦が水。
外卦が水、こちらは水火既済。水火既済の意味は、完成後再び混沌へ。
易というのは全部で64パターンありまして、六十四卦と言うんですけれども、
これは63番目、最後から2番目の段階なんですよね。
上に水があって、下に火がある状態。
易はすべてのものを陰と陽で表すことができるんですよね。
この水火既済というのは陰と陽が正しい場所にあって完成しているという状態を示しているんです。
ただ完成しているからいいよと言うとそうじゃないんですけれども、
すでに整っているものだからこそ、今度は崩れやすくなりますよというの。
完成したということはもうそれで終わりじゃないんですよね。
完成は終わりの始まりだと。
すべてが順調に見える、完成しているように見えるということこそ、
慢心な気持ちとか油断が生まれる、そこから先は崩れてしまうリスクがあるんだよと。
今がとどまっているから、落ち着いているから、安定しているからと言って、
ずっとそこにいたらよくないよと。
易というのは陰陽が動いて動いて巡り巡って、人生って進んでいくというものを示しているんですね。
山あり谷ありとかってよく言いますよね。
それと同じでずっと安定した状態はないんだよということ。
今完成している状態だとしても、そこに満足してはいけないと。
常に次の変化、そこに関してしっかりと見ていきましょうねと示している卦でございます。
解説の2つ目、今度は爻のお話。
1個の卦に爻は6個あります。
水火既済というのは1つの物語、1冊の本だとしたら、第1章から第6章まであるのをイメージしてください。
易の世界では第1章にあたるところを初爻と言います。
最初の諸で初爻。そこから時間が経って話が進んだものを二爻。
同様に進んだものを三爻、四爻、五爻と進み、1番最終段階を上爻と言います。
1個1個の爻にも意味がついています。その意味を爻辞と言います。
二爻の爻辞は、婦人が車の覆いをなくした。探さなくても7日後に見つかる。
車の覆いというのは、カバーみたいなものを保護しているものを示しているんですよね。
物事がきちんと整っている。水火既済自体が整っているという卦なんですけれども、
物事が整っていたはずなのに、この二爻ではトラブルが起きちゃうということを示しているんですね。
探さなくても7日後に見つかるというのは、今現在短期的にはちょっと不安だけども、
長い目で見るとちゃんと解決する。だから慌てずにこれまでどんなペースで続けることが大事ですね。
というふうに示しているんですね。最初の卦のお話でもあったんですけれども、
うまくいっているときこそ、焦りは禁物だというところ。
完成している状態なんですけれども、この二爻ではちょっと思わぬトラブルが起きていたところだけど、
そこは無理に取り繕ったり、急いで修正しようとしていけない。逆効果になるよと。
車の覆いというのをカバー。これが一時的になくなるとしても、
本質じゃないんだよと探さなくてもと思ったところなんで、
今やるべきことは、自分の元々続けていたことですかね。
元の努力とか、進んでいること、続けていること、それもやめてはダメです。
車の覆いという形、外側、その見た目よりももっと大事なのは内面ですよね。
この二爻は、いつでも元に戻るよ。時間が経つと解決するよということを示しているので、
焦るよりも信じて、自分ができることをコツコツと続けていきましょうねと示している爻でございます。
解説の3つ目、読み取った結果です。
日常を大切に
今日の占的は、今日大切にすべきことは何でしょうか。
示されたのは、水火既済の二爻。
何かきちんと整っている状態だけども、
ちょっと違和感が出始めているんですかね。
うまくいっていたはずなのに、という気持ちが心の中にあるかな、みたいなところですかね。
今日私がこの卦を選んだのは、予定がバタバタとしているんですよね。
バタバタとしている中でも、平常と変わらないように淡々とやることを進めていきたいなという気持ちがあったので、
この占的を今日も選んだんですけれども、
この水火既済は、完成を示す卦だけども、
何かこの二爻では一時的にトラブルがありますよと示しているんですね。
だけどもこのトラブルといっても、あくまでも一時的なもの。
長い目で見れば何の問題もないですよと、
自然な流れの中にすべて組み込まれているというんですかね。
それも計算されたというんですかね。
焦らず自分のやるべきことを淡々とやれば、
必要なものは自分のところにちゃんと戻ってくるという話なんですね。
今日私が気をつけるポイント。
何か失っても見つかるということなんで、
探しに行かないということをあえて考えてみる。
何か不安だな、あれもしなきゃ、これもしなきゃ、みたいなふうに動くよりも、
あえてじっとしていつもの動きを淡々とやるべきことをやること。
また自分自身がいつも続けていること、
淡々とこのスタエフもそうですし、
それと自分が続けている公開していない形の日筮もそうですけれども、
そういった自分がずっと続けていることというんですかね。
そこを変わらずこなしていくこと。
これは今日だけ、明日も明後日もこれから先もずっとということですね。
またこの探さなくても7日後に見つかるというところで、
今ないもの、失ったものではなくて、何か今あるものに目を向ける。
そうすることによって何か心が落ち着いてくるのではないのでしょうかと読み取りますね。
この卦が示しているのは、整ったものは崩れるというよりも、
整ったものをまた調整が必要になるということですね。
ずっと整っただけの完成形ではないので、
水と火が共存する状態というのは整っているようで、
バランスが難しいんですよね。
なので、今がずっと整って完成しているから、
そこにも安心して胡座をかいてはいけないよと、
またこの先のことをきちんと見据えて準備しなさいねと。
そのためには色々あることを焦るよりも、
自分がやるべきことを続けてきていることを淡々とやりなさいねと、
そのように読み取りました。
木曜日、あなたはいかがお過ごしですか?
お身体、壊していませんか?
今日もあなたが大切な人と一緒においしいご飯が食べられますように
祈っております。
ありがとうございました。
いってらっしゃい。