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2021-04-05 21:01

#75 家の光熱費を抑え、災害にも役立つエネファームとエコキュート

今回は名前は聞いたことがあるけど、どれくらい便利なのか、どういう違いがあるのかがいまいち不透明な「エネファーム」と「エコキュート」をご紹介致します。

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家電ライター:倉本春
MC:池澤あやか
プロデューサー:富山真明
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家電ライターが語る家電最前線、進行役は私池澤彩香です。そして今回の担当は、家電ライターの倉本春さん、どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、今回も新型コロナ対策のため、リモート収録でお送りしております。
さてさて、今回のテーマは、家の光熱費を見直そう、家庭のエコシステム最前線ということなんですが、
そろそろ4月ということで、新年度ということでですね、この機会に光熱費を見直したらどうでしょうか、ということをテーマに、
家庭のいわゆるスマートホームとか、光熱費を節約できる、そういったシステムをテーマに語りたいと思います。
そうですね、最近ね、電気代もいろいろ話題になっておりますけれども、家庭で導入できるエコシステム、すごい気になるところですね。
そうなんですよね、コロナ禍で結構家にいる時間増えて光熱費増えたっていう人も多いと思うので、これを機会にいろいろ考えていただければなとは思いますね。
はい、というわけで、いつものように商品を紹介する形ではないんですが、家庭で導入できるエコシステムについて今回はご紹介したいと思います。
いわゆるスマートホームとかスマートハウスって呼ばれるものですかね。
そうですね、スマートホームって最近よくテレビとかでも言うんですけれども、実はなんか意味がいろいろあるので、これ結構難しいんですけれど、
例えばわかりやすいスマートホームっていうのは賢いスマートホームのことですね。
アレックスは電気つけてとかって言うと音声だけで電気をつけてくれるとか、朝おはようって言うとカーテン開けてくれるとか、そういうのをスマートホームって言ったりもするんですけれど、
ただそもそもですね、スマートホームっていうのは本来は電気を賢く使うっていうのが大元の意味になってます。
例えば今スマートホーム検定っていうのがあるんですけれども、そういうことを言った時のスマートホームっていうのは、
例えば家に入ってくる電気の量をちゃんと自分で把握するとかですね、そういう電気の管理をちゃんとするっていう意味でもそれが本来の意味のスマートホームになりますね。
今回は電気を賢く使う方のスマートホームについて語りたいと思っております。
はい、お願いします。わかりました。
はい、基本的にですね、スマートホームの電気を管理するっていうと、ヘムスってお聞きになられたことありますか?
ヘムス聞いたことあるし、何回か調べたことあるんですけど、概念が複雑すぎて。
なるほど。ヘムスっていうのはいろんなところでどこでヘムスを導入するかで変わってくるんですけれども、ホームエナジーマネジメントシステムっていうことです。
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つまり、家の中で電気、エナジーだから電気だけじゃなくてもいいんですけど、電気の動きとか量とか電気代とかを管理するっていうことですね。
このヘムスの機械っていうのは、ただ分電板とかそういう家の大元のところにつけるので、結構導入が難しい。
それこそ新築の時に入れるような感じになってしまうんですけれども、今回はもうちょっと分かりやすく導入しやすい、エネファームとエコキュートについてお話ししたいと思います。
はい、こちらもね、名前だけは知ってます。あと、結構CMなんかでもよく。
そうなんですよね。よく名前は聞いたことあるっていう話は聞くんですけど、じゃあどういうものか知ってますかっていうと、意外に皆さん知らない。
知らない。
やっぱりそうなんですね。
そうですね。詳しく解説しようって言われると、これは何ものってなります。
そうなんですね。ぶっちゃけ簡単に言えば、導入すると高熱費が安くなる。そして災害時に役に立つ。この2つのメリットがあるシステムになります。
なるほど。
どちらも工事がいるので、あとそこそこお高いものになります。工事だけで10万円ぐらいかかるとは思っていただきたいので、高熱費が安くなるって言っても、その最初の初期費用を回収するのはなかなか大変なんですけれども、ただ災害時に役に立つっていう、そういうところにポイントを置いて、今回は聞いていただきたいと思いますね。
はい。でもエコキュートとエネファームって別物ですよね。
そうです。
これはどういったそれぞれ特徴があるんですか。
はい。まずエコキュートっていうのは電気給湯器になります。で、エネファームはガスを利用した発電システムです。なのでエネファームについてはですね、ガスを利用したということなので、そもそもオールデンカの家では使えないんですよ。
オールデンカの家ではエコキュートだけでいいっていうことなんですか。
はい。さっき言ったように、まず製品としてのジャンルが違うんですね。エコキュートは給湯器なので、お湯を沸かすそのためのシステムになりますね。で、エネファームは発電機なので、実は給湯もできるんですけれども、基本的には電気を家で作り出すのがメインの利用ユースになります。
ほうほうほう。
で、今言ったようにエネファームについてはオールデンカが使えないので、まずはエコキュートについてお話したいと思いますね。
エコキュートっていうのは電気給湯器なんですけれども、そもそも昔から電気給湯器っていうのはあるんですよ。
はい。
それって基本的にタンクがありますよね、給湯器って。で、家の給湯器のタンクに水をためて、そこで電気のヒーターでお湯にする、温めるみたいなそういうシステムだったり、管を通っている間に水を加熱するみたいな、そういうわかりやすい加熱式の電気給湯器が基本的には普通なんですけれども、
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エコキュートっていうのはヒートポンプ方式をとっております。
ヒートポンプ方式、覚えておりますかね。
ヒートポンプ方式は洗濯機の回って出てきました。
あ、そうですそうです。
そうですよね。
えーと、エアコンと同じ温め方になりますね。
ヒートポンプ方式、なんとなくですけれども仕組みを覚えてらっしゃいますか?
えー、なんだったかな。なんだったかな。
ヒートポンプっていうのは加熱だけではなく、熱を移動させることで効率的に加熱する、そういうものだと思っていただきたいんですね。
で、えーと、これ何がすごいかっていうと、とにかく電気代を使わない。
例えば、こたつとかのヒーターが1の電気で1の熱を作り出すとすると、ヒートポンプで1の電気を使ったときは5の熱ができたりするわけです。
あー、だから洗濯機なんかでもヒートポンプ式を活用すると電気代が安い。
そうなんです。で、エコキュートっていうのも普通の電気をとにかく加熱するんじゃなくて、このヒートポンプ式でお湯を作るので、すごくお湯を作り出すのに省エネになるっていうのが一番のメインのメリットになりますね。
だいたいガス給湯器の3分の1の値段の高熱比になって、電気給湯器と比べると4分の1、石油給湯器と比べるとだいたい半分ぐらいの高熱比になると言われております。
へー、そうなんですね。結構節約になりますね。お風呂ですかね、メインユース。
そうですね。お風呂で使うので、だいたい150リットル以上のタンクがついてたりするんですよ。
で、4人家族とかだと370リットルぐらいあれば十分。基本的にはタンクにお水を貯めて加熱する方式なので、タンクの中身がなくなると一瞬お湯が使えなくなることがあるんですけれども、そうすると自分の家族の人数とかお風呂を貯めるそういうタイミングとかを考えてタンクを決めてほしいんですね。
タンクも家の外なんかに置く必要があるんですかね。
そうです。タンクとヒートポンプのシステムが一体型になった本体と、もう一つこれヒートポンプって要はエアコンと同じ方式ってさっき言ったんですけれども、そのためエアコンの室外機みたいなのもつきます。
おー、なるほど。結構大きそう。
そうですね。例えばベランダがすごい狭いとか、設置する庭とか家の裏が狭いとかだと意外にこの室外機みたいなのを置く場所がなかったりするので、導入の際はそれは結構ポイントとなりますね。
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ありがとうございます。
はい。これがですね、私がすごくエコキュートおすすめしたいのはですね、電気代が安くなるっていうのはもちろんあるんですけれども、なんといってもやっぱりこのタンクですね。
タンク。
はい。370リットルとかあるみたいな話をしたんですけれども、例えば災害で断水になった時にこのタンクの水を使えるっていうのがエコキュートのすごいところなんです。
あー、確かに。よく災害対策でお風呂の水貯めっぱなしにしてる方とかいらっしゃるじゃないですか。
そうなんですよ。
ああいうのをしなくてもタンクで貯めといてくれるから結構便利。
そうです。
ですよね。
エコキュージの水を出す特殊な口みたいなのがあってですね、そこにホースをズボッとさすと好きなだけ水が出せるようになるっていう、そういう仕組みになっておりまして、お風呂に貯めるのもいいと思うんですけど、ただお風呂に貯めたお水ってさすがにちょっと料理とかには使いたくないじゃないですか。
そうですね。使用済みのお水ですから。
そうなんですよ。ずっと露出してますし、まず風呂窯がそこまできれいかみたいなのもありますし、そういうことを考えるとちゃんと給湯器用のタンクなのでそこそこ清潔性も担保できるっていうところで、とにかくこれはすごくいざというときにおすすめだったりするんですね。
よく最近ポータブル電源とか売れてるんですけれども、災害時にいざというときに電気をっていうことで、でも電気って今だったらポータブルのその電源とかあるんですけど、水ってもう貯めた分しか、
そうですね。
で、貯めるとしてもやっぱり風呂いっぱいがせいぜいなんですけれども、これだったら風呂2,3倍分、家族4人だったらお風呂とか入らなければ1週間とか持ったりする安心感のあるシステムになりますね。
確かにこれは災害対策としてかなり役に立ちますね。そういう目線であんまりエコキュートを見たことなかったです。エコなんだろうなんて。
ただこれ価格的にですね、やっぱり工事代も入るのでさっき言ったように工事代だけで10万とか、で本体が標準モデルで30万から80万とか、要は100万近くかかったりするので、節約ってだけのことを考えると、実はそんなに元が回収できるまでじゃあ何年かかるんですかみたいな話になるんです。
でも新築とかそういう時は、そうですね、新築とかだったら最初に導入しちゃってっていう、ただやっぱり費用対効果だけを見るとですね、じゃあ本当にそれで年間どれぐらいのプラスになるんですかっていう、うまく使えば10万以上節約になるかもしれませんけれども導入に100万かけてたらじゃあ元回収するまでに10年かかるわけですよ。
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そう考えると、とにかく節約したい、貯金したいからそのためだけにエコキュートっていうのは、実はデニファームにしてもあんまりリアルな話にならない。
ですが、こういう災害時に良いとかですね、あとは1の電気代で例えば2倍3倍のお湯が作れるっていう意味でですね、すごく地球に優しいっていうことも言えますよね。そういうところをちょっと見てほしいなと思います。
ありがとうございます。エコキュートの話を伺ってたんですけど、デニファームの方はどういったものなんですか。
デニファームっていうのはですね、ガスを使った発電システムになります。ガスをですね、まず水と水素に分解するんですよ。この水素から電気を発電するっていうのがデニファームになりますね。
ただしですね、これ水素取り出して発電するときに熱が副次的に発生します。この熱がもったいないっていうことで、この熱を給湯とかあるいは床暖房とかにですね、使うっていうことでデニファームは一応発電機なんですけれども、給湯もできる。
なるほど、めちゃくちゃ発電に熱が出るからそれ利用しちゃおうみたいなエコ商品なんですね。
どっちかっていうとですね、これなかなか仕組み的には難しいんですけれども、給湯するときに発電ができちゃってるみたいな、そういう方が現実に近い感じですかね。お湯を沸かすたびに家に電気ができちゃうよっていう。
ちなみにどれくらいの高熱費の節約になるんですか。
これすごく難しくてですね、なかなかモデルケースっていうのが作りにくいんですけれども、一般的にデニファームを開発している会社が交渉しているのは、4人家庭だと高熱費を年間7万円ぐらい安くできる、それぐらいの計算になると言われております。
なるほど、こちらの導入費用を考えると。
そうですね、実はデニファームってエコ給湯よりちょっと高いんですよ。
なるほど。
100万、200万ぐらいしちゃうので、導入費用を考えるとやっぱりこれだけでお得に使おうっていうのはなかなか難しいんですけれども、こちらもさっき言ったようにタンク式で給湯するので災害時にお水が使えます。
なるほど。
はい、デニファーム、ちょっとエコ給湯より高いんですけれども、発電をするということでですね、停電時にもガスと水道が来ていれば発電ができます。
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わあすごい。
そうなんですよ。
とはいえ、家中の発電ができるわけではなく、緊急用の専用コンセントっていうのを家の中に作ることができてですね、そのコンセントからだけ停電時でも電気を供給できるっていう形になりますね。
せめてスマホだけでも充電しておきたいっていう方多いかもしれない。
そうですね。このエコ給湯もデニファームも実はいろんなメーカーが作ってるんですけれども、シェアナンバーワンはパナソニックになります。
で、パナソニックの最新エコ給湯だとだいたい最大電気消費容量が500ワット。500ワットっていうとどれぐらいですかね。
まあヒーターだと中程度のヒーターなら行けますし、重要なのはあれですね、冷蔵庫です。
ああ確かに。
はい。停電時は延長ケーブルとかで差し直せば、まあ大体大型の冷蔵庫でも200ワットいかないぐらい。
巡航運転だったら85ワットとか最近の省エネの冷蔵庫ならそれぐらいで動くので、そういったものでしたら最大8日間ぐらいは全然動くと言われておりますね。
おおすごい。エコとか電気代ちょっと抑えられるみたいなイメージだったんですけど、どっちかっていうと災害時めちゃくちゃ安心みたいな。
そうなんですよ。
どちらもそういう商品なんですね。
災害時のライフラインって水電気ガスだと思うんですけど、まあオール天下の場合はガスはないんですけれども、
エネファームっていうのはこの3つどれが途切れてもエネファームで数日間対応できるっていう、これはねなかなか今の地震時代にはすごいシステムなんです。
確かにこれかなり安心ですね、これあると。
そうなんです。さっき言ったように給湯するときに電気を発電するみたいな感じになってしまうので、家の電気全てをこれで賄うってものではないんですね。
なのでさっき年間で7万円ぐらい安くなるって言ってたんですけれども、
例えばお風呂いっぱい入る家だったらもっと電気は作れますし、あんまり風呂入らなくてシャワーでジャジャジャっていう家だったらあんまり発電もしないっていう。
なるほど。
そういう感じになってしまうんですよね。
とはいえですね、どちらもエネファームもエコ給湯もタンク式なので、夜中の電気が安い時間に加熱してくれたりとかですね、ガスだったら電気と違ってロスがないとかですね、
どっちも地球に優しいっていうそういうメリットもあったりしますね。
ということは補助金を使えたりするんですかね。
そうなんです。自治体の補助金が住んでいる場所によって違うんですけれど、使える場合もあります。
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ただ自治体によってはですね、申請できる期間が決まってて、その期間が終わっている自治体もあるので、
例えば東京の中野区に住んでるんでしたら中野区の区役所のページとかを見て補助金とかの使用を見てほしいと思いますね。
ありがとうございます。
こういう補助金も出るようだったらちょっと検討の価値もあるかなと思うので、ぜひぜひ検討してみてください。
新築する時とかリフォームする時とか、これ便利だし1年以内に災害起きそうだから、とにかく導入しようっていうそういう気軽にできるものではないんですけれど、
こういうものがあるよっていうことを頭のどこかに置いておけば、いろいろリフォーム時とかにあれ検討しようかなって思えていいんじゃないかなと思いますね。
ありがとうございます。
今回は家の高熱品を見直そう家庭のエコシステム最前線というテーマでお送りしてきました。
なかなか高価格帯の製品にはなるんですけれども、災害時にも安心ということで、ちょっと私も頭の片隅に置いておこうかなと思っています。
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来週からは声だけで家電が動くほうのスマート家電のテーマに色々な商品をご紹介したいと思います。
次回は後付け可能なスマート家電最前線です。お楽しみに。
ここまでは家電ライターの倉本はるさんとお送りしてきました。倉本さんどうもありがとうございました。
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