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2025-02-20 11:12

【第6回】nocall.aiを立ち上げた時の話

今回はCTOの森本に nocall.ai ができた当初の話を聞きました。リリースした当時は恥ずかしい思いもしたそうですが、そんな森本を支えた名言とは?CEO林の視点からお話しした第2回,第3回とも合わせてぜひお聴きください!


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サマリー

ノーコールAIは、生成AIを用いて人間のように会話することができるAI電話サービスです。このエピソードでは、森本氏と佐藤氏がノーコールAIの立ち上げ当初のアイディアやマーケットの課題について話し合っています。nocall.aiの立ち上げにおいては、ドッグフード理論を活用し、実際にサービスを利用することで改善点を見出しています。このプロセスを通じて、システムの開発や性能向上が進んでおり、成功した事例についても語られています。

ノーコールAIの概要
ノーコールAI CTOの森本隆裕です。
マーケット担当の佐藤です。お願いします。
はい、よろしくお願いします。
前回の続きからということで、
ノーコールAIを始めた時の苦労話というか、
何でこのアイディアをやろうかと思ったのかとか、
あとはその時に直面した課題とか、
そういったことを今日話していけたらなと思います。
お願いします。
そうですね。
まずノーコールAIのことを説明しますと、
生成AIを使って、
人間みたいに会話できるAIの電話サービス。
特徴としては、家電ですね。
電話をかける側のことを家電って言うんですけど、
それに特化してまして、
基本的にAI電話って聞くと、
受電のことを思う。
受電って電話を受ける側のことを思うと思うんですけど、
自分たちはその電話をかける側に特化して、
プロダクトをやってます。
そのノーコールAIを思いついたというか、
始めようと思ったきっかけみたいなのは、
前回話したように、
そういったマーケットプレイスで接客してくれるAI、
みたいなことは最初考えてまして、
もうちょっと抽象化して、
機械と人間のインターフェースっていうものが、
会話になるんじゃないかなみたいな、
仮説を自分たちは持ってましたね。
つまりは?
自分たちが最初に持ってた仮説としては、
パソコンと人間が話すようになるんじゃないかっていう、
おしゃべりするようになるんじゃないかっていうことを思ってました。
その時代なかったってことですか?
Siriとかはありましたよね。
もっと会話ってことでしたよね。
もっと人間っぽく、
パソコンと人間がしゃべるようになるんじゃないかっていう、
仮説は持ってました。
今流行りのAIエージェントとかを、
2年前くらいから予測してたって感じですか?
そういうことになると思いますよ。
なるほど。
理解しました。ありがとうございます。
人間と機械が話すっていうことになると、
一番タッチポイントとして多いのは、
電話なんじゃないかみたいなことを、
最初のアイディアとしてありまして、
多分それを思いついたのは、
しょうごのコーナーなんですよ。
自分はそれを聞いた時に、
割とちょっと微妙かなって思ったんですよね。
なんでですか?
やっぱりエンジニアとして、電話って結構もう、
枯れた技術じゃないですか。
確かに確かに。
過去の。
過去の掘り尽くされた技術だし、
そこまでワクワク感は、
聞いた時は、
ぶっちゃけそんななかったんじゃなかったですね。
逆に電話じゃなくて、
アイディアの発展
何をやりたかったかっていうのが、
検討ついてたんですか?
それはなく。
でもその時は、
まずアイディアを市場の大きさから考えよう、
っていうところから始めまして、
最初に持ってたマーケットプレイスに、
アバターを表示するっていうアイディアは、
ちょっとないなっていうことになって、
いろいろアイディアを出し始めたんですよ。
その時にオフィスの壁に、
いろいろ貼り出して、
貼ってましたね。
今は違くなってますけど、
貼り出してポストイットで、
アイディアを貼り付けていく、
みたいな作業をやってました。
その時は結構、
先ほど言ったように、
人間と機械の会話みたいな部分を、
フォーカスして、
例えばドライブスルーとか、
自分が出したんだと占いとか、
はありましたね。
占いって思ったより市場がでかかったってことですか?
占いはあんまり、
正午の方もピンと来てなかったらしく、
占いの市場規模自体は、
結構大きいんですよ。
意外と大きくて。
確かに。
その中から電話を選んだ、
しっくり来なかったのにってことですよね。
そうですね。
最初は自分はしっくり来てなかったんですけど、
でもそれは調べていくうちに、
これって結構イケてるんじゃね?
って思い始めたっていうことです。
イケてるっていうのは、
こっからどんどん音声での会話ってところが、
増えるんじゃないかみたいなところですか?
普通にビジネスとして、
成り立つ確率が高いなっていう、
確信ですね。
そう思った理由としては、
電話の市場規模自体が、
かなり大きいと。
今現在の電話の業務の市場規模が、
そもそも大きくて、
1兆くらいあるんですよね。
そもそも。
そこにAIの効率化が加わったら、
7、8倍になるよねみたいな話も、
あって。
そういう意味では、
ビジネスとしてすごい大きな市場になるっていう、
可能性を秘めてたので、
魅力的だなって思いました。
あとはそうですね、
家電をやってるプレイヤーが少なかったですよ。
電話かける方。
電話かける方の、
やってることは少なくてですね。
AIからまだ電話かかってきたことって、
少ないじゃないですか。
なかなかないですね。
1を押してください、
1を押してくださいっていうのは、
最近増えてきたんですけど、
まこるみたいに会話してくるのもないですね。
まだ。
そもそも電話をかかってこないっていうところがあって、
受電が結構、
リプレイスは進んでたんですよ。
そういった。
ヘアンさんが言ったように、
IVRっていうシステム。
○○だったら一番号とか。
のシステムのリプレイスは結構進んでたんですよ。
ただ、そういった経験個人的、
電話をAIから受けた、
みたいな経験なかったので、
ここは市場空いてるんじゃないかなって思ったのが、
1つの理由です。
それも気づいたのは、
ぶっちゃけ、たまたまみたいな。
その電話をかけたらいいんじゃないか、
みたいなアイディアを出したのは、
たぶん自分で。
それは受ける側もみんなやってたから、
ってとこでかけるってなった。
そうですね。
電話かけたほうがいいんじゃないかって思って、
やりました。
今ってその自社のお問い合わせページで、
やると、実際にそのノーコールから、
電話かかってくると思うんですけど、
それも自分がおそらく、
これやったらいいんじゃないかと思って、
たぶんアイディア出したと思います。
これ良かったのは、
ドッグフード理論の活用
ドッグフード理論っていう、
理論があるんですけど、
これ、
自分たちのサービスを自分たちで使うっていうこと、
が大事だよねっていう、
理論があるんですよ。
簡単に説明すると、
ドッグフード売ってる会社の人は、
ドッグフード食べてるみたいな。
話から来てるのが、
ドッグフード理論らしいですけど。
そうやってその自社の、
自社のお問い合わせで、
実際に使ってみれば、
使用感っていうか、
何を改善したらいいかって、
すごい分かりやすいじゃないですか。
そういう意味で、
効果的に改善できていったのは、
割と自社のお問い合わせで、
実際に使ってみたっていう点が、
大きかったかもしれないですね。
例えばとかあるんですか?
こうやってみたときに、
これが機能しなかったから、
この機能を実装したみたいな。
自分たちの戦略の方向性として、
APIで提供するのが、
デフォルトでありたい、
っていうところがあるんですけど、
そもそもAPIを公開して、
お問い合わせページで記入したら、
すぐにデフォルトが出てくるんですよ。
で、
お問い合わせページで記入したら、
すぐに電話をかけるっていう機能を、
そもそも開発したのが、
それゆえですね。
それゆえに、やっぱりすぐにかかってきた方が、
その、
アテンションというか、
コンバージョンネット、やっぱり高いじゃないですか。
それは絶対にそうだから、
そういうデータもあるって。
そういう意味で、すぐに加電する。
加電のためには、
APIの実装が必要っていう意味で、
つながってたりはしますね。
開発に関しては結構、
わりと理想的な
スモールスタートだったんじゃないかなって思いますね。
初期製品の課題と成功
で、できるだけその小さく、
検証して、
効果検証できるように、
スタートするっていうのが、
いわゆるスモールスタートですけど、
この製品自体は2ヶ月ぐらいで開発して、
そうですね、
2023年の12月ぐらいに、
クリスマスぐらいに
ロンチしましたね。
最初の製品の出来が結構悪くて、
今って普通に会話できるじゃないですか。
できます、できます。
当初、全然会話成り立ってなかったですか?
私が入った頃も、
辛うじてでした。
まともに会話できない時があって、
単声だったんですよね、
その時。
人間が話したら、AIが話して、
話終わったら、
人間が話す番になるみたいな。
それで、
人間側が雑音をインプットしちゃうと、
AIがそれで話し始めるんですよ。
それ、
遮れないから、
一度話し始めたら止まらないくて、
ずっと話し続けるみたいな。
でも、すごい恥ずかしかったのは覚えてます。
2人で、
しょうごと2人で、
電話の録音を聞きながら、
全然喋れていねえじゃんみたいな。
私も印象的です。
願いながら聞いてるところとか見てたんで。
ドキドキしちゃう。
ちゃんと話してくれみたいなところを、
めちゃめちゃ思ってながら、
聞いてましたね、最初の方は。
でも、リード・ホフマンっていう方の
名言があるんですけど、
恥ずかしい製品でなければ、
出すのが遅すぎるっていう
言葉があるんですよ。
めっちゃいいですね。
リード・ホフマンって、リンクドインとか、
PayPalの創業者というか、
COOとかやってた人ですけど、
その方がそういったことを、
教訓というか、
名言にしてるんで、
それに支えられましたね。
なるほど。
恥ずかしいって思うんですね、やっぱ。
出した人は。
いや、だって、
あれもできない、これもできない。
バグもバグだらけみたいな。
だし、ちゃんと機能してないし、
その恥ずかしさみたいなのは、
すごいあったけど、
今思えば、あってよかったことなのかな、
って思います。
それをやっぱり乗り越えられなかったり、
あとはなんだろうさ。
乗り越えられなかったり、やめちゃったりとかですか?
もうちょっとやっぱり、
いったらうまくできるかもしれないのに、
その手前で諦めちゃうっていうのは、
可能性としてはあったんで、
そういう意味では、
そこを乗り越えられて、よかったなっていう、
ありますね。
今、結構、
ブイブイ言ってますもんね。
ブイブイ言ってるんですか?
その時、時代適られたら、
どんどん性能も上がってきて、
会社としての基盤も整ってきて、
そうですね、やっとですね。
嬉しいことに。
それを感じています。
次回は、経営学習。
こないだ行かれてたときの、
話を聞きたいと思います。
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