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2025-08-18 11:19

【第54回】 「正しいことが通らないのはなぜか?」若きリーダーが直面した現実とは

現場を知り、人を理解し、努力をしているのに受け入れてもらえない..。正しいことに真っ直ぐ取り組んでいるはずなのに上手くいかずに落ち込んだ経験はありませんか?ブラジルの若手エリートが陥った失敗談とCEO林さんの実体験を比較して、チームを動かすための方法論を語りました。どうぞお聴きください!


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サマリー

若きリーダーであるダニエル・オリバイラは、ビジネススクールを卒業後、大手ファッション企業で改革に挑みますが、従業員からの尊敬を得られず苦戦しています。彼の経験を通じて、新たなリーダーシップの在り方や人間関係の重要性が示されます。彼は組織内での信頼とリスペクトの重要性について考え、働き方やコミュニケーションスタイルを見直す必要性に気づきます。また、若者が持つ新しい視点が会社や実家に役立つ可能性についても触れています。

ダニエル・オリバイラの挑戦
ノーコールAIマーケット担当の佐藤と、CEOの林です。
今日は私が持ってきた企画なんですけど、ゼミで配られた資料に書いてあった、とある男の人の話、私は共感して聞いて欲しいなと思ったんですけど。
はいはいはい。
ダニエル・オリバイラ店長っていう人の話なんですけど、この人はビジネススクール卒業して、もうめちゃくちゃ優秀で、
クローズ&アクセサリーズっていう結構大手のファッション小売企業に入りたいと思ってて、1万人の中から20人選ばれるんですけど、その中に選ばれた超エリートの人です。
この人は、まず最初に研修時代に、そのある店舗に配属させられて、トラックからの荷下ろしとかレジとか、
いろんな役割をそこにいる従業員の人と一緒にやって、で、まあ尊敬されたり、友情も生まれたりして、
で、まあ1ヶ月その店長が休暇した時には、代わりに店長を務めて、店長いる時より業績上げるくらい、めちゃくちゃ優秀だった人だったんですよ。
そしたら、あとある日に、じゃあオリバイラ君、業績不振が続くビートリアっていう店舗があって、そこは従業員100人くらいの店舗なんですけど、
5年間業績悪化してるから、そっちに移動して建て直してくれって言われて、これめちゃくちゃチャンスだってなって、
その人はそのパーティー、昇進パーティーみたいなところで、ある上司のところに行って、なんかアドバイスくださいよって言った時に、
まずやらないといけないことで最も大事なのは部下をよく知ること。何か変えようってする前に自分のチームと親しくなりなさい、みたいに言われて、
あ、それめっちゃ大事だって刺さって、業績悪化してる店舗に行って、一旦はまず全員と面談したり、全員の名前もすぐ覚えて、
店舗を見てて、客少ないなーとか、全然みんな笑ってないなーみたいなところある程度知った後に、
OK、じゃあ十分部下知ったってことで、急にレジとか試着室のシステムみたいなのを変えたりとか、
マネキンをちょっとこうしてくださいとか、業務プロセスをこう変えてくださいみたいな感じで動き出したんですよ。
で、こうやって言うんですけど、結局その店舗内にいる幹部チームっていうのがこの店長さんの下にいるんですけど、
全然、はい、みたいな感じですごい消極的だし、実際全然変革されてない、変わってない。
で、あ、もうこれダメだって思って、リーダーみたいな人に相談したんですよ。これどうしましょう、みたいな。
したら、この店の人たちはあなた尊敬してません。これほど徹底的に拒否された店長はいなかったんですけど、みたいな感じで言われたんですよ。
で、オリヴァイラは1回ダメだと思って1回休暇します、1ヶ月。
で、戻ろうと思ったら、まさかのその10年以上経験を持つその店舗、ベテランのスーパーバイザー3人が退職を上司に言いました。
その理由が、なんで全く経験のない若者、オリヴァイラから10年間やってきたことを間違ってるって言わなきゃいけないんだって言ってみんな辞めました。
で、オリヴァイラはそうやって言われて、あ、やばってなったんですけど、結局その上司から、君は間違いを犯したんですから立て直しなさい、君ならできますって言われて、こっから改革していくよっていうところで終わったんですけど、
リーダーシップの苦悩
私が何を共感したかっていうと、結構先導してやることが多かったんですよ、プロジェクトで。学生の時とか。
私はオリヴァイラみたいに、よし一緒にやろうみたいな感じで、一緒にやっちゃってるし、目を離したらやってきてなくて、なんでやってないんですかみたいな感じになっちゃう。
で、結構求めすぎちゃうから、あ、すごい求めたものじゃないなーみたいな感じで落ち込んじゃって、自分のモチベも下がっちゃうみたいなことがあったんで、すぐ共感して、これ何が問題なのかなーみたいな感じですね。
いやー、でも今話聞いてて、むちゃくちゃ自分の話と重なりましたね。
本当ですか?
いや、まさにそんな感じでしたね。私が大学卒業してすぐにやった仕事って。
自分最初、人跡インターナショナルスクールっていうインターナショナルスクールの新規設立やってたんですよね。
1年とか1年半後に学校開校するぞと、それまでに整えていかないといけないっていう、で、山ほどあるんですよ。
校舎とか法律とか、それっていうものを、結局そこって一応財閥が資本出してやってるところなんで、財閥のリソースは結構自由に使えるんですよね。
で、とはいえ、現地で住み込みでやっているのって結局自分一人で、とりあえず権限だけ渡されて林が勝手に動くみたいな状態だったんですよ、割と。
だから、権限だけ渡されてる若造みたいな状態ではすごく一緒だなと思ったし、それこそ近くのホテルの調整とか、リゾート施設とかを持ってるんで、リゾート施設とかの調整とかってめちゃくちゃやって、
で、そこの偉いさんってだいたい60歳とか70歳とかの人たちが、そういう各リゾート施設のボスみたいな感じなんですけど、その人たちにいろいろ動いてもらうみたいな。
そこの会社ファミリービジネスだから、オーナーが強すぎて、普段からオーナーから直接これやれって言われて、バッて動かないといけないってことが非常に多かったんですよね。
だから、私が入って、どういうところで困ってて、今どういうペインがあって、で、うちだったらどういうふうに解決できるかみたいな糸口を探って、間に入ってあげるっていうことがめちゃくちゃ感謝されて。
仕事楽しかったですね。個人的にも相手からどう見えるかなと思ったときに、やっぱりより若造っぽい方が目かけてやるかなと思われるかなと思って。
正直そこもちょっと、なるべく若造っぽい感じを演じてて、軽い感じで言ってるけど、ちゃんと事情を把握して、こういう感じでどうですかみたいな感じで出演するっていうところをやってて、すごくうまく回りましたね、その時は。
若さと経験のジレンマ
聞いてる年上の人たちが、命令すんなって思わないように軽い感じで接してたってことですよね。
そうですね。絶対命令とは思われてなかったと思います。あくまでもこっちが本当にお願いして、やってくださいっていう感じ。
じゃあ、もしなんかやってくださいって言われたときに、あ、いやいやでも、みたいな感じで、結構10年くらいやってるけど、それはうまくいかないよって言われたらどうしたんですか。
でもまあ、そもそも提案の角度も結構高い提案の角度できてたと思うので、あんまりなかったんですよね。だから向こうの事情を理解した上で、その中で最大限差し込める提案みたいなところ。一定理解してから提案してたんで、あんまりね、それはむちゃくちゃだみたいなことはなかったですね。
それで言うとじゃあ、このオリヴァイラとヘッサンはすごい、同じ状況だったけど、ヘッサンはうまくやってるじゃないですか。
はい。
何が違うんですか。
結構普通の人間であるみたいなことが大事だと思ってて、普通の人間として普通に普通の人の気持ちがわかるみたいな。
22歳でビジネススクール卒業って、自分もハーバードビジネススクールのチューターとかやってましたけど、いるんすよ一応。
その人って16歳でハーバードに入って、19歳で卒業してビジネススクール行ってるみたいな、もう超天才。普通の人の普通の気持ちって、あんまりわかんないっていうこともあるかなと思いますね。
なるほど。じゃあその現場を知る、みんなを知るっていうのができてると思ってたけどできてなかったってことですか。
かもしれない。ちょっとわかんないですけどね。
確かに。尊敬されてないっていうか、信頼されてないじゃないですか。こんなに働いてるのに60時間。
なんか普通、どんだけ生意気なやつでも、誰よりも努力してたり手汚してたら、なんかこいつ結局いいやつじゃんってなって、頑張ろうってなりません?
確かに。え、でもそれはずっと意識してました。そのコンサルやってる時は、常に働いてますよ感を、だから何時に連絡来てもすぐに返すし。
うわー、すご。
もうなんか、こいつずっと働いてんな感は、もうなんか実際に働いてることよりも見せてました。
なるほど。
だから本当は頑張ってても見せなかったら、その分共感してもらえないんで、日本人風のね、努力は人に見せないみたいなのは、そのマネジメントの面ではあんまり良くないかもしれないですね。
頑張ってる姿を見せつつ、謙虚にするってことですよね。
そうそう、こいつのためだったら、まあ仕方ない動いてやるかって思わせるかっていう。
なるほど。
リスペクトなくてもそれができればいいと思うんですよ。
こいつがこんだけ頑張ってんだったら手伝ってやるかって思わせるように、そうですね、しないといけないでしょうねって感じかな。
若者の新しい視点
なんか私、東京でノーコールとかでめっちゃ勉強させてもらって、それを愛媛の実家、家業で使うってなった時に、女女の状況になるんですけど、若いやつが何やってんねんみたいな感じになるんですよね。
AIとか、今新しい風が吹いた時に、若者が教えるみたいな瞬間ってめっちゃ増えると思うんですよ、今後。
そうなった時にどういう姿勢で入ればいいんだろうっていうか。
ね、そうですよね。
自分って昔から周りの人にめっちゃリスペクトを持って接してもらえるんですよね。
ちっちゃい頃からずっと。なんかずっとそうなんですよ。
なんか橋さんって超ポジティブというか。
イーロンマスクってなんかめっちゃ被害妄想強みたいなの言ってたじゃないですか、昨日。
知らないですけど。
被害妄想というか、はいはい。
傷つきやすい。
多分、そこに対して鈍感とかじゃないですか。
相手が自分に対してリスペクトしてない行動ってあるじゃないですか。
今なんかすごい舐められたなみたいな行動とかに対して、結構この傷つきやすいタイプはいると思うんですけど、
逆に橋さんは全くそれに気づかない。
気にしない。
それはそいつらに認められたいっていう気持ちがないから別に気にならないとか。
気にならないことはないです、やっぱ。
でもなんかそういう確かにこいつにリスペクトされなくていいしみたいなのもありますね。
結局その人どうすればいいと思います?
とりあえずみんながなんでここで働いてるのかというか、
なんか夢どうなりたい?
これ橋さんがやってると思うんですけど。
どうなりたいのかみたいなのをめちゃくちゃ仲良くなって話して、
自分の夢も伝える。
それ嘘であれ、私はこの店舗をまじてっぺんに立たせたいみたいな。
熱いバカなやつ演じて、
その人が働いてて、その人の夢が叶えそうなように努力するし、
っていう方向性に持っていきたいって思っちゃいますね。
いいんじゃないですか。
いいです。
これはすごい橋さんがやってるなって感じです。
まあまあまあそうですけど。
いやでもそうだと思いますよ。
その人が何に困っててどこ目指してるかっていうものを一緒に叶えようよっていう。
その叶える先にうちでよりよく働くことがあるよねっていう調整をするかな。
結局人って感じ、組織って。
一人一人の人の気持ち。
はい。
私としては、林さんがなんでこんな周りの人にリスペクトされてるのかっていうのが気になってしょうがないんですけど。
人見つかったらポッドキャストにします。
じゃあ今日は聞きいただきありがとうございました。
また次回のポッドキャストでお会いしましょう。
11:19

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