聞きたいな。聞きたいですね。
珍しいですよね。まずスタートアップって立ち上げた母体事業をとにかく伸ばすっていうことをやる会社が基本的に多かったんで、
今でこそM&Aロールアップとかって言って当時のココンスタイルで事業成長させるっていうスタートアップは珍しくなってきつつあるんですけど、
当時だとめちゃくちゃ珍しいし、そういう意味ではベンチマークというか勉強する対象があんまりない、事例を研究する対象がないという中で戦闘機ってチャレンジしてるっていう中の失敗の話なんでめちゃくちゃ私は個人的に楽しみです。
そうなんですね。そうなんですね。そう思います。
確かに立ち上げたベンチャー企業って基本買ってもらうエグジットを考えるはあるかもしれないけど。
そっちはね。そっちはあるけどね。
自分たちで買って母体を大きくしていくって基本資金に苦しんでる会社さんが多いイメージがあるので、自分たちで買っていくっていうのはなかなかちょっとダイナミックな。
じゃあ本編でしっかり伺えればと思いますので本編行きましょうか。
よろしくお願いします。
成仏ラジオ。
はい、ということで本編M&Aということで。ちょっと僕全然その辺の解像度は高くないというか全く知らないので本当にいろいろ教えてほしいんですけど。
M&Aってなんでするんですかね。会社買うってことですよね。
そうですねそうですよね。M&Aをするっていろんなパターンがあるんですけども、純粋に自分たちの事業に投資するよりも外の会社に投資した方がいいって時に起きるんじゃないかな。
大きく2つあって、1つ自分たちの会社に投資します10億円投資しますけど、20億円投資したとしても10億円の投資とそんなに変わらないよってなった場合に10億円分余るんですよね。
じゃあその余った中で時間がどんどん過ぎていきますので、その10億円を別の場所に投資をして大きくしませんかっていう、そういう発想が結構多分根底にはあるんですよね。
10億じゃなくても1億でもいいんですけど、自分たちの会社、キャッシュが100億円ありましたら自分たちの会社に1億円だけ投資したらすごいリターンとして2倍になりますが、
10億円投資させても2.5倍にしかなりませんってなったら、実は9億円分で投資対効果が激悪くなるんだよねっていう、こういうタイミングで。でも100億円持ってますので、その使ってないお金を寝かすわけにはいかないなっていうところから使う場所を探そうっていうお金を起点として、
外に目を向けるパターンであったり。あとは自分たちに投資したとして、結局それとほぼ一緒ですけど、自分たちに投資したら10年かかりますと、その技術をその状態にするのは。
でもそれはもうすでに出来上がっているので、10年分の費用を今かけて1年間で顕在化させようっていうので、事業のアライアンスであったり協業と一緒になるっていう、こういうパターンがあるんじゃないかと思ってます。
どちらにしても、お金が使う場所がないからってパターンか、10年間を1年後に顕在化させようっていう、そういうパターンの2つがあるんじゃないかと思っています。
これが事業の大きい戦略の中の考え方としては、すごく僕は真っ当だと思っている。結構それが今までは大企業ですね、2015年ぐらいの時までは、ベンチャーキャピタルからお金を調達しているスタートアップは、
基本的には自分たちの事業へ投資をすることで成長できるだろうと思っているし、そういう期待を持ってVCもちょっと投資していたんですけども、当時僕がいたココンっていう会社は、
集めたお金を自分たちの事業じゃなくて、外の会社にM&Aをする。それでうまくいったから、もう一回お金を調達させてくださいっていう、そういうパターンで伸びていったって形ですと。
どちらかというと、先ほどのお金が余ったからというよりも、自分たちに事業を張ったら10年間かかるけども、それを1年で県債化したいよって、そういうところをスタートアップの規模でも実はできるんだよっていうのを証明した会社だと思っていました。
これは結構驚くさく、当時の創業社長がやっていたんですけども、なんでスタートアップが今までできなかったかというと、M&Aで会社を買うという金額ですね、額が基本的にはスタートアップが取り扱えないぐらいの額だったんですよ。
高すぎる。
イメージはそのイメージですよね。M&Aは高いっていうイメージはありますよね。
イメージがあったんですけども、なんで高くなるかというと、一定仲介する会社さんが間に入る取扱い規模って存在してるんですよね。M&Aってなると間に仲介会社さんが入る、不動産の仲介と全く一緒で。
人材紹介とかとも似てますよね。
全くそうですね。人材紹介とも一緒ですね。
手数料すごい高いですね。
そうですそうです。400万社この世に存在している中で、売りたいよって言ってくれてるところがどこなのかわからないので、売りたいよっていうのをたくさん持っている仲介会社に講演をかけて、商談をするってケースが非常に多いです。
そうなってくると、両社かんでるんでどんどん乗っかってくるんですよね。不動産売買と一緒で、売り手側と買い手側にも仲介会社が入るパターンもあれば、人材紹介の両面やってるところもあるかもしれないんですけども。
その中でココンというのはダイレクトソーシングを初めてやったんですよね。つまり、自分たちで買いたい会社を見つけてきて、それで声をかけるっていうことをやった会社なんです。
そうすると、本当に1億円とかでも会社が買えるっていうことを発見しまして。
なるほど。
やるのはめちゃくちゃシンプルで、当時はGoogleの検索で50ページぐらいずっと行って、会社をロングリスト作って、それで等規模を全部取りまして、50件なので500社ぐらいですよね。
大規模取って、その等規模の中で社長さんがどこら辺に住んでいて、基本的には小さい会社になればなるほど、その社長さんの自宅が放棄されてる。
それをGoogleビューで調べて、ここはマンションならマンションの他の部屋とかの相場感見て、どのぐらいの家賃になってたりとか。
生活水準をちょっと想定するんですね、社長の。
そうなんです。そういうのを見ながら。あとはFacebookとか会社のドメインのアットマークが存在してるので、前をアルファベット。
つるさんだったら、Seijiつるアットマークでやってるのか、S.つるでやってるのかとか、つるだけでやってるのか、何個もメールアドレス作って送って反応してきた人に直接交渉すると。
そういうのでダイレクト送信もすごいし。
インフォアットマークには送らないわけですね。
インフォアットマークには送らないですね。
個別に直でドンって送るんですね。
そうなんです。僕も途中やってましたけど、それで意外と会ってくれるんですよ。
まあ確かにそうか。
資本提携したいですとか。そこから交渉ですね。ここから交渉して。ここでのコツは、基本的に仲介会社もそれなりのロットがないと動かない会社なので、僕たちが当時やろうとしていたダイレクトソーシングは仲介会社のボトムにも引っかからない会社を買うようにしてたんですよ。
小さめの会社ってことですか。
そうですね。一言で言うとめちゃくちゃ小さめの会社。
小さめの会社を一緒になったらグロースできるだろうっていう思考で買わせていただくんですけども、
じゃあ何でグロースするかというとビジネスでグロースをしようと思っていたので、技術力があるかないかで買おうと判断をして。
一番外から分かっているのは、エンジニアが社長をやっているところ。
そのエンジニアの社長が比較的大きい会社出身で、そこで直せたかどうかを見ていくと、一定技術力は多分代表に帰着されてるんじゃないかなと思っていて、
そこの方たちとご一緒させていただくと、ビジネスでまた貢献できるので、つまりビジネスマネージメントは受けれるので。
そういう形で比較的スタートアップなんですけども、当時まだ市場が盛り上がってなかったセキュリティの会社さんとかそういう形でグループに入っていただいたっていうのが、
まずやってた頃ですね。そこからスタートアップの仲良い人たちが結構どうやってココンっていうのはM&Aやってるんだって話を結構聞いて、
そこから結構広がっていったんですよね。スタートアップでもM&Aできるよねっていうのは2015年、16年間。
やっぱりココンというのはそこでうまくいっていた中で、十数社ですね、表に出てないところも含めてやらせていただいた中で、当然うまくいかないこともいっぱいあるんですけども。
もう1つが、意外と当時の代表はM&Aは大好きな人だったんで、セキュリティのM&Aを中心にやってた会社なんですけども、2018年ぐらいにはオリンピックが明確に近づいてきたので、セキュリティが結構盛り上がってたんですよね。
セキュリティが盛り上がると何かといったら、買おうとする時の価格が高くなるんですよね。実体よりも高くなってしまって、減損のリスクがでかくなるんで、買えなくなってきたっていうところで。
M&Aだけのハウだけが残りまして、セキュリティ以外の業界にチャレンジをして始める。
なるほどね。
究極は、ミミズコーソの会社を買おうとしたんですけども。
全然違う事業ですね。
そうですね、分かんないですよね。まず、ミミズコーソってミミズは分かるしコーソも分かるけど、それが合体したのは初めて聞いた。
確かに。
これはすごいぞと。これは60歳以上が飲むっていう通販のサプリメントだと。通販の雑誌も持っていて、そこに載せてコーソ売るっていう、そういうのがありまして。
BtoBでやってる会社だったんですけど、急にある日突然BtoCが来まして。
これはなかなかパンチがあって、最初冗談かと思ったので。面白いですね、ミミズコーソって。面白いですねって言った瞬間に、ですよね、いいですよね、この会社って来たんで。
おやっと。
まだちょっと分かんないんですけども、どんな会社なんですかって東京のとある所にあって、すごい会員を囲ってます。シニアな会員を。
で、そこの一定数には必ずミミズコーソが毎月売れているっていう話はあったんで。
ちょっと、それとセキュリティは何が関係するんですか?広い意味では、未来のセキュリティですよねって言われて。
いやいやいや。
未来のセキュリティ。
僕も未来に行ったことないんで、セキュリティがそうなってるかどうか分からないんだが、多分ニュアンスはやっぱ体のこともメンテナンスが重要よねっていうメッセージだなって汲み取って。
強引やな、めちゃくちゃ強引やな。
やりたいんですと。当然セキュリティ会社とか他の皆さんは同じ反応で反対だったんですけども。
うちの代表の強いとか当時はやっぱり思ったところは信じる力が強いので、めちゃくちゃやりますと。
で、当時先週お話しさせていただいたPMIやっているピカピカのコンサルの方が、じゃあちょっと僕DDもできるんでって言って、DDに参画してくれたんですね。
BDDビジネスの方はできますよって。
強そう。
当然やってたんで。そしたらミミズコースの会社に300ページのパワーポイントのDD出してきて。
いやいやいや、まず読まんだろ、まとめてくれと。300ページって本じゃねえかよって僕は思って。
本当っすね。
ミミズコースもいいのかもしれないんですけど、つまり何の成分が入ってどんだけっていう話とかもいろいろ入ってて。
こことビジネスアライアンス組んだらいいとかって話もあるんですけど、僕たちの持ってる資産にはないんですよ、そのアライアンス先は。
論理的に考えてちょっとリスクでかいなっていう話で。
そういうところからいったら最終的には、じゃあ向こうは自社ビルがあると。
自社ビルがあるんだ、そうなんですねと。今買うと負ののれんでプラスの営業利益になりますっていうこと言って。
いや、欲しいのそこじゃねえかと思ったのに。
結局その話から厄介でちょっと止めたんですよ。何が伝えたいかというと、めちゃくちゃここにコースかかってまして、2ヶ月間くらいこの話してたんですよ。
ミミズコースの2ヶ月。
ピカピカのコンサルの人が300ページの資料作るってそれなりに時間かかるんですよ。今だったらAIあるから楽かもしれないですけど。
当時は2018年で厄介でそれで否決したらロボットの外骨格のロボットの会社は買わせてもらいますねっていう、そういうカードが出ました。
確かにロボットの会社もあったんですよ、裏で何個も走ってたんで。
これはイベント会場で見かけた外骨格のやつで、紅白歌合戦とかにも出てたんで。
紅白に出てたロボット。
出てたロボットの外骨格。それは外骨格、巨大なロボットみたいに乗れる西洋竹馬と呼んでもおかしくないんじゃないかっていうぐらい。
わかりました。イメージはあきます。どういうのかは。
エースの小林幸子さんが乗ってたロボットみたいな感じですか?
近い。それじゃなくて、木川清さんか何かの後ろで踊ってたロボットみたいな感じ。
これはあるお笑い番組の特番で、そのお笑い番組の人たちが笑ったら罰を受けるっていう、そういうスペシャルの中で、
俳優さんがそのロボット乗って笑かそうとしたら、そのロボット重すぎて腰の骨が折ったらしくて、そのシーン丸々カットしたっていうぐらいインパクトのあるロボットで。
そのロボットは数千万で買えますみたいな話になって、すごい僕たちとしても長い議論した上で、数千万だからっていうので、しかも100%じゃないのでっていうのでちょっと張らせていただいて、
結局そこに僕、PMI若干酵素かけまして、1年半ぐらいか2年ぐらいに売ったんですけど、その会社。
そこもやっぱり時段が踏んだなと僕は思っていて、セキュリティで来ているのであればセキュリティでやったほうがいいんですよね。
セキュリティでやろうとしていて、セキュリティ外のハウだけ残していくのであれば、同じだけ向き合わないといけないんでしょうけども、
当時はやっぱりセキュリティにリソースを割いていたので、同じだけっていうのは代表にちょっとお任せしすぎてしまった。
代表も思いを持ってやったのかもしれないんですけど、ディスカッションする人はいなかったので。
出したものに対して僕たちがああだこうだ言うんですが、代表も気分は良くなかったんだろうな。それはもう当然わかる。